JP2006130302A - 小型電動車両及びハンドルユニット - Google Patents

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Kenichi Iwamoto
研一 岩本
Motoaki Matsuyama
元昭 松山
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Abstract

【課題】 ハンドルの握る位置を自由に決めることができるとともに、アクセル操作が妨げられないようにする。
【解決手段】 ハンドル11は、乗員の前方で左右に延伸する第1のバー部11Aと、第1のバー部11Aの両端からそれぞれ前方に延伸する左右の第2のバー部11B、11Bとを有する。また、アクセルレバー18は全体として変形C字形状をなし、操作ボックス12(アクセル機構部20)に沿って配置される基部18Aと、基部18Aの後端に連続して第2のバー部11B方向に延伸する第1の操作部18Bと、基部18Aの前端に連続して第2のバー部11B方向に延伸し、先端が第2のバー部11Bに沿って湾曲する第2の操作部18Cとを有し、第1の操作部18Bがハンドル11より上方に、かつ、第2の操作部18Cがハンドル11より下方に位置し、基部18Aがアクセル機構部20から延出するアクセルレバー軸21により支持される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、特に高齢者や足の不自由な人の利用に供する小型電動車両及びそれに用いられるハンドルユニットに関する。
小型電動車両は、高齢者等の足代わりになるものとして極めて利用価値が高い。かかる小型電動車両の基本構成において、例えば車体後部に乗員が着座するシートが設置され、その下方に駆動輪としての後輪が配設される。シートの前方下部には乗員が足を載せるためのフロアが設けられ、さらにその前方に前輪を操舵するためのステアリングシャフトが立設される。ステアリングシャフトの上端にはハンドルが取り付けられ、乗員はシートに着座して該ハンドルを操作するようになっている。
この種の小型電動車両においては、特許文献1等に開示されているように、いわゆるループハンドルが多く採用されている。ループハンドルによれば、例えば直進走行時には乗員の前方で左右に延伸するバー部を握ってハンドル操作を行い、旋回時には側方バー部を握ってハンドル操作を行うというようにハンドルを持ち替えることができ、手首の疲れ等を避けることができる。
特開2003−325588号公報 特開2003−245312号公報 特開2002−35043号公報
ところで、高齢者等の利用に供する小型電動車両では、その操作を簡単なものとするために、ハンドルの近傍にアクセルレバーが配置され、ハンドルを握りながらアクセルレバーを指で操作することで走行し、アクセルレバーから指を離すことで停止する構造が採られている。
しかしながら、特許文献1等にあるように、ループハンドルを採用する場合でも、アクセルレバーが手前のバー部近傍に配置されるものがほとんどであり、結局は手前のバー部を握りながらしかアクセルレバーの操作を行うことができず、ループハンドルの有用性が十分に発揮されていなかった。
また、特許文献2には、側方バー部を握りながらアクセルレバーを操作することのできる構成が開示されているが、逆に手前のバー部を握りながらアクセルレバーの操作を行うことができず、同様にループハンドルの有用性が十分に発揮されていなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ハンドルの握る位置を自由に決めることができるとともに、アクセル操作が妨げられないようにすることを目的とする。
本発明の小型電動車両は、乗員が着座するシートと、前記シートの前方下部に設けられたフロアと、前記フロアの前方に立設されたステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトの上端に設けられたハンドルと、前記ハンドルの操作により左右に揺動する前輪と、駆動輪として設けられた後輪とを備えた小型電動車両であって、前記ハンドルは、左右に延伸する第1のバー部と、前記第1のバー部の両端からそれぞれ前方に延伸する左右の第2のバー部とを少なくとも有し、前記ハンドルの近傍には、前記ハンドルの第1のバー部を握っている状態で操作可能な第1の操作部と、前記ハンドルの第2のバー部を握っている状態で操作可能な第2の操作部とを少なくとも有するアクセル操作部材が配置される点に特徴を有する。
