JPS5846996Y2 - 商品展示用吊り下げ袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋸等の商品を展示するための吊り下げ袋に関す
るものである。

従来鋸等の包装は紙製であったが、強度的に弱く破れや
すかったり、又水に弱かったりして鋸を傷めたり水分に
よって錆付けたりするので、最近はポリエチレン、塩化
ビニール等の軟質材料より成る袋体を用いるようになっ
た。

しかしながら該袋体においては鋸が袋体から脱落してし
まうので吊り下げて商店の店先に出すことは不可能であ
った。

そこで本考案はこのような欠点を一掃し、確実に鋸を袋
体に把持し、吊り下げることを可能ならしめることを目
的とする。

本考案の構成を図面の実施例により説明する。

第１図においては、適当位置両側より下側に狭くテーパ
一部を有する調子板部形状の表面１と、内側裏面２を該
表面に重合させ一側側辺及び上端を密着せしめ、該内側
裏面２と１部重合して外側裏面３を該表面１に重合させ
一部内側裏面に重合させて他側側辺を密着せしめる。

さらに外側側面３に上端を密着した裏蓋４を設けたポリ
エチレン、塩化ビニール等の軟性材料より戊る袋体ａ。

該袋体ａ下部−側又は両側に適当長さの線状又は複数の
点状密着部５を水平に設ける。

適当位置に小孔６を設けて、板紙等の内蔵保強板７を有
する吊り下げ部分１１を該袋体上部に設けた鋸等の吊り
下げ袋である。

第５図においては、上記袋体ａの内側裏面２と外側裏面
３に重合するように粘着テープ８あるいはベットファス
ナーを複数固着した鋸等の呈り下げ袋である。

第６図においては、上記袋体の内側裏面２の開口側側辺
を外側に折り曲げて鉤状部１２を形成し、外側裏面３に
その鉤状部１２に係合する鉤状部１３を内側へ折り曲げ
て形成し、又方鉤状部１２．１３を保合離脱するように
した鋸等の吊り下げ袋である。

第７図においては上記袋体ａの外側裏面３上部にコ状の
切込片９を設け、該コ状切込片９に咬止するように裏蓋
４にコ状の切込片１０を有した鋸等の吊り下げ袋である
。

なお、粘着テープ８は裏蓋４に設けてもよいし、切込片
９，１０は裏面２，３に設けてもよい。

本考案は以上のような構成であるから次の如く作用及び
効果を生ずる。

第１図に示すように、本考案は、 ■ 裏側を開口できるように２枚２，３にしたことによ
って、鋸イは容易に袋体ａに出し入れが出き、作業性が
向上する。

■ 袋体ａ下部側方に適当長さの線状又は複数の点状密
着部５を水平に設けている為、鋸イ本体下側が該水平密
着部分に係止され、袋体ａを吊り下げても鋸イは袋体ａ
より抜は落ちないので、店先等で吊るしても安全である
し又鋸イを傷つけない さらに安心して吊るすことが可能であるがら面積をとら
ず商店の店先等の土地の有効活用を向上せしめる。

■ さらに袋体ａ上部に内蔵保強板７を有する小孔６を
穿設した吊り下げ部分１１を有しているから、１本のく
ぎが水平に設けてあれば吊り下げ部分の小孔６を使用し
て多数の鋸イを吊り下げる事ができる。

又内蔵保強板７を有しているので強度が強くなり時間を
経ても変形しない。

■ ポリエチレン、塩化ビニール等の軟性材料で構成し
ているので水に強く鋸イと水分とを遮断して、一番重要
な鋸歯を錆付かせなく、いつまでも使用できる。

又表面１あるいは裏面２，３を透明にしておけば、何ら
袋体ａより取り出さなくとも鋸イを見ることができ便利
である。

又第５図においては内側裏面２と外側裏面３が重合する
ように粘着テープ８を複数固着しである為、鋸イを袋体
ａに収納している際は、粘着テープ８を粘着させれば、
裏側に開口部を有しないから鋸イは袋体より外へ出るこ
とがないので安全である。

さらに裏面４と外側裏面３にも同様に第６図においても
袋体ａの内側裏面２の開口側側辺をコ状に外側に折り曲
げて鉤状部１２を形成するとともに外側裏面３を該コ型
と係合するようにコ状に内側に折り曲げて鉤状部１３を
形成したので両者１２．１３を係合させれば、裏面の上
部より下部まで保合部を有するので前記同様に鋸イは袋
体ａより外へ出ることがないので安全である。

さらに裏蓋４と外側裏面３に同様なコ型形状を設けてお
けば一層安全である。

第７図においても袋体ａの外側裏面３と裏蓋４にコ状切
込片９の咬止部を設けであるので、これを咬止すれば上
記同様安全である。

なお、咬止部９を内側裏面２と外側裏面３とに設けてあ
れば上記同様一層安全性が高まる等実用上の効果は大き
い。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例であり、第１図は本考案の正面図
、第２図は背面図、第３図は要部の断面図、第４図は使
用図、第５図は裏面に粘着テープを有する場合を示す背
面図、第６図は両表面に鉤状部を有する場合の断面図、
第７図は切込片を示す斜視図である。 １・・・・・・表面部、２・・・・・・内側裏面部、３
・・・・・・外側裏面部、４・・・・・・裏蓋。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 袋体において表面と、該表面に重合させ一側側辺及
   び上端を密着せしめた内側裏面と、該表面に重合させ一
   部内側裏面に重合させて他側側辺を密着した外側裏面と
   、裏面上端を密着した裏蓋を設けた下部及び裏面開放す
   るポリエチレン、塩化ビニール等の軟性材料より戊る吊
   り下げ部分を有する袋体において、該袋体下部の一側又
   は両側に適当長さの線状又は複数の点状の表裏面密着部
   を設けたことを特徴とする商品展示用吊り下げ袋。 ２ 上記袋体の内側裏面と外側裏面の重合部に粘着テー
   プを複数設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第１項の商品展示用吊り下げ袋。 ３ 上記袋体の内側裏面と外側裏面の開口端部を係脱自
   在の鉤状に形成したことを特徴とする実用新案登録請求
   の範囲第１項の商品展示用吊り下げ袋。 ４ 上記袋体の外側裏面上部に切込片を設け、この切込
   片に咬止するように裏蓋に切込片を設けたことを特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第１項の商品展示用吊り下
   げ袋。