JPS5847617Y2 - ザツオンボウシヨウコウアツテイコウデンセンノホキヨウヒフク - Google Patents
ザツオンボウシヨウコウアツテイコウデンセンノホキヨウヒフクInfo
- Publication number
- JPS5847617Y2 JPS5847617Y2 JP10851374U JP10851374U JPS5847617Y2 JP S5847617 Y2 JPS5847617 Y2 JP S5847617Y2 JP 10851374 U JP10851374 U JP 10851374U JP 10851374 U JP10851374 U JP 10851374U JP S5847617 Y2 JPS5847617 Y2 JP S5847617Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber string
- fiber
- reinforcing layer
- zatsuonbou
- teikou
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の点火回路に使用される雑音防止用高圧
抵抗電線の補強被覆に関するものである。
抵抗電線の補強被覆に関するものである。
此種雑音防止用高圧抵抗電線の被覆において、内外の絶
縁被覆間に繊維紐の編組を設けたものが知られている。
縁被覆間に繊維紐の編組を設けたものが知られている。
しかしこの公知技術にあっては、非金属導体１、内側絶
縁被覆２、編組３、外側絶縁被覆４から戊るものにおい
て、繊維編組３の編み目ｐの露出している部分が少ない
為に内側のゴム等の絶縁被覆２と外側の合成樹脂等の保
護被覆４との密着が悪く、その為に電線の機械的強度、
ひいては電気的強度を低下させ、また１本１本が交互に
交差している状態の編組を機械により編む事は非常に時
間がかかり（１６００〜２０００ｍｍ／Ｈ）、製造上の
隘路となっていた。
縁被覆２、編組３、外側絶縁被覆４から戊るものにおい
て、繊維編組３の編み目ｐの露出している部分が少ない
為に内側のゴム等の絶縁被覆２と外側の合成樹脂等の保
護被覆４との密着が悪く、その為に電線の機械的強度、
ひいては電気的強度を低下させ、また１本１本が交互に
交差している状態の編組を機械により編む事は非常に時
間がかかり（１６００〜２０００ｍｍ／Ｈ）、製造上の
隘路となっていた。
本考案は上記した点に着目して為されたものであって、
製造が容易であり且つ強度上においても極めて優れてい
る雑音防止用高圧抵抗電線の補強被覆を提供せんとする
ものである。
製造が容易であり且つ強度上においても極めて優れてい
る雑音防止用高圧抵抗電線の補強被覆を提供せんとする
ものである。
本考案の一実施例について図面と共に説明すれば、１は
非金属抵抗導体、２はゴムの内側絶縁被覆、３′は繊維
紐の補強層、４はクロルスルホン化ポリエチレンの外側
絶縁保護被覆である繊維紐の補強層３′はガラス、人絹
、麻、ポリエステル或いはナイロン等の繊維紐の数本３
′ａを左方向に軸方向に長めに螺旋巻きし、その上に同
じく繊維紐の１本の３′ｂを右方向に軸方向に短かめに
巻いたものである。
非金属抵抗導体、２はゴムの内側絶縁被覆、３′は繊維
紐の補強層、４はクロルスルホン化ポリエチレンの外側
絶縁保護被覆である繊維紐の補強層３′はガラス、人絹
、麻、ポリエステル或いはナイロン等の繊維紐の数本３
′ａを左方向に軸方向に長めに螺旋巻きし、その上に同
じく繊維紐の１本の３′ｂを右方向に軸方向に短かめに
巻いたものである。
上記構成においては、左右に螺旋巻きされた繊維紐３’
ａ、３’ｂの目ｑを大きく構成することが出来るので内
外の絶縁被覆２，４を一体に密着させることが出来、一
方巻き繊維紐３′ａを下側に長めに巻くことにより抵抗
電線自体の機械的強度、特に軸線方向に補強される為に
引張強度が増加され、この一方巻きの繊維紐３’ａのみ
であるところの上に外部絶縁被覆を設ける製造過程にお
いてプーリ等により方向転換する場合に該繊維紐３’ａ
にずれが発生するので更に他方巻きの繊維紐３’ｂによ
りずれの防止を計るものである。
ａ、３’ｂの目ｑを大きく構成することが出来るので内
外の絶縁被覆２，４を一体に密着させることが出来、一
方巻き繊維紐３′ａを下側に長めに巻くことにより抵抗
電線自体の機械的強度、特に軸線方向に補強される為に
引張強度が増加され、この一方巻きの繊維紐３’ａのみ
であるところの上に外部絶縁被覆を設ける製造過程にお
いてプーリ等により方向転換する場合に該繊維紐３’ａ
にずれが発生するので更に他方巻きの繊維紐３’ｂによ
りずれの防止を計るものである。
本考案においては、一方巻きと他方巻きの２種類の繊維
紐３’ａ、３’ｂを交互に交差させることなくしてラッ
ピングの要領で捲回すれば良い為に製造速度が早＜ （
１０００ｍ／Ｈ）、従来の編組の編目間隔ｐが３ｍｍＸ
３ｍｍで約９ｍｍ２と比較的狭いのに対し、本考案にお
いてはラッピング目間隔ｑを約９ｍｍ２〜２０ｍｍ２と
比較的広くとることができ、繊維紐の補強層３′内外の
被覆２，４の密度を良くすることができて電線の機械的
強度を向上させ、品質の良いものを製造することができ
る。
紐３’ａ、３’ｂを交互に交差させることなくしてラッ
ピングの要領で捲回すれば良い為に製造速度が早＜ （
１０００ｍ／Ｈ）、従来の編組の編目間隔ｐが３ｍｍＸ
３ｍｍで約９ｍｍ２と比較的狭いのに対し、本考案にお
いてはラッピング目間隔ｑを約９ｍｍ２〜２０ｍｍ２と
比較的広くとることができ、繊維紐の補強層３′内外の
被覆２，４の密度を良くすることができて電線の機械的
