JP3134955B2 - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
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- JP3134955B2 JP3134955B2 JP03336187A JP33618791A JP3134955B2 JP 3134955 B2 JP3134955 B2 JP 3134955B2 JP 03336187 A JP03336187 A JP 03336187A JP 33618791 A JP33618791 A JP 33618791A JP 3134955 B2 JP3134955 B2 JP 3134955B2
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- Japan
- Prior art keywords
- cabinet
- speaker
- speaker unit
- speaker device
- units
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカユニットがキ
ャビネットに収納されているスピーカ装置に関する。
ャビネットに収納されているスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカ装置は、一般に図5のよ
うに構成されている。同図において、スピーカユニット
1はキャビネット2の内部に収納され、その前面バッフ
ル板21にビス等の取付部材7で固定されている。尚、
前面バッフル板21のスピーカユニット1の振動板部分
には開孔部22が形成されている。
うに構成されている。同図において、スピーカユニット
1はキャビネット2の内部に収納され、その前面バッフ
ル板21にビス等の取付部材7で固定されている。尚、
前面バッフル板21のスピーカユニット1の振動板部分
には開孔部22が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のスピーカ装置は、スピーカユニット1の振動板
を駆動する駆動力はその磁気回路部分において発生する
が、前記駆動力はスピーカユニット1のフレームを通し
て前面バッフル板21に伝達される。これにより、キャ
ビネット2が不要な振動を生じ、音質が劣化することが
ある。そこで、このような振動を防止するためには、ス
ピーカユニット1を前面バッフル板21に対 して強固に
固定したり、前記駆動力が伝達されてもキャビネット2
が振動しないようにすることが考えられる。
た従来のスピーカ装置は、スピーカユニット1の振動板
を駆動する駆動力はその磁気回路部分において発生する
が、前記駆動力はスピーカユニット1のフレームを通し
て前面バッフル板21に伝達される。これにより、キャ
ビネット2が不要な振動を生じ、音質が劣化することが
ある。そこで、このような振動を防止するためには、ス
ピーカユニット1を前面バッフル板21に対 して強固に
固定したり、前記駆動力が伝達されてもキャビネット2
が振動しないようにすることが考えられる。
【0004】しかしながら前者の場合では、取付部材7
の形状が大きくなったり、特殊な構造のものを用いる必
要があり、また後者の場合では、キャビネット2の材料
として特殊な材料を用いたり、重量を大きくしなければ
ならない。
の形状が大きくなったり、特殊な構造のものを用いる必
要があり、また後者の場合では、キャビネット2の材料
として特殊な材料を用いたり、重量を大きくしなければ
ならない。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、特殊な構造や材料を用いることなく、スピ
ーカユニットから発生する振動がキャビネットに伝達さ
れないようにしたスピーカ装置を提供するものである。
ものであり、特殊な構造や材料を用いることなく、スピ
ーカユニットから発生する振動がキャビネットに伝達さ
れないようにしたスピーカ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカ装置
は、スピーカユニット1(1a,1b)と、スピーカユ
ニット1を収納するキャビネット2と、スピーカユニッ
ト1をキャビネット2の内部で支持し、キャビネット2
から導出されて載置される支持部材3としての支持部3
1、スタンド台32、載置台33、足部34とを備え、スピ
ーカユニット1はキャビネット2に非固定状態で収納さ
れていることを特徴とする。
は、スピーカユニット1(1a,1b)と、スピーカユ
ニット1を収納するキャビネット2と、スピーカユニッ
ト1をキャビネット2の内部で支持し、キャビネット2
から導出されて載置される支持部材3としての支持部3
1、スタンド台32、載置台33、足部34とを備え、スピ
ーカユニット1はキャビネット2に非固定状態で収納さ
れていることを特徴とする。
【0007】
【作用】スピーカユニット1は、キャビネット2の内部
において支持部材3によって支持され、支持部材3はキ
ャビネット2から導出されて床等に載置される。ここ
で、スピーユニット1はキャビネット2に非固定状態で
収納されているので、スピーカユニット1から発生した
振動はキャビネットに伝達されない。
において支持部材3によって支持され、支持部材3はキ
ャビネット2から導出されて床等に載置される。ここ
で、スピーユニット1はキャビネット2に非固定状態で
収納されているので、スピーカユニット1から発生した
振動はキャビネットに伝達されない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る実施例の側面図、図2は同正
面図、図3は同斜視図である。キャビネット2の内部に
