JP3480237B2 - 電動車両のアクセル装置 - Google Patents

電動車両のアクセル装置

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JP3480237B2 JP10347897A JP10347897A JP3480237B2 JP 3480237 B2 JP3480237 B2 JP 3480237B2 JP 10347897 A JP10347897 A JP 10347897A JP 10347897 A JP10347897 A JP 10347897A JP 3480237 B2 JP3480237 B2 JP 3480237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車両のアクセ
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動車椅子のような小型の電動車両に
は、その進行方向操舵用のハンドルバーにアクセル装置
が設けられている。このアクセル装置は、例えば乗員が
操作するアクセルレバーと、走行用電動モーターへの印
加電圧を可変させるアクセルボリューム(ポテンショメ
ーター等)と、アクセルレバーの操作量に比例してアク
セルボリュームを開く方向に連動させる連動機構とを備
えて構成されている。そして、アクセルレバーの動きが
連動機構を介してアクセルボリュームに伝達され、アク
セルレバーの操作量に比例してアクセルボリュームが開
いて走行用電動モーターへの印加電圧が高められ、車速
が上昇するようになっている。
【0003】このようなアクセル装置において、緊急時
に乗員が咄嗟に(誤って)アクセルレバーを高速側に過
度に操作しても、自動的に電動モーターへの印加電圧を
ゼロにして電動車両の走行を停止させるように構成され
たものがある。具体的には、アクセルレバーが過度に操
作されたことを検出するセンサーやリミットスイッチ等
の検出手段と、この検出手段からの入力があると直ちに
電動モーターへの印加電圧をゼロにするようにプログラ
ムされたマイコン等の制御手段が設けられており、アク
セルレバーが過度に操作されると同時に電動モーターへ
の印加電圧がゼロになって電動車両の暴走が防止される
(例えば特開平5-294165号公報、特開平5-338475号公
報、特開平5-338476号公報、特開平6-351110号公報、実
開平5-11702 号公報に記載されている電動車両)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにセンサーやリミットスイッチ等の検出手段およびマ
イコン等の制御手段が必要である上に、これらの電気的
な構成部品の間を配線する必要があるため、アクセル装
置の構成が非常に複雑化するとともに、その組立性が劣
化して製造が困難になり、製造コストも嵩むという問題
がある。
【0005】また、電気的な構成部品を多用しているた
め、アクセル装置の回りの防水性を高めないと水の浸入
によって故障が発生したり、作動が不確実になる懸念が
あり、信頼性に欠ける。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、緊急時に乗員が咄嗟にアクセルレ
バーを高速側へ過度に操作しても速やかに電動車両の走
行を停止させることができ、しかも構成が簡単で組立性
および製造コストの面で有利であり、故障が発生しにく
く信頼性の高い電動車両のアクセル装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電動車両のアクセル装置は、請求項1
に記載したように、乗員が操作するアクセルレバーと、
走行用電動モーターへの印加電圧を可変させるアクセル
ボリュームと、アクセルレバーの操作量に比例してアク
セルボリュームを開く方向に連動させる連動機構と、ア
クセルボリュームを閉じる方向にアクセルレバーを付勢
するアクセル付勢部材とを備えて構成された電動車両の
アクセル装置において、アクセルボリュームの全開状態
を越えた時点で機械的にアクセルレバーのレバー回転軸
の回動をアクセルボリュームに対し遮断すると同時にア
クセルボリュームを全閉状態に戻すように連動機構を構
成した。
【0008】また、請求項2に記載したように、このア
クセル装置には乗員にアクセルレバーを介してアクセル
ボリュームの全開位置を感知させる全開位置指示手段を
設けた。
【0009】請求項1に記載した連動機構は、請求項3
に記載したように、歯数が限定されてアクセルレバーの
レバー回転軸に回転一体に設けられたアクセルギヤと、
アクセルボリュームのボリューム軸に設けられてアクセ
ルギヤに噛み合うボリュームギヤと、ボリューム軸およ
びボリュームギヤの間に設けられてアクセルボリューム
