JPS5845299A - 新規な表面活性物質、その製造法及びそれを含有する呼吸窮迫疾候群治療剤 - Google Patents

新規な表面活性物質、その製造法及びそれを含有する呼吸窮迫疾候群治療剤

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JPS5845299A
JPS5845299A JP56141672A JP14167281A JPS5845299A JP S5845299 A JPS5845299 A JP S5845299A JP 56141672 A JP56141672 A JP 56141672A JP 14167281 A JP14167281 A JP 14167281A JP S5845299 A JPS5845299 A JP S5845299A
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/12Materials from mammals; Compositions comprising non-specified tissues or cells; Compositions comprising non-embryonic stem cells; Genetically modified cells
    • A61K35/42Respiratory system, e.g. lungs, bronchi or lung cells
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 その製造法及びそれを有効成分とする呼吸窮迫症候群治
療剤に関する。
呼吸窮迫症候群(以下RDsと略す)は、在胎期間が約
28〜36週の早産児及び敗血症、尿毒症、手術後の7
コツク肺又は毒劇物等の吸入による中毒症などに罹患し
た成人患者に多発する死亡率の高い疾患である。このR
DSO主なる病因は、肺胞内の表面張力を迅速に且つ持
続的に低下させ、その結果呼吸運動を円滑ならしめる、
いわゆる肺表面活性物質が欠如することによる肺拡張不
全にあシ、その欠如は肺機能の未熟又は基本疾患に由来
することが解明されている。
従来、欠如した肺表面活性物質の代用物としては、哺乳
動物の肺臓組織に存在するリン脂質、中性脂質、総コレ
ステロール、炭水化物及び蛋白質を特定比率で含有する
表面活性物質(以下TA−546と略す)が特開昭55
−160721号公報に記載されている。
しかしながら、本発明者らは追試実験により、このT 
A − 546には上記の成分のほかに更に10チ未満
の遊離脂肪酸が併存することを確認し、他成分に対する
この遊離脂肪酸の含量の相対比率を1、0〜277%に
上昇させることによシ、TA−546の持つ表面張力低
下作用、表面拡散作用及び気液面吸着作用が増強される
ことを究明した。
本発明はこれらの知見に基づ( T A − 546の
改善に係るものであり、更には成人及び早産児のRDS
に有効な治療剤の提供に係るものである。
本発明により提供される表面活性物質の化学組成、理化
学的性質及び薬理学的性質を詳述する。
詳述するにあたり、公報に記載された又は追試実験で判
明したT A − 546のこれらの事項を比較の・た
めに併記した。
〔I〕  化学組成 本発明の表面活性物質は牛、馬、羊又は豚等の哺乳動物
の肺臓組織に存在する特定成分、即ちリン脂質、中性脂
肪、総コレステロー・ル、遊離脂肪酸、炭水化物及び蛋
白質を含有する。表1に乾燥総重量に対する上述の各成
分、中性脂肪を構成するアシルグリセロール及び総コレ
ステロールを構成スる遊離又はエステル体のコレステロ
ールの重量百分率、リン脂質総重量に対するリン脂質組
成分の重量百分率並びにホスファチノルコ’)ン総M量
に対する飽和脂肪酸残基f:2個有するホスファチノル
コリン.の重量百分率を示す。リン脂質、炭水化物、蛋
白質及び水分、リン脂質組成分並びに飽和脂肪酸残基金
2個有するホスファチノルコリンの含量測定は前記公報
に記載された同様の方法で行った。中性脂肪、総コレス
テロール及び遊離脂肪酸の含量測定は、本発明物質をシ
リカグル60の薄層板(層厚0. 2 5 mm、サイ
ズ5 x 2 0 cm :メルク社製)′f:用いた
薄層クロマトグラフィー法で分別し、各成分に相当する
分画を分取したのち該分画中の含量を定量することによ