また、本発明の小型電動車両の他の特徴とするところは、前記アクセル操作部材の動きを電気信号に変換するアクセル信号変換機構を含むアクセル機構部が前記ハンドルの中央に配設され、前記アクセル操作部材は、前記アクセル機構部に沿って配置され、前記アクセル機構部から延出するアクセルレバー軸により支持される基部と、前記基部の後端に連続する第1の操作部と、前記基部の前端に連続する第2の操作部とを有する変形C字形状をなすアクセルレバーであって、前記アクセル機構部の両側又はいずれか片側に配置される点にある。さらに、前記第1の操作部が前記ハンドルより上方に、かつ、前記第2の操作部が前記ハンドルより下方に位置する点にある。
また、本発明の小型電動車両の他の特徴とするところは、前記ハンドルは水平から乗員側へ傾斜して配置される点にある。さらに、前記ステアリングシャフトの上部が前記シート側へ傾倒する点にある。
また、本発明の小型電動車両の他の特徴とするところは、前記ステアリングシャフトを覆うステアリングシャフトカバーの左右側面のいずれかであって、前記ハンドルの内側から視認可能な位置にキースイッチが配置されている点にある。
本発明のハンドルユニットは、乗員が着座するシートと、前記シートの前方下部に設けられたフロアと、操向輪として設けられた前輪と、駆動輪として設けられた後輪とを備えた小型電動車両にあって、前記フロアの前方に立設されたステアリングシャフトの上端に設けられるハンドルユニットであって、左右に延伸する第1のバー部、及び、前記第1のバー部の両端からそれぞれ前方に延伸する左右の第2のバー部を少なくとも有するハンドルと、前記ハンドルの第1のバー部を握っている状態で操作可能な第1の操作部、及び、前記ハンドルの第2のバー部を握っている状態で操作可能な第2の操作部を少なくとも有するアクセル操作部材とを備える点に特徴を有する。
本発明によれば、ハンドルの第1のバー部及び第2のバー部のいずれを握っている状態でもアクセル操作部材を無理なく操作することができるので、走行状態や乗員の体格等に合わせてハンドルを握る位置を自由に決めることができるとともに、アクセル操作が妨げられることがない。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る小型電動車両の全体構成を示す側面図、図2は正面図、図3は平面図である。小型電動車両100において、車体フレーム101には、左右一対の前輪102及び左右一対の後輪103がサスペンションを介して支持される。車体フレーム101はその一部を除き、前部カバー104、ステアリングシャフトカバー105、フロア106、及び後部カバー107等からなる樹脂製カバーにより覆われる。
車体後部において概略箱状もしくは箱型の後部カバー107が上方に突設され、後部カバー107の内側には後輪103を駆動するための駆動モータ108や駆動モータ108の出力を車軸109に伝達するギヤユニット110(図2や図3等参照)、さらにバッテリ及びその充電器等を含む動力装置が収容されている。
後部カバー107の上側には、車体フレーム101から例えば門型に立ち上がるブラケット111を介して、乗員が着座するシート112が搭載される。シート112はシートクッション113とシートバック(背もたれ)114を含み、後部カバー107上で水平方向に旋回可能に支持される。この旋回角度は車体センタから左右に例えば45度及び90度等に設定され、シートクッション113の両側部に付設された操作レバー115の操作で適宜旋回させることができる。
さらに、シートバック114の両側部にはアームレスト116が設けられ、各アームレスト116は、支点117のまわりに回動可能に支持される。各アームレスト116の側面にはそれぞれウィンカ118が配設される。また、シートバック114の背面には、例えば小型電動車両100を手押しするときに把持することのできる把持部119が設けられる。
ステアリングシャフトカバー105は車体前部で上方に突設され、下部では幅広く、上部に向かうにつれて幅狭くなる形状を有し、シート112に着座した乗員の脚まわりを風等があたらないように保護するレッグシールドとしても機能する。ステアリングシャフトカバー105の内部には前輪102を操舵するためのステアリングシャフト120が立設されており、該ステアリングシャフト120の上端には、後述するハンドルユニット10が回動可能に取り付けられる。乗員は、図1に示すように、シート112に着座してハンドルユニット10を操作するようになっている。また、ハンドルユニット10の適所には、左右一対のバックミラー121がステー122を介して支持される。
ステアリングシャフトカバー105の前面部には収納籠もしくはキャリヤケース123が装架され、該キャリヤケース123を適宜物入れとして使用することができる。なお、キャリヤケース123の下方適所にヘッドライトが取り付けられる。