を開く回転方向へのボリュームギヤの回転のみをボリュ
ーム軸に伝達するように構成された回転方向限定手段
と、ボリューム軸をアクセルボリュームの閉じる回転方
向に付勢するボリューム軸付勢部材とを備えて構成し、
アクセルボリュームが全開となるボリューム軸の回転位
置を越えた時点でアクセルギヤがボリュームギヤとの噛
み合いから外れるようにアクセルギヤの歯数とアクセル
ギヤのレバー回転軸への固定角度を設定するようにして
もよい。
【0010】或いは、請求項1に記載した連動機構を、
請求項4に記載したように、アクセルレバーのレバー回
転軸に回転一体に設けられたアクセルアームと、アクセ
ルボリュームのボリューム軸に回転一体に設けられ、そ
のアーム先端部がレバー回転軸の正転時にアクセルアー
ムに押圧されてアクセルボリュームを開く回転方向へボ
リューム軸を連動回転させるボリュームアームと、ボリ
ューム軸をアクセルボリュームの閉じる回転方向に付勢
するボリューム軸付勢部材とを備えて構成し、アクセル
ボリュームが全開となるボリューム軸の回転位置を越え
た時点でアクセルアームとボリュームアームのアーム先
端部との接触が断たれるようにアクセルアームとボリュ
ームアームとの接触待遇位置関係を設定するとともに、
ボリュームアームのアーム先端部をアーム基部に対して
アクセルボリュームの閉じる方向にのみ倒れられるよう
に設けてもよい。
【0011】請求項1のように電動車両のアクセル装置
を構成すれば、緊急時に乗員が咄嗟にアクセルレバーを
高速側に強く握り込んでしまっても、アクセルボリュー
ムの全開状態を越えた時点で連動機構が機械的にアクセ
ルレバーのレバー回転軸の回動をアクセルボリュームに
対し遮断すると同時にアクセルボリュームを全閉状態に
戻すため、速やかに電動車両の走行が停止する。この連
動機構は機械的に作動するものであるため、センサーや
リミットスイッチ等の電気的な検出手段やマイコン等の
制御手段および配線類が一切不要であり、このことによ
ってアクセル装置の構成が簡素化され、組立性および製
造コストの面でも有利になる。
【0012】また、請求項2のように電動車両のアクセ
ル装置を構成すれば、乗員がアクセルレバーを介してア
クセルボリュームの全開位置を感知することができるの
で、通常の走行時にそれ以上アクセルレバーを操作する
ことがなくなり、走行中に不必要にアクセルボリューム
が全閉状態に戻されることが防止される。
【0013】さらに、請求項1に記載した連動機構を請
求項3に記載したように構成した場合、緊急時に乗員が
咄嗟にアクセルレバーを高速側に過度に操作すると、ア
クセルギヤがボリュームギヤとボリューム軸を連動回転
させ、アクセルボリュームが全開となるが、直ぐに歯数
の限定されたアクセルギヤがボリュームギヤとの噛み合
いから外れるのでボリューム軸がフリーになり、ボリュ
ーム軸付勢部材の作用によってアクセルボリュームの閉
じる回転方向にボリューム軸が回転し、走行用電動モー
ターへの印加電圧がゼロになって電動車両が停止する。
【0014】その後、乗員がアクセルレバーを放すと、
アクセル付勢部材の作用を受けてアクセルレバーおよび
アクセルギヤが初期の位置に戻ろうとし、アクセルギヤ
は再びボリュームギヤに噛み合ってアクセルボリューム
を閉じる方向にボリュームギヤを回転させる。この時、
アクセルボリュームは既に全閉となっているため、ボリ
ューム軸はそれ以上回転しないが、回転方向限定手段が
ボリューム軸に対するボリュームギヤの回転を許容し、
ボリュームギヤがボリューム軸の周囲を空転するため、
アクセルボリュームが全閉状態に保たれたままでアクセ
ルレバーおよびアクセルギヤが初期の位置に戻される。
【0015】また、請求項1に記載した連動機構を請求
項4に記載したように構成した場合には、緊急時に乗員
が咄嗟にアクセルレバーを高速側に過度に操作すると、
アクセルアームがボリュームアームのアーム先端部を押
圧してアクセルボリュームを開く方向へボリューム軸を
連動回転させ、アクセルボリュームが全開となるが、直
ぐにアクセルアームとボリュームアームのアーム先端部
との接触が断たれるのでボリューム軸がフリーになり、
ボリューム軸付勢部材の作用によってアクセルボリュー
ムの閉じる回転方向にボリューム軸が回転し、走行用電
動モーターへの印加電圧がゼロになって電動車両が停止
する。
【0016】その後、乗員がアクセルレバーを放すと、
アクセル付勢部材の作用を受けてアクセルレバーおよび
アクセルアームが初期の位置に戻ろうとし、アクセルア
ームは再びボリュームアームのアーム先端部に反対側か
ら当接してアクセルボリュームを閉じる方向にボリュー
ムアームを回動させようとする。この時、アクセルボリ
ュームは既に全閉となっているため、ボリューム軸は回
転しないが、アーム先端部がアーム基部に対してアクセ
ルボリュームの閉じる方向に倒れることができるため、
