JPS5847700B2 - カンコウセイポリアミドケイジユシソセイブツ - Google Patents

カンコウセイポリアミドケイジユシソセイブツ

Info

Publication number
JPS5847700B2
JPS5847700B2 JP7960474A JP7960474A JPS5847700B2 JP S5847700 B2 JPS5847700 B2 JP S5847700B2 JP 7960474 A JP7960474 A JP 7960474A JP 7960474 A JP7960474 A JP 7960474A JP S5847700 B2 JPS5847700 B2 JP S5847700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive
resin composition
meth
parts
polyamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7960474A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS518362A (ja
Inventor
国臣 江藤
勝 南平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP7960474A priority Critical patent/JPS5847700B2/ja
Publication of JPS518362A publication Critical patent/JPS518362A/ja
Publication of JPS5847700B2 publication Critical patent/JPS5847700B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感光性ポリアミド系樹脂組成物に関するもので
あり、更に詳しくは可溶性ポリアミドとの相溶性に優れ
た光不溶化剤を含有してなる高感度感光性ポリアミド樹
脂組成物に関するものである。
従来、光不溶化剤として1個以上の重合可能な二重結合
を有する不飽和単量体、光重合開始剤、および必要によ
り熱重合防止剤を可溶性ポリアミドに配合してなる感光
性ポリアミド系樹脂組成物は広く知られている。
該感光性樹脂組成物の板、箔またはフイルムを支持体に
接着してなる感光性樹脂原板に、透明な画像を有するネ
ガフイルムを通して活性光線を照射し、未露光部の樹脂
層を適当な溶剤で溶解除去することによって印刷用レリ
一フ版を製造している。
ところが、従来の感光性ポリアミド系樹脂組成物では、
活性光線の照射によって可溶性ポリアミドを硬化ならび
に不溶化させる光不溶化剤として、光重合性の不飽和結
合を有する単量体、例えばN − N’−メチレンビス
(メタ)アクリルアミド、N−N’−へキサメチレンビ
ス(メタ)アクリルアミド、N−N′一m−キシリレン
ビス(メタ)アクリルアミド、ヘキサヒドロ1・3・5
−トリ(メタ)アクリロイルーS−トリアジンなどのア
ミド結合を有する末端エチレン系不飽和化合物、エチレ
ングリコールージ(メタ)アクリレート、1・3−プロ
パンジオールージ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、トリス〔(メタ
)アクリロイルオキシエチル〕ホスフエイトなどのエス
テル結合を有する末端エチレン系不飽和化合物などが用
いられている。
しかしながら、これらの光不溶化剤はいずれも可溶性ポ
リアミドとの相溶性に限度があり、多量に配合すること
が難しい。
一般に感光性ポリアミド系樹脂組成物の感光性は光不溶
化剤として加える前記不飽和化合物の配合割合が多いほ
ど増大する傾向にあり、可溶性ポリアミドとの相溶性の
大きい光重合性の不飽和結合を有する単量体を見い出す
ことが強く望まれてきた。
さらに前記光不溶化剤を用いた従来の感光性ポリアミド
系樹脂組成物から製造される凸版印刷用レリーフ版は耐
薬品性、力学特性、印刷適性などの面で改良されるべき
問題点が多々存在する。
特に従来の凸版印刷用レリーフ版には硬度が大きくて取
扱い時に欠損あるいは破壊するものがあった。
本発明者等は、上記欠点のない感光性ポリアミド系樹脂
組成物について種々検討した結果、光不溶化剤としてグ
