JPH0642833Y2 - シート体表面被覆装置 - Google Patents

シート体表面被覆装置

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JPH0642833Y2
JPH0642833Y2 JP13433989U JP13433989U JPH0642833Y2 JP H0642833 Y2 JPH0642833 Y2 JP H0642833Y2 JP 13433989 U JP13433989 U JP 13433989U JP 13433989 U JP13433989 U JP 13433989U JP H0642833 Y2 JPH0642833 Y2 JP H0642833Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet body
thermocompression
heater lamp
roller
bonding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13433989U
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English (en)
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JPH0372421U (ja
Inventor
治郎 池尾
義人 宮崎
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Ushio Denki KK
Original Assignee
Ushio Denki KK
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Publication date
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、文字や図形が印刷された紙やプラスチックな
どのシート体の表裏両面をプラスチックフィルムで被覆
するための装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
会員カードや定期乗車券、あるいは工場内で使用される
作業手順表などのシート体において、印刷された文字な
どの劣化や記載事項の改ざんを防止するために、シート
体の表面を透明のプラスチックフィルムで被覆して保護
することがしばしば行われる。かかる被覆に用いられる
シート体表面被覆装置は、本体ケーシング内に、相互に
圧接する一対の加熱圧着ローラが配置され、その下流側
に、同じく相互に圧接する一対の排出ローラが配置され
ている。加熱圧着ローラを加熱して昇温させる方式に、
内部加熱方式と外部加熱方式があるが、内部加熱方式
は、加熱圧着ローラ内部の軸線に沿って棒状のヒータラ
ンプを配置し、加熱圧着ローラの内部から加熱して165
〜175℃程度に昇温させる。そして、一端が予め溶着さ
れた2枚重ねのプラスチックフィルムの間にシート体を
サンドイッチ状に挟んだ複合シート体を加熱圧着ローラ
に供給して加熱圧着し、続いて排出ローラでそりを矯正
し、かつ冷却しながら排出する。
ところで、プラスチックフィルムの内面には熱可塑性の
接着剤が塗布されており、加熱圧着ローラで加熱圧着さ
れると接着剤が軟化し、軟化した接着剤がシート体に滲
み込んでプラスチックフィルムとシート体が密着すると
ともに、シート体の外側でプラスチックフィルム同士が
溶着してシート体を包み込む。ここで、シート体が例え
ばA4判のように大きい場合は、加熱圧着したときに、中
央部の熱が両側に流れる傾向があり、中央部の接着剤が
軟化しにくい。従って、接着剤がシート体に滲み込まず
にシート体とプラスチックフィルムの密着が不完全にな
り、その部分が白いくもりになる。一方、ヒータランプ
をパワーアップして中央部を確実に密着させると、両端
部が過熱されて波打ちを生じる。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、シート体の全面にわたって一様にプラ
スチックフィルムを密着させることが可能なシート体表
面被覆装置を提供することを目的とするものである。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の構成は、シート体の表裏両面にプラスチックフ
ィルムが重ねられた複合シート体を加熱圧着する一対の
加熱圧着ローラと、この加熱圧着ローラ内部の軸線に沿
って配置された棒状のヒータランプとを具備するシート
体表面被覆装置において、前記ヒータランプは、その中
央部の熱放射量が端部よりも大きいことを特徴とするも
のである。
すなわち、ヒータランプの中央部の熱放射量が大きいの
で、シート体中央部の接着剤も十分に軟化し、プラスチ
ックフィルムとシート体が確実に密着する。そして、シ
ート体の両端部は過熱されることがなく、波打ちが生じ
ない。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
第1図において、金属板で成形された本体ケーシング1
の正面に挿入口11が設けられ、背面に排出口12が設けら
れている。この本体ケーシング1内に、相互に圧接する
一対の加熱圧着ローラ2,2が配置され、この加熱圧着ロ
ーラ2の下流側に同じく相互に圧接する一対の排出ロー
ラ4,4が配置されている。加熱圧着ローラ2および排出
ローラ4は、アルミパイプの表面にシリコンゴムをライ
ニングしたものであり、図示略の駆動機構によって駆動
され、矢印の方向に同じ周速度で回転する。挿入口11と