は、スピーカユニット1として第1および第2スピーカ
ユニット1a,1bが収納されており、前面バッフル板
21の第1、第2スピーカユニット1a,1bが対向す
る箇所には、2つの開孔部22a,22bが形成されてい
る。各スピーカユニット1a,1bの磁気回路間には支
持部31が固定される。支持部31における各磁気回路間
の略中央から下方に向かってスタンド台32が形成され
る。このスタンド台32は、支持部31と一体形成、ある
いは別部材で固定されている。キャビネット2の底板2
3には開孔部24が形成されており、この開孔部24を介
してスタンド台32が挿通され、外部に導出されてい
る。スタンド台32の下部は、図4に示すように湾曲形
状の載置台33が一体形成され、さらに載置台33の両端
部と中心部にそれぞれゴム製の足部34が取付けられて
いる。
する。図1は本発明に係る実施例の側面図、図2は同正
面図、図3は同斜視図である。キャビネット2の内部に
は、スピーカユニット1として第1および第2スピーカ
ユニット1a,1bが収納されており、前面バッフル板
21の第1、第2スピーカユニット1a,1bが対向す
る箇所には、2つの開孔部22a,22bが形成されてい
る。各スピーカユニット1a,1bの磁気回路間には支
持部31が固定される。支持部31における各磁気回路間
の略中央から下方に向かってスタンド台32が形成され
る。このスタンド台32は、支持部31と一体形成、ある
いは別部材で固定されている。キャビネット2の底板2
3には開孔部24が形成されており、この開孔部24を介
してスタンド台32が挿通され、外部に導出されてい
る。スタンド台32の下部は、図4に示すように湾曲形
状の載置台33が一体形成され、さらに載置台33の両端
部と中心部にそれぞれゴム製の足部34が取付けられて
いる。
【0009】また、支持部31の両端部はキャビネット
2の側板25,26まで延び、この側板25,26に固定さ
れるとともに、前面バッフル板21と第1、第2スピー
カユニット1a,1bのフレーム間にはそれぞれパッキ
ング5a,5bが介在しており、スピーカユニット1
a,1bは前面バッフル板21には固定されておらず、
非固定状態となっている。
2の側板25,26まで延び、この側板25,26に固定さ
れるとともに、前面バッフル板21と第1、第2スピー
カユニット1a,1bのフレーム間にはそれぞれパッキ
ング5a,5bが介在しており、スピーカユニット1
a,1bは前面バッフル板21には固定されておらず、
非固定状態となっている。
【0010】尚、キャビネット2内には、その背面板2
7にパワーアンプ6が取付けられ、このパワーアンプ6
の出力信号がリード線(図示せず)を通して第1、第2
スピーカユニット1a,1bに入力される。これによ
り、パワーアンプ6とスピーカユニット1a,1b間の
配線が短くなり、リード線による伝達歪を低減する。ま
た、背面板27には、パワーアンプ6の入力端子(図示
せず)が取付けられている。
7にパワーアンプ6が取付けられ、このパワーアンプ6
の出力信号がリード線(図示せず)を通して第1、第2
スピーカユニット1a,1bに入力される。これによ
り、パワーアンプ6とスピーカユニット1a,1b間の
配線が短くなり、リード線による伝達歪を低減する。ま
た、背面板27には、パワーアンプ6の入力端子(図示
せず)が取付けられている。
【0011】以上の構成において、第1、第2スピーカ
ユニット1a,1bはネジ4a,4bにより支持部31
に固定され、これに一体形成あるいは別部材で固定され
たスタンド台32が開孔部24を挿通して導出され、その
下部には載置台33と足部34が形成されている。そして
載置台33と足部34を床等に載置することにより、第
1、第2スピーカユニット1a,1bが支持部材3に支
持され、載置される。またキャビネット2も同様に支持
部31により支持されているので、支持部材3に支持さ
れ、床等に載置される。ここで、第1、第2スピーカユ
ニット1a,1bと前面バッフル板21間にはパッキン
グ5a,5bが介在しているだけで固定状態となってい
ないので、各スピーカユニット1a,1bの磁気回路か
ら発生した駆動力による振動は、キャビネット2を介さ
ずに支持部31、スタンド台32、載置台33、足部34の
支持部材3を直接経由して伝達され、足部34で吸収し
たり、床等に振動を逃す。これにより、振動板の振動は
パワーアンプ6よりの入力信号に忠実に追従する。ま
た、第1、第2スピーカユニット1a,1bにそれぞれ
左右のステレオ信号を供給したときには、左右の駆動点
が共通になるので、ステレオ音質が正確に再現できる。
さらに底板23に形成した開孔部24とスタンド台32と
の間隙がバスレフポートとして機能し、バスレフ効果を
得ることができる。
ユニット1a,1bはネジ4a,4bにより支持部31
に固定され、これに一体形成あるいは別部材で固定され
たスタンド台32が開孔部24を挿通して導出され、その
下部には載置台33と足部34が形成されている。そして
載置台33と足部34を床等に載置することにより、第
1、第2スピーカユニット1a,1bが支持部材3に支
持され、載置される。またキャビネット2も同様に支持
部31により支持されているので、支持部材3に支持さ
れ、床等に載置される。ここで、第1、第2スピーカユ
ニット1a,1bと前面バッフル板21間にはパッキン
グ5a,5bが介在しているだけで固定状態となってい
ないので、各スピーカユニット1a,1bの磁気回路か
ら発生した駆動力による振動は、キャビネット2を介さ
ずに支持部31、スタンド台32、載置台33、足部34の
支持部材3を直接経由して伝達され、足部34で吸収し
たり、床等に振動を逃す。これにより、振動板の振動は
パワーアンプ6よりの入力信号に忠実に追従する。ま
た、第1、第2スピーカユニット1a,1bにそれぞれ
