JPS6219270Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は腰かけをかねる蓋体をもつた浴室用
収納ユニツトに関するものである。

従来、浴室用の腰かけは１人用のもののみが提
供されていたため、子供と一緒に入浴する際、洗
い場で子供を立たせて洗体するのが普通であつ
た。

また腰をかけて洗体しているため洗面器と顔と
の距離が開き洗面に不便である等という欠点があ
つた。

そこで本考案はこれらの欠点を解決するため長
尺の腰かけを提供すると共に、この腰かけを収納
筐の蓋体と兼用せしめたので不使用時には整理で
きる浴室用収納ユニツトを提供するのにある。

以下本考案を図面に示す一実施例に従つて説明
する。

１は浴室２の壁面２Ａに接着剤、ビス等の適宜
の固定手段により固定され、縦長長方形に形成さ
れた収納函であり、この収納函１の前面の略半分
（右側）には縦長のミラー３が装着され、収納函
１の前面の略半分（左側）にはシエービング・フ
オーム、シヤンプー、リンス、石鹸、刺刃、タオ
ル等の浴室用品を収納するための収納部４を被閉
するための縦長長方形の蓋体５が開閉自在に装着
されている。この蓋体５は撥水性の材料、例えば
プラスチツクにより側面路Ｕ字状で左右の側面の
巾がすくなくとも浴室用腰かけの高さに形成され
るが、収納函１に開閉自在にする手段としては左
開きの場合には蓋体５の左側の側板の上下端縁に
設けたピン６Ａ，６Ａをキヤビネツト本体１の上
板１Ａと下板１Ｂに回転自在に且つ嵌脱自在に挿
入して行う。５Ａは蓋体５に数個、穿設された透
孔である。

本考案は上述のような構成からなり、風呂に入
らない不使用時には第１図に示すように収納筐１
に設けた収納部４にシエービング・フオーム、シ
ヤンプー、リンス、石鹸、刺刃等の浴室用品が収
納され、蓋体５で被閉されている。そして収納部
４に収納されている浴室用品を収納する場合には
ピン６Ａ，６Ｂを回転支点として蓋体５を開いて
浴室用品を取り出して使用に供する。

そして風呂に入る使用時には蓋体５をキヤビネ
ツト本体１からピン６Ａ，６Ｂを脱挿することに
より取り外して洗い用腰かけとして使用する。こ
の場合蓋体５は撥水性の材料、例えばプラスチツ
クにより形成されているから腐食しない。しかも
軽量にして容易に移動でき、構造も堅牢である。
また側面略Ｕ字状で左右の側面の奥行きが浴室用
腰かけの高さで長尺に形成されているから浴室２
の床面に安定に着座して使用できる。しかも蓋体
５は長尺に形成されているから２人掛けとして使
用することもでき、子供の背中を洗う場合に便利
であり、またシヤンプー、石鹸を載置しておけば
屈んでこれ等の浴室用品を取る必要がなく楽な姿
勢で体を洗える。また蓋体５には数個の透孔５Ａ
が穿設されているから、蓋体５の上面が長尺で面
積が広くても湯が抜けて溜らないので清潔であ
る。さらには浴槽７が床上式設置のように壁面が
高い場合でも子供が浴槽７内に入る場合の踏台に
利用すれば浴槽７内に入り易い。また洗い用腰か
けとして使用した後はピン６Ａ，６Ａを収納筐１
の上板１Ａと下板１Ｂに回転自在に挿入すること
により収納筐１の収納部４を被閉するための蓋体
５として使用できる。この場合には浴室２の床面
に洗い用腰かけとしての蓋体５が残らないので邪
魔な浴室用品がなく、掃除に便利である。

上述のように本考案は、シエービング・フオー
ム、シヤンプー、リンス等の浴室用品を収納する
ための収納部を有する収納筐を前記収納部を被閉
するように回転自在に取付けられた蓋体を着脱自
在に形成し且つ蓋体の左右の側面の巾が少なくと
も浴室用腰かけの高さに形成したので、この蓋体
を利用して洗い用の腰かけとして使用することも
できる。しかもこの洗い用の腰かけは長尺で２人
掛け以上に形成されているから子供の背中を洗う
場合や、石鹸等の浴室用品を取るのにも無理な姿
勢を行う必要がなく楽に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜面図、第２
図は同じく収納部の蓋体を開いた状態の斜面図、
第３図は同じく蓋体を洗い用の腰かけとして使用
した場合の斜面図である。 １……収納筐、２……浴室、３……ミラー、４
……収納部、５……蓋体、６Ａ，６Ｂ……ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴室用品を収納する縦長長方形の収納筐の蓋体
   を着脱自在に構成すると共に該蓋体の左右の側面
   の巾が少くとも浴室用腰かけの高さであることを
   特徴とする浴室用収納ユニツト。