強度を向上させ、品質の良いものを製造することができ
る。
試験１ 電線伸び試１験
非金属導体（１，６ｍｍ）の周囲にエチレン−プロピレ
ン−コーポリマーの内側絶縁被覆（４，８ｍｍ）を設け
、その上にガラス繊維紐（０，２ｍｍ）の補強層（本考
案）又は編組（従来品）を設け、その上に更にクロルス
ルホン化ポリエチレンの外側絶縁被覆（７ｍｍ）を設け
た本考案に係る電線と従来の電線の該外側絶縁被覆上に
それぞれ５０ｍｍを標点をつけ、両端をチャックし、２
００ ｍｍ／ｍｉｎで引張った場合の電線の伸び始める
時の荷重を５本試験した場合の平均値を示す。
ン−コーポリマーの内側絶縁被覆（４，８ｍｍ）を設け
、その上にガラス繊維紐（０，２ｍｍ）の補強層（本考
案）又は編組（従来品）を設け、その上に更にクロルス
ルホン化ポリエチレンの外側絶縁被覆（７ｍｍ）を設け
た本考案に係る電線と従来の電線の該外側絶縁被覆上に
それぞれ５０ｍｍを標点をつけ、両端をチャックし、２
００ ｍｍ／ｍｉｎで引張った場合の電線の伸び始める
時の荷重を５本試験した場合の平均値を示す。
※１４０℃ｘｌＨ（ｋｇ）は、１４０℃で１時間加熱後
のサンプルにて測定した結果を示す。
のサンプルにて測定した結果を示す。
試験２ 絶縁被覆と繊維紐のずれ試験（第３図）非金属
導体（１，６ｍｍ）の周囲にエチレン−プロピレン−コ
ーポリマーの内側絶縁被覆（４，８ｍｍ）を設け、その
上にガラス繊維紐（０，２ｍｍ）の補強層（本考案）又
は編組（従来品）を設け、その上に更にクロルスルホン
化ポリエチレンの外側絶縁被覆（７ｍｍ）を設けた本考
案に係る電線と従来の電線において、長さ２０ｍのサン
プルの外側絶縁被覆部分４の端部を除去して繊維紐部分
３′又は編組３を１５０ｍｍ露出させたものを４．８φ
の穴をあけた治具Ｘに係合させてショツパーｙにて２０
０ｍｍ／ｍｉｎで常温時に引張り、内外の絶縁被覆間の
密着力の測定を行ったものを５本試験した場合の平均値
を示す。
導体（１，６ｍｍ）の周囲にエチレン−プロピレン−コ
ーポリマーの内側絶縁被覆（４，８ｍｍ）を設け、その
上にガラス繊維紐（０，２ｍｍ）の補強層（本考案）又
は編組（従来品）を設け、その上に更にクロルスルホン
化ポリエチレンの外側絶縁被覆（７ｍｍ）を設けた本考
案に係る電線と従来の電線において、長さ２０ｍのサン
プルの外側絶縁被覆部分４の端部を除去して繊維紐部分
３′又は編組３を１５０ｍｍ露出させたものを４．８φ
の穴をあけた治具Ｘに係合させてショツパーｙにて２０
０ｍｍ／ｍｉｎで常温時に引張り、内外の絶縁被覆間の
密着力の測定を行ったものを５本試験した場合の平均値
を示す。
第１図は従来の編組を用いた抵抗電線の一部を破断して
示す斜視図、第２図は本考案に係る抵抗電線の一部を破
断して示す斜視図、第３図は試験装置を示す。 １・・・・・・非金属導体、２・・・・・・内側絶縁被
覆、３・・・・・・繊維紐補強層、４・・・・・・外側
絶縁被覆。
示す斜視図、第２図は本考案に係る抵抗電線の一部を破
断して示す斜視図、第３図は試験装置を示す。 １・・・・・・非金属導体、２・・・・・・内側絶縁被
覆、３・・・・・・繊維紐補強層、４・・・・・・外側
絶縁被覆。
Claims (1)
- 導体の周囲に絶縁被覆を設けて成る雑音防止用高圧抵抗
電線において、内部絶縁被覆上にガラス、人絹、麻、ポ
リエステル或いはナイロン等の繊維紐を一方方向に軸方
向に長めに螺旋状に巻回すると共にその上に同じく繊維
紐を逆方向に短かめに螺旋状に巻回して繊維紐補強層を
設け、その上に更に外部絶縁被覆を設け、該内外の絶縁
被覆が繊維紐補強層の目を通して一体に接着して成るこ
とを特徴とする雑音防止用高圧抵抗電線の補強被覆。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10851374U JPS5847617Y2 (ja) | 1974-09-11 | 1974-09-11 | ザツオンボウシヨウコウアツテイコウデンセンノホキヨウヒフク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10851374U JPS5847617Y2 (ja) | 1974-09-11 | 1974-09-11 | ザツオンボウシヨウコウアツテイコウデンセンノホキヨウヒフク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5136082U JPS5136082U (ja) | 1976-03-17 |
| JPS5847617Y2 true JPS5847617Y2 (ja) | 1983-10-31 |
Family
ID=28328286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10851374U Expired JPS5847617Y2 (ja) | 1974-09-11 | 1974-09-11 | ザツオンボウシヨウコウアツテイコウデンセンノホキヨウヒフク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5847617Y2 (ja) |
-
1974
- 1974-09-11 JP JP10851374U patent/JPS5847617Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5136082U (ja) | 1976-03-17 |
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