アーム先端部とアクセルアームとの擦れ違いが可能にな
り、アクセルボリュームが全閉状態に保たれたままでア
クセルレバーおよびアクセルアームが初期の位置に戻さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用
された電動車両の一例である電動三輪車を右斜め前方か
ら見た斜視図である。この電動三輪車1は、1個の前輪
2および左右一対の後輪3によって支持されるプラット
フォーム型の車体4を備えている。
【0018】前輪2は車体4の前頭部にて左右回動自在
に支持されたフロントフォーク5に軸支されており、こ
のフロントフォーク5の上部には操舵用のハンドルバー
6とコントロールボックス7、バスケット8が回動一体
に設けられている。
【0019】一方、車体4の後部には一段高い台座9が
形成されており、その上に着座シート10が設置されてい
る。台座9の内部には後輪3を駆動する図示しない走行
用電動モータと電源用バッテリー、制御装置、充電器等
の機器類が内蔵されている。
【0020】電動三輪車1の乗員は、着座シート10に腰
掛けて両足を車体4の上に載せ、両手でハンドルバー6
を握って前輪2を操舵するとともに、コントロールボッ
クス7に設けられた後述のアクセルレバーおよび各種の
スイッチ類を操作しながら電動三輪車1を走行させる。
【0021】図2は、ハンドルバー6およびコントロー
ルボックス7の斜視図であり、図3と図4は、それぞれ
コントロールボックス7の平面図と右側面図である。ハ
ンドルバー6はフロントフォーク5の軸から左右に延び
た後に再び中央に向かってUターンするループ状に造形
されており、端部には乗員が握り易いようにラバー製の
グリップ12が装着されている。
【0022】一方、コントロールボックス7の上面に
は、最高速度設定用のノブ13と、前後進切換用のノブ14
とが設けられ、さらに数個のインジケーターランプ15が
備わる。また、コントロールボックス7の後面には、左
右の方向指示器(非図示)を点滅させるスイッチ16,17
およびホーンボタン18と、イグニッションキー19が設け
られている。
【0023】そして、コントロールボックス7の内部に
本発明に係るアクセル装置21A,21Bが設置されてい
る。このアクセル装置21A,21Bは、例えばコントロー
ルボックス7内に収容された基盤シャーシ22の後部に配
置されており、車幅方向に延びるアクセルレバー23を備
えている。
【0024】アクセルレバー23は、アクセル装置21A,
21Bに軸支されるレバー回転軸23aと、乗員が手で操作
するレバー操作軸23bとを有したクランクハンドル状に
屈曲形成されている。レバー操作軸23bの部分はコント
ロールボックス7の右側面から外部に突出して滑り止め
用のゴムスリーブ24が被覆され、この部分を乗員が右手
で下方に押し下げてレバー回転軸23aを正転方向Aに回
動させるように操作する。
【0025】次に、本発明に係るアクセル装置の第1実
施例を図5および図6 (a)〜(d) に基づいて説明する。
図5はアクセル装置21Aの平面図であり、図6 (a)〜
(d) は図5の VI-VI線に沿うアクセル装置21Aの縦断面
図である。このアクセル装置21Aは以下のように構成さ
れている。
【0026】まず、基盤シャーシ22の後部上面には別体
のアクセルシャーシ26が固定されており、このアクセル
シャーシ26の左右端部に立設された一対の支持板27L,
27Rの部分にアクセルレバー23のレバー回転軸23aが回
転自在に支持されている。レバー回転軸23aの右端寄り
には鍔状のフランジ28が設けられ、このフランジ28とア
クセルシャーシ26の右側の支持板27Rとの間にコイル状
のレバースプリング29が軸装されている。
【0027】レバースプリング29の左右端はそれぞれ右
側の支持板27Rとフランジ28に係止され、レバースプリ
ング29の捩じり付勢力によってレバー回転軸23a(アク
セルレバー23)が逆転方向Bに、即ち後述するアクセル
ボリューム36を閉じる閉方向bに常時付勢されるように
なっている。このレバースプリング29は請求項1に記載
したアクセル付勢部材として機能するものである。
【0028】レバー回転軸23aには短い柱状のストッパ
ー30が回動一体に設けられ、このストッパー30が基盤シ
ャーシ22(アクセルシャーシ26)の底面に形成された角
穴31から下方に突出している。このため、ストッパー30
が角穴31の前縁と後縁に当接する間の角度分だけレバー
回転軸23a(アクセルレバー23)の回動が許容される。
アクセルレバー23が操作されない時はレバースプリング
29の付勢力によりストッパー30が角穴31の前縁に当接し
た状態に保たれる(図6(a) 参照)。
【0029】また、基盤シャーシ22(アクセルシャーシ
26)の底面にはレバー回転軸23aの後方に位置する前傾
