JPS5844605B2 - 珪酸カルシウム水和物の２次粒子を１次粒子に分散させる方法 - Google Patents
珪酸カルシウム水和物の２次粒子を１次粒子に分散させる方法Info
- Publication number
- JPS5844605B2 JPS5844605B2 JP55068670A JP6867080A JPS5844605B2 JP S5844605 B2 JPS5844605 B2 JP S5844605B2 JP 55068670 A JP55068670 A JP 55068670A JP 6867080 A JP6867080 A JP 6867080A JP S5844605 B2 JPS5844605 B2 JP S5844605B2
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- JP
- Japan
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- calcium silicate
- secondary particles
- silicate hydrate
- particles
- sodium hydroxide
- Prior art date
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- Expired
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
珪酸カルシウムは石灰をシリカ、珪砂あるいは珪藻土な
どと水中で加熱反応させることによって合成される。
どと水中で加熱反応させることによって合成される。
このようにして合成される珪酸カルシウム水和物は板状
あるいは針状の結晶からなり、例えばトバモライト、ソ
ソトライトがよく知られている。
あるいは針状の結晶からなり、例えばトバモライト、ソ
ソトライトがよく知られている。
これらの珪酸カルシウム水和物は結晶が多数からみあっ
て２次粒子を形成し、それがさらにからみあった凝集体
として入手されるのが通常である。
て２次粒子を形成し、それがさらにからみあった凝集体
として入手されるのが通常である。
この２次粒子はプラスチックと混合しても混合時分散し
難く、そのままの状態で混合され、針状あるいは板状結
晶としての充てん効果を充分発揮し得ない状態であり、
珪酸カルシウム水和物の２次粒子を分散させることが必
要である。
難く、そのままの状態で混合され、針状あるいは板状結
晶としての充てん効果を充分発揮し得ない状態であり、
珪酸カルシウム水和物の２次粒子を分散させることが必
要である。
本発明者らはこの珪酸カルシウム水和物の２次粒子の１
次粒子への分散法について研究を重ねた結果、水酸化す
） ＩＪウム水溶液と加熱反応させると２次粒子が分散
することを見い出し本発明に到達した。
次粒子への分散法について研究を重ねた結果、水酸化す
） ＩＪウム水溶液と加熱反応させると２次粒子が分散
することを見い出し本発明に到達した。
すなわち本発明は珪酸カルシウム水和物の２次粒子を水
酸化ナトリウム溶液中で加熱して水酸化ナトリウムと反
応させることを特徴とする珪酸カルシウム水和物の２次
粒子を１次粒子に分散させる方法に関するものである。
酸化ナトリウム溶液中で加熱して水酸化ナトリウムと反
応させることを特徴とする珪酸カルシウム水和物の２次
粒子を１次粒子に分散させる方法に関するものである。
本発明においては珪酸カルシウム水和物の２次粒子を水
酸化ナトリウム溶液中加熱して水酸化ナトリウムと反応
させるが、水酸化ナトリウムの使用量は珪酸カルシウム
１００部に対して、０．５部以上が望ましく３０部を使
用することもできるが、経済性を考慮されば１０部まで
が適当である。
酸化ナトリウム溶液中加熱して水酸化ナトリウムと反応
させるが、水酸化ナトリウムの使用量は珪酸カルシウム
１００部に対して、０．５部以上が望ましく３０部を使
用することもできるが、経済性を考慮されば１０部まで
が適当である。
本発明においては水酸化ナトリウムを使用するが、水酸
化ナトリウムのかわりに水ガラス、石灰などのアルカリ
を使用しても２次粒子を破壊することができる。
化ナトリウムのかわりに水ガラス、石灰などのアルカリ
を使用しても２次粒子を破壊することができる。
但しこの場合１００℃以上での加熱が必要となる。
本発明の反応はアルコール−水溶液中でも行うことがで
きるが、水溶液中で行うのが有利である。
きるが、水溶液中で行うのが有利である。
使用する水の量は珪酸カルシウムに対して５倍以上であ
