JP3016598U - 食品用包装容器 - Google Patents

食品用包装容器

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JP3016598U
JP3016598U JP1995000410U JP41095U JP3016598U JP 3016598 U JP3016598 U JP 3016598U JP 1995000410 U JP1995000410 U JP 1995000410U JP 41095 U JP41095 U JP 41095U JP 3016598 U JP3016598 U JP 3016598U
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外代造 諏訪
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株式会社ジョッキ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品搬送から店内陳列に至るまで商品の見栄
えを良好に保つとともに、調味料等の付属品の存在を控
え目ながら一目で確認することができる食品用包装容器
を提供することを目的とする。 【構成】 調味料等の付属品40を収納する収納室14
と商品である帯状の内容物50を収納する収納室12と
を並設した合成樹脂製のトレー10と透明フィルム20
とを一体化して形成した容器1は、一方の収納室14に
対して透明フィルム20を介して遮蔽シート30を貼着
し、その遮蔽シート30に一部切欠窓30cを設けると
ともに表面30aに内容物50の商品情報を印刷し、他
方の収納室12に、垂直方向を向くリブ18V,18
V,18V,18Vと水平方向を向くリブ18H,18
Hとを突設させ、各リブの末端Eを収納室12の壁面1
6よりも内側に設定している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばコンビニエンスストア等の店舗で販売されている珍味加工食 品や乾物等の内容物を包装するのに適した食品用包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の食品用包装容器(以下容器という)は、通常、つまみ程度の比較的小 さい食品を包装することに適している。
【0003】 最近の容器には、内容物を収納するだけでなく内容物を保護することも要求さ れており、ポリスチレンやプラスチック等で形成したトレーを用いて保形機能を 高めている。そのトレーをフィルムで覆うことにより包装状態が形成される。フ ィルム表面には商品名等が印刷表示されているが、内容物が一目でわかるように 印刷面以外を透明にしている。
【0004】 店舗において商品を陳列する場合には、例えば、吊り下げたり、立て掛けたり 、積み重ねたりする方法がある。豆類のように転がりやすい内容物については、 容器を吊り下げると殆どが下方に移動して偏りを生じるので、例えば、トレーを いくつかの領域に区割りして領域間の移動を規制するものがある。
【0005】 ところが、細長くてある程度の大きさをもつ内容物については、上述の如く、 区割りして領域毎に納めようとしても、個々の形状が一様でなく嵩張りやすかっ たり絡み合ったりして余計な脹らみを生じてしまうので、容器を必要以上に大き くしないと対処することが困難である。そこで、この種の内容物においては、区 割りせずにトレー上に薄く展開させて包装する方法が適しているが、この場合に も容器を吊り下げたり立て掛けたりするような状況下ではどうしても内容物を下 方に偏らせることになる。
【0006】 最近はトレーに突起やリブを設けて内容物の偏りを少しでも防止できるように 改良がなされており、例えば、図6に示したトレー60のように、長手方向に並 ぶようにリブ62が突設されているものがある。この種の従来技術として、例え ば、実開昭56−75108号公報がある。