リシジルアクリレートまたはグリシジルメタクリレート
と三価以上の飽和多価アルコールとの反応生成物を用い
ると、感光性が高く短時間の光照射により充分な硬化な
らびに不溶化が生じ、きわめて鮮明な画像のレリーフ版
を作或することができるとともに、弾性ならびに柔軟性
の優れるレリーフ版を提供する感光性ポリアミド樹脂組
成物が得られることを見い出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は可溶性合成線状ポリアミド、光不溶化
剤および光重合開始剤を基本戒分とする感光性ポリアミ
ド樹脂組成物において光不溶化剤がグリシジルアクリレ
ートまたはグリ/ジルメタクリレー}(I)と三価以上
の飽和多価アルコール(II)を反応モル比(I)/(
II)≧1.5において反応させて得られる反応生成物
であることを特徴とする感光性ポリアミド系樹脂組或物
である。
本発明において用いる光不溶化剤はグリシジルアクリレ
ートまたはグリシジルメタクリレートと三価以上の飽和
多価アルコールとの反応生成物単独もしくはそれらの混
合物からなり、必要により少《とも1個の光重合性不飽
和結合を有するその他の化合物を加えることができる。
グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタアクリレ
ートと反応する飽和多価アルコールとしては、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
ブタントリオール、■・2・6−ヘキサントリオール、
1・2・4−ベンゼントリオール、トリ(オキシプロピ
レン)トリオール、トリ(オキシプロピレン)トリエタ
ノールアミン トリイソプロパノールアミンなどの3価
アルコール、ペンタエリスリトール、ジグリセリンなど
の4価アルコールなどがある。
グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタクルレー
}(I)と三価以上の飽和多価アルコール(n)の反応
モル比(I)/(II)は1.5以上である。
反応モル比( I )/(n)が1.5未満であると、
得られる反応生成物を光不溶化剤として用いた場合、架
橋性が不充分となり、耐溶剤性の悪いレリーフ版が得ら
れる。
飽和多価アルコールが三価アルコールの場合には反応モ
ル比(■)/(II)は2〜4.5であることが好まし
い。
グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタアクリレ
ートと三価以上の飽和多価アルコールとの反応は無触媒
でも行なうことができるが、反応温度を高くしないと反
応速度が小さいため、塩基性または酸性触媒の存在化に
反応させることが好ましい。
塩基性触媒としてはたとえばナトリウムメチラート、ナ
トリウムイソプロピラート、ナトリウムーtert−プ
チラートなどのアルコラート類、水酸化ナ} IJウム
、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属
の水酸化物類、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金
属類、ピリジン、キノリン、トリーn−ブチルアミン、
トリエチルアミン、N−N−ジメチルアニリンなどのア
ミン類などがある。
また酸性触媒としては塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸類
、三フッ化ホウ素、三塩化アルミニウム、四塩化チタン
などのフリーデルクラフツ型の化合物類などが挙げられ
る。
これらの触媒は全反応原料のO〜10重量%、特に0.
1〜2重量%使用することが好ましい。
反応温度は通常室温〜150℃であるが、50’C以上
では反応中の不都合な不飽和結合のラジカル重合等を防
止するためラジカル重合防止剤、たとえばハイドロキノ
ン類またはキノン類などを少量添加することが好ましい
またこれらの反応は無溶媒または不活性溶媒中のいずれ
でも行なうことができる。
不活性溶媒としてはジオキサン、二トロベンゼン、シク
ロヘキサノン、クロルベンゼン、トルエン、キシレンな
どが挙げられる。
なお本発明においてはグリシジルアクリレートまたはグ
リシジルメタアクリレートと反応するアルコールが三価
以上の飽和多価アルコールであることにより、該反応生