り行った。展開溶媒は石油エーテル−エーテル(容量比
3二1)からなる混合液を、発色剤はヨウ素を用いた。
定量は、中性脂肪についてはアセチルアセトン比色法(
クリ0力°シミ力・アクタ: Ctinica Chi
micaActa;22巻393頁1968年)に準じ
た方法を用いて、分別されたモノ、ジ及びトリアシルグ
リセロールをモノ、ジ及びトリオレオイルグリセロール
にそれぞれ換算したのち合算することにより行った。ま
た総コレステロールについては0−フタルアルデヒド法
(アナリテイヵル・バイオケミスト リ ー :  A
natyticat Biochemistry  ;
 29  巻  143頁 l969年)に準じた方法
を用いて、分別された遊離コレステロール及びコレステ
ロールエステルを前者はそのまま、後者はコレステロー
ルミルミ。
チン酸エステルに換算したのち合算し、遊離脂肪酸につ
いては板谷らの方法(ノヤーナル・オブ・リビド・リサ
ーチ: Journatof Lipid Resea
rch:6巻 16頁 1965年 )に準じて・ぐル
ミチン酸に換算することにより行った。
(以下余白) &  l l〕 理化学的性質 (1)表面張力低下作用 本発明の表面活性物質を54.0cmの表面積を有する
生理食塩液に、1crILあたり温度15〜25℃で#
i0.3〜0.8μg137℃では1.0〜2.0μg
それぞれ滴下し、該表面積を54.0〜21.6cnL
2の範囲内で2〜5分かけて増減した際の表面張力を、
ウィルヘルミー法に準じて連続的に測定した(図1及び
3)、結果を表2に示す、生理食塩液の当初の表面張力
は15〜25℃では72. Odynea/cms37
℃では70.5 dyn@5A−IrLであった。
表 2 表2から本発明物質が生理食塩液の表面張力を、15〜
25℃では最大で480分の1、最小で15分の1に、
37℃では同じ<39.2分の1.1.9分の1に低下
させたことが認められる。
(11)表面拡散作用 37℃に調整した生理食塩液の液面に、表面積1函2あ
たり08〜1.51℃gの本発明表面活性物質を滴下し
、滴下直後からの表面張力を垂直板法によシ経詩的に測
定した。当初70.5 dynesAmであった生理食
塩液の表面張力は10秒経過後には一定値となり、その
値は18.0〜35.1 dynes/CInの範囲内
にあった。これは、滴下された本発明物質がわずか10
秒で気液界面に表面張力低下能の高い単分子膜を形成し
たこと、換言すれば、極めて迅速に表面に拡散したこと
を示している。TA−546を用いて同様にして測定し
た際の表面張力は、一定値になるまでに120秒かかシ
、その値は26、3〜4 ’8. ’1 dynesA
lnと高かった。
(iii)  気液面吸着作用 生理食塩液1 mlあたり20〜100μgの本発明表
面活性物質を含み、且つ浮遊物を有さない37℃の懸濁
液を調製し、懸濁された本発明物質の気液面への吸着速
度をキングらの方法(アメリカン・ツヤ−ナル・オブ・
フィジオロノイ: AmericanJournato
f Physiotogy: 223巻715頁197
2年)を用いて調製直後からの表面張力の変動値より測
定した。当初70.5 dynes/crILであった
生理食塩液の表面張力は30秒経過後に、168〜39
9dyneSArILの範囲内で一定値となった。これ
は、懸濁状態にある本発明物質が30秒で気液界面に浮
上吸着し、強い表面活性を持つ単分子膜を形成したこと
を示している。同様にして行ったTA−546の実験で
は、表面張力は332〜55.Od yn e 8/c
mの範囲内で一定値を示し、その所要時間は150秒で
あった。
(iψ 比旋光度 比旋光度i DIP−180型自動旋光型(日本分光株
社製)を用いて測定したところ、〔α]、、+2.0〜
+7.2 (C0,2ベンゼン)であった。
(V)  溶解性等 本発明物質の水溶液は弱酸性を呈した。表3に各溶媒に
対する本発明物質101n9の溶解性を示す。
判定は約10秒間攪拌し、視覚的に溶解した時は+、溶
解しなかった時は−で表示した。
(vt  吸収ス被りトル 本発明物質の赤外線及び紫外線吸収スペクトルは図5及
び図6に示すとおりであった。
[111D  薬理学的性質− (1)急性毒性 5週令の雄性ICR系マウス及びウィスター系ラットヲ
用いて本発明の表面活性物質の急性毒性を試験したとこ
ろ、経口LD5o及び腹腔内LD5oはマウスでは3.