【0007】 また、内容物によってはマヨネーズ、醤油等の調味料につけて食べると美味し さを増すものもあり、これに伴って調味料付きの容器も一般に広く普及されてい る。その一例として、図7には、トレー70aとフィルム70bとにより一体化 された容器70が示されており、トレー70aに内容物72と調味料74とを別 々に収納する収納室76,78が設けられている。この種の従来技術として、例 えば、実開昭59−106373号公報がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した実開昭56−75108号公報では、図6に示した如 く、リブ62の末端64が壁面60aにまで達している構成なので、壁面60a 全体による剛性が低下して、リブ62を支点にトレー60が折り曲げやすくなっ ている。このため、商品搬送の際に荷重や負荷を受けて変形してしまうこともあ り、店内に陳列されるまでに見栄えの悪い形を呈してしまうという問題がある。 この見栄えの悪さが消費者の購買意欲を低下させてしまうという恐れがある。
【0009】 リブ末端がトレー壁面にまで達している容器の他の従来技術として、例えば、 実開昭55−53712号、同56−46579号、実公昭57−15122号 、実開昭57−123714号、同59−147011号公報、同62−168 310号公報、実公昭63−30658号、実開昭63−62313号公報があ る。
【0010】 また、上述した実開昭56−75108号公報では、リブ62の高さが壁面6 0aの半分程度の高さしかないので、内容物がリブ62を介して滑動しやすくな っている。この場合にも吊り下げ等で内容物に偏りが起こるため、見栄えが悪く なるという問題がある。
【0011】 リブの高さが不足している容器の他の従来技術として、例えば、実開昭36− 32065号、同53−148702号、同53−148703号、実公昭56 −15127号公報、同15128号公報、同57−32092号公報、実開昭 61−74583号公報、同63−147413号公報がある。
【0012】 さらに、前述の実開昭59−106373号公報では、図7に示した如く、調 味料76の収納室78を内容物72の収納室74の背面側に設けた構成なので、 容器を陳列した際に、調味料76の存在を一目で確認することが困難である。こ のため、調味料76を確認できるように内容物74とともに調味料76の情報も 印刷表示しなければならず、付属品である調味料76の情報が目立ち過ぎてしま うと商品自体の表示効果を低減させてしまうという問題がある。
【0013】 請求項1の考案は、上述した従来例の問題を解消するためになされたものであ り、商品搬送から店内陳列に至るまで商品の見栄えを良好に保つとともに、調味 料等の付属品の存在を控え目ながら一目で確認することができる容器を提供する ことを目的とする。
【0014】 請求項2の考案は、請求項1の考案の目的に加え、リブにより内容物の動きを 確実に防止することができる容器を提供することを目的とする。
【0015】 請求項3の考案は、請求項1乃至2の考案の目的に加え、商品を吊り下げても 内容物の展開状態をバランス良く保持することができる容器を提供することを目 的とする。
【0016】 請求項4の考案は、請求項1の考案の目的に加え、付属品の内容を印刷表示し なくても付属品の存在を容易に確認することができる容器を提供することを目的 とする。
【0017】 請求項5の考案は、請求項1の考案よりも簡易な形状からなる容器を提供する ことを目的とする。
【0018】 請求項6の考案は、請求項5の考案の目的に加え、リブにより内容物の動きを 確実に防止することができる容器を提供することを目的とする。
【0019】 請求項7の考案は、請求項5乃至6の考案の目的に加え、商品を吊り下げても 内容物の展開状態をバランス良く保持することができる容器を提供することを目 的とする。
【0020】 請求項8の考案は、請求項5の考案の目的に加え、付属品の内容を印刷表示し なくても付属品の存在を容易に確認することができる容器を提供することを目的 とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案に係る容器は、調味料等の付属品を収納する一方の収納室と商 品である帯状の内容物をほぼ均等に展開させて収納する他方の収納室とを並設し た合成樹脂製のトレーと該トレーを被覆する透明フィルムとを一体化して容器本 体を形成し、前記容器本体の一辺に吊り下げ用の孔部を設けた食品用包装容器に おいて、前記一方の収納室には、前記透明フィルムを介して遮蔽シートが貼着さ れ、前記遮蔽シートに切欠窓が設けられるとともに前記遮蔽シートの表面に内容 物の商品情報が印刷され、前記他方の収納室は方形状の底面と該底面の4辺から 立設した壁面とから形成され、前記底面には前記孔部を支点として吊り下げたと きに水平方向を向くリブと垂直方向を向くリブとが前記透明フィルムの方向に向 かって突設され、水平方向及び垂直方向において前記各リブの末端は前記底面か ら前記壁面にさしかかる位置よりも内側に設定されることを特徴とするものであ る。
