JPS584791Y2 - 電気自転車 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気自転車の改良構造に関する。

この種の自転車はペダルを踏み、クランクを回転させる
駆動と、電気モータによる駆動とを選択的に切換えるも
のであるが、モータが駆動している時にはペダルを踏む
必要はなく、又逆にベタ′ルを足乗せ台として用いるこ
とにより搭乗者の足を安定させて安全走行を求める必要
がある。

本考案は上述の点に鑑み為されたもので、以下にその実
施例を図について説明する。

１はバッテリー２及び電気モータ３を搭載した電気自転
車で、ペダル４を足で踏んでクランク軸５を回転させる
従来からの駆動方式と上記モータ３の回転を後輪６に伝
える駆動方式を選択的に使用できるものである。

尚、上記両駆動方式によらずとも後輪６が坂道を下る時
に自動車に駆動される時にはその回転は周知のラテエン
ト機構によりクランク軸５及びモータ３には伝わらない
ようにしである。

７はクランク軸５に固着されたキー、８はこのキー７に
軸長手方向に摺動自在で且つ軸回転方向には連結される
ディスク−９はこのディスク８を電磁的に吸引して吸羞
し、且つ固定する電磁コイルである。

尚、ディスク８は常時元位置復帰力を適当な手段で与え
られており一又電磁コイル９はクランク軸５を回転可能
に抱持する車体−・ンガー１０に固着多れている。

次に、上記モータ３と電磁コイル９０制御回路を第３図
を用いて説明する。

モータ３はバッテリー２に常開のリレー接点１１を介し
て接続されている。

１２はバッテリー２に分岐接続された電源スィッチで、
−・ンドル操作部に在る操作スイッチ１３を介してリレ
ー１４を接続すると共に、上記モータ３の直巻巻線１５
から入力信号を得て作動する過負荷検知回路１６を接続
している。

ここで。上記電磁コイル９は上記操作スイッチ１３を介
して接続され、過負荷検知回路１６に連っている。

又、リレー１４はリレー接点１１を制御する。

上記過負荷検知回路１６は直巻巻線１５に過負荷電流が
流れた時に作動するトランジスタ１７と、このトランジ
スタ１．７の導通により作動する過負荷リレー１Ｂと、
上記電磁コイル９に直列接続され、過負荷リレー１８の
作動により該電磁コイル９を開路すると共に該リレー１
８の自己保持回路１９を閉路する切換接点２０と、を有
している。

而して一足踏み駆動時には操作スイッチ１３を開いてお
り、モータ駆動時にはスイッチ１３を閉じる。

すると、リレー１４及び電磁コイル９が作動し、リレー
接点１１が閉じてモータ３が駆動され、同時にディスク
８が電磁コイル９に吸引されて摺動し、吸着固定される
。

従ってクランク軸５は車体ハンガー１０に固定されて回
転不可能となる。

そこで、搭乗者は足を固定されたペダル４に乗せて安定
させる。

又、モータ駆動から足踏み駆動に変える時には操作スイ
ッチ１３を開いてモータ３及び電磁コイル９の駆動を中
止させる。

一方、モータ駆動時において、勾配の大きな坂道を上る
時にはモータ３が過負荷状態となるが。

□その時には直巻巻線１５を流れる過負荷電流を過負荷
検知回路１６が検知して作動する。

即ち−トランジスタ１７が導通して過負荷リレー１８を
作動させ、切換接点２０を切換え、電磁コイル９を開路
させ且つ過負荷リレー１８を自己保持する。

従って−クランク軸５が回転可能になるのでペダル４で
足踏み駆動を行ない、モータ駆動を補助する。

尚、この併用状態はリレー１８が自己保持されるので、
電源スィッチ１２の開放により初めて解除できる。

このように本考案による電気自転車は、ペダルをモータ
駆動時には固定する固定装置を設けたので、モータ駆動
時にはペダルを足乗せ台として兼用でき、搭乗者の足を
安定させて安全走行することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による電気自転車の側面図、第２図は要
部の切欠断面図−第３図は電気回路図である。 ３・・・モータ、４・・・ペダル、５・・・クランク軸
、７・・・キー、８・・・ディスク−９・・・電磁コイ
ル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ペダルの足踏み駆動とモータ駆動とを選択的に可能にし
   た電気自転車に於いて、上記ペダルをモータ駆動時には
   固定する固定′装置を有することを特徴とした電気自転
   車。