、OgAy以上及び2oVkg以上であり、ラットでは
4.0 Vkg以上及び25Vkg以上であった。
(11)  亜急性毒性 本発明の表面活性物質を成、熟したウィスター系ラット
に毎日0.5 Vkgずつ1ケ月間1腹腔内投与したが
、体重の変化並びに主要臓器の肉眼的〜及び組線学的観
察における異常は認められなかった。
(110肺胞腔内牟面張力低下作用 ■ 肺胞肺容量維持作用 在胎期間27日の兎胎仔7匹を用いて、気道内圧の漸減
下における肺胞肺容量(以下pv凹曲線略す)を測定し
た。この測定は胎仔の頚部全切開し露出させた気管に接
続させた水マノメーターを用いて、本発明の表面活性物
質を投与したのち5分後から連続的に行った。気道内圧
は気管に接続させた2チヤンネル独立駆動シリンノポン
プ煮940(米国バーバード社製、)を用いて増減した
本発明物質の投与は該物質の濃度が10〜1.5%(w
/v)になるように調製した生理食塩液懸濁液04〜Q
、 5 mlを気道内に直接注入する方法で行ったっ上
述の測定条件は前記公報に記載されたものとほぼ同一で
ある。対照群の肺胞肺容量は本発明物質の懸濁液にかえ
て生理食塩水を用いた以外は同様にして測定した。肺胞
肺容量は体N1kgあたりのミIJ IJットルで表示
した。表4に結果を示す。
(以下余白) 表  4 ■ 肺胞腔内圧低下作用 在胎期間27日の兎胎仔5匹を用いて、人工呼吸下にお
ける一回換気量が体重1kgあた。910iuに維持さ
れる際の気道内圧を呼吸流量計MFP−1100(日本
光電株社製)で測定した。この測定は本発明の表面活性
物質の1.0 % (w7’マ)生理食塩液懸濁液0.
4117を気道内に注入したのち5分後に行った。
本発明物質を投与した際の気道内圧は8 (m H2O
でToシ、一方T A −546のそれは12 an 
H,Oであ゛り(切 呼吸機能改善作用 ■ 敗血症由来のRDSへの効果 大腸菌の腹腔内投与により敗血症に罹患し、ついでRD
Sを併発した成熟家兎を用いて、本発明の表面活性物質
の呼吸機能改善作用を試験した。
試験は上述の家兎32匹を対照群(無投与群)、硫酸カ
ナマイとン単独投与群、本発明物質単独投与群、硫酸カ
ナマイシン及び本発明物質の併用投与群の4群に分け、
各群の呼吸改善度を比較することにより行った。病態家
兎の調製及び呼吸障害度の判定はキュエバスらの方法(
アーカイブス・オブ・サージェリー: Archive
s of Surgery :104巻 319頁 1
972年)に、血液中のエンドトキシンのサーキュレー
テイングタイター(Circutating Tite
r)の測定はレインホールドら。
の方法(プロシーディング・オブ・ザ・ソサイエティ・
フォー・エクスペリメンタル・ビオロノー・アンド・メ
ゾイスy : Proceedings of the
So’ciety for Experimentat
Biotogy and Medicine;137巻
 334頁 1971年)にそれぞれ準じて行った。
処置はRDSの発現前後24時間以内に、本発明物質に
ついては50〜100 mgAyを1回投与量とし、こ
れを1〜6回気道内に注入し、硫酸カナマイシンについ
ては80〜150 mfg−+ 2〜8回に分けて筋注
することにより行った。試験結果は表5に示すとおりで
あった。結果は処置後2日間経過した時の被検動物の生
死及び呼吸障害度で表示した。死亡例における呼吸障害
度は死亡直前時のもので示した。呼吸障害度はその数値
が大きいほど重篤であることを表わす。
(以下余白) 表  5 表5よシ明らかなように、本発明物質は硫酸カナマイシ
ンの併用ではほぼ完全に、単独でも予想以上に呼吸機能
を改善した。
■ 成人のモデルRDSへの効果 肺洗浄によシモデル的なRDSに罹患したモルモット1
6匹を用いて、呼吸機能改善作用を試験した。試験は上
述の病態モルモットを2群に分け、呼吸管理下に一方は
そのまま6時間放置し、他方は該管理開始から3時間後
に本発明の表面活性物質を投与しそののち更に3時間放
置し、ついで脱血層殺し、その際に得られる各pv曲線
と別途に得られた正常モルモットの27曲線とを比較す
ることによシ行った。病、態モルモットの調製及び呼吸
管理はラックマンらの方法(アクタ・アネスセシオロジ
ー・スカンノナビカ: Acta Anaesthes
iotogyScandinavica+ 24巻 2
31頁 1980年)に準じて、27曲線の測定は前記
とほぼ同様にして行った。投与は生理食塩液の10%(