【0022】 請求項2の考案に係る容器は、請求項1の考案において、前記各リブの高さが 、いずれも前記壁面とほぼ等しい高さに設けられていることを特徴とするもので ある。
【0023】 請求項3の考案に係る容器は、請求項1乃至2の考案において、前記水平方向 を向くリブは前記底面を垂直方向にほぼ均等に3区分するように2本設けられ、 該2本のリブの両端には前記垂直方向を向くリブが1本ずつ設けられることを特 徴とする。
【0024】 請求項4の考案に係る容器は、請求項1の考案において、前記切欠窓が、前記 孔部を支点とした吊り下げのときに前記付属品が見えるサイズで前記一方の収納 室の下部に設けられることを特徴とするものである。
【0025】 請求項5の考案に係る容器は、調味料等の付属品を収納する一方の収納室と商 品である帯状の内容物をほぼ均等に展開させて収納する他方の収納室とを並設し た合成樹脂製のトレーと該トレーを被覆する透明フィルムとを一体化して容器本 体を形成し、前記容器本体の一辺に吊り下げ用の孔部を設けた食品用包装容器に おいて、前記一方の収納室には、前記透明フィルムを介して遮蔽シートが貼着さ れ、前記遮蔽シートに切欠窓が設けられるとともに前記遮蔽シートの表面に内容 物の商品情報が印刷され、前記他方の収納室は方形状の底面と該底面の4辺から 立設した壁面とから形成され、前記底面には前記孔部を支点として吊り下げたと きに水平方向を向くリブが前記透明フィルムの方向に向かって突設され、水平方 向において前記リブの末端は前記底面から前記壁面にさしかかる位置よりも内側 に設定されることを特徴とするものである。
【0026】 請求項6の考案に係る容器は、請求項5の考案において、前記各リブの高さが 、いずれも前記壁面とほぼ等しい高さに設けられていることを特徴とするもので ある。
【0027】 請求項7の考案に係る容器は、請求項5乃至6の考案において、前記水平方向 を向くリブが前記底面を垂直方向にほぼ均等に3区分するように2本配置される ことを特徴とする。
【0028】 請求項8の考案に係る容器は、請求項5の考案において、前記切欠窓が、前記 孔部を支点とした吊り下げのときに前記付属品が見えるサイズで前記一方の収納 室の下部に設けられることを特徴とするものである。
【0029】
【作用】
請求項1の考案における容器は、他方の収納室の底面において水平方向及び垂 直方向の各リブの末端を壁面よりも内側に形成したので、リブにかかるストレス は底面に吸収される。また、一方の収納室を遮蔽シートで遮蔽して、そこに内容 物の商品情報を印刷表示させるように形成したので、一方の収納室上のスペース は商品情報の表示面となり、他方の収納室から全面的に内容物が露呈される。さ らに、遮蔽シートに切欠窓を設けるようにしたので、切欠窓から調味料等の付属 品が露出する。そして、遮蔽シートを貼り付ける構成にしたので、商品の種類に 応じて印刷内容だけが変更される。
【0030】 また、請求項2の考案における容器は、請求項1の考案において、リブをいず れも他方の収納室の壁面とほぼ等しい高さに形成したので、透明フィルムとリブ 先端との間に内容物を介在させたとき、透明フィルムは自身の柔軟性とトレーに よる柔軟性の助けを借りて内容物の嵩張り具合や形状等に応じた厚みに応じて若 干外に張り出すが、その分復元しようとする力が大きく働いて、透明フィルムと リブ先端間に従来よりもより一層強い圧接状態が生じる。
【0031】 さらに、請求項3の考案における容器は、請求項1乃至2の考案において、容 器を吊り下げたときに、水平方向を向くリブが吊り下げ時の垂直方向で他方の収 納室をほぼ均等に区分するように形成した構成なので、リブにかかっていない内 容物についてもリブが壁となって滑動を規制するとともに、内容物は均一に展開 させた状態で常時保持される。
