JPS5846596Y2 - 机型放送装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、多数の音声信号や映像信号を、調整整理し
て送り出す机型放送装置（以下、放送装置と言う。

）に関する。従来、放送装置としては、第１図乃至第３
図に示すようなものがある。

第１図乃至第３図において、２は放送装置で、放送装置
２は、操作盤４、台部６、脚部８などから構成されてい
る。

操作盤４上には、ボリューム１０、押ボタンスイッチ１
２、計器１４等が配置されている。

この操作盤４は、台部６上に設置されている。

台部６の内部には、増幅器（図示せず。

）等が収納され、操作盤４と接続されている。

また台部６の後板１６には、複数の入力端子１８．１８
・・・・・・を有する入力端子板２０及び複数の出力端
子２２．２２・・・・・・を有する出力端子板２４が取
付けられている。

この入力端子１８．１８・・・・・・及び出力端子２２
．２２・・・・・・は、それぞれ操作盤４のボリューム
１０、押ボタンスイッチ１２、計器１４等に及び増幅器
等（図示せず。

）に接続されている。このように構成された従来の放送
装置２は、入力端子１８．１８・・・・・・及び出力端
子２２．２２・・・・・・が台部６の後板１６に設けら
れているので、マイクロホン、テープレコーダ等の入力
機器からの人力信号線（図示せず。

）や、スピーカ等の出力機器へ接続される出力信号線（
図示せず。

）を接続する際には、放送装置２の後板１６側に回って
接続作業を行わなければならない。

また接続作業を行う為に、放送装置２の後板１６を壁等
に密着して設置することができず、後板１６と壁等との
間に無駄な空間を生じる。

また接続変更作業や、入力端子１８．１８・・・・・・
及び出力端子２２．２２・・・・・・の接続部分の保守
点検作業を行う場合も、後板１６と壁等との間で作業を
行わなければならず不便である。

さらに入力端子１８゜１８・・・・・・と出力端子２２
．２２・・・・・・が接近しいいる為に入力信号線と出
力信号線が接近し、出力信号が人力信号に影響に与え、
出力信号に雑音が混じったり、増幅器が発振を起こすこ
とがある。

この考案は、後板を壁等に密着して設置することができ
、出力信号に雑音が混じったり、増幅器が発振を起こす
ことのない放送装置を、提供しようとするものである。

以下この考案は、図示の一実施例に基づいて説明する。

なお、従来例と同一部分については、同符号を付し、説
明を省略する。

第４図において２５は、この考案に基づく放送装置で、
従来例と同様に、操作盤４、台部６、脚部８などから構
成されている。

台部の側板２６．２６は前端がそれぞれ内側へ折曲げら
れ、前板取付部２８．２８を形成している。

前板取付部２８．２８には前板（図示せず。

）を取付けるためのねし穴３０．３０ 、３０を有して
いる。

この前板取付部２８ 、２８よりや・後方に、それぞれ
の側板２６．２６及び脚部８に当接して、長方形の端子
板取付枠板３２．３２’が取付けられている。

端子板取付枠板３２ 、３２’の下部にはそれぞれ長方
形の形状の開口部３４．３４’を有している。

端子板取付枠板３２の上部には、入力端子１８゜１８・
・・・・・を有する端子板２０が取付けられ、入力端子
１８．１８・・・・・・は操作盤４のボリューム１０等
に接続されている。

また端子板取付枠板３２′の上部には、出力端子２２．
２２・・・・・・を有する出力端子板２４が取付けられ
ている。

端子板取付枠板３２の内側端辺３３と端子板取付枠板３
２′の内側端辺３３′との間隔は、後述のパネルユニッ
ト３６のパネルユニット本体３８の幅と同じ大きさとさ
れ、中央開口部４０を形成している。

パネルユニット３６は、増幅器等（図示せず。

）の電子回路が直方体のシールド効果のある金属ケース
に収められたパネルユニット本体３８と、前板４２とか
ら構成されている。

前板４２は、その幅だけがパネルユニット本体より大き
く形成され、幅方向端部には、パネルユニット３６を固
定するねじを挿通するための、ねし穴４４が設けられて
いる。

このパネルユニット３６は、パネルユニット本体３８が
、中央開口部４０に挿入され、ねじ穴４４を通り端子板
取付枠３２ 、３２’の内側端辺３３，３３’に設けら
れたねし穴４６にねじ込まれたねじ４８によって、固定
されている。

またパネルユニット３６内の増幅器等（図示せず。

）は、操作盤４のボリューム１０等を介して入力端子１
８．１８・・・・・・及び出力端子２２゜２２・・・・
・・に接続されている。

この放送装置２５は、マイクロホンやテープレコーダ等
からの入力信号線５０．５０・・・・・・は、放送装置
２４の後部から開口部３４を通り、前面から入力端子１
８．１８・・・・・・に接続される。

同様に出力信号線５２゜５２・・・・・・も、後部から
開口部３４′を通り、前面から出力端子２２．２２・・
・・・・に接続される。

このように構成された放送装置２５は、入力端子１８．
１８・・・・・・と出力端子２２．２２・・・・・・が
左右に離れて配置され、さらにその間にシールド効果を
有する金属のパネルユニット３６があるため、出力信号
が入力信号に影響を与えることがない。

また、入力端子１８．１８・・・・・・及び出力端子２
２．２２・・・・・・は、放送装置２５の後板１６に取
付けられていないので、後板１６を壁等に密着して設置
することができ無駄な空間が生じない。

また入力端子１８．１８・・・・・・に入力信号線５０
．５０・・・・・・を接続する際にも、出力端子２２゜
２２・・・・・・に出力信号線５２．５２・・・・・・
を接続する際にも、前面から作業を行うことができるの
で作業性がよい。

また接続を変更する際や、保守点検の際にも、前面から
作業性よく、作業を行うことができる。

以上説明したように、この考案によれば、後板を壁等に
密着して設置でき、入力信号と出力信号の干渉を防ぎ、
入力信号線及び出力信号線の接続変更、保守点検の際に
作業性のよい放送装置が、実現できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来の机型放送装置の正面図、第２図は右側面
図、第３図は背面図、第４図はこの考案に基づく一実施
例の前板をはずした状態の斜視図である。 ２．２４・・・・・・机型放送装置、４・・・・・・操
作盤、８・・・・・・脚部、２０・・・・・・入力端子
板、２４・・・・・・出力端子板、３２゜３２′・・・
・・・端子板取付枠、３４ 、３４’・・・・・・開口
部、３６・・・・・・パネルユニット、４０・・・・・
・中央開口部、５０．５０・・・・・・入力信号線、５
２．５２・・・・・・出力信号線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 操作盤の両側から側板が各々下方に伸延して下側が脚に
   形成された机型放送装置において、上記操作盤の下側両
   側板間を両側部とその中間部との３部分に分け、この中
   間部に電子回路構成機器を金属ケースに包んだ状態のパ
   ネルユニットを設置し、上記両側部の一方の前面の上部
   に上記放送装置の入力端子部を設けると共にその下部に
   人力信号線の挿通孔を設け、上記両側部の他方の前面の
   上部に上記放送装置の出力端子部を設けると共にその下
   部に出力信号線の挿通孔を設け、上記入力信号線及び上
   記出力信号線の上記放送装置側への接続端を各々対応す
   る上記挿通孔から導出して上記各々の端子部に前面から
   結合してなることを特徴とする机型放送装置。