JPS5847931Y2

JPS5847931Y2 - 粒状「ろ」材を用いた連続式「ろ」過装置

Info

Publication number: JPS5847931Y2
Application number: JP7940379U
Authority: JP
Inventors: 秀吉松原
Original assignee: 石垣機工株式会社
Priority date: 1979-06-09
Filing date: 1979-06-09
Publication date: 1983-11-01
Also published as: JPS55177815U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は流下する粒状のｆ材に対してこれに並行的に
原水を流入させてこのｒ材中を通過する間にこれを濾過
し、汚染したＰ材は洗滌して再使用するようにした粒状
ｐ材を用いた連続式濾過装置の改良に関する。

従来、ｒ材層の底部から汚染したｐ材を抜出して濾過槽
の上部の洗滌室に移送し、原水にてｔ材を洗滌する装置
においては、原水の流入量が増加すると、洗滌室に流入
してくる洗滌水量も増加しｒ材が洗滌水とともに、流失
する恐れがあった。

また、原水の流入量が減少すると、洗滌室に流入してく
る洗滌水量が減少し、充分に洗滌出来なくなる欠点があ
った。

即ち、原水量の変化に対して原水流入量及び処理水抜出
量の調節が必要であった。

この考案は上述のような従来装置の難点を解消したもの
であって、原水室内に配設した洗滌室が原水の流入量の
増減に伴って上下動するようにフロートを洗滌室に付設
し、常に一定の洗滌水量が得られるようにしたもので、
安定したＦ材の洗滌ができるようにしたものである。

以下同所に基づいてこの考案を具体的に説明すると、そ
の構成は図に示すように、濾過槽１の上部に原水室２を
設け、その下方にｐ材層３を形成すると共に、上記原水
室２内に上記沢材層３の底部から立設した汚染した１材
の移送管４の上端を開口させ、この移送管４の上端開口
部を囲撓させて原水室２に連通せる１材の洗滌室５を配
設し、この洗滌室５にフロート６を付設し、更に、洗滌
室５には溢流樋Ｉを設けて、この溢流樋Ｉには洗滌水を
ｔ１過槽１外に排出するための可撓性の排水管８を連結
したものである。

前記洗滌室５について詳述すれば、図中符号９は、洗滌
室５の横振れを防止するための案内杆でアリ、パイプで
構成されていて、その上端は７１／−ム１４に固着され
、その下端は移送管４の上端開口を囲撓するようにしで
ある。

また、その局面には、フロート６の側壁から突設した案
内腕１０に設けたローラー１１及びゴム等で構成したス
フレバー１２が原水量の増加に伴って転勤及び摺接する
ようにしである。

尚、前記案内杆９は、移送管４の上端開口部を囲撓させ
である。

また、排水管８にも案内杆１３が設けずあり、原水量の
増減によりこれが湾曲することなく伸縮できる。

更に、前記移送管４は、底部から空気を給送して１材を
移送するのであるが、この際、内部の移送流体の流速に
変化と乱流が起るように、内径寸法が異なる段状の管を
用いである。

渣た、図中符号１４は、１過槽１に載架したフレームで
あって、前述案内杆９はこれから垂下させである。

また、１５は原水の供給管、１６は洗滌した１材を均一
に分散する分散板、１７は処理水室、１８は沢材層３に
設けた流下１材のガイド板、１９は処理水管、２０はエ
アー管、２１は砂抜き管を示す。

次に、この考案の作用について説明する。

先ず、供給管１５から供給された原水は分散板１６と槽
壁との間隙から分散板１６の下方に流入し、分散板１６
の下方に形成されたＰ材層を横切って流下する。

そして、原水中の汚濁物質はその流下中にｒ材に捕捉さ
九て清浄なｐ液となり、処理水室１７から取り出される
。

一方、１材は分散板１６上から滑りおちて沢材層３の表
面に均一に供給される。

このとき、槽壁部のｒ材にはガイド板１８が設けである
ので、原水側の分散板１６下方のＰ材が処理水室１７側
へ流入することなく案内されて汚濁物質を捕捉しながら
流下する。

