JPH0576385U

JPH0576385U - 化粧洗面台

Info

Publication number: JPH0576385U
Application number: JP1844092U
Authority: JP
Inventors: 博之岡本
Original assignee: 博之岡本
Priority date: 1992-03-31
Filing date: 1992-03-31
Publication date: 1993-10-19

Abstract

(57)【要約】【構成】下端部に、手前側に引き出し可能な踏み台
（５）が収納されている。そして、この踏み台（５）
は、小物入れともなっている。【効果】背の低い幼児等でも一人で手洗い等を行うこ
とができ、また物品収容容積を狭くすることもない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、化粧洗面台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

化粧洗面台は、例えば、第３図に示されるように、所定高さの下部収納部（51 ）の上端に洗面部（52）が配設されると共に、該洗面部（52）の後縁に、鏡部（ 53）が立設されてその両脇に化粧品類等を収納する化粧品類収容部（54）が設けられたものとなされており、一般住宅等において広く用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のような従来の化粧洗面台では、その洗面部（52）等の高さが、大人の使用に適したものに設定されているため、背の低い幼児等の場合、一人では使用が困難であった。

【０００４】この考案は、上記のような従来の欠点を解消し、大人も子供もともに使用することができる化粧洗面台を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的において、この考案は、下端部に、前方突出可能な踏み台が収納されてなることを特徴とする化粧洗面台を要旨とする。

【０００６】

【作用】

背の低い幼児等は、踏み台を手前側に突出させ、これにのり、そして、洗面部で手洗い等を行う。また、大人は、踏み台を収納した状態において手洗い等を行う。

【０００７】

【実施例】次に実施例を説明する。

【０００８】第１図及び第２図に示される化粧洗面台（１）において、（２）は下部収納部、（３）は洗面部で、下部収納部（２）の上端部に配設されている。（４）は化粧用鏡部で、該洗面部（３）の後縁部に立設されている。そして、（５）は踏み台である。

【０００９】下部収納部（２）は、洗面部（３）の高さ位置が大人の手洗い等に都合のよい位置に設定されるような高さに設定されている。そして、この下部収納部（２）内の底側中央部には、仕切壁（６）に囲まれて、前面部が開放された踏み台収納部（７）が形成され、そこに、踏み台（５）が、左右のガイドレール（８）（８）に案内されながら前方引出し可能に収納されている。なお、この踏み台収納部（７）の上方の収納部（９）の前面側には、開き戸式の扉（10）（10）が取り付けられ、また、洗面部（３）の排水管（14）が、踏み台収納部（７）をよけるようにして底側に配管されている。

【００１０】踏み台（５）は、小物入れとしても使用できるように、上面が開放されて入れ口（11a ）となされた直方体状の小物入れ用箱部（11）と、該箱部（11）の上端入れ口（11a ）を塞ぐ方形板状の蓋（12）とからなり、この蓋（12）をその後縁部を軸として前縁部を上げ下げすることにより開閉されて、石鹸、歯磨チューブ等の小物類の収納、取出しを行える一方、蓋材（12）の閉止時には、幼児等がその上にのれるものとなされている。なお、（11b ）は引き手、（13）はストッパーである。

【００１１】この化粧洗面台（１）では、大人が手洗いなどするときは、踏み台（５）を収納状態に保持して、通常の洗面台と何等変わりなく使用する。そして、幼児の場合には、第２図に示されるように、踏み台（５）を手前側に引き出し、その上にのって手洗いなどを行う。また、踏み台（５）内への小物などの収納、取出しは、これを手前側に引き出し、蓋（12）を開閉して行う。

【００１２】このように、上記化粧洗面台（１）では、踏み台（５）が備えられ、かつそれは洗面台（５）の下端部に引き出し可能の収納されているので、背の低い子供なども容易にこれを引き出して使用することができる。また、踏み台（５）が小物入れとしても使用しうるものに構成されていることにより、物品収納容積を拡大し得て、機能性に優れる。

【００１３】なお、上記実施例では、化粧用鏡部（４）が備えられているが、本考案の化粧洗面台は、これが省略されて、洗面部（３）と下部収納部（２）のみからなるもの等であってもよい。また、踏み台（５）の用途は、上記のように幼児使用のためだけに限定されるものではなく、その他、例えば、化粧洗面台（１）の上方に棚が設置されてそこに各種物品が置かれているような場合に、その物品を大人が取出す場合等においても有効的に利用しうるものであり、その用途に特段の制限はない。

【００１４】

【考案の効果】

上述の次第で、この考案の化粧洗面台は、下端部に前方突出可能な踏み台が収納されているものであるから、例えば、背の低い幼児でも踏み台を利用して一人で容易に手洗い等を行うことができ、大人も子供もともに使用することができる。しかも、踏み台は、化粧洗面台下端部に配設されているから、幼児でも、容易に踏み台の取出し、収納を行うことができ、取扱いも至便である。また、セルフ収納タイプであるため、不使用時に踏み台の置き場に困ることもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる化粧洗面台の全体構成を示す斜
視図である。

【図２】本発明にかかる化粧洗面台の使用状態を示す側
面図である。

【図３】従来の化粧洗面台を示す斜視図である。

【符号の説明】

１…化粧洗面台５…踏み台

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】下端部に、前方突出可能な踏み台が収納
されてなることを特徴とする化粧洗面台。