JPS584710Y2 - 紙綴り込み具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紙綴り込み具に関するもので、紙シートの綴り
込み状態を確実に維持し、かつ、紙シートの綴り込み操
作を簡単に行うことのできるこの種の器具を提供するこ
とを目的として案出したのである。

図面は本考案に係る紙綴り込み具の一実施例を示し、実
施例で示すものは、バインダ＋表紙Ｂに止着した綴り込
み具Ａに本考案を適用したもので、綴り込み具Ａは、基
盤１に一対の案内管２，２と各案内管２にそれぞれ並べ
て配した綴り杆３を立設し１案内管２に縦動杆４を貫挿
し、該縦動杆４の下端を折り曲げて連けい杆５を連設し
、連けい杆５を傾斜長孔６に遊嵌し、傾斜長孔６を、前
記基盤１に摺嵌した操作片７の先端側に横設して下部の
水平部８と該水平部８に連通し、しかも、操作片Ｉの進
行方向上りにした傾斜部９とで構成し、傾斜部９の上端
の前記水平部８側をわずかに垂直にして案内壁１０を形
成し、この傾斜長孔６に前記の通り遊嵌した連けい杆５
の先端を基盤１に形成した縦孔１１および該縦孔１１の
上端が連通し、奥行方向に漸次口径を狭くした断面扇状
の窓口１２に移動自在に係合し、筐た、前記縦動杆４の
上端をＬ字形に折り曲げて開閉杆１３を連設し、該開閉
杆１３の先端を前記綴り杆３の上端傾斜面１４に形成し
た係合穴１５に係船自在に係合し、綴り杆３には紙押え
板１６を配装し、紙押え板１６に前記綴り杆３の貫挿孔
１７と該貫挿孔１７に連通する挾持孔１８を開設し、挾
持孔１８の周端に切込み１９を形成して設けた一対の挟
持片２０．２０を装備して構成するのである。

なお、図示２１は操作片７に設けた把持片、また、２２
は紙押え板１６に設けた操作突子、Ｓは紙シートをそれ
ぞれ示す。

本考案は前記の通りの構成であるから、操作片を押動す
ると該操作片に設けた傾斜長孔に連けい杆を遊嵌しであ
るので、連けい杆は傾斜長孔に沿って縦動すなわち縦動
杆は案内管に沿って上昇し、しかる後、縦動杆の上端に
連設した開閉杆は回動して綴り杆より離脱して紙シート
を綴り込める状態を得られ、また、操作片を引くと各部
材は原位置に復帰して紙シートが綴り杆より離脱しない
状態を得られ、従って、紙シートが綴り込み状態を確実
に維持し、かつ、綴り込み操作を簡単に行うことができ
、きわめて実用的である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る紙綴り込み具の一実施例を示し、第
１図はバインダー表紙との関係を示す斜視図、第２図は
一部欠截平面図、第３図は縦断面図、第４図は一部欠截
背面図、第５図ａ乃至Ｃは本考案要部の動作説明図で、
ａは開閉杆が綴り杆に係合している伏ｉＬ ｂは操作
片の操作によって開閉杆が上昇して綴り杆より離脱する
直前の状態Ｃは操作片をさらに操作して開閉杆が回動し
て綴り杆より離脱した状態をそれぞれ示す。 １・・、・・・基盤、２・・・・・・案内管、３・・・
・・・綴り杆、・・・・・・縦動杆、５・・・・・漣け
い杆、Ｉ・・・・・・操作片。 ６・・・・・・傾斜長孔、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基盤に立設した案内管に縦動杆を貫挿し、該縦動杆に下
   端を折り曲げて連けい杆を連設し、該連けい杆を前記基
   盤に摺嵌した操作片に設けた傾斜長孔に遊嵌すると共に
   、縦動杆の上端に連設した開閉杆の先端を前記案内管と
   並べて基盤に立設した綴り杆に係船自在に係合して成る
   書類綴り込み具。