そして、汚染１材はｒ材層３の下底部に集められ、エア
ー管２０から吹き込筐れる空気によって移送管４を上昇
して洗滌室５内に移送される。

この移送管４は内径寸法の異なる管を接続して段状に構
成しであるので、移送管４内に移送される汚染ｒ材中は
、断続的な流速の変化と乱流により充分に解きほぐされ
て洗滌室５に移送される。

次に、洗滌室５に移送された汚染ｒ材は、洗滌室５の底
部から流入する原水によって洗滌さ九、汚濁物質が分離
され分散板１６上に落下して循環する。

この洗滌室５にふ・いて、ｒ材が洗滌されるに際して、
この考案に釦いては、洗滌室５にフロート６が付設して
あり１原水量の増減に応じてこれが上下動し、原水の水
頭に対して常に一定の水位を保つので、一定の状態でｆ
材を洗滌することができる。

すなわち、従来のこの種の１過装置では、洗滌室５が槽
内に固定して設けられているので、原水量が増加すると
洗滌室５に流入する洗滌水（原水）が増加し、Ｐ材を流
失せしめることがあり、また、原水量が減少すると洗滌
室５の洗滌水も減少して充分なる洗滌ができない上、汚
濁物質が１材層中へ再び循環する等の難点があり、常に
、洗滌水量を監視してこれの調節が必要であった。

然るに、この考案にふ・いては、前述のように原水量の
増減に応じて洗滌室５が上下動して室内の水位は常に一
定に保たれ、良好なる洗滌をなし得るもので、運転開始
時に原水の水頭に対して洗滌室の水位を一度設定してか
けば、以後は手放しの運転が可能なるものである。

一方、上述のようにして１材から洗滌分離された汚濁物
質は、洗滌水とともに溢流樋γ内に流入してｒ過槽１外
に排出される。

また、Ｐ材を洗滌するに当って、図示のようにｒ材の移
送管４の上端開口部分を案内杆９で囲撓しておけば、移
送されてきた１材が飛散するのを防止することができ、
一層効果的である。

以上、説明した如く、この考案に係る粒状１材を用いた
ｒ過装置においては、原水室内に配設したＰ材の洗滌室
が原水室への原水の流入量の増減に応じて上下動するよ
うにフロートを付設したものであるから、常に一定の洗
滌水量が得られ良好なＰ材の洗滌と汚濁物質の排出が出
来、原水の流入量や処理水の抜出量を調節する必要がな
く、自動運転ができるもので、この種の従来装置の難点
を悉く解消したものであり、実用上得る利益は著大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案に係る連続式１過装置であって、第１
図はその縦断側面図、第２図はその平面図、第３図はそ
の主要部の縦断側面図である。符号説明、１・・・・・・ｒ過槽、２・・・・・・原水
室、３・・・・・・Ｐ材層、４・・・・・・移送管、５
．・・・０．洗滌室、６・・・・・・フロート、Ｉ・・
・・・・溢流樋、８・・・・・・排水管、９・・・・・
・案内杆、１１・・・・・・ローラー、１３・・・・・
・案内杆、１４・・・・・・フレーム

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）流下する粒状の１材に対して原水を並行に流入さ
せて、このｐ材中を通過する間にこれを１過し、汚染し
た１材は上方に移送して洗滌した後、再び使用するよう
にした濾過装置にふ・いて濾過槽１の上部に原水室２を
設け、その下方にｒ材層３を形成すると共に、上記原水
室２内に上記ｒ材層３の底部から立設した汚染した１材
の移送管４の上端を開口させ、この移送管４の上端開口
部を囲撓させて原水室２に連通せるｆ材の洗滌室５を配
設し、この洗滌室５にフロート６を付設した事を特徴と
する粒状ｒ材を用いた連続式濾過装置。
（２）＠記洗滌室５に溢流樋Ｉを設け、この溢流樋Ｉに
は洗滌水を１過槽１外に排出するための可撓性の排水管
８を連結したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第（１）項記載の粒状ｒ材を用いた連続式濾過装置。
（３）前記濾過槽１の上部に橋架したフレーム１４から
案内杆９を垂下させ、この案内杆９の周面にフロート６
に設けた案内ローラー１１を転接させたことを特徴とす
る第（１）項記載の粒状ｐ材を用いた連続式濾過装置。
（４）前記排水管８に案内杆１３を設けたことを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第（２）項記載の粒状１材
を用いた連続式濾過装置。