左右のステレオ信号を供給したときには、左右の駆動点
が共通になるので、ステレオ音質が正確に再現できる。
さらに底板23に形成した開孔部24とスタンド台32と
の間隙がバスレフポートとして機能し、バスレフ効果を
得ることができる。
【0012】尚、以上説明した実施例においては、キャ
ビネット内に2つのスピーカユニットを収納した構成を
示したが、キャビネット内に1つのスピーカユニットを
収納したものでもよく、あるいは3つ以上のスピーカユ
ニット(例えばウーファ、スコーカ、ツィータ等のマル
チウェイスピーカユニット)を収納したものにも適用す
る。
ビネット内に2つのスピーカユニットを収納した構成を
示したが、キャビネット内に1つのスピーカユニットを
収納したものでもよく、あるいは3つ以上のスピーカユ
ニット(例えばウーファ、スコーカ、ツィータ等のマル
チウェイスピーカユニット)を収納したものにも適用す
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スピーカ
ユニットをキャビネットには固定せずに、支持部材にて
支持し、これを載置するようにしたので、スピーカユニ
ットから発生する駆動力がキャビネットに伝達されず、
キャビネットの不要な振動を防止して、音質の劣化を防
止することができる。
ユニットをキャビネットには固定せずに、支持部材にて
支持し、これを載置するようにしたので、スピーカユニ
ットから発生する駆動力がキャビネットに伝達されず、
キャビネットの不要な振動を防止して、音質の劣化を防
止することができる。
【図1】本発明に係るスピーカ装置の側面図である。
【図2】同正面図を示す図である。
【図3】同斜視図を示す図である。
【図4】本発明に係る支持部材の実施例を示す図であ
る。
る。
【図5】従来のスピーカ装置を示す図である。
1 スピーカユニット 1a 第1スピーカユニット 1b 第2スピーカユニット 2 キャビネット 21 前面バッフル板 22,22a,22b 開孔部 23 底板 24 開孔部 25,26 側板 27 背面板 3 支持部材 31 支持部 32 スタンド台 33 載置台 34 足部 4a,4b ネジ 5a,5b パッキング 6 パワーアンプ 7 取付部材
Claims (4)
- 【請求項1】 スピーカユニットと、 前記スピーカユニットを収納するキャビネットと、前記キャビネット内に配され、前記キャビネットに固定
される第1の部分と、前記キャビネット内から前記キャ
ビネット外に導出される第2の部分を有する支持手段と
を備え、 前記スピーカユニットを前記支持手段に配した ことを特
徴とするスピーカ装置。 - 【請求項2】 複数のスピーカユニットを備え、 前記第1の部分と前記第2の部分とが一体に形成された
前記支持手段により前記複数のスピーカユニットを配設
したことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。 - 【請求項3】 前記支持手段が前記キャビネット外に導
出されるために前記キャビネットに設けられた開孔部が
バスレフポートとして機能することを特徴とする請求項
1記載のスピーカ装置。 - 【請求項4】 前記支持手段が前記キャビネット外に導
出されるために前記キャビネットに設けられた開孔部が
バスレフポートとして機能することを特徴とする請求項
2記載のスピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03336187A JP3134955B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03336187A JP3134955B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | スピーカ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153680A JPH05153680A (ja) | 1993-06-18 |
JP3134955B2 true JP3134955B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=18296552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03336187A Expired - Fee Related JP3134955B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134955B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3778793B2 (ja) | 2000-01-28 | 2006-05-24 | 富士通テン株式会社 | スピーカシステム |
JP2001352592A (ja) | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Fujitsu Ten Ltd | スピーカ構造 |
JP4153156B2 (ja) | 2000-11-10 | 2008-09-17 | 富士通テン株式会社 | スピーカ装置 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP03336187A patent/JP3134955B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05153680A (ja) | 1993-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001102 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |