JPS5847918Y2 - 化粧台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡便な化粧台に関するもので、表面を鏡体とし
、裏面を副天板とした蓋体を太根上に可動でまた折たた
み可能に設け、狭い住空間を有効に活用できる化粧台を
提供することを目的とする。

わが国の住スペースは一般に小さく、比較的若年層のと
くに単身者の住宅事情は決してよくないのが現状である
。

現実には６〜８畳程度の部屋にテレビ、ステレオ、タン
ス等の家財道具が同居して行動空間は狭く、机や化粧台
のためのスペースは犠牲になる場合が多い。

本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
机と化粧台の兼用構造を主題としかつ、一種の折たたみ
構造を提案するものである。

以下図面とともに本考案の実施例を説明する。

１は洗面台の天板、２はこの天板１の後方上部両端に一
端を回動可能に取付けたステー、３はこのステー２の他
端に一端を回動可能に取付けた蓋体、４は天板１の両側
壁、５はこの側壁４の上面に形成した案内用の溝である
。

前記蓋体３はその一面たる表面を鏡体６とし、他面たる
裏面はゴム等の弾性体７を介してメラミン樹脂等の比較
的堅い甲板を取付けた副天板８とし、また他端にローラ
９を取付け、このローラ９を溝５に嵌合させ、天板１の
前後方向に可動自在としている。

前記溝５は最後部、中央部および最前部に凹部１０を設
け、蓋体３のローラ９を拘束し、蓋体３の位置を安定さ
せる。

なおこの凹部の数は適宜選択されるとよい。

次に同実施例の使用態様を説明する。

第４図に示すように、蓋体３は通常はイの位置に立設し
ている。

この位置から蓋体３を前方へ引くと、ローラ９が溝５を
摺動して適当な凹部１０に嵌合させてその位置を安定さ
せ、たとえば口の位置で鏡台として利用する。

また蓋体３はローラ９を溝５から外して手前へ引出し、
ハの位置で安定させ、あるいは反転させて二からホの位
置に移動させ、第２図、第３図に示す状態を得て蓋体３
の副天板８を机として使用できる。

この場合、鏡体６を下面に置くことで鏡面を保護し、ま
た弾性体７によって鏡体６の割れ等を防止する。

さらに実施例においては、蓋体３を案内させる溝５を天
板１の両側壁４の上面に設け、この側壁４を天板１の上
面から立上らせているので、天板１上に化粧品等の物品
を置いたままで蓋体３を移動させることができる。

以上のように本考案によれば、任意の位置で鏡面を使用
でき、また反転させて机に供することもでき、狭い部屋
に置いた場合でもその空間を有効に使用することができ
、その実用的な効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の斜視図、第２図は同実施例を
机として使用する場合の要部斜視図、第３図は同断面図
、第４図は蓋体の移動状態を示す側面図、第５図は同実
施例の連結状態を示す正面図である。 １・・・・・・天板、２・・・・・・ステー、３・・・
・・・蓋体、５・・・・・・溝、６・・・・・・鏡体、
８・・・・・・副天板、９・・・・・・ローラ、１０・
・・・・・凹部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）天板の後方にステーの一端を回動可能に支持し、
   前記ステーの他端に蓋体の一端を回動可能に支持し、前
   記天板の両側壁には前記蓋体の他端を前後方向に可動さ
   せる案内手段を設け、前記蓋体は一面を鏡面とし、他面
   を副天板としてなる化粧台。
2. （２）前記天板の両側壁上面に溝を設け、前記蓋体の他
   端にはこの溝に案内されるローラを設けて案内手段とし
   てなる実用新案登録請求の範囲第１項に記載の化粧台。