した突起32が形成されており、この突起32の前面にスプ
リングやゴム等で形成された弾性部材33が設けられてい
る。この突起32および弾性部材33は、請求項2に記載し
た全開位置指示手段として機能するものである。アクセ
ルレバー23が正転方向Aに回動してレバー回転軸23aの
ストッパー30が後方に傾くに連れ、先ずストッパー30が
弾性部材33に当接し(図6(b) 参照)、次にストッパー
30が弾性部材33を圧縮しながら角穴31の後縁に当接して
アクセルレバー23の回動を停止させる(図6(c) 参
照)。
【0030】一方、アクセルシャーシ26の前部に立設さ
れた支持板35にはアクセルボリューム36が横向きに固定
されており、そのボリューム軸37がレバー回転軸23aに
平行している。このアクセルボリューム36はポテンショ
メーターもしくはこれに類する可変抵抗器であり、電源
用バッテリーから走行用電動モーターへ印加される電圧
を可変させて電動三輪車1の車速を調整するものであ
る。
【0031】さらに、アクセルレバー23の操作量に比例
してアクセルボリューム36を開く方向にボリューム軸37
を連動回転させる連動機構38が設けられている。この連
動機構38は、以下に述べるように、アクセルギヤ39と、
ボリュームギヤ40と、ワンウェイクラッチ41と、ボリュ
ームスプリング42とを備えて構成されている。
【0032】アクセルギヤ39はレバー回転軸23aに回転
一体に設けられて歯数が数枚に限定された大歯車であ
り、ボリュームギヤ40はアクセルボリューム36のボリュ
ーム軸37に設けられてアクセルギヤ39に噛み合う小歯車
である。また、ワンウェイクラッチ41は、ボリュームギ
ヤ40の開方向aへの回転、即ちアクセルボリューム36を
開く方向への回転のみをボリューム軸37に伝達するよう
に構成されている。
【0033】なお、ワンウェイクラッチ41は請求項3に
記載した回転方向限定手段として機能するものである
が、ワンウェイクラッチ41に限らず、ラチェット(フリ
ーホイール)のような一方向性の回転伝達機構を回転方
向限定手段として設けてもよい。
【0034】アクセルボリューム36のボリューム軸37に
軸装されたコイル状のボリュームスプリング42は、その
一端がボリューム軸37(もしくはワンウェイクラッチ41
の中心部)に、他端がアクセルボリューム36自体にそれ
ぞれ係止されており、ボリュームスプリング42の捩じり
付勢力によってボリューム軸37が閉方向bに、即ちアク
セルボリューム36を閉じる方向に常時付勢されるように
なっている。このボリュームスプリング42は請求項3に
記載したボリューム軸付勢部材として機能するものであ
る。
【0035】ところで、アクセルギヤ39の歯数およびア
クセルギヤ39のレバー回転軸23aへの固定角度は、アク
セルボリューム36が全開となるボリューム軸37の回転位
置(図6(b) の状態)を越えた時点で図6(c) のように
アクセルギヤ39がボリュームギヤ40との噛み合いから外
れるように設定されている。この実施例においてアクセ
ルギヤ39の歯数は4枚となっている。
【0036】また、図6(b) のようにアクセルボリュー
ム36が全開となるボリューム軸37の回転位置でレバー回
転軸23aに設けられたストッパー30が弾性部材33に当接
するように弾性部材33の位置および形状が定められてい
る。
【0037】アクセルレバー23が操作されない時は、図
6(a) のようにアクセルレバー23がレバースプリング29
の作用で逆転方向Bに付勢されており、レバー回転軸23
aのストッパー30が角穴31の前縁に当接し、アクセルボ
リューム36も閉じられていて走行用電動モーターには電
源用バッテリーの電圧が印加されず、電動三輪車1は停
止している。
【0038】そして、乗員がアクセルレバー23のレバー
操作軸23bを手で押し下げると、レバー回転軸23aが正
転方向Aに回動し、アクセルギヤ39も正転方向Aに回動
してボリュームギヤ40を開方向aに回転させ、このボリ
ュームギヤ40の回転がワンウェイクラッチ41を経てボリ
ューム軸37に伝えられる。このため、アクセルレバー23
の回動量に応じてアクセルボリューム36が開かれて行
き、電動三輪車1が発進し、車速が向上する。
【0039】アクセルボリューム36の全開時には図6
(b) のようにレバー回転軸23aのストッパー30が弾性部
材33に当接するので、乗員はアクセルレバー23を介して
アクセルボリューム36の全開位置を感知することができ
る。
【0040】また、緊急時に乗員が咄嗟にアクセルレバ
ー23のレバー操作軸23bを過度に押し下げてしまった場
合には、一時的にアクセルボリューム36が全開となる
が、直ぐに図6(c) のように歯数の限定されたアクセル
ギヤ39がボリュームギヤ40との噛み合いから外れるの