w/v)懸濁液に調整した本発明物質60≠9を、気道
内に注入する方法をとった。表6にその結果を示す。
表6から明らかなように、本発明物質は呼吸機能をはは
正常にまで回復させた。
以上に詳述した化学組成、理化学的性質及び薬理学的性
質からみて、本発明の表面活性@’JAを包含する薬剤
は、効果が著明に且つ迅速に発現するR’DS治療剤と
いうことかで門る。
本発明によシ提供されるRDS治療剤は、早産児に対し
ては50〜4009、成人に対しては500〜3000
■の本発明表面活性物JJ[t−11回投与蓋として含
有する。用法は上述の用量を水又は生理食塩液のような
電解質溶液に懸濁し、10〜50%(w/v)の濃度に
調整し、これを早産児には出生後72時間以内に、成人
には呼吸障害の発現前後120時間以内に気道内に注入
又は噴霧させる。
投与回数は1〜10回が適当である。患者の症状及び併
用療法に応じて、上述の用量、用法及び回数を変更して
もよい。成人に対しては基本疾患に有効な治療剤と併用
するのが望ましい。
本発明治療剤は必要に応じて安定剤、保存剤、等張化剤
、緩衝剤もしくは懸濁化剤等の医薬品添加物又は殺菌剤
を含有してもよい。剤形は液剤又は用量に懸濁して用い
る。粉末剤が適当である。
本発明治療剤はバイヤル瓶又はアンプル瓶等の気密容器
内に充填され、無菌製剤として保存される。
本発明9衣面活性物質の具体的な製造法を以下に詳述す
る。
(a)@乳動物から摘出した肺臓を拳大の塊に分断し、
不要な血管、気管、脂肪体及び血液等を除去したのち肉
ひき機を用いて細断する。つきに得られた肺臓細片を生
理食塩液等の電解質溶液に0〜20℃で15〜120分
間攪拌下で接触させたのち、生成混合液から圧搾沖過に
より抽出液を採取する。哺乳動物としては牛、馬、羊又
は豚が適当であり、それらの乳幼仔を使用すれば更に有
利である。肺臓細片は抽出処理を行うまで凍結乾燥して
保存してもよい。
(b)  上述の抽出液を0〜10℃で8000〜24
) 000 r、p、mの回転速度で遠心分離し粗沈殿
物を得る。この粗沈殿物中に残存する不要な肺臓細片は
該沈殿物を生理食塩液等の電解質溶液に再懸濁し、これ
を500〜2000 r、p、mで遠心分離して除去す
る。
(C)ついでこの粗沈殿物を水に懸濁し、これに塩化す
) IJウム等を加えて液の比重f:1.10〜120
に調整する。この調整液を0〜10℃で20〜180分
間、5000〜13000 r、p、mの回転速度で遠
心分離して3層に分け、上層の乳濁上薄部を分取する。
この乳濁上薄部は、これを12.5〜260%(w/v
)の塩化す) IJウム水溶液に再懸濁し、中速回転で
の遠心分離を必要に応じて数回くり返すことにより精製
できる。
(d)  この乳濁上薄部を水に懸濁し、得られた懸濁
液を水に対して4〜10℃で6〜24時間、セロハン膜
を用いて透析し、透析内液を得る。−この透析内液をつ
いで凍結乾燥して粗乾燥物を得る。透析は乳濁上薄部に
含まれている不要の無機塩類及び低分子の水溶性有機物
の除去を目的とする。粗乾燥物の純度は、該乾燥物を生
理食塩液等の電解質溶液に再懸濁し、これを0.25〜
0.80 Mのショ糖溶液に積層したのち0〜6℃で1
〜24時間、22000〜50000 r、p、mで遠
心分離することによシ高めることができる。但し、この
純化処理は本発明の製造法において必須qものではない
(e)上述の粗乾燥物を20〜200倍重量の酢酸エス
テルに一10〜10℃で懸濁し、30〜60分間放置し
たのち不溶物を採取する。この酢酸エステル不溶物を乾
燥し、ついで20〜200倍重量の混合有機溶媒に接触
させ、10〜20分開放置したのち精製涙液を得る。酢
酸エステルによる処理は過剰に残存する総コレステロー
ルの除去を、混合有機溶媒による処理は不要な蛋白質の
除去を目的とする。酢酸エステルとしては酢酸メチルエ
ステル、酢酸エチルエステル、酢酸プロピルエステル又
は酢酸ブチルエステルが、混合有機溶媒としてはクロロ
ホルム−メタノール(容量比2:l;以下同様)、クロ
ロホルム−エタノール(2:1)、クロロホルム−イン
プロパツール(2:1)又1dエーテルーエタノール(
1:3)がそれぞれ適当である。ここで得られた精製涙
液を無菌試験法(第9改正日本薬局方B −232頁)
に従って試験したところ無菌であったので、以下の処理
は無菌条件下で行った。
(f)  上述の精製ろ液を滅菌水で1〜24時間洗浄
したのち減圧濃縮し、固形残渣を採取する。この残゛渣