【0032】 そして、請求項4の考案における容器は、請求項1の考案において、容器を吊 り下げたときに、切欠窓が一方の収納室の下部に位置するようにしたので、付属 品が一方の収納室で余裕をもって収納されていても、容器を吊り下げた際に、付 属品が自重で下部に移動して切欠窓から付属品を覗くことができる。
【0033】 請求項5の考案における容器は、他方の収納室の底面において水平方向にのみ リブを設けて各リブの末端を壁面よりも内側に形成したので、水平方向のリブに かかるストレスは底面に吸収される他は請求項1と同様の作用がある。
【0034】 また、請求項6の考案における容器は、請求項6の考案において、リブをいず れも他方の収納室の壁面とほぼ等しい高さに形成したので、透明フィルムとリブ 先端との間に内容物を介在させたとき、透明フィルムは自身の柔軟性とトレーに よる柔軟性の助けを借りて内容物の嵩張り具合や形状等に応じた厚みに応じて若 干外に張り出すが、その分復元しようとする力が大きく働いて、透明フィルムと リブ先端間に従来よりもより一層強い圧接状態が生じる。
【0035】 さらに、請求項7の考案における容器は、請求項5乃至6の考案において、容 器を吊り下げたときに、水平方向を向くリブが吊り下げ時の垂直方向で他方の収 納室をほぼ均等に区分するように形成した構成なので、リブにかかっていない内 容物についてもリブが壁となって滑動を規制するとともに、内容物は均一に展開 させた状態で常時保持される。
【0036】 そして、請求項8の考案における容器は、請求項5の考案において、容器を吊 り下げたときに、切欠窓が一方の収納室の下部に位置するようにしたので、付属 品が一方の収納室で余裕をもって収納されていても、容器を吊り下げた際に、付 属品が自重で下部に移動して切欠窓から付属品を覗くことができる。
【0037】
【実施例】
以下に添付図面を参照して本考案に係る好適な一実施例を詳細に説明する。 図1から図3は本考案に係る容器の一実施例を示し、図1は正面図、図2は図 1のI−I断面図、図3は図1のII−II断面図である。
【0038】 本考案に係る容器1は、トレー10とその蓋の役目をなす透明フィルム20と を一体化した構成であり、トレー10には商品である帯状の内容物50(珍味加 工食品や乾物等)をほぼ均等に展開させて収納する収納室12と調味料等の付属 品を収納する収納室14とが並設して形成される。上記トレー10の開口面には フランジ部1aが設けられ、このフランジ部1aに透明フィルム20を冠着させ ることで、各収納室12,14の密閉状態が形成される。フランジ部1aの上端 において、容器の左右のバランスを保てる位置に吊り下げ用の孔部40が穿孔さ れている。この孔部40にフックFを挿通して容器1を吊り下げることで、商品 陳列状態を得ることができる。
【0039】 トレー10において、収納室12は壁面16と底面18とを有している。底面 18には、容器1をフックFに吊り下げたときに垂直方向を向くリブ18V,1 8V,リブ18V,18Vと水平方向を向くリブ18H,18Hとが突設される 。垂直方向において各リブ18V,18V,18V,18Vの壁面16側の末端 Eは上壁16U,下壁16Lよりも幅L1 分だけ内側に設定され、水平方向にお いても各リブ18V,18V,18V,18Vの壁面16側の末端Eは側壁16 S,16Sよりも幅L2 分だけ内側に設定される。
【0040】 なお、各リブ18H,18Hは各リブ18V,18V,18V,18Vの垂直 方向での末端Eにより囲まれる領域に配置させるので、各々のリブ18の両端に リブ18Vがひとつずつ配置される位置関係となる。これにより、各リブ18H ,18Vにかかるストレスは底面18に吸収されて壁面16の剛性を保持するこ とができる。もともとリブ18H,18Vには底面18を補強する機能があるた め、総合的に容器1全体の保形効果が向上する。
【0041】 上記リブ18H,18Vは、図2に示した如く、いずれも壁面18の高さH1 とほぼ等しい高さ(H2 )に設けられ、リブ先端と透明フィルム30間には若干 の間隙が得らる。この間隙を利用して内容物50が各リブ18H,18Vを跨ぐ ように収納される。そして、透明フィルム30は自身の柔軟性とトレー10によ る柔軟性の助けを借りて内容物50の嵩張り具合や形状等に応じた厚みにより若 干外(図2中、S方向)に張り出すことがある。ただし、その分復元しようとす る力が大きく働いて、透明フィルム30とリブ先端間に強い圧接状態が生じる。