で、レバー回転軸23aの回動がボリューム軸37に対し機
械的に遮断されてボリューム軸37がフリーになり、ボリ
ュームスプリング42の作用でアクセルボリューム36の閉
じる閉方向bにボリューム軸37が回転し、走行用電動モ
ーターへの印加電圧がゼロになって電動三輪車1が停止
する。
【0041】その後、乗員がアクセルレバー23を放す
と、レバースプリング29の作用を受けてアクセルレバー
23およびアクセルギヤ39が逆転方向Bに回動し、図6
(d) のようにアクセルギヤ39が再びボリュームギヤ40に
噛み合ってアクセルボリューム36を閉じる閉方向bにボ
リュームギヤ40を回転させる。
【0042】この時、アクセルボリューム36は既に全閉
となっているため、ボリューム軸37はそれ以上は閉方向
bに回転しないが、ワンウェイクラッチ41がボリューム
軸37に対するボリュームギヤ40の閉方向bへの回転を許
容し、ボリュームギヤ40がボリューム軸37の周囲をb方
向に空転するため、アクセルボリューム36が全閉状態に
保たれたままでアクセルレバー23およびアクセルギヤ39
が初期の位置に戻される。
【0043】次に、本発明に係るアクセル装置の第2実
施例を図7、図8および図9 (A)〜(d) に基づいて説明
する。図7はアクセル装置21Bの平面図であり、図8は
図9(a) の VIII-VIII線に沿う断面図で、図9 (a)〜
(d) は図7の IX-IX線に沿うアクセル装置21Bの縦断面
図である。このアクセル装置21Bは以下のように構成さ
れている。
【0044】まず、第1実施例のアクセル装置21Aと同
様に、アクセルシャーシ46の左右端部に立設された一対
の支持板47L,47Rの部分にアクセルレバー23のレバー
回転軸23aが回転自在に支持されている。レバー回転軸
23aの右端寄りには鍔状のフランジ48が設けられ、この
フランジ48とアクセルシャーシ46の右側の支持板47Rと
の間にコイル状のレバースプリング49が装着される。こ
のレバースプリング49の左右端はそれぞれ支持板47Rと
フランジ48に係止され、レバースプリング49の捩じり付
勢力によってレバー回転軸23a(アクセルレバー23)が
逆転方向Bに常時付勢される。このレバースプリング49
は請求項1に記載したアクセル付勢部材として機能する
ものである。
【0045】また、アクセルシャーシ46の底面にはレバ
ー回転軸23aの下方に位置するスプリングやゴム等で形
成された弾性部材50が設けられている。この弾性部材50
は、請求項2に記載した全開位置指示手段として機能す
るものである。
【0046】一方、アクセルシャーシ46の前部に立設さ
れた支持板52にはアクセルボリューム53が横向きに固定
されており、そのボリューム軸54がレバー回転軸23aに
平行している。そして、アクセルレバー23の操作量に比
例してアクセルボリューム53を開く方向にボリューム軸
54を連動回転させる連動機構55が設けられている。この
連動機構55は、以下に述べるように、アクセルアーム56
と、ボリュームアーム57と、ボリュームスプリング58と
を備えて構成されている。
【0047】アクセルアーム56はレバー回転軸23aに回
転一体に設けられて前方に延びており、その先端56aの
形状は歯車の歯先形状になっている。また、ボリューム
アーム57はアクセルボリューム53のボリューム軸54に回
転一体に設けられたアーム基部57aと、このアーム基部
57aに軸59を介して回動可能に設けられたアーム先端部
57bとを有して構成されており、アーム先端部57bはア
ーム基部57aに対しボリューム軸54の閉方向bに、即ち
アクセルボリューム53の閉じる方向にのみ倒れられるよ
うに設けられ、アームスプリング60(図8参照)によっ
て開方向aに軽く付勢されている。なお、アーム先端部
57bの先端形状もアクセルアーム56の先端56aと同様に
歯車の歯先形状になっている。
【0048】アクセルボリューム53のボリューム軸54に
軸装されているコイル状のボリュームスプリング58は、
その一端がボリュームアーム57のアーム基部57aに、他
端が支持板52もしくはアクセルボリューム53自体にそれ
ぞれ係止されており、このボリュームスプリング58の捩
じり付勢力によってボリューム軸54が閉方向bに常時付
勢されるようになっている。このボリュームスプリング
58は請求項4に記載したボリューム軸付勢部材として機
能するものである。
【0049】ところで、図9(a) に示すように、ボリュ
ームアーム57のアーム先端部57bはアクセルアーム56の
先端56aの下方に重なるように位置付けられており、レ
バー回転軸23aが正転方向Aに回動すると、アクセルア
ーム56の先端56aがボリュームアーム57のアーム先端部
57bを下方に押し下げてアクセルボリューム53を開く方
向aにボリューム軸54を連動回転させるようになってい