が前記した本発明物質の化学組成を有する場合はそのま
ま凍結乾燥して本発明の製造法による最終製品とする。
しかしながら一般には、この残渣の化学組成において、
リン脂質含量が686チ未満、中性脂肪含量が0.3%
未満もしくは遊離脂肪酸含量が10%未満である場合又
はリン脂質含量が686%以上であってもそのリン脂質
の主成分であるホスファチノルコリンの含量がリン脂質
総重量の584%に満たない場合、又はこれらの2種以
上に該当する場合が多い。これらの場合には不足してい
る当該成分を別途のホスファチノルコリン、中性脂肪又
は遊離脂肪酸で補充し、リン脂質、中性脂肪及び遊離脂
肪酸の含量を686〜907%、03〜13.0チ及び
10〜27.7%に、並びにホスファチジルコリンの含
量をリン脂質総重量の584〜85.0%にそれぞれな
るように調整したのち凍結乾燥して最終製品とする。補
充するホスファチノルコリンとしてはノパルミトイルホ
スファチジルコリンが、中性脂肪としてはトリノンルミ
トイルグリセロール、トリステアロイルグリセロールモ
ジくハトリオレオイルグリセロール又はこれらの2種以
上からなる混合物が適当である。同じく遊離脂肪酸とし
ては・ぐルミチン酸、ステアリン酸もしくはオレイン酸
又はこれらの2種以上からなる混合物が適当である。
本発明を製剤例及び実施例をもって更に詳述する。
製剤例1 正確に秤量した本発明の表面活性物質1000m9を無
菌下で30m1容量のバイヤル瓶内に粉末充填法を用い
て充填し、ついで圧検巻締法で密封した。これに無菌の
生理食塩液25m1を添付し用量に懸濁して用いる製剤
とした。
製剤例2 本発明の表面活性物質60m9及び生理食塩液6ml 
’fr: ’10 ml容量のアンプル瓶内に正確に秤
量し、該アンプル瓶を無菌下で溶封した。
実施例 1 (a)牛の摘出肺臓32.0 kgを水で洗浄し、付着
している血液等を除去し、ついでこれを拳大の肉塊に分
断しハサミを用いて不要な血管、気管等を切除した。こ
の肉塊を肉ひき機を用いて細断し、肺臓細片を得た。こ
の肺臓細片30kgに120jの生理食塩液を混和し、
水冷下撹拌し、ついで得られた混合液を沖過袋に入れて
圧搾濾過し抽出液を得だ。この操作は4回縁シ返し行っ
た。上述のようにして得られた抽出液は合算で130!
であった。
(b)  この抽出液を8000 r、p、mで1時間
、4層℃で遠心分離し粗沈殿物を採取した。得られた粗
沈殿物を20!の生理食塩液に懸濁した後、2000 
r、p、mで10分間、遠心分離し残存する組織片等を
沈殿物として除去した。上層懸濁液は再度8000 r
、p、mで遠心分離し、粗沈殿物を揖採取した。この精
製操作は3回繰り返し行った。
(c)上述のようにして得られた粗沈殿物を20!の水
に懸濁し、これに5.7 kl?の塩化ナトリウムを加
えて液の比重を約120に調整した。この調整液を80
0 Or、p、mで45分間遠心分離して3層に分け、
乳濁上薄部を分取した。との乳濁上薄部を26.0%(
w/v)の塩化ナトリウム水溶液10!に再懸濁し、8
000 r、p、mで45分間遠心分離して精製した。
(d)  精製された乳濁上薄部を蒸留水に懸濁し、蒸
留水に対してセロハン膜を用いて透析し、透析内液を得
た。この透析内液を凍結乾燥したところ220gの粗乾
燥物を得た。
(e)  この粗乾燥物に5℃に冷却した酢酸エチルエ
ステル11!を添加し、30分間攪拌したのち減圧沢過
し不溶物を戸数した。この不溶物を乾燥したのち、これ
に71のクロロホルム−メタノール(容量比2:1)の
混合溶媒を添加し、30分間攪拌後に沖紙濾過し精製涙
液を得た。p過残渣には再度、同混合溶媒7kを添加し
、30分間(覚拌した後沖紙涙過し2次精製ろ液を得た
。この操作はもう1回線シ返し行い3次精製涙液まで得
た。
このようにして得られた精製涙液は合算して21!であ
った。この精製涙液の微量を用いて無菌試験を行ったと
ころ無菌であることが確認されたので以下は無菌条件下
で操作した。− (f)  上述の精製涙液を減圧濃縮したところ370
gの固形残渣を得た。この固形残渣の微量を凍結乾燥し
リン脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の含量を測定したと
ころ、乾燥総重量に対する百分率で78.5%、103
%及び05%であり、リン脂質総重量に対するホスファ
チノルコリン含量は50.8俤であった。従って残りの
固形残渣にジパルミトイルホスファチジルコリン12.