加熱圧着ローラ2の間に金属板製の挿入台13が配置さ
れ、排出ローラ4の下流側には同じく金属板製の排出台
15が配置されて排出口12から延び出ている。また、加熱
圧着ローラ2と排出ローラ4の間にはガイド板14が配置
されている。
加熱圧着ローラ2の内部には、その軸線に沿って棒状の
ヒータランプ3が配置されており、内部加熱方式であ
る。ヒータランプ3は、消費電力が660Wのハロゲン白熱
電球である。このヒータランプ3を説明すると、第2図
に示すように、管形封体30の両端に圧着封止部31が形成
され、この圧着封止部31にモリブデン箔32が埋設されて
いる。そして、外部リード棒33の一端がモリブデン箔32
に溶接されて外部に伸び出している。アンカー37で保持
されたフィラメント34が封体30の管軸に沿って配置さ
れ、その両端がモリブデン箔32に溶接されている。フィ
ラメント34は、タングステン素線をシングルコイルに巻
いた発光部35とコイルを引き伸ばした非発光部36が交互
に配列されたものである。そして、発光部35の長さは中
央に位置するものが最も長く、端部に向かうにつれて順
次短くなっている。従って、ヒータランプ3の中央部の
熱放射量が端部よりも大きくなっている。第3図は、か
かるヒータランプ3の熱放射量分布の1例を示すが、封
体30の中心から140mmの位置における熱放射量を100とし
たとき、中央部の熱放射量は125であり、中央部の熱放
射量が25%大きくなっている。
しかして、一端が予め溶着された2枚重ねのプラスチッ
クフィルムの間にシート体をサンドイッチ状に挟んだ複
合シート体(図示せず)を挿入口11から挿入すると、挿
入台13上を摺動して加熱圧着ローラ2に供給され、プラ
スチックフィルムが加熱されてシート体に圧着される。
圧着された複合シート体は、ガイド板14で導かれて排出
ローラ4に供給され、加熱圧着したときに生じるそりが
矯正され、また排出ローラ4に熱を奪われて冷却され
る。そして、排出台15上を摺動して排出される。ここ
で、加熱圧着ローラ2で圧着するときに、シート体の中
央部の熱が両側に逃げるが、ヒータランプ3の中央部の
熱放射量が端部よりも大きくなっているので、両側に逃
げる熱が補償され、シート体の中央部の温度も十分に高
くなる。従って、プラスチックフィルムに塗布された接
着剤が十分に軟化してシート体に滲み込み、確実に密着
するので、白いくもりは生じない。また、シート体の両
端部も過熱されないので波打ちが生じず、中央部と同様
に密着し、シート体の全面が一様な状態になる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のシート体表面被覆装置
は、加熱圧着ローラ内部の軸線に沿って配置された棒状
のヒータランプの中央部の熱放射量を端部よりも大きく
したので、中央部の密着不良が解消され、シート体の全
面を一様な状態で密着可能なシート体表面被覆装置とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図はヒータランプ
の説明図、第3図は熱放射分布の説明図である。 1…本体ケーシング、2…加熱圧着ローラ 3…ヒータランプ、4…排出ローラ 11…挿入口、12…排出口 13…挿入台、14…ガイド板 15…排出台、30…封体 34…フィラメント、35…発光部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体の表裏両面にプラスチックフィル
    ムが重ねられた複合シート体を加熱圧着する一対の加熱
    圧着ローラと、この加熱圧着ローラ内部の軸線に沿って
    配置された棒状のヒータランプとを具備するシート体表
    面被覆装置において、 前記ヒータランプは、その中央部の熱放射量が端部より
    も大きいことを特徴とするシート体表面被覆装置。
JP13433989U 1989-11-21 1989-11-21 シート体表面被覆装置 Expired - Lifetime JPH0642833Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13433989U JPH0642833Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 シート体表面被覆装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13433989U JPH0642833Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 シート体表面被覆装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0372421U JPH0372421U (ja) 1991-07-22
JPH0642833Y2 true JPH0642833Y2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=31681681

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JP13433989U Expired - Lifetime JPH0642833Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 シート体表面被覆装置

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JPH0372421U (ja) 1991-07-22

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