る。
【0050】また、アクセルアーム56とボリュームアー
ム57との接触待遇位置関係は、アクセルボリューム53が
全開となるボリューム軸54の回転位置(図9(b) の状
態)を越えた時点で図9(c) のようにアクセルアーム56
とボリュームアーム57のアーム先端部57bとの接触が断
たれるように設定されている。なお、図9(b) のように
アクセルボリューム53が全開となるボリューム軸54の回
転位置でアクセルアーム56の下面が弾性部材50に当接す
るように弾性部材50の位置および形状が定められてい
る。
【0051】アクセルレバー23が操作されない時は、図
9(a) のようにアクセルレバー23がレバースプリング49
の作用で逆転方向Bに付勢されており、アクセルアーム
56の先端56aがボリュームアーム57のアーム先端部57b
の上に少し離れて位置している。この状態ではアクセル
ボリューム53が閉じられていて走行用電動モーターには
電源用バッテリーの電圧が印加されず、電動三輪車1は
停止している。
【0052】乗員がアクセルレバー23のレバー操作軸23
bを手で押し下げると、レバー回転軸23aが正転方向A
に回動し、アクセルアーム56も正転方向Aに回動してボ
リュームアーム57を開方向aに回転させ、このボリュー
ムアーム57の回転がボリューム軸54に伝えられるため、
アクセルレバー23の回動量に応じてアクセルボリューム
53が開かれて行き、電動三輪車1が発進して車速が向上
する。
【0053】アクセルボリューム53の全開時には図9
(b) のようにアクセルアーム56が弾性部材50に当接する
ので、乗員はアクセルレバー23を介してアクセルボリュ
ーム53の全開位置を感知することができる。
【0054】また、緊急時に乗員が咄嗟にアクセルレバ
ー23のレバー操作軸23bを過度に押し下げてしまった場
合には、一時的にアクセルボリューム53が全開となる
が、直ぐに図9(c) のようにアクセルアーム56とボリュ
ームアーム57のアーム先端部57bとの接触が断たれるの
で、レバー回転軸23aの回動がボリューム軸54に対し機
械的に遮断されてボリューム軸54がフリーになり、ボリ
ュームスプリング58の作用でアクセルボリューム53の閉
じる閉方向bにボリューム軸54が回転し、走行用電動モ
ーターへの印加電圧がゼロになって電動三輪車1が停止
する。
【0055】その後、乗員がアクセルレバー23を放す
と、レバースプリング49の作用を受けてアクセルレバー
23およびアクセルアーム56が初期の位置に戻ろうとし、
図9(d) のようにアクセルアーム56は再びボリュームア
ーム57のアーム先端部57bに下方から当接してアクセル
ボリューム53を閉じる閉方向bにボリュームアーム57を
回動させようとする。
【0056】この時、アクセルボリューム53は既に全閉
となっているため、ボリューム軸54はそれ以上は閉方向
bに回転しないが、アーム先端部57bがアーム基部57a
に対して閉方向bに倒れることができるため、アーム先
端部57bとアクセルアーム56との擦れ違いが可能にな
り、アクセルボリューム53が全閉状態に保たれたままで
アクセルレバー23およびアクセルアーム56が初期の位置
に戻される。
【0057】このように、前記第1実施例のアクセル装
置21Aおよび上記第2実施例のアクセル装置21Bによれ
ば、その連動機構38,55が、アクセルボリューム36,53
の全開状態を越えた時点でアクセルレバー23のレバー回
転軸23aの回動をアクセルボリューム36,53(ボリュー
ム軸37,54)に対し機械的に遮断すると同時にアクセル
ボリューム36,53を全閉状態に戻すように構成されてい
るため、センサーやリミットスイッチ等の電気的な検出
手段やマイコン等の制御手段および配線類が一切不要で
あり、このことによってアクセル装置21A,21Bの構成
を簡素化することができ、組立性および製造コストの面
でも非常に有利なものにすることができる。
【0058】また、これらのアクセル装置21A,21Bに
は、乗員にアクセルレバー23を介してアクセルボリュー
ム36,53の全開位置を感知させる全開位置指示手段とし
ての突起32および弾性部材33,50が設けられているた
め、乗員がアクセルボリュームの全開位置を簡単に感知
することができ、それ以上はアクセルレバー23を握らな
くなるため、通常の走行時に不必要にアクセルボリュー
ム36,53が全閉状態に戻されることを防止することがで
きる。
【0059】さらに、これらのアクセル装置21A,21B
は、その連動機構38,55が非常に簡単な機械部品で構成
されているので作動が確実であり、故障が起きにくく、
信頼性が高い。特に、アクセルボリューム36,53のボリ
ューム軸37,54がボリュームスプリング42,58によって
アクセルボリューム36,53の閉じる閉方向bに常時付勢