【0042】 また、リブ18H,18Vは、図2に示した如く、垂直方向で収納室12をほ ぼ均等に、底面18の縦長をM1 ≒M2 ≒M3 の関係で区分するように配置され る。なお、リブ18Vはリブ18Hによる区分に影響を与えない程度のサイズに 設けられている。これにより、図2に示した如く、リブ18H,18Vにかかっ ていない内容物50についてもリブ18H,18Vが壁となって滑動を規制する とともに、内容物50を均一に展開させた状態で常時保持することができる。
【0043】 また、収納室14には、図2及び図3に示した如く、透明フィルム20を介し て遮蔽シート30が貼着される。この遮蔽シート30は表面30aに内容物50 の商品情報が印刷され、裏面30bに接着層が設けられている。さらに、遮蔽シ ート30の一部に切欠窓30cが設けられ、透明フィルム20に貼着したときに 、切欠窓30cが付属品40の収納室14上に配置される。トレー10と透明フ ィルム20とからなるパッケージは、各種の内容物に対して同一形状で対応させ るので、遮蔽シート30の印刷内容を変えるだけで各種の商品ができあがる。
【0044】 例えば、切欠窓30cを収納室14の下部に配置させれば、図2に示したよう に、付属品40よりも収納室14のスペースが若干大きく設定されていても付属 品40は自重で下方に移動するので、商品陳列の際に付属品40を切欠窓30c から確実に覗くことができる。いずれにしても容器1を吊り下げたときに切欠窓 30cから付属品40の一部を覗くことができれば、図1のように方形状に限定 されるものではなく、円や多角形等種々変形可能である。
【0045】 上記トレー10はその構成材料として、例えば、プラスチック、アルミニウム 、紙等の単一材料或いはそれらの複合材料を適用することができる。また、材質 的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、ポリ エステル樹脂、ハイインパクトスチロール樹脂等が好ましい。
【0046】 また、透明フィルム20についても上記トレー10と同様の材料を適用できる 。このように、同様の材料を用いることで容器1のフランジ部1aの部分を例え ばヒートシールによりシール加工することが可能となり、これにより内容物50 及び付属品60を密封することができる。
【0047】 さらに、本考案は、リブ18Hとリブ18Vとを一部接続させた形状であって も良く、あるいは、各リブを直線状に限定せずに、曲線、波、折れ線等のように 種々変形可能である。
【0048】 さて、上述した実施例では、トレーについて底面の水平方向と垂直方向とにそ れぞれリブを突出させた構成としたが、本考案はこれに限定されず、形状を簡略 化させるために、垂直方向のリブを省略して水平方向だけのリブを具備したトレ ーを適用してもよい。この他の実施例について以下に説明する。
【0049】 図4及び図5は本考案に係る容器の他の実施例を示し、図4は正面図、図5は 図4のIII−III断面図である。
【0050】 図4に示した容器11は、前述の容器1と同様の形状を呈しているので、容器 1と相違する構成について以下に説明する。なお、図4及び図5に示した容器1 1について、図1に示した容器1と同様の構成については同様の番号を付す。
【0051】 トレー10において、底面18には、図4及び図5に示した如く、容器1をフ ックFに吊り下げたときに水平方向を向くリブ18a,18bが突設される。水 平方向において、各リブ18a,18bの壁面16側の末端Eは、側壁16a, 16bよりも幅L分だけ内側に設定される。例えば、L=L2 とすれば、図1の 如く垂直方向を向くリブ18Vを設けた場合と同様の位置に水平方向のリブの末 端Eが得られるので、前述の実施例と同様にリブ18a,18bが障壁となって 内容物40の動きを規制することができる。
【0052】 これにより、各リブ18a18bにかかるストレスは底面18に吸収されて壁 面16の剛性を保持することができる。もともとリブ18a,18bには、側面 18を補強する機能があるため、総合的に容器11全体の保形効果が向上する。
