JPS5937105Y2 - 化粧キヤビネツト

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【考案の詳細な説明】本考案は、たとえば洗面所に取付けられる化粧キャビネ
ットの改良Ｉこ関する。

化粧キャビネットの構造は従来、水平方向に設けた照面
灯の下部に、正面鏡と、この両側部に化粧品等の被収納
物を収容する側部収納体を並設してなる。

佃０部収納体の前面には側面鏡が回動自在に枢着されて
いて、正面鏡とともに開閉式三面鏡を形成する。

しかるに側部収納体に収納されるもののなかで、特に使
用頻度の多い、たとえばコツプや歯磨きチューブなどを
使用の都度側面鏡を回動して出し入れするのは非常に面
倒である。

このため使用頻度の多いものは露出して置くようにした
いとの要望が強い。

本考案は上記事情に着目してなされたものであり、その
目的とするところは、側部収納体（こ補助機をスライド
自在に設けることにより、使い勝手を向上させた化粧キ
ャビネットを提供しようとするものである。

以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。

図中１は洗面台２の上部に設けられる化粧キャビネット
であり、これらで化粧ユニット３が構成される。

上記化粧キャビネット１は、照明部４、正面鏡５および
側部収納体６，６とから構成される。

上記照明部４は、キャビネット１の上部に水平方向に設
けられ半透明のプラスチックカバー１内に図示しない照
明灯が収容されてなる。

照明部４の下部には中央に正面鏡５が、かつその両側に
は側部収納体６，６が並設される。

正面鏡５は、照明部４の下端部から洗面台２の上端部に
亘る長さを存する。

すなわち正面鏡５は下方向へ可能な限りの長さに延長さ
れる。

側部収納体６，６は、この正面鏡５より前面に突出する
厚さを有し、内部には化粧品、洗面用具、などの被収納
物を収容できる空間部が有る。

その前面には扉体を兼用する側面鏡８，８がそれぞれ内
側縁を支点として内側に回動自在（こ枢着される。

したがって正面鏡５および側面鏡８，８とで開閉式三面
鏡を形成できるようになっている。

なお側面鏡８，８は、回動したとき洗面台２上に配置さ
れる給水栓２ａ１給湯栓２ｂおよび蛇口２Ｃなどに当接
しないよう、その下端縁は収納体６の下端縁より上方に
ある。

また側部収納体６，６内にはそれぞれガラス板あるいは
プラスチック板からなる補助機９がスライド自在に収容
される。

すなわちそれぞれの側部収納体６，６の相対向する内側
面で、その下端縁から所定間隔を存した上部には、出し
入れ目１０゜１０が穿設され、これから図示しないレー
ルに支持される補助機９，９を出し入れ可能となってい
る。

正面鏡５の略中央部には支持舌片１１が突設されていて
、補助機９を側部収納体６から全部引出したとき、この
端部を支持できるようになっている。

また補助棚９を側部収納体６に収納したときは、この端
部は出し入れ目１０かられずかに突出し引出し容易であ
る。

しかして、補助棚９，９を側部収納体６，６に収容して
化粧キャビネット１を使用すれば、特に正面鏡５が上下
方向に長いところから、腰掛けたり、あるいは子供が使
用する場合も充分な範囲で映り得る。

また必要に応じて補助棚９，９を側部収納体６，６から
引出しこの端部を支持舌片１１に載せれば、使用頻度の
多い被収納物、たとえばコツプや歯磨きチューブなどを
露出した状態で配置でき、使いやすい。

なお使用頻度の少い被収納物は側部収納体６，６に収容
すれば良い。

また補助棚９，９を引出しても、正面鏡５の棚９，９と
鏡５の下端縁との間の部分が空いているから、腰掛けた
りあるいは子供が使用する場合でもこの部分に目線を合
せることができ、充分に映り得る。

なお上記実施例において、補助棚９を両方の側部収納体
６，６にスライド自在に設けたが、これｌこ限定される
ものではなく、いずれか一方の側部収納体６にスライド
自在に設けても良い。

以上説明したように本考案によれば、側部収納体に補助
棚をスライド自在に設け、必要に応じて正面鏡の前面に
引出可能としたから、使用頻度の少い被収納物は側部収
納体内に収納し、使用頻度の多い収納物は補助棚上に露
出した状態で置くことができ、使い勝手の向上を図れる
という犬なる実用上の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は化粧キャビネ
ットを備えた化粧ユニットの一部省略した斜視図、第２
図はその正面図である。５・・・・・・正面鏡、８・・・・・・側面鋼、６・・
・・・・側部収納体、９・・・・・・補助棚。

【実用新案登録請求の範囲】