される構造であるため、緊急停止時においてアクセルボ
リューム36,53がボリュームスプリング42,58によって
全閉状態に戻される際の作動性が非常に良く、確実に電
動三輪車1を停止させることができる。
【0060】また、万一コントロールボックス7の内部
に雨滴等の水分が浸入しても、アクセル装置21A,21B
が故障する可能性が殆どないため、コントロールボック
ス7のシール構造等を簡略化してコストダウンや重量軽
減等を図ることもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電動
車両のアクセル装置は、アクセルレバーの操作量に比例
してアクセルボリュームを開く方向に連動させる連動機
構を、アクセルボリュームの全開状態を越えた時点で機
械的にアクセルレバーのレバー回転軸の回動をアクセル
ボリュームに対し遮断すると同時にアクセルボリューム
を全閉状態に戻すように構成したため、緊急時に乗員が
咄嗟にアクセルレバーを高速側に強く握り込んでしまっ
ても、速やかに電動車両の走行を停止させることができ
る。この連動機構は機械的に作動するものであるため、
センサーやリミットスイッチ等の電気的な検出手段やマ
イコン等の制御手段および配線類が一切不要であり、こ
のことによってアクセル装置の構成を簡素化し、組立性
および製造コストの面で有利になる。
【0062】また、本発明に係る電動車両のアクセル装
置は、乗員にアクセルレバーを介してアクセルボリュー
ムの全開位置を感知させる全開位置指示手段を設けたの
で、通常の走行時に乗員がアクセルボリュームの全開位
置よりも多くアクセルレバーを操作することを防ぎ、走
行中に不必要にアクセルボリュームが全閉状態に戻され
ることを防止することができる。
【0063】さらに、本発明に係る電動車両のアクセル
装置は、前記連動機構を、歯数が限定されてアクセルレ
バーのレバー回転軸に回転一体に設けられたアクセルギ
ヤと、アクセルボリュームのボリューム軸に設けられて
アクセルギヤに噛み合うボリュームギヤと、ボリューム
軸およびボリュームギヤの間に設けられてアクセルボリ
ュームを開く回転方向へのボリュームギヤの回転のみを
ボリューム軸に伝達するように構成された回転方向限定
手段と、ボリューム軸をアクセルボリュームの閉じる回
転方向に付勢するボリューム軸付勢部材とを備えて構成
し、アクセルボリュームが全開となるボリューム軸の回
転位置を越えた時点でアクセルギヤがボリュームギヤと
の噛み合いから外れるようにアクセルギヤの歯数とアク
セルギヤのレバー回転軸への固定角度を設定したので、
構造が簡素で故障が発生しにくく、信頼性の高いアクセ
ル装置にすることができる。
【0064】そして、本発明に係る電動車両のアクセル
装置は、前記連動機構を、アクセルレバーのレバー回転
軸に回転一体に設けられたアクセルアームと、アクセル
ボリュームのボリューム軸に回転一体に設けられ、その
アーム先端部がレバー回転軸の正転時にアクセルアーム
に押圧されてアクセルボリュームを開く回転方向へボリ
ューム軸を連動回転させるボリュームアームと、ボリュ
ーム軸をアクセルボリュームの閉じる回転方向に付勢す
るボリューム軸付勢部材とを備えて構成し、アクセルボ
リュームが全開となるボリューム軸の回転位置を越えた
時点でアクセルアームとボリュームアームのアーム先端
部との接触が断たれるようにアクセルアームとボリュー
ムアームとの接触待遇位置関係を設定するとともに、ボ
リュームアームのアーム先端部をアーム基部に対してア
クセルボリュームの閉じる方向にのみ倒れられるように
設けたので、一段と構造を簡素にして故障の発生を防
ぎ、信頼性の高いアクセル装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電動車両の一例である電動
三輪車を右斜め前方から見た斜視図。
【図2】ハンドルバーおよびコントロールボックスの斜
視図。
【図3】コントロールボックスの平面図。
【図4】コントロールボックスの右側面図。
【図5】アクセル装置の第1実施例を示す平面図。
【図6】図5の VI-VI線に沿う縦断面により本発明の一
実施形態を示す図で、 (a)〜 (d)は、それぞれ第1実施
例のアクセル装置においてアクセルレバーが操作された
時の各部の作動状態を示した図である。
【図7】アクセル装置の第2実施例を示す平面図。
【図8】図9(a) の VIII-VIII線に沿う断面図。
【図9】図7の IX-IX線に沿う縦断面図で、 (a)〜 (d)
は、それぞれ第2実施例のアクセル装置においてアクセ
ルレバーが操作された時の各部の作動状態を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 電動車両の一例としての電動三輪車 21A,21B アクセル装置 23 アクセルレバー 23a レバー回転軸 29,49 アクセル付勢部材として機能するレバースプリ