3.9及び、9ルミチン酸5.1gを添加し、これを蒸
留水に懸濁したのち凍結乾燥し、表面活性物質544g
を得た。該物質の化学組成の測定結果は表7に示すとお
シであった。
実施例 2 実施例1において(b)工程の遠心分離の回転速度80
00 r、p、mを1500 Or、p、mに、(c)
工程の遠心分離の回転速度8000 r、p、mを50
0Or、p、mに変更した以外はほぼ同様にして行い、
(f)工程において乾燥総重量に対してリン脂質含量が
86.3%、中性脂肪含量が0.1%及び遊離脂肪酸含
量が0.8%並びにリン脂質総重量に対するホスファチ
ジルコリン含量が55.8%である固形残渣442gを
得た。従ってこの残直にジパルミトイルホスファチジル
コリン2B、1g、)すAルミトイルグリセロール1.
2.!i’、)リオレオイルグリセロール1.3g、/
9ルミチン酸6.4g及びステアリン酸40Iを添加し
たのち混合し、凍結乾燥して85、2 、!7の表面活
性物質を得た。該物質の化学組成の測定結果は表7に示
すとおりであった。
実施例 3 実施例1において、(b)工程の遠心速度8000r、
p、mを1800 Or、p、mに(c)工程の遠心速
度8000 r、p、mを1200or、p、mに、同
じ<(c)工程の比重の120を110に、同じ<(c
)工程の塩化ナトリウム水溶液の濃度26.0チ(w/
v)を130チ(w/v)に変更した以外はほぼ同様に
して行い、(f)工程において乾燥総重量に対してリン
脂質、中性脂肪及び遊離脂肪、酸の各含量が928%、
 0.2 %及び15%であり、且つリン脂質総重量に
対するホスファチジルコリンの含量が57.9%である
固形残渣240Iを得た。従って、との残渣にジパルミ
トイルホスファチジルコリン11.0.9、トリノやル
ミトイルグリセロール1.0g及びトリステアロイルグ
リセロール07gを添加し、これを蒸留水に懸濁したの
ち凍結乾燥し、表面活性物質367gを得た。この物質
の化学組成は表7に示すとおりであった。
実施例 4 実施例1において、(e)工程の酢酸エチルエステル1
1!及びクロロホルム−メタノール(容量比2 : l
 )77を、酢酸プロピルエステル15!及びクロロホ
ルム−エタノール(容量比2:1’)10kに変更した
以外はほぼ同様にして行い、(f)工程で乾燥総重量に
対してリン脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の各含量が7
28%、10.5%及び02チであシ、リン脂質総重量
に対するホスファチノルコリン含量が481係である固
形残渣328Iを得た。従って、この残渣に゛ホスファ
チジルコリン5.9g、ノQルミチン酸2.1.9及び
オレイン酸0.5gを添加し、これを蒸留水に懸濁した
のち凍結乾燥し、表面活性物質413gを得た。この物
質の化学組成は表7に掲示した。
実施例 5 実施例1において、(b)工程の遠心速度8000r、
p、m f 20000 r、pamに(e)工程のり
ooホルムーメタノール(容量比2:1)7Aiエーテ
ル7エタノール(容量比1:3)10#に変更した以外
はほぼ同様にして行い、(f)工程で乾燥総重量に対す
るリン脂質含量が85.5%、中性脂肪含量が01%及
び遊離脂肪酸含量が0.6%並びにリン脂質総重量に対
するホスファチジルコリン含蓄カ542チである固形残
渣28.3 、Fを得た。従って、との残渣にホスファ
チノルコリン8.9,9.)!Jステアロイルグリセロ
ール5.9g及びツクルミチン酸2.5Iを添加し、こ
れを蒸留水に懸濁したのち凍結乾燥して45.6gの表
面活性物質を得た。この物質の化学組成は表7に掲示し
た。
実施例 6 実施例1において、牛の摘出肺臓32.0 kgのかわ
力に馬の摘出肺臓35.5 kgを用いた以外はほぼ同
様にして行い、(fJ工程において乾燥総重量に対する
リン脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の含蓄が80.1%
、02%及ヒ0.9%並びにリン脂質総重量に対するホ
スファチノルコリン含量が53.8%である固形残渣3
4.5.9を得た。従って、)・母ルミトイルホスファ
チジルコリン21.0!9、)!J/eルミトイルグリ
セロール6.O,?、)リオレオイルクリセロール2.
09、ノぐルミチン酸1.0.9.ステアリン酸 ?及
びオレイン酸0.5.9を添加し、これを蒸留水に懸濁
したのち凍結乾燥し、表面活性物質65.0 &を得た
。この物質の化学組成は表7に掲示した。
実施例 7 実施例1において、牛の摘出肺臓32.0 kgめかわ
シに緬羊の摘出肺臓28.5 kgを用いた以外はぼ同
様にして行い、(f)工程において乾燥総重量に対する
リン脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の含量並びにリン脂
質総重量に対するホスファチノルコリンの含量がそれぞ
れ55.6 % 、 ’13.9チ及び174チ並びに
701%である固形残渣28.3 gを得た。
従って、ジノeルミトイルホスファチジルコリン15.
