JPS5847146Y2 - 階段手摺取付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は階段に手摺を取付ける、階段手摺取付は構造
に関するものである。

従来この種の構造物の取付けに際してはクレーン車で重
たい手摺１を階段２の勾配に合わせて斜めに吊りながら
、ボルト穴３を合わせて接合しなければならず、また取
付は位置にどうしても誤差が生じて階段ササラの穴ピッ
チと合わず非常に困難な作業で労力と熟練を要した。

この考案は上記欠陥を解消すべく階段ササラにあらかじ
め断面り字型取付は金具を固着しておき手摺をその上に
のせてボルト接合を行なう極めて簡単な取付は手段によ
り所期の目的を達成したのである。

図面の実施例において、１は手摺でこれを階段２の勾配
に沿って取付けんとするものである。

４は立ち上げ板５及び基板６が断面り字型に一体化され
た取付は金具で、これをあらかじめ階段ササラ７に点溶
接或いはボルト締め等により固着する。

即ち、前記立ち上げ板５を階段ササラ７の内壁に対し手
摺重量に応じて所定間隔毎に固着せしめると共に基板６
は階段ササラ７から第３図示の如く外方へ露出せしめ、
該基板６に手摺取付は用長孔８を穿設せしめる。

一方、手摺１には、縦枠９を介してこれに連結一体とな
る下枠１０に前記手摺取付は用長孔８に合致する個所に
取付は孔１１が開設され、上記手摺取付は用長孔８及び
取付は孔１１に固定ボルト１２を挿通して、ナツト１３
にて緊締する。

したがって、階段手摺の取付けに際しては手摺１自体の
重量が取付は金具４にかかり、しかも適正位置に保たれ
るので、クレーン車の出動などの大げさな作業を行わす
とも極めて作業が円滑に行えしかも、長孔８及び取付は
孔１１は長孔８に充分な長手方向の大きさの孔に定める
ことにより正確な位置決めが可能となる。

更に１４は補強板で、４．５ｍｍ程度の厚さのものが用
いられこれにボルト挿通用の長孔１７を開設して手摺縦
枠９の短胴縁１５を挾むように、第４図、第５図示の如
くボルト１６によって階段ササラに固着せしめる。

したがって、かかる補強板１４により短胴縁１５が確実
に階段ササラフの側面に挟着されるから手摺１に対して
、縦枠９を軸とする水平面内の回転ねしれ、或いは、下
枠１０を軸とする垂直面内での回転ねじれが生じても手
摺は階段ササラに対して密着した状態を維持できる。

以上の如く、この考案は階段ササラにあらがしめ断面り
字型の取付は金具を固着しておき、手摺をその上にのせ
て取付は作業を行うから極めて簡単な構成にして外観損
なうことなく取付は穴のピッチの誤差少なくして正確な
位置決めが可能となり、手摺の取付は角度が規制される
ので階段の傾斜に平行な手摺取付けが行い得るほが、手
摺縦枠の竪胴縁に補強板を当接してこれを確実に階段サ
サラに密着させるようにしたから、手摺のもたれ等によ
る回転ねじれに対しても何ら支障を生じることなく、施
工性良く、竪牢で実用炭火なる階段手摺取付は構造を供
給しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来方法による取付は構造を示す説明図、第２
図は本考案の手摺取付は前の状態の一実施例を示す斜視
図、第３図はその要部拡大側面図、第４図は本考案の手
摺取付は完了後の状態の一実施例を示す斜視図、第５図
は第４図の補強板部分の要部拡大側面図を示すものであ
る。 １・・・・・・手摺、２・・・・・・階段、４・・・・
・・取付は金具、５・・・・・・立ち上げ板、６・・・
・・・基板、７・・・・・・階段ササラ、８・・・・・
・手摺取付は用長孔、１１・・・・・・取付は孔、１２
・・・・・・固定ポル１−１１４・・・・・・補強板、
１５・・・・・・竪胴縁、１６・・・・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 階段の勾配に沿って手摺を取付ける階段手摺取付は構造
   において、階段ササラと、該階段ササラ内壁に対し所定
   間隔毎に固着可能ならしめる立ち上げ板及び前記階段サ
   サラから外方へ露出すると共に手摺取付は用長孔が穿設
   される基板を有する断面り字型の取付金具と、該取付金
   具にて支承されると共に前記手摺取付は用長孔に合致す
   る位置に取付は孔を設けた手摺と、上記手摺取付は用長
   孔及び取付は孔に挿通される固定ボルトと、階段ササラ
   に対してボルト接合されると共に、該階段ササラとの間
   で手摺の短胴縁を挾持しうる補強板とからなる階段手摺
   取付は構造。