JPS5846570Y2 - 超高周波トランジスタ増幅器回路 - Google Patents

超高周波トランジスタ増幅器回路

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JPS5846570Y2
JPS5846570Y2 JP6624779U JP6624779U JPS5846570Y2 JP S5846570 Y2 JPS5846570 Y2 JP S5846570Y2 JP 6624779 U JP6624779 U JP 6624779U JP 6624779 U JP6624779 U JP 6624779U JP S5846570 Y2 JPS5846570 Y2 JP S5846570Y2
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JP
Japan
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impedance
high frequency
output
circuit
transistor amplifier
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JP6624779U
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JPS55165503U (ja
Inventor
純一 曾根
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超高周波トランジスタを用いたマイクロ波およ
び準ミリ波帯における増幅器のインピーダンス整合回路
に関する。
超高周波トランジスタ増幅器、とくに高出力トランジス
タ増幅器においては(1)トランジスタのインピーダン
ス抵抗骨が小さいことに加えてリアクタンス分も小さく
、さらに周波数が高くなるにつれ容量性から誘導性を示
すようになり、(ii)高出力化するほどトランジスタ
チップの大きさが大きくなるうえ、超高周波帯では整合
回路のストリップ線路波長も短くなり、その結果、前記
トランジスタチップの大きさがストリップ線路波長と同
等になり、高出力トランジスタチップ全体を電磁波的に
同位相で励振することが困難になる等の問題から、高出
力化、高周波化するほど整合回路の実現が難しくなる。
第1図はマイクロ波高出力GaAs電界効果トランジス
タ(以下FETと称する)の周波数に対する入出力イン
ピータラス軌跡の一例をスミス図表上に示したものであ
る。
このようなインピーダンスを有する高出力FETを用い
たC帯(4〜8 GHz)における増幅器入出力整合回
路の従来例を第2図に示す。
同図において、接地導体1にろう付けされたFET 2
の入力端子を構成するゲート端子3はボンディング導体
細線4により、高誘電率基板5上に形成された2個の集
中定数化キャパシタ6に接続され、さらに集中定数化キ
ャパシタ6はポンチ゛イング導体細線7により、アルミ
ナ基板8上に形成された特性インピーダンス5047の
マイクロストリップ線路9に接続されている。
一方、高出力FET 2の出力整合回路は該高出力FE
T 2の出力端子を構成するドレイン端子10にボンデ
ィング導体細線11により接続された、アルミナ基板1
2上に形成された移相のための伝送線路13および並列
リアクタンス分打消しのための容量性並列スタブを構成
する伝送線路14とから戒っている。
入力整合回路の設計は、まずボンディング導体細線4に
より誘導性分を追加してFETのインピーダンスをほぼ
規格化コンダクタンス1に変換し、さらに並列の集中定
数化キャパシタ6により誘導性リアクタンス分を打ち消
すようにしてインピーダンスの整合を図っている。
出力回路の設計も同様に、ボンディング導体細線11お
よび移相のための伝送線路13により、FETのインピ
ーダンスをほぼ規格化コンダクタンス1に変換し、さら
に容量性並列スタブ14により誘導性リアクタンス分を
打ち消すように決められる。
なお、本例では人力整合回路として分布定数線路を使わ
ず、2個の集中定数化キャパシタ6を対称性よく配置す
ることで、入力の整合を図るとともに、チップサイズの
大きな高出力FET2全体を電磁波的に同位相で励振す
るように設計されている。
ここで周波数が高くなると、第1図の高出力FETの入
力インピーダンスの周波数に対する軌跡かられかるよう
に該FETのリアクタンス分は誘導性となり、第1図の
場合では入力インピーダンスは13GHz以上で規格化
コンダクタンスは1より小さくなっている。
従って高周波域で第2図に示した整合回路にて入力の整
合を実現するには、集中定数化キャパシタ6により誘導
性アクタンス分を打消した後(この時のインピーダンス
は抵抗骨だけであるが、その値は1より大きくなってい
る)特性インピーダンス50Ω伝送線路9の代わりに士
波長のインピーダンス変換回路を用いてインピーダンス
1に変換する必要がある。
この場合、周波数帯域特性が狭くなるという欠点以外に
士波長インピーダンス変換回路の特性インピーダンスが
高くなりすぎてストリップ導体幅が狭くなり電力損失が
大きくなるという欠点が生じてくる。
一方、第2図の分布定数線路を用いた出力側整合回路に
関しては、周波数が高いことから、マイクロス) IJ
ツブ線路波長が短くなり、その結果、整合回路の設計性
をよくするためには、伝送線路の伝播方向の長さのスケ
ールダウンに伴い、前記伝送線路の横路のスケールダウ
ンを図る必要がある。
その結果、伝送線路の特性インピーダンスを一定に保つ
ためには、MIC基板(第2図の例ではアルミナ基板)
は薄くしなければならない。
さらに高出力FETのような低インピーダンスのトラン
ジスタとの整合を図るには低インピーダンスの伝送線路
が要求されるため、回路を小形に保つためにもMIC基
板を薄くすることは設計上有利である。