成物を光不溶化剤として用いると光重合後の感光性ポリ
アミド樹脂組成物に弾性ならびに柔軟性を付与すること
ができる。
前記グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタアク
リレートと三価以上の飽和多価アルコールとの反応生成
物とともに、必要により光不溶化剤として用いる少くと
も2個の光重合性不飽和結合を有するその他の化合物と
しては、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、トリメ
チレンビス(メタ)アクリルアミド、ヘキサメチレンビ
ス(メタ)アクリルアミド、ペンジリデンピス(メタ)
アクリルアミド、m−キシリレンビス(メタ)アクリル
アミドなとアミド結合を有する未満エチレン系不飽和化
合物、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、■
・3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリス〔
(メタ)アクリロイルオキシエチルエチル〕ホスフェイ
トなどのエステル結合を有する末端エチレン系不飽和化
合物などがある。
また1個の光重合性不飽和結合を有する化合物としては
、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、ダイ
ア七トン(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、メチル(メタ)アクリレート、2
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロビル(メタ)アクリレート、N・N−ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N−N−ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレト、テトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレートなどがある。
光不溶化剤の使用量は可溶性合成線状ポリアミド100
重量部に対して2〜200重量部、特に5〜150重量
部であることが好ましい。
本発明において用いる光不溶化剤は可溶性ポリアミドと
の相溶性がきわめて良好であって、多量にしかも均一に
配合することができる。
したがって本発明の感光性ポリアミド樹脂組成物の感光
性は高く、短時間の光照射で充分な光硬化ならびに不溶
化が起り、鮮明な画像が得られる。
また本発明において用いる光不溶化剤はグリシジルアク
リレートまたはグリシジルメタアクリレートと三価以上
の飽和多価アルコールとの反応による反応生成物である
ため、該光不溶化剤を配合した本発明の感光性ポリアミ
ド樹脂組成物は、軟化温度が低下し感光性原板を成型す
る時の成型温度を低《することが可能となる。
従って不必要な熱履歴を少なくすることができるため、
露光前の感光性原板の保存安定性を向上させる。
それ故に熱重合防止剤の添加量を従来より少なくするこ
とも可能である。
さらに前記反応生成物が粘稠な液状物であることにより
、本発明の感光性ポリアミド樹脂組成物からなる感光性
原板はその表面硬度が低下するため露光時の減圧下での
ネガフイルムとの密着性が向上し、原画に忠実な鮮明な
画像が得られる。
また露光後の感光性原板の現像性が向上し、短時間での
現像が可能となる。
なお、本発明の感光性ポリアミド樹脂組成物からなるレ
リーフ版が弾性ならびに柔軟性に富むのは光不溶化剤と
して用いるグリシジルアクリレートまたはグリシジルメ
タアクリレートと三価以上の飽和多価アルコ・−ルとの
反応生成物におけるエーテル結合ならびにエチレン系不
飽和結合間に介在する原子の数が比較的多いなどの点に
依存するものと考えられる。
グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタアクリレ
ートと不飽和アルコール、特に不飽和多価アルコールと
の反応生成物を光不溶化剤として用いた場合には、得ら
れるレリーフ版の弾性ならびに柔軟性が劣り、取扱い時
に欠損したり破壊したりすることがある。
本発明において用いる可溶性合或線状ポリアミドとは、
ジアミンとジカルボン酸、ω−アミノ酸、ラクタムある