以下、ハンドルユニット10の具体的構成例について説明する。フロア106の前方に立設されたステアリングシャフト120は、図1に示すように、その上部がシート112側へ適度に傾倒しており、上端にハンドルユニット10が支持される。これにより、フロア空間を広く確保するとともに、ハンドルユニット10を乗員の近くに位置させることができる。この場合に、ステアリングシャフト120は、シート112の座面より上方位置にてシート112側へ傾倒するようにするのが好適である。
また、ステアリングシャフト120の上端に支持されるハンドルユニット10は水平から乗員側へ適度に傾斜して配置され、無理に手を伸ばすことなくハンドル11の所望位置を握ることができ、自然な姿勢でハンドル操作を行うことができる。
図4、5に示すように、ハンドルユニット10のハンドル11は、乗員の前方で左右に延伸する第1のバー部11Aと、第1のバー部11Aの両端からそれぞれ前方に延伸する左右の第2のバー部11B、11Bと、左右の第2のバー部11B、11Bの前端間をつなぐ第3のバー部11Cとを有し、左右対称であって前後に比べて左右に長い略長方形のループハンドルとなっている。
ハンドル11の中央には、前後(第1のバー部11A及び第3のバー部11C)に架け渡すようにして各種コントロールスイッチ等を搭載した操作ボックス12が設けられる。操作ボックス12の略平坦な上面には、最大速度を設定するためのロータリスイッチからなる最大速度設定スイッチ13、前進・後進を切替えるためのレバースイッチからなる前進・後進切替えスイッチ14、ホーンボタンスイッチ15、及び左右のターンシグナルボタンスイッチ16r、16lが中央部前後方向に沿って配置される。また、操作ボックス12の上面前部には、バッテリ残量LEDや充電表示LED等からなる表示部17が列設される。
操作ボックス12の内部には、後述するようにアクセル機構部20が収容されており、アクセルレバー18と相俟ってアクセル操作を行うことができるようになっている。
ここで、アクセルレバー18は全体として変形C字形状をなし、操作ボックス12(アクセル機構部20)に沿って配置される基部18Aと、基部18Aの後端(第1のバー部11A側)に連続して第2のバー部11B方向に延伸する第1の操作部18Bと、基部18Aの前端(第3のバー部11C側)に連続して第2のバー部11B方向に延伸し、先端が第2のバー部11Bに沿って湾曲する第2の操作部18Cとを有する。
そして、図6に示すように、アクセルレバー18の第1の操作部18Bがハンドル11より上方に、かつ、第2の操作部18Cがハンドル11より下方に位置し、基部18Aが後述するアクセル機構部20から延出するアクセルレバー軸21により支持される。図示例では、操作ボックス12の両側に左右一対のアクセルレバー18を備え、いずれのアクセルレバー18でもアクセル操作が可能となっている。
図7は、アクセル機構部20まわりを示す図である。ハンドル11は内部の鋼管11Dの外側に樹脂製のグリップ11E(図6)が外嵌する2重構造を有し、中央部前後にハンドルベース19(支持板)が架け渡され、ハンドル11と一体的に結合している。ハンドルベース19がステアリングシャフト120と結合しており、これによりハンドル11の操作でステアリングシャフト120を回転し、図示しない操舵機構を介して左右の前輪102を操舵することができる。
ハンドルベース19の上内側にアクセル機構部20が配設される。アクセル機構部20では、左右方向に延出するアクセルレバー軸21が回転可能に支持されており、各アクセルレバー軸21の端部にアクセルレバー18の基部18Aが取り付けられる。したがって、アクセルレバー18はアクセルレバー軸21を軸として回動し、図6に示すように、実線で示される初期位置(アクセル全閉位置)と、2点鎖線で示される回動位置(アクセル全開位置)の間を往復動する。なお、図7では、右側のアクセルレバー18が初期位置にあり、左側のアクセルレバー18が回動位置にある状態を示す。
アクセルレバー軸21にはドライブギヤ22が取り付けられ、ドライブギヤ22はドリブンギヤ23と噛合する。ドリブンギヤ23の軸24はポテンショメータ25に連結し、アクセルレバー軸21の回転によりドライブギヤ22及びドリブンギヤ23を介して、その回転量に応じてポテンショメータ25が駆動される。ポテンショメータ25の出力はメインコントローラ(図示せず)に送出され、このメインコントローラからの制御信号により駆動モータ108が駆動されるようになっている。