ング 32 全開位置指示手段として機能する突起 33,50 全開位置指示手段として機能する弾性部材 36,53 アクセルボリューム 37,54 ボリューム軸 38,55 連動機構 39 アクセルギヤ 40 ボリュームギヤ 41 回転方向限定手段として機能するワンウェイクラッ
チ 42,58 ボリューム軸付勢部材として機能するボリュー
ムスプリング 56 アクセルアーム 57 ボリュームアーム 57a アーム基部 57b アーム先端部 A アクセルレバー(レバー回転軸)の正転方向 B アクセルレバー(レバー回転軸)の逆転方向 a アクセルボリュームの開く回転方向である開方向 b アクセルボリュームの閉じる回転方向である閉方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 15/00 A61G 5/04 502 B60K 26/02 B60K 28/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員が操作するアクセルレバー23と、走
    行用電動モーターへの印加電圧を可変させるアクセルボ
    リューム36,53と、アクセルレバー23の操作量に比例し
    てアクセルボリューム36,53を開く方向(開方向a)に
    連動させる連動機構38,55と、アクセルボリューム36,
    53を閉じる方向(閉方向b)にアクセルレバー23を付勢
    するアクセル付勢部材(29,49)とを備えて構成された
    電動車両のアクセル装置において、アクセルボリューム
    36,53の全開状態を越えた時点で機械的にアクセルレバ
    ー23のレバー回転軸23aの回動をアクセルボリューム3
    6,53に対し遮断すると同時にアクセルボリューム36,5
    3を全閉状態に戻すように連動機構38,55を構成したこ
    とを特徴とする電動車両のアクセル装置21A,21B。
  2. 【請求項2】 乗員にアクセルレバー23を介してアクセ
    ルボリューム36,53の全開位置を感知させる全開位置指
    示手段(32,33,50)を設けた請求項1に記載の電動車
    両のアクセル装置21A,21B。
  3. 【請求項3】 前記連動機構38を、歯数が限定されてア
    クセルレバー23のレバー回転軸23aに回転一体に設けら
    れたアクセルギヤ39と、アクセルボリューム36のボリュ
    ーム軸37に設けられてアクセルギヤ39に噛み合うボリュ
    ームギヤ40と、ボリューム軸37およびボリュームギヤ40
    の間に設けられてアクセルボリューム36を開く回転方向
    (開方向a)へのボリュームギヤ40の回転のみをボリュ
    ーム軸37に伝達するように構成された回転方向限定手段
    (41)と、ボリューム軸37をアクセルボリューム36の閉
    じる回転方向(閉方向b)に付勢するボリューム軸付勢
    部材(42)とを備えて構成し、アクセルボリューム36が
    全開となるボリューム軸37の回転位置を越えた時点でア
    クセルギヤ39がボリュームギヤ40との噛み合いから外れ
    るようにアクセルギヤ39の歯数とアクセルギヤ39のレバ
    ー回転軸23aへの固定角度を設定した請求項1に記載の
    電動車両のアクセル装置21A。
  4. 【請求項4】 前記連動機構55を、アクセルレバー23の
    レバー回転軸23aに回転一体に設けられたアクセルアー
    ム56と、アクセルボリューム53のボリューム軸54に回転
    一体に設けられ、そのアーム先端部57bがレバー回転軸
    23aの正転時にアクセルアーム56に押圧されてアクセル
    ボリューム53を開く回転方向(開方向a)へボリューム
    軸54を連動回転させるボリュームアーム57と、ボリュー
    ム軸54をアクセルボリューム53の閉じる回転方向(閉方
    向b)に付勢するボリューム軸付勢部材(58)とを備え
    て構成し、アクセルボリューム53が全開となるボリュー
    ム軸54の回転位置を越えた時点でアクセルアーム56とボ
    リュームアーム57のアーム先端部57bとの接触が断たれ
    るようにアクセルアーム56とボリュームアーム57との接
    触待遇位置関係を設定するとともに、ボリュームアーム
    57のアーム先端部57bをアーム基部57aに対してアクセ
    ルボリューム53の閉じる方向(閉方向b)にのみ倒れら
    れるように設けた請求項1に記載の電動車両のアクセル
    装置21A。
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