いはこれらの誘導体などから公知の方法に従って合成さ
れるホモポリマー、コポリマーおよびこれらの2種以上
の混合物であり、任意の溶剤、たとえば水、酸水溶液、
アルカリ水溶液、低級脂肪族アルコールまたはこれらの
混合物などに可溶性のポリアミドである。
このような可溶性ポリアミドは主鎖を構成する炭素原子
あるいは窒素原子上に置換基を有していてもよく、また
主鎖もしくは側鎖の一部分に塩基性窒素原子を有してい
てもよい。
本発明において用いる可溶性ポリアミドの具体例として
は、たとえばナイロン6、66、6 1 0, 6/6
6/6 1 0, 6/6 6/612などの各種ナ
イロンのほか、メタキシリレンジアミンとアジピン酸か
らのポリアミド、ξ一カブロラクタム/アジピン酸/ヘ
キサメチレンジアミン/4・4′−ジアミノジシクロヘ
キシルメタン共重合ポリアミド、ξ一カブロラクタム/
N・N′−ビス(3−アミノプロビル)ピペラジン/ア
ジピン酸共重合ポリアミドおよび各種ポリアミドのN−
メチロール化物、N−アルコキシメチル化物などの誘導
体が挙げられる。
本発明において用いる光重量開始剤は、前記光不溶化剤
の光重合反応を開始するとともに促進ならびに強化する
化合物であり、このような化合物としては9・10−ア
ントラキノン、■−クロルアントラキノン、2−クロル
アントラキノンなどのアントラキノン類、ペンゾフエノ
ン、P−アミノベンゾフエノン、P−クロルペンゾフエ
ノンなどのペンゾフェノン類、ベンゾイン、ベンゾイン
メチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、αメチル
ベンゾインなどのベンゾイン類あるいはベンジル類など
がある。
光重合開始剤の使用量は全ポリアミド系樹脂組戒物10
0重量部中、0.01〜10重量部、好ましくは0.0
5〜5重量部を占める。
本発明の感光性ポリアミド樹脂組成物は前記可溶性ポリ
アミド、光不溶化剤および光重合開始剤を基本成分とす
るものであり、この他に必要に応じて任意の熱重合防止
剤などを含んでいてもよい。
熱重合防止剤としてはハイドロキノン、ハイドロキノン
モノメチルエーテル、モノーter t−プチルハイド
ロキノン、2・5 − シーtert − フチルノh
イドロキノンなどのハイドロキノン類、ペンゾキノン、
2・5−シフエニルーP−ベンゾキノンなどのペンゾキ
ノン類、カテコール、p−tert−ブチルカテコール
などのカテコール類、ピクリン酸類などがある。
熱重合防止剤の使用量は全ポリアミド樹脂組成物100
重量部中O〜2重量部が適当である。
可溶性合成線状ポリアミド、光不溶化剤および光重合開
始剤の混合は、任意の方法に従って行なうことができる
たとえばこれらを溶融状態において混合する方法、ある
いはアルコールなどの溶剤に溶解混合したのち溶剤を除
去する方法、あるいは室温においてそのまま混合する方
法などがある。
本発明の感光性ポリアミド系樹脂組或物は、活性光線、
たとえば各種水銀灯、炭素アーク灯、キセレンランプ、
紫外線螢光灯などの光源から発する光線の照射によって
合成線状ポリアミドのマトリックス内で光不溶化剤の光
重合反応が生じ架橋反応が進行し、該ポリアミド樹脂組
或物は不溶化ならびに硬化する。
本発明の感光性ポリアミド系樹脂組成物は、たとえば熱
プレス、注型あるいは溶融押出しなどの任意の方法によ
り所望の厚さのシート状物とすることができる。
また、このシート状物を接着剤を介してあるいは介さず
に支持体と積層することができる。
支持体としてはスチール、アルミニウム、鉄、ガラス、
プラスチックフイルムなど任意のものが使用できる。
このような感光性ポリアミド樹脂組成物からなる層単独
もしくはこの層と支持体からなる感光性原板は、感光性
層に透明な画線部を有するネガフイルムまたはポジフイ
ルムを密着して重ね合せ、その上方から活性光線を照射
して露光を行ない、適当な溶剤により非露光部分のポリ
アミド樹脂組成物の層を速かに溶解除去し、鮮明な画像
部を有する印刷用レリーフ版とすることができる。
非露光部分のポリアミド樹脂組成物を溶解除去する適当
な溶剤としては、たとえばアルカリ水溶液、低級脂肪族
アルコール、水一アルコール混合液、低級脂肪族アルコ
ールと塩化カルシウムもしくは塩化亜鉛などの混合液、
各種酸水溶液または水を用いる。
以上述べたように本発明の感光性ポリアミド系樹脂組成
物は感光性が高く短時間の光照射により充分な硬化なら