アクセルレバー軸21には、リターンスプリング26が装着されている。リターンスプリング26は、その弾力によりアクセルレバー軸21を介してアクセルレバー18をその初期位置方向へ回動付勢する。したがって、アクセルレバー18に入力がない限り、初期位置に自動復帰するようになっている。この場合、アクセルレバー軸21上には、例えば略矩形状のプレートからなるストッパ27が取り付けられており、アクセルレバー18の全閉位置及び全開位置が規定される。これらドライブギヤ22、ドリブンギヤ23、軸24、ポテンショメータ25、リターンスプリング26、及びストッパ27の各部材によりアクセル信号変換機構が構成される。
図8は、操作ボックス12の構成例を示す分解斜視図である。操作ボックス12は、樹脂製のロアケース30及びアッパケース31に分割構成され、その内部には、防水ケース32、リフレクタ33、前進・後進切替えスイッチ14、ウィンドウ34、ボリューム35、プッシュゴム36等が組み付けられる。
また、アッパケース31の上表面にはパネル37が貼着されるとともに、ボリューム35に対して最大速度設定スイッチ13が装着され、プッシュスプリング38を介してホーンボタン15及びターンシグナルボタン16r、16lが装着される。
ロアケース30の側部にはハンドル11の第1のバー部11A及び第2のバー部11Cを挿通するための切り欠き39が形成され、前述したハンドルベース19及びアクセル機構部20はロアケース30の内部であって防水ケース32の裏側空間40に配設される。
上記構成とされた小型電動車両100において、図1に示すように、シート112に着座した乗員はハンドルユニット10のハンドル11を持ち(或いは軽く手を掛け)、該ハンドル11に装着されたアクセルレバー18を操作することで車両を走行させることができる。
すなわち、ハンドル11の第1のバー部11Aを握っている状態であれば、図9に示すように、親指以外の指でアクセルレバー18の第1の操作部18Bを軽く押し下げればよい。このように第1の操作部18Bを押し下げると、アクセル信号変換機構を介してポテンショメータ25からメインコントローラへ信号が送出され、その信号に応じて駆動モータ108が駆動されるので、走行することができる。その際、アクセルレバー18の押し下げ加減を適宜調節することで、増速或いは減速しスピードがコントロールされる。そして、図6の2点鎖線で示されるアクセル全開位置までアクセルレバー18を回動することで、最大速度設定スイッチ13により設定されている最大速度が得られる。
それに対して、ハンドル11の第2のバー部11Bを握っている状態であれば、親指以外の指でアクセルレバー18の第2の操作部18Cを軽く持ち上げればよい。この場合も、アクセルレバー18の第1の操作部18Bを押し下げるのと同様に、アクセルレバー18の持ち上げ加減を適宜調節することで、増速或いは減速しスピードがコントロールされ、アクセル全開位置までアクセルレバー18を回動することで、最大速度設定スイッチ13により設定されている最大速度が得られる。
また、アクセルレバー18から指を離せば、リターンスプリング26の弾力によりアクセルレバー18が図6の実線で示されるアクセル全閉位置に復帰し、車両を停止させることができる。
以上述べたように、ハンドル11の第1のバー部11A及び第2のバー部11Bのいずれを握っている状態でもアクセルレバー18を無理なく操作することができ、ハンドル11を握る位置を自由に決めることができる。
したがって、例えば長時間第1のバー部11Aを握って手首が疲れたようなときには、第2のバー部11Bに握り替えることができ、手首等への負担を軽減させることができる。また、乗員の体格に応じて握りやすい位置でハンドル11を握ることができる。
さらに、例えば手前の第1のバー部11Aを握りながらハンドルを切った時には、第1のバー部11Aのうち左右いずれか一方が乗員に近づいてくるが、その近づいてくる側の手を第2のバー部11Bに持ち替えることができ、常に自然な姿勢でハンドル操作を行うことができる。
なお、本実施形態では、アクセルレバー18が環状の一部を切り欠いたような変形C字形状となっているが、環状としてもよい。ただし、アクセルレバー18はアクセルレバー軸21を支点として回動操作するので、アクセルレバー軸21に対向する部分では操作しにくい。そういった観点から、本実施形態では、アクセルレバー18をアクセルレバー軸21に対向する部分で切り欠いたものである。
ところで、図1や図10に示すように、ステアリングシャフトカバー105の上部右側面に、電源のオン/オフのためのキースイッチ124が配置されている。すなわち、ステアリングシャフト120に合わせてステアリングシャフトカバー105もシート112の座面より上方位置にてシート112側へ傾倒するが、その傾斜している部分の右側面にキースイッチ124が配置される。
このようにステアリングシャフトカバー105の上部右側面にキースイッチ124があるので、図11に示すように、シート112に着座した状態で、自然な姿勢のままでハンドル11の内側からキースイッチ124を視認することができる。