5.9を添加し、これを蒸留水に懸濁したのち凍結乾燥
し40.8.9’の表面活性物質を得た。この物質の化
学組成を測定したところ表7に示すとおりであった。
実施例 8 実施例1において、牛の摘出肺臓32.0 kgのかわ
シに豚の摘出肺臓30.0 kgを用いた以外はほぼ同
様にして行い、(f)工程で乾燥総重量に対するリン脂
質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の含量並びにリン脂質総重
量に対するホスファチノルコリンの含量がそれぞれ89
.3 % 、 0.2%及び07%並びに768チであ
る固形残渣gを得た。従って、これにトリバルミトイル
グリセロール109、トリステアロイルグリセロール0
.51Sパルミチン酸42g及びオレイン酸1.3!j
を添加した。ここで得られた混合物を蒸留水に懸濁し、
凍結乾燥したところ表面活性物質368gを得た。該物
質の化学組成は表7に示すとおシであった。
実施例 9 (、)  月令Oケ月の禎牛の摘出肺臓2.8 kg’
を水で洗浄し付着している血液等を除去し、ついでこれ
を拳大の肉塊に分断し、ハサミヲ用いて不要な血管、気
管及び脂肪体等を切除し、再度水で洗浄した。
この肉塊を肉ひき機で細断し、肺臓細片2.5 kgを
得た。この肺臓細片を15.OAの生理食塩液に加え、
4℃で2時間攪拌し、得られた液を沖過袋に入れて12
0kg/cIrLの圧で圧搾濾過し抽出液を得た。
p過残渣に5,0!の生理食塩液を注ぎ、再度圧搾濾過
して抽出液を得た。ここで得られた抽出液は全量で19
5!であった。
(b)  上述の抽出液を1300 Or、p、mテ4
0分間、5℃で遠心分離して粗沈殿物を得た。この粗沈
殿物に2.0にの生理食塩液を加えて懸濁したのち、5
℃で10分間、700 r、p、mで遠心分離し、残存
する組織片等を沈殿させて除去した。
(c)残った上層懸濁液に塩化ナトリウムを少量ずつ添
加し、液の比重を1.15に調整した。この調整液を1
000 Or、p、mで30分間、5℃で遠心分離して
3層にわけ乳濁上薄部を分取した。この乳濁上薄部を%
(w/v )の塩化す) IJウム水溶液1、 OAに
再懸濁し、10000 r、p、mテ30分間遠心分離
して精製した。
(d)  得られた乳濁上薄部を蒸留水に懸濁し、蒸留
水に対してセロハン膜を用いて透析し、透析内液を得た
。この透析内液を凍結乾燥したところ19.5gの粗乾
燥物を得た、。
(e)  この粗乾燥物を5℃に冷却した酢酸エチルエ
ステル1200 mlに添加し、20分間攪拌したのち
減圧沖過して不溶物を戸数した。この不溶物を乾燥した
のち、これに650 mlのクロロホルム−メタノール
(容量比2:1)の混合溶媒を添加し、20分間攪拌後
にp紙濾過し精製p液630meを得た。このp液の微
量を用いて無菌試験を行い、無菌であることが確認され
たので以下は無菌条件下で操作した。
(f)  上述の精製p液を減圧濃縮し、更に凍結乾燥
したところ1.61の固形残渣を得た。この残渣のリン
脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の総重量に対する重量百
分率並びにホスファチジルコリンのリン脂質総重量に対
する重量百分率は836%。
64%及び5.7%並びに75.8%であった。従って
、との残渣はそのまま最終製品とした。この製品の化学
組成は表7に掲示したとおりであった。
実施例 10 実施例9において、方今Oケ月の種牛の摘出月市臓28
kgのかわシに方今4ケ月の種牛のそれ35に9を用い
た以外はほぼ同様にして行い、(f)工程において乾燥
総重量に対するリン脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の含
量並びにリン脂質総重量に対するホスファチジルコリン
の含量が948%、04チ及び05%並びに802係で
ある固形残渣34gを得た。従って、この残直に・、9
ルミチン酸13Iを添加し、蒸留水に懸濁したのち凍結
乾燥し4.711の表面活性物質を得た。この物質のイ
ヒ学組成は表7に掲示したとおシであった。
実施例 11 実施例9において、種牛の摘出肺臓i−b・わりに方今
3ケ月の仔豚の摘出肺臓2.0 kgを用いた以外はほ
ぼ同様にして行い、(f)工程で乾燥総重量に対するリ
ン脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸の含量1=78.3%
、1.8%及び155%であシ、1ノ/Jl旨質総重量