びに不溶化が生じ、きわめて鮮明な画像のレリーフ版を
得ることができる。
そしてこのレリーフ版の弾性ならびに柔軟性は従来の感
光性ポリアミド樹脂組成物からなるものより著しく優れ
る。
さらに、本発明の感光性ポリアミド樹脂組或物は露光前
の保存安定性にも優れるものである。
なお、本発明の感光性ポリアミド系樹脂組成物は前述の
ような印刷用レリーフ版のほか捺染、装飾用図柄、ネー
ムプレート、光硬化性インキなど各種用途に有効に利用
できる。
次に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお実施例中、単に部とあるのは重量部を示す。
実施例 1 グリシジルメタクリレート(I)85.2部、グリセリ
ン(n)18.4部(反応モル比(■):(II)=3
: 1)、粉状水酸化カリウム1.0部およびハイドロ
キノン0.04部からなる混合物を35℃で20時間、
次いで80℃で60時間攪拌反応させて無色透明粘稠な
液状物の反応生成物を得た。
この反応生成物80部を、ξ一カフロラクタム60部と
N−N’−ビス(3−アミノプロビル)ピペラジンーア
ジピン酸のナイロン塩40部とを重縮合して得られた共
重合ポリアミド100部、酢酸10部、ベンゾインメチ
ルエーテル2部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0
.2部とともにメタノール400部に溶解した。
暗室内でこの均一溶液から風乾によりメタノールを除去
した後、更に50℃で一昼夜減圧乾燥した。
得られた板状物は無色で光不溶化剤のにじみ出しは認め
られなかった。
次いでこの板状物を細片化し、110℃で熱プレスして
厚さ0.6mmの均一透明なシートを得た。
このシートを鉄板に接着して透明な均質感光性原板を得
た。
この感光性原板上にネガフイルムを真空密着し、400
Wのケミカルランプ( 2 0WX 2 0本)下、約
5crIlの距離で3分間露光した。
次いで30℃の水道水を水圧2kg/caでノズルから
5分間スプレーして未露光部を洗浄除去したところ、き
わめて原画に忠実でしかも鮮明な深さ0.6朋のレリー
フ版が得られた。
このレリーフ版は柔軟で弾力性を有していた。
このレリーフ版を用いて印刷したところ、鮮明な印刷物
が得られた。
インキの転移性、耐刷力は共に良好であった。
比較例 1 光不溶化剤として実施例1において用いたグリシジルメ
タクリレートとグリセリンとの反応生戒物80部の代り
にエチレングリコールジメタクリレート10部を用いた
以外は実施例1と同じ組成のメタノール溶液を調製した
この溶液からメタノールを風乾除去したところ、得られ
たシートは白濁し不透明でその表面にエチレングリコー
ルジメタクリレートが不均一ににじみ出していた。
なお、エチレングリコールジメタクリレートを10部よ
り多く用いても、得られるシートは白濁し、その表面に
該化合物がにじみ出していた。
実施例 2 光不溶化剤として実施例1において用いたグリシジルメ
タクリレートとグリセリンとの反応生成物の代りに、グ
リシジルアクリレートとジグリセリン(反応モル比−3
.571)との無色粘稠な反応生成物100部を用いた
以外は実施例1と同様にして均質透明な感光性原板を得
た。
次いで実施例1と同様に、露光および現像をおこなって
得たレリーフ版は柔軟で弾力性に富み、原画を忠実に再
現していた。
その印刷適性も良好であった。実施例 3 グリシジルメタクリレー}42.6部とトリエタノール
アミン14.9部との反応(反応モル比−3/1 )に
よって得られた微黄色粘稠な液状物70部、アルコール
可溶性共重合ポリアミド(商品名 ウルトラミドIC,
BASF社製)100部、ペンゾフエノン2.5部およ
びハイドロキノンモノメチルエーテル0.1部をメタノ
ール500部に溶解した。
暗★★室内でこの均一溶液から風乾によりメタノールを
除去した後、更に50℃で一昼夜減圧乾燥した。
得られた均一透明な板状物を細片化し、表面を粗面化し
たアルミニウム板に接着剤を介して135℃で熱プレス
して厚さ0.51nr/Lの樹脂層を有する均質な感光
性原板を得た。
次いでこの原板にネガフイルムを真空密着し、400W
のケミカルランプ下、約5のの距離で5分間露光した。
未露光部を水/イソプロパノール(20/80)溶液に
より洗浄除去したところ、原画に忠実な鮮面な深さ0.