これまでの小型電動車両では、ハンドル中央に配置されたコントロールボックス(操作ボックス)の近傍、例えばコントロールボックスの乗員側端面にキースイッチが配置されることが多かった(例えば特許文献3の図1を参照)。しかしながら、例えばキーにキーホルダーが付けられているようなときには、乗り降りの際に衣服に引っ掛かかたり、キーホルダーが垂れ下がって膝にあたったりする不具合もあった。
また、車種によってはレッグシールドの裏側にキースイッチが配置されているものもあるが、シートに着座した状態でハンドルやコントロールボックスに遮られてキースイッチを視認しにくくなる不具合があった。
それに対して、本実施形態のようにステアリングシャフトカバー105の右側面にキースイッチ124を配置することにより、既述したように、シート112に着座した状態で、自然な姿勢のままでハンドル11の内側からキースイッチ124を視認することができる。また、キーにキーホルダーが付けられているような場合でも、図1から理解されるように、ハンドル11の最も乗員側の部位より前方位置でキーホルダーが垂れ下がるので、コントロールボックスの乗員側端面から垂れ下がっているのに比べて、衣服に引っ掛かかたり、膝にあたったりすることも少ない。
なお、本実施形態ではキースイッチ124がステアリングシャフトカバー105の右側面にある例を説明したが、左右側面のいずれにあってもよい。例えば右手の不自由なユーザや左利きのユーザに供する場合は、キースイッチ124をステアリングシャフトカバー105の左側面に配置すればよい。
(第2の実施形態)
図12に示す第2の実施形態は、アクセル操作部材の構成を変更したものである。上記第1の実施形態で説明したものと同様の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図12に示すように、ハンドル11の中央にはアクセル機構部が収容されたボックス51が設けられる。ボックス51からは前後左右に揺動可能とされたスティック52が上方に突出し、そのスティック52の上端にアクセル操作部材53が設けられる。
アクセル操作部材53は、ハンドル11よりも小さいが、ハンドル11と略同様の形状を有する薄板形状となっている。すなわち、アクセル操作部材53は、ハンドル11の内側で略全周にわたってハンドル11に沿う部分を有する形状となっており、第1のバー部11Aに沿う部分53Aが本発明でいう第1の操作部、第2のバー部11Bに沿う部分53Bが第2の操作部として機能する。
かかる第2の実施形態では、ハンドル11の第1のバー部11A及び第2のバー部11Bのいずれを握っている状態であっても、親指以外の指でアクセル操作部材53を押し下げて、図中2点鎖線に示されるようにアクセル操作部材53を傾斜させることができる。その結果、スティック52が傾くが、その傾きがアクセル機構部で検知されてメインコントローラへ信号が送出され、その信号に応じて駆動モータ108が駆動される。
また、アクセル操作部材53から指を離せば、アクセル操作部材53が図中実線で示されるアクセル全閉位置に復帰し、車両を停止させることができる。
(第3の実施形態)
図13に示す第3の実施形態は、上記第2の実施形態で説明したアクセル操作部材と同様の形状を有するアクセル操作部材53を備えるが、傾斜させるのではなく、ハンドル11を含む面に対して垂直に上昇・下降させるようにしたものである。
かかる第3の実施形態では、ハンドル11の第1のバー部11A及び第2のバー部11Bのいずれを握っている状態であっても、親指以外の指でアクセル操作部材53を押し下げて、図中2点鎖線に示されるようにアクセル操作部材53を下降させることができる。アクセル機構部では、スティック52の押し下げ量が検知されてメインコントローラへ信号が送出され、その信号に応じて駆動モータ108が駆動される。
また、アクセル操作部材53から指を離せば、アクセル操作部材53が図中実線で示されるアクセル全閉位置に復帰し、車両を停止させることができる。
以上、本発明を実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、第1の実施形態では操作ボックス12の両側に左右一対のアクセルレバー18を備えた例を説明したが、いずれか片側にのみアクセルレバー18を配置するようにしてもよい。
