JPS5845875Y2 - 薄板状物体の被包装置 - Google Patents

薄板状物体の被包装置

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JPS5845875Y2
JPS5845875Y2 JP15257977U JP15257977U JPS5845875Y2 JP S5845875 Y2 JPS5845875 Y2 JP S5845875Y2 JP 15257977 U JP15257977 U JP 15257977U JP 15257977 U JP15257977 U JP 15257977U JP S5845875 Y2 JPS5845875 Y2 JP S5845875Y2
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JP
Japan
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thin plate
press
pressure contact
pressure
ticket
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JP15257977U
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JPS5373275U (ja
Inventor
貞一 岡本
国夫 中島
一信 和田
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フィルムにより定期乗車券、クレジットカー
ド、診療券等の薄板状物体を圧着被包する薄板状物体の
被包装置に関する。
自動改札装置において、使用する定期乗車券は、その券
紙の損傷、汚損を防止するため透明なフィルムおよび磁
気フィルムにより被包されている。
すなわち、透明なフィルムは、券紙の印刷面を保護し、
また、磁気フィルムは、券紙自身を保護するとともに、
磁気記録面を形成する。
この場合、両フィルムには、熱融性接着材が塗布されて
いて、両フィルムの周縁相互を溶着するとともに、券紙
自体にも溶着させてなるものである。
しかして、このような券紙等の薄板状物体の被包を行な
うため本考案者等により有利な被包装置(実願昭46−
92129号)が開発されている。
しかしながら、この装置も圧接板間において加熱しなが
ら圧着するため次のような欠点がある。
(1)フィルムとの接合面に空気が残っていると圧接し
てもその部分が密着せず接着強度が低下する。
(2)また、薄板状物体に湿気があると加熱時に発生す
る蒸気により上記同様に接着強度が低下する。
(3)上記(1)、 (2)の欠点を無視し得る場合で
も、隙間が残ると美観を損ね、また印刷または磁気記録
の検出を正確に行なうことができなくなる。
確かに、上記装置においてもその欠点を極力除去するた
め、一方の圧接板を可撓性を有する部材により、その表
面を中央部が突出するように形成してなるが、この手段
によっても十分改善できるとは云えない。
なぜなら中央部を突出するように構成することは反面薄
板状物体の周縁部の圧接力か弱いこととあいまって周縁
部は最後まで気泡が残りやすい部分となり、接着強度を
高めたい部分であるにも拘わらず最も密着強度の弱い部
分となり都合が悪い。
本考案は、上記事情にもとすいてなされたもので、その
目的とするところは圧着する際フィルム1および薄板状
物体間にある空気や蒸気を確実に除去し、かつ端縁部に
最終的に残る気泡等も確実に除去するとともにかつ周縁
部を最も強く圧接できる構成として端縁部の接着強度を
も高めるようにした薄板状物体の被包装置を提供するこ
とにある。
以下、本考案を図面に示す実施例にもとすいて説明する
第1図中1は可動テーブルであり、このテーブル1の上
に図面において示す圧着装置2が構成されている。
さらに、上記テーブル1には図示はしないが打抜き装置
が取り付けられている。
そして、いずれか一方の装置が定位搬送路3に択一的に
位置するようになっている。
すなわち、上記可動テーブル1を定位搬送路と直角方向
に移動することにより、その動作を行なう。
また、定位搬送路3はテープ状の一対のフィルムつまり
、透明フィルム4および磁気フィルム5間に薄板状物体
としての券紙6を挾み込んだものを搬送し、その券紙6
部分を上記圧着装置2に定置させることができる。
なお、フィルム4,5の相互対向面には、熱融性接着剤
が塗布されている。
次に、圧着装置2について説明すれば、テーブル1の上
面には断熱板7を介してアルミ鋳物からなるヒータ部材
8が固定されている。
9はその固定具である。
上記ヒータ部材8はその内部に電熱線を埋め込んでなり
、このようなヒータ部材8の上面には金属製平板からな
る圧接板10が取り付けられている。
さらに、圧接板10の上面には、フィルムと接触するた
め圧着後フィルムとの剥離が容易になるようにフッ素系
樹脂をコーテングしである。
また、この圧接板10の上方には、上下動自在に構成さ
れる圧接板11が配設されている。
圧接板11は、金属板12に耐熱性のゴム材たとえばフ
ッ素系ゴム、シリコン系ゴムなどからなる弾性部材13
を捲きつけて圧接面部を形成するようになっている。
そして、圧接面部の表面、つまりフィルムと接触する接
触面は後述するような形状に形成される。
また、この圧接板11はヒータ部材15に一体的に取り
付けられているとともに、上記ヒータ部材15は、圧着
時にその圧力が圧接板11全面に亙って均一になるよう
に球面軸受16を介してガイドピン17に取り付けられ
ている。
ガイドピン17は、テーブル1に固定される支持台18
に取り付けた軸受19に摺動自在に嵌挿されている。
さらに、ガイドピン17の上端部にはロックナツト20
が螺着されていて、これによりスプリング受21を支持
している。
そして、スプリング受21と上記支持台18との間には