5 mmの柔軟で弾力性を有するレリーフが得られた
このレリーフ版は良好な印刷適性を示した。
実施例 4 光不溶化剤として実施例3で用いたグリシジルメタクリ
レートとトリエタノールアミンとの反応生成物70部の
代りにグリシジルメタクリレートと1・2・4−ブタン
トリオール(反応モル比3:1)との微黄色粘稠な反応
生成物100部を用いた以外は、実施例3と同様にして
感光性原板を得た。
得られた感光性原板は極めて均質で光不溶化剤のにじみ
出しは認められなかった。
また得られたレリーフ型は鮮明で柔軟で弾力性に富み、
良好な印刷適性を示した。
実施例 5 本発明感光性ポリアミド系樹脂組戒物を光照射して作戒
された光硬化物が柔軟性および弾性に富むことを示すた
め下記の試験をおこなった。
すなわち前記のウルトラミドICIOO部をメタノール
450部に加熱溶解して得た溶液に、ベンゾフX/ン3
部、ハイドロキノンメチルエーテル0.2部および第1
表で示される光不溶化剤を均一に混合した後、常法によ
り厚さ0. 5 mrnの板を作製した。
この板を真空下400Wのケミカルランプ下約5ほの距
離から5分間全面露光した。
次いで露光後の試料についてゲル化変および硬度を測定
した。
その結果を第1表に示す。
なおゲル化度は試料を沸騰メタノールで24時間ソック
スレー抽出器により抽出をおこなった後の重量の抽出前
の重量に対する割合であり、下記の一般式で表わされる
比較のため従来公知の光不溶化剤を用いた感光性ポリア
ミド系樹脂組成物についてのゲル化度な☆☆らびに硬度
も第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可溶性合成線状ポリアミド、光不溶化剤および光重
    合開始剤を基本成分とするポリアミド系感光性樹脂組成
    物において、光不溶化剤がグリシジルアクリレートまた
    はグリシジルメタクリレート(■)と三価以上の飽和多
    価アルコール(I[)を反応モル比(I)/(n)≧1
    .5において反応させて得られる反応生成物であること
    を特徴とする感光性ポリアミド系樹脂組成物。
JP7960474A 1974-07-10 1974-07-10 カンコウセイポリアミドケイジユシソセイブツ Expired JPS5847700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7960474A JPS5847700B2 (ja) 1974-07-10 1974-07-10 カンコウセイポリアミドケイジユシソセイブツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7960474A JPS5847700B2 (ja) 1974-07-10 1974-07-10 カンコウセイポリアミドケイジユシソセイブツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS518362A JPS518362A (ja) 1976-01-23
JPS5847700B2 true JPS5847700B2 (ja) 1983-10-24

Family

ID=13694608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7960474A Expired JPS5847700B2 (ja) 1974-07-10 1974-07-10 カンコウセイポリアミドケイジユシソセイブツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5847700B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5475476A (en) * 1977-11-29 1979-06-16 Kobe Steel Ltd Cooling apparatus fof reduced pellet

Also Published As

Publication number Publication date
JPS518362A (ja) 1976-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4442302A (en) Photopolymer compositions for printing plates
JPS5823616B2 (ja) 感光性ポリマ組成物
US5317080A (en) Polyether acrylamide and active energy ray curable resin composition
JPH06107749A (ja) 光硬化性組成物、それから形成した柔軟感光性製品、及びこれらの製品の耐溶剤性ならびに柔軟性の改良法
US3764501A (en) Photopolymerizable polyamide compositions and process for the preparation thereof
EP0130828A2 (en) Photosensitive resin composition
EP0295944A2 (en) Photosensitive resin composition and printing plate prepared therefrom
US4188221A (en) Photosensitive polyamide resin composition useful for making relief printing plate
JPS5911096B2 (ja) 樹脂凸版用感光性組成物
EP0020782B1 (en) Light-sensitive polyamide resin composition
JPS5847700B2 (ja) カンコウセイポリアミドケイジユシソセイブツ
JPS5941444B2 (ja) 光重合性組成物
US3890150A (en) Photosensitive compositions including aromatic bis-acrylic derivatives
US4518677A (en) Process for making printing plates
EP0670521A1 (en) Photosensitive resin composition and process for producing the same
JPS6412378B2 (ja)
JPS6412377B2 (ja)
JP2541364B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JPS5950051B2 (ja) 感光性ポリアミド樹脂組成物
DE1447931A1 (de) Verfahren zum Herstellen von Reliefformen fuer Druckzwecke
JP3632513B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JPS61103150A (ja) 感光性樹脂組成物
JPS62950A (ja) 感光性樹脂版材
JPH05303201A (ja) 感光性樹脂組成物
JPS63253350A (ja) 感光性樹脂凸版材料