【0053】 また、リブ18a,18bの高さについては、図2に示したリブ18Hと同様 の条件により設定されるので、そこから得られる作用・効果も同様となる。さら に、リブ18a,18bを垂直方向に配置についても図2に示したリブ18Hと 同様の条件により設定されるので、そこから得られる作用・効果も同様となる。
【0054】 さて、上述した2つの実施例では、水平方向に2本のリブを設けていたが、収 納室12の垂直方向の長さに応じてその本数を増加させても良い。
【0055】
【発明の効果】
請求項1の考案によれば、他方の収納室の底面において各リブの末端を壁面よ りも内側に形成してリブにかかるストレスを底面に吸収させるとともに、一方の 収納室を遮蔽する遮蔽シートに切欠窓を設けて付属品の存在を商品よりも控えた かたちで呈示するようにしたので、容器全体の保形効果が向上して商品搬送から 店内陳列に至るまで容器の見栄えを良好に保持するとともに、付属品よりも商品 を視覚的に強調して商品の視覚効果を一層向上させることができるという効果を 奏する。また、遮蔽シートを貼り付けるタイプにして商品の種類に応じて印刷内 容だけを変更するようにしたので、商品の種類に関係なくどの商品にも同一パッ ケージを転用できるという効果も奏する。
【0056】 さらに、請求項2の考案によれば、リブをいずれも他方の収納室の壁面とほぼ 等しい高さに形成したので、透明フィルムとリブ先端との間に内容物を介在させ たとき、透明フィルムは自身の柔軟性とトレーによる柔軟性の助けを借りて内容 物の嵩張り具合や形状等に応じた厚みに応じて若干外に張り出すが、その分復元 しようとする力が大きく働いて、透明フィルムとリブ先端間に従来よりもより一 層強い圧接状態が生じる。これにより、請求項1の考案の効果に加えて、商品搬 送や店内での商品陳列の際に、内容物がリブ先端から滑動したりリブを乗り越え たりする動きを防止できるという効果を奏する。
【0057】 そして、請求項3の考案によれば、容器を吊り下げたときに、水平方向を向く リブが吊り下げ時の垂直方向で他方の収納室をほぼ均等に区分するように形成し た構成なので、リブにかかっていない内容物についてもリブが壁となって滑動を 規制するとともに、内容物は均一に展開させた状態で常時保持される。これによ り、請求項1乃至2の考案の効果に加えて、商品を吊り下げても内容物の展開状 態をバランス良く保持することができるという効果を奏する。
【0058】 また、請求項4の考案によれば、容器を吊り下げたときに、切欠窓が一方の収 納室の下部に位置するようにしたので、付属品が一方の収納室で余裕をもって収 納されていても、容器を吊り下げた際に、付属品が自重で下部に移動して切欠窓 から付属品を覗くことができる。これにより、請求項1の考案の効果に加えて、 付属品の内容を印刷表示しなくても付属品の存在を容易に確認することができる という効果を奏する。
【0059】 さらに、請求項5の考案によれば、水平方向の各リブの末端を壁面よりも内側 に形成した構成なので、請求項1と比べてリブの配置が簡略化されていても請求 項1に殆ど遜色のない保形効果を得ることができる。また、請求項5の考案は、 リブの配置以外について請求項1の考案と同様に構成されるので、請求項1に共 通する効果を持ち合わせている。
【0060】 そして、請求項6から8の考案によれば、請求項2から4の考案に相当する構 成なので、請求項2から4の考案の効果と同様に、それぞれ、商品搬送や店内で の商品陳列の際に内容物がリブ先端から滑動したりリブを乗り越えたりする動き を防止できるという効果、商品を吊り下げても内容物の展開状態をバランス良く 保持することができるという効果、付属品の内容を印刷表示しなくても付属品の 存在を容易に確認することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案に係る容器の一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1のI−I断面図である。
【図3】図1のII−II断面図である。
【図4】請求項5の考案に係る容器の一実施例を示す正
面図である。
【図5】図4のIII−III断面図である。
【図6】従来例によるトレーの一例を示す外観斜視図で
ある。
【図7】従来例による容器の一例を示す縦横断面図であ
る。
【符号の説明】