ところが出力側整合回路のMIC基板と同様、入力端の
MIC基板も薄くすると前述したように入力側の士波長
インピーダンス変換回路のストリップ導体幅はますます
細くなるため、電力損失が大きくなるばかりか、製作上
、細いストリップ線路実現のさいのサイドエツチング、
伝送線路特性のばらつきか′大きくなるという欠点が生
ずる。
このようなことは周波数が高い程、深刻な問題となって
くる。
本考案の目的は前記欠点を除去せしめた新規な構造のイ
ンピーダンス整合回路を備えた超高周波トランジスタ増
幅器回路を提供することにある。
本考案によれば、集中定数化されたキャパシタと↓波長
インピーダンス変換回路によって入力整合回路が構成さ
れたMIC化超高周波トランジスタ増幅器において、前
記士波長インピーダンス変換回路をサスペンデッド線路
で構成したことを特徴とする超高周波トランジスタ増幅
器回路が得られる。
第3図は本考案による超高周波トランジスタ増幅器回路
の一実施例であるところの準ミリ波帯高出力GaAs電
界効果トランジスタ増幅器を説明するための一部断面図
つき回路模式図で、図において接地導体1にろう付けさ
れた高出力FET2入力端子を構成するゲート端子3は
ボンディング導体細線4により高誘電率基板5上に形式
された2個の集中定数化キャパシタ6に接続され、さら
に集中定数化キャパシタ6はポンチ゛イング導体細線7
により厚さ0.26mmのアルミナ基板15上にサスペ
ンデッド線路16で形成された士波長インピーダンス変
換回路と接続されている。
一方、高出力GaAsFET 2 (7)出力整合回路
は、該高出力FET 2のドレイン端子10とボンディ
ング導体細線11により接続された、厚さQ、25mm
のアルミナ基板17上に形式された移相のための伝送線
路13および並列リアクタンス分打潰しのための容量性
並列スタブを構成する伝送線路14とがらなっている。
本実施例においては、入力整合回路の高インピーダンス
線路による士波長インピーダンス変換回路がアルミナ基
板上にサスペンデッド線路で形成されるため、広いスト
リップ導体幅で高インピーダンス伝送線路が実現でき、
前記高インピーダンス伝送線路による電力損失を小さく
抑えることができる。
なお、本考案の実施例においては高出力GaAs電界効
果トランジスタ増幅器につき説明したが、トランジスタ
は電界効果トランジスタに限らずバイポーラ・トランジ
スタでもよく、また電界効果トランジスタとしてもGa
Asを用いたものに限らすInP、 Si等であっても
よい。
また出力整合回路は容量性並列スタブを用いたものに限
るものでなく、出力整合回路の構成形式は特定のものに
限定しない。
またストリップ線路についてもアルミナ基板上に構成さ
れたものに限らず、他の回路基板材料であってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はマイクロ波高出力GaAs電界効果トランジス
タの周波数に対する入出力インピーダンス軌跡の一例、
第2図は従来形式におけるマイクロ波高出力GaAs電
界効果トランジスタ増幅器回路の模式図、第3図は本考
案の一実施例であるどころの準ミリ波帯高出力GaAs
電界効果トランジスタ増幅器回路の一部断面図つき模式
図である。 図において 7は接地導体、2は高出力GaAs電界効
果トランジスタ、3は電界効果トランジスタ2のゲート
端子、4,7.11はボンディング導体細線、5は高誘
電率基板、6は集中定数化キャパシタ、8,12はアル
ミナ基板、9は特性インピーダンス50.Qのマイクロ
ストリップ線路、10は電界効果トランジスタ2のドレ
イン端子、13は移相用伝送線路、14は容量性並列ス
タブを構成するための伝送線路、15.17は厚さ0.
26mmのアルミナ基板、16は士波長インピーダンス
変換回路を構成するためのサスペンデッド線路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 集中定数化されたキャパシタと半波長インピーダンス変
    換回路によって人力整合回路が構成されたMIC化超高
    周波トランジスタ増幅器において、前記半波長インピー
    ダンス変換回路をサスペンデッド線路で構成したことを
    特徴とする超高周波トランジスタ増幅器回路。
JP6624779U 1979-05-17 1979-05-17 超高周波トランジスタ増幅器回路 Expired JPS5846570Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6624779U JPS5846570Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17 超高周波トランジスタ増幅器回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6624779U JPS5846570Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17 超高周波トランジスタ増幅器回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55165503U JPS55165503U (ja) 1980-11-28
JPS5846570Y2 true JPS5846570Y2 (ja) 1983-10-24

Family

ID=29300210

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6624779U Expired JPS5846570Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17 超高周波トランジスタ増幅器回路

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