スプリング22が装着されていて、上記ガイドピン17
を常に上方へ付勢している。
したがって、通常上側の圧接板11は一定量持ち上げら
れていて、下側の圧接板10との間に所定の間隙を形成
する。
なお、この間隙に前述した券紙6が一対のフィルム4,
5に挾み込まれた状態で搬送されてくる。
また、上側の圧接板11はロックナツト20に転接する
偏心カム23によりガイドピン17を押し下げた際にこ
れに伴って押し下げられるものである。
また、弾性体により形成される圧接板11の弾性部材1
3は第2図イ9ロ、八で示すように円柱面状に彎曲面を
形成し、さらにその両端部に平坦な突出面24.24を
設けてなり、その突出面24.24と彎曲面との間の段
差から逃げ部25.25を構成するものである。
また突出面24.24は彎曲面の頂部の高さと同じくす
る。
したがって逃げ部25.25は弾性部材13の側端に位
置するに従い深くなる。
そして上記突出面24.24は被圧着対象物の両端部を
特に強く押えるものである。
また、逃げ部25.25の両端部分には、切欠溝26・
・・・・・が設けられていて、逃げ部25.25ののが
し効果を高めるようになっている。
なお、切欠溝26・・・・・・は後述するようにあくま
でも逃げ部25 、25の作用を補助するものであるが
ら必ずしも設ける必要とするものではない。
また、突出面24.24も中央の彎曲面と同様に第3図
で示すごとく彎曲させて形成してもよい。
さらに中央部分を彎曲させずに第3図で示すように平坦
な表面に形成してもよいものである。
次に、その被包動作を説明すれば、まず定位搬送路3に
より券紙6はテープ状のフィルム4,5間に挾み込まれ
た状態で圧着装置2の圧接板10,11間に搬送されて
きて停止する。
その後偏心カム23が作動し、圧接板11を降下する。
そして固定側の圧接板10との間でそのフィルム4,5
および券紙6を圧接する。
圧接板10,11はヒータ部材8,15により予め加熱
されているので圧接時においてフィルム4,5の接着剤
が溶融し、フィルム4,5および券紙6は相互に密着す
る。
すなわち、フィルム4,5と券紙6のみならずフィルム
4,5相互も券紙6の周囲において直接接着する。
この状態は第5図で示される。
また、圧接板11には他の部分より突出する突出面24
.24が設けられているので圧接工程においてこれと対
応する券紙6の前後両端部分を特に強く押える。
したがって、自動改札機などに挿入使用を繰り返しても
剥離せず、長期の使用を可能とする。
また、彎曲面は円柱面状に形成されているので、この部
分における圧接は券紙6の中央から始まり、その後左右
に及び至る。
すなわち、圧接工程において最初に圧接されるのは突出
面24.24および彎曲面の頂部である。
したがって、この部分におけるフィルム4,5および券
紙6間の気泡また加熱によって生じる蒸気が周囲に押し
出される。
そして、その圧接面は弾性的に潰れるから、さらに気泡
や蒸気は周囲に押し出されながら全面的に圧着される。
ところで、突出面24.24と中央の彎曲面との間には
上記券紙6の側辺方向に延びる段差2・らなる凹陥状の
逃げ部25.25を設けである。
したがって、これに対応する部分が最も最後まで圧接さ
れないのでこの部分の圧力は高まらない。
すなわち、圧力低下部を形成する。
しかも接着剤の溶融反応が他の部分よりも遅れる。
その結果周面の気泡や蒸気はここの部分に集まり、圧接
力の増加に伴い外部に押し出される。
このように突出面24 、24の部分は、圧力が高く長
方形フィルムの短辺部の接着強度を向上させることがで
きる。
さらに、その内側には逃げ部25.25を設け、局部的
に圧力降下部を作ってフィルム4゜5および券紙6内の
気泡等の逃げ道を与えてやるからこの効果により内部の
空気等を完全に追い出すことができる。
したがって確実に圧着させることができるとともに特に
薄板状物体の両端部分を強く圧着させることができる。
以上説明したように本考案によれば、特に剥離しゃすい
端縁部の接着強度を高めることができるとともに全面的
にも確実に密着させ得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は被包装
置の概略的な構成国、第2図イ9口、ハはそれぞれ圧接
板の弾性部材の正面図、底面図および側面図、第3図お
よび第4図はそれぞれ弾性部材の変形側を示す正面断面
図、第5図はフィルムで被包した状態の券紙の平面図で
ある。 4.5・・・・・・フィルム、6・・・・・・薄板状物
体(券紙)、10゜11・・・・・・圧接板、25・・
・・・・逃げ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のフィルム間に薄板状物体を挾み込んでなるものを
    互いに圧着するための一対の圧接板を備え、少なくとも
    一方の圧接板は、圧接面部を弾性体により形成し、かつ
    圧接面部の、上記薄板状物体の前後両端部分に対向する
    両部会を突出面とし、この側突出面間に位置する圧接面
    部を上記薄板状物体の前後両端部方向に直交する方向に
    彎曲し、かつ中央を高くした彎曲面とし、さらに、この
    彎曲面と上記突出面との間には、上記薄板状物体の側辺
    に向けて延びる凹陥状の逃げ部を形成したことを特徴と
    する薄板状物体の被包装置。
JP15257977U 1977-11-14 1977-11-14 薄板状物体の被包装置 Expired JPS5845875Y2 (ja)

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JPS5373275U JPS5373275U (ja) 1978-06-19
JPS5845875Y2 true JPS5845875Y2 (ja) 1983-10-19

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