1,11 容器 1a フランジ部 1b 孔部 10 トレー 12,14 収納室 16 壁面 16L 下壁 16S 側壁 16U 上壁 18 底面 18H,18V,18a,18b リブ 20 透明フィルム 30 遮蔽シート 30a 表面 30b 裏面 30c 切欠窓 40 付属品 50 内容物

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調味料等の付属品を収納する一方の収納
    室と商品である帯状の内容物をほぼ均等に展開させて収
    納する他方の収納室とを並設した合成樹脂製のトレーと
    該トレーを被覆する透明フィルムとを一体化して容器本
    体を形成し、前記容器本体の一辺に吊り下げ用の孔部を
    設けた食品用包装容器において、 前記一方の収納室には、前記透明フィルムを介して遮蔽
    シートが貼着され、前記遮蔽シートに切欠窓が設けられ
    るとともに前記遮蔽シートの表面に内容物の商品情報が
    印刷され、 前記他方の収納室は方形状の底面と該底面の4辺から立
    設した壁面とから形成され、前記底面には前記孔部を支
    点として吊り下げたときに水平方向を向くリブと垂直方
    向を向くリブとが前記透明フィルムの方向に向かって突
    設され、水平方向及び垂直方向において前記各リブの末
    端は前記底面から前記壁面にさしかかる位置よりも内側
    に設定されることを特徴とする食品用包装容器。
  2. 【請求項2】 前記各リブの高さは、いずれも前記壁面
    とほぼ等しい高さに設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の食品用包装容器。
  3. 【請求項3】 前記水平方向を向くリブは前記底面を垂
    直方向にほぼ均等に3区分するように2本設けられ、該
    2本のリブの両端には前記垂直方向を向くリブが1本ず
    つ設けられることを特徴とする請求項1乃至2記載の食
    品用包装容器。
  4. 【請求項4】 前記切欠窓は、前記孔部を支点とした吊
    り下げのときに前記付属品が見えるサイズで前記一方の
    収納室の下部に設けられることを特徴とする請求項1記
    載の食品用包装容器。
  5. 【請求項5】 調味料等の付属品を収納する一方の収納
    室と商品である帯状の内容物をほぼ均等に展開させて収
    納する他方の収納室とを並設した合成樹脂製のトレーと
    該トレーを被覆する透明フィルムとを一体化して容器本
    体を形成し、前記容器本体の一辺に吊り下げ用の孔部を
    設けた食品用包装容器において、 前記一方の収納室には、前記透明フィルムを介して遮蔽
    シートが貼着され、前記遮蔽シートに切欠窓が設けられ
    るとともに前記遮蔽シートの表面に内容物の商品情報が
    印刷され、 前記他方の収納室は方形状の底面と該底面の4辺から立
    設した壁面とから形成され、前記底面には前記孔部を支
    点として吊り下げたときに水平方向を向くリブが前記透
    明フィルムの方向に向かって突設され、水平方向におい
    て前記リブの末端は前記底面から前記壁面にさしかかる
    位置よりも内側に設定されることを特徴とする食品用包
    装容器。
  6. 【請求項6】 前記各リブの高さは、いずれも前記壁面
    とほぼ等しい高さに設けられていることを特徴とする請
    求項5記載の食品用包装容器。
  7. 【請求項7】 前記水平方向を向くリブは前記底面を垂
    直方向にほぼ均等に3区分するように2本配置されるこ
    とを特徴とする請求項5乃至6記載の食品用包装容器。
  8. 【請求項8】 前記切欠窓は、前記孔部を支点とした吊
    り下げのときに前記付属品が見えるサイズで前記一方の
    収納室の下部に設けられることを特徴とする請求項5記
    載の食品用包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014522789A (ja) * 2011-07-12 2014-09-08 ネステク ソシエテ アノニム 可食製品用のパッケージおよび該パッケージを使用するための方法

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