実施形態に係る小型電動車両の全体構成を示す側面図である。 実施形態に係る小型電動車両の全体構成を示す正面図である。 実施形態に係る小型電動車両の全体構成を示す平面図である。 第1の実施形態におけるハンドルユニットの外観斜視図である。 第1の実施形態におけるハンドルユニットの図4の矢印V方向から見た対面視図である。 第1の実施形態におけるハンドルユニットの側面図である。 第1の実施形態におけるハンドルユニットの内部構造を示す図である。 操作ボックスの構成例を示す分解斜視図である。 アクセルレバーの使用例を示す側面図である。 実施形態に係る小型電動車両の要部を示す斜視図である。 実施形態に係る小型電動車両の要部を示す斜視図である。 第2の実施形態におけるハンドルユニットを示す図であり、(a)が外観斜視図、(b)が側面図である。 第3の実施形態におけるハンドルユニットを示す図であり、(a)が外観斜視図、(b)が側面図である。
符号の説明
10 ハンドルユニット
11 ハンドル
11A 第1のバー部
11B 第2のバー部
11C 第3のバー部
12 操作ボックス
18 アクセルレバー
18A 基部
18B 第1の操作部
18C 第2の操作部
19 ハンドルベース
20 アクセル機構部
21 アクセルレバー軸
53 アクセル操作部材
100 小型電動車両
102 前輪
103 後輪
105 ステアリングシャフトカバー
106 フロア
108 駆動モータ
112 シート
120 ステアリングシャフト
124 キースイッチ

Claims (7)

  1. 乗員が着座するシートと、前記シートの前方下部に設けられたフロアと、前記フロアの前方に立設されたステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトの上端に設けられたハンドルと、前記ハンドルの操作により左右に揺動する前輪と、駆動輪として設けられた後輪とを備えた小型電動車両であって、
    前記ハンドルは、左右に延伸する第1のバー部と、前記第1のバー部の両端からそれぞれ前方に延伸する左右の第2のバー部とを少なくとも有し、
    前記ハンドルの近傍には、前記ハンドルの第1のバー部を握っている状態で操作可能な第1の操作部と、前記ハンドルの第2のバー部を握っている状態で操作可能な第2の操作部とを少なくとも有するアクセル操作部材が配置されることを特徴とする小型電動車両。
  2. 前記アクセル操作部材の動きを電気信号に変換するアクセル信号変換機構を含むアクセル機構部が前記ハンドルの中央に配設され、
    前記アクセル操作部材は、前記アクセル機構部に沿って配置され、前記アクセル機構部から延出するアクセルレバー軸により支持される基部と、前記基部の後端に連続する第1の操作部と、前記基部の前端に連続する第2の操作部とを有する変形C字形状をなすアクセルレバーであって、前記アクセル機構部の両側又はいずれか片側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の小型電動車両。
  3. 前記第1の操作部が前記ハンドルより上方に、かつ、前記第2の操作部が前記ハンドルより下方に位置することを特徴とする請求項2に記載の小型電動車両。
  4. 前記ハンドルは水平から乗員側へ傾斜して配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型電動車両。
  5. 前記ステアリングシャフトの上部が前記シート側へ傾倒することを特徴とする請求項4に記載の小型電動車両。
  6. 前記ステアリングシャフトを覆うステアリングシャフトカバーの左右側面のいずれかであって、前記ハンドルの内側から視認可能な位置にキースイッチが配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の小型電動車両。
  7. 乗員が着座するシートと、前記シートの前方下部に設けられたフロアと、操向輪として設けられた前輪と、駆動輪として設けられた後輪とを備えた小型電動車両にあって、前記フロアの前方に立設されたステアリングシャフトの上端に設けられるハンドルユニットであって、
    左右に延伸する第1のバー部、及び、前記第1のバー部の両端からそれぞれ前方に延伸する左右の第2のバー部を少なくとも有するハンドルと、
    前記ハンドルの第1のバー部を握っている状態で操作可能な第1の操作部、及び、前記ハンドルの第2のバー部を握っている状態で操作可能な第2の操作部を少なくとも有するアクセル操作部材とを備えることを特徴とするハンドルユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2016170806A1 (ja) * 2015-04-20 2017-11-09 株式会社Fomm ステアリングハンドル並びにそのステアリングハンドルを使用した自動車の制御装置及び制御方法
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