に対するホスファチジルコリンの含量〃;548チであ
る固形残渣28Iを得た。従って、この残直にホスファ
チジルコリン0.69を添加し、これを蒸留水に懸濁し
たのち凍結乾燥し34gの表面活性物質を得た。該物質
の化学組成は表7に掲示した。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
図1〜4は生理食塩液の表面張力をアコマウィルヘルミ
ーバランス(アコマ医学工業株製)で測定L、X−Yレ
コーダー・モデルF−3D (理研電子f→製)を用い
て記録したヒステリシス曲線の出現領域(斜線部分)を
・示す。図1は本発明の表面活性物質を、図2はT A
 −546’i 15〜25℃で表面積1crn@lυ
03〜08μgiT下した際のものを示す。また、図3
は本発明物質を、図4はTA−546を37℃で表面積
1cIrLあたシ10〜20μg滴下したーのものを示
す。縦軸は表面張力を横軸は測定時の最大表面積(54
,0c7n)の百分率で表わした表面積を示す。各図に
おいて、出現領域内の太実線は、得られたヒステリシス
曲線の1実例を示す。図5は本発明物質のKBr錠法K
1る赤外緑吸収スペクトルを、図6は本発明物質をシク
ロヘキサン−エチルアルコール(l比1 : 1 )(
7)混合溶媒に溶鍛し、0.1%(W/v)の濃度に調
整したものを用いて測定した紫外線吸収ス被りトルーを
それぞれ示す。 図面の浄W<内容に変更なし) メ e  o    OOo    o    OOく ω
   −寸  の  へ  − ψ 図 6 暖光度 手  続  補  正  書(方式) %式% 1、事件の表示 特 願 昭56−141,672  号2発明の名称 新規な表面活性物質、その製造法及びそれを含有する呼
吸窮迫症候群治療剤 3補正をする者 7、補正の内容 別紙のように願書、明細書及び回向の
浄簀(内容に変史なし)を提

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)哺乳動物の肺臓組織に存在するリン脂質、中性脂
    肪、総コレステロール、遊離脂肪眩い炭水化物及び蛋白
    質を含有する表面活性物質であって、該物質の乾燥総重
    量に対する各成分の重量自分率が、リン脂質は686〜
    90.7%、中性脂肪は03〜130%、総コレステロ
    ールはo、 o〜80チ、遊離脂肪酸は10〜27.7
    %、炭水化物は01〜20チ及び蛋白質は0.0〜35
    チであることを特徴とする表面活性物質。 (2)  (a)哺乳動物の肺臓細片を電解質溶液に接
    解させて抽出液を得る工程、(b)該抽出液を遠心分離
    し粗沈殿物を得る工程、(c)該粗沈殿物の水性懸濁液
    の比重を塩化す) IJウムを添加して調整し、得られ
    た調整液を遠心分離して乳濁上薄部を分取する工程、(
    d)該乳濁上薄部の水性懸濁液を透析して透析内液を得
    、ついでこの内液を凍結乾燥して粗乾燥物を得る工程、
    (e)該粗乾燥物を酢酸エステルに接触させ酢酸エステ
    ル不溶物を採取し、ついでこの不溶物を混合有機溶媒に
    接触させたのち精製p液を得る工程、及び(f)該精製
    ろ液の固形残置をその1ま又は該残渣に必要に応じて所
    要量の別途のリン脂質、中性脂肪及び遊離脂肪酸を補充
    し、最終製品に含有されるリン脂質、中性脂肪及び遊離
    脂肪酸の重量をそれぞれ68.6〜907%。 03〜13.0%及び1.0〜277%に、並びにリン
    脂質に含有されるホスファチジルコリンの重量を584
    〜850%に調整したのち凍結乾燥することを特徴とす
    る表面活性物質の製造法。 (3)哺乳動物の肺臓組織に存在するリン脂質、中性脂
    肪、総コレステロール、遊離脂肪酸、炭水化物及び蛋白
    質を含有し、全体の乾燥総重量に対するこれら各成分の
    重量百分率が上述の順に686〜90.7チ、00〜1
    3.0%、03〜8.0%。 1.0〜27,7%、0.1〜2.0チ及びOO〜35
    チである表面活性物質を、有効成分として含むことを特
    徴とする呼吸窮迫症候群治療剤。
JP56141672A 1981-09-10 1981-09-10 新規な表面活性物質、その製造法及びそれを含有する呼吸窮迫疾候群治療剤 Granted JPS5845299A (ja)

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