れば攪拌もでき便利である。
れば攪拌もでき便利である。
反応は常圧または加圧下に加熱して行うことができる。
２次粒子からなる珪酸カルシウムとしては通常トバモラ
イトゲル、トバモライト、ソソライトが知られており、
本発明においてはこれを使用することができる。
イトゲル、トバモライト、ソソライトが知られており、
本発明においてはこれを使用することができる。
これらは石灰とシリカを水中で加熱反応させて製造され
るが、本発明においてはこの反応混合物に水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えて反応させる方法をとるのが便利であ
る。
るが、本発明においてはこの反応混合物に水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えて反応させる方法をとるのが便利であ
る。
本発明においては反応中攪拌を行うのが有利であるが、
さらに珪酸カルシウムと水酸化ナトリウム水溶液の混合
物に超音波を照射して加熱すると分散効果は犬となる。
さらに珪酸カルシウムと水酸化ナトリウム水溶液の混合
物に超音波を照射して加熱すると分散効果は犬となる。
珪酸カルシウム水和物は通常球状もしくはいがぐり状の
２次粒子として入手される。
２次粒子として入手される。
本発明のように水酸化ナトリウム水溶液と加熱処理する
と、この２次粒子の球状あるいは、いがぐり状の状態が
破壊され、分散された状態となる。
と、この２次粒子の球状あるいは、いがぐり状の状態が
破壊され、分散された状態となる。
この場合水酸化ナトリウムは珪酸カルシウムと反応して
、ナトリウムを結合した珪酸カルシウムの状態となるこ
れによって２次粒子は１次粒子に分散するが１次粒子自
体の板状あるいは針状の形には変化はない。
、ナトリウムを結合した珪酸カルシウムの状態となるこ
れによって２次粒子は１次粒子に分散するが１次粒子自
体の板状あるいは針状の形には変化はない。
ここで得られるナトリウムを結合した珪酸カルシウムの
ナトリウムは、Ｃａ、Ｍｇ、Ｂａ、、Ｚｎ、あるいはＡ
ｌなどの塩の水溶液と混合することにより、Ｃａ、Ｍｇ
、Ｂａ、ＺｎあるいはＡＩと置換することができる。
ナトリウムは、Ｃａ、Ｍｇ、Ｂａ、、Ｚｎ、あるいはＡ
ｌなどの塩の水溶液と混合することにより、Ｃａ、Ｍｇ
、Ｂａ、ＺｎあるいはＡＩと置換することができる。
また本発明によって得られる珪酸カルシウム水和物の１
次粒子への分散物はそのまま、もしくは表面処理して樹
脂あるいは無機物に混合光てんして使用される。
次粒子への分散物はそのまま、もしくは表面処理して樹
脂あるいは無機物に混合光てんして使用される。
この場合樹脂あるいは無機物中によく分散し、珪酸カル
シウムの針状あるいは板状結晶としての効果を示すよう
になり、強化剤として有用なものである。
シウムの針状あるいは板状結晶としての効果を示すよう
になり、強化剤として有用なものである。
つぎに実施例をあげて説明する。
実施例 １
ゾノトライト６ｚに水酸化ナトリウム０．２５ Ｐを含
む水１００ＴＬｌを加え、攪拌しながら９０℃に加熱し
、１時間反応させた。
む水１００ＴＬｌを加え、攪拌しながら９０℃に加熱し
、１時間反応させた。
反応後ろ過乾燥し、走査型電子顕微鏡で観察するとソフ
トライトの２次粒子はすべて破壊され、よく分散された
状態であった。
トライトの２次粒子はすべて破壊され、よく分散された
状態であった。
実施例 ２
ゾノトライト６１に水酸化ナトリウムＯ，ＯＦｌ’を含
む水１００ｍ１を加え、超音波を照射した後９０℃に１
時間加熱した。
む水１００ｍ１を加え、超音波を照射した後９０℃に１
時間加熱した。
走査型電子顕微鏡によると２次粒子はすべて破壊され、
針状結晶の分散した状態が観察された。
針状結晶の分散した状態が観察された。
Claims (1)
- １ 珪酸カルシウム水和物の２次粒子を水酸化ナトリウ
ム溶液中で加熱して水酸化ナトリウムと反応させること
を特徴とする珪酸カルシウム水和物の２次粒子を１次粒
子に分散させる方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55068670A JPS5844605B2 (ja) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | 珪酸カルシウム水和物の２次粒子を１次粒子に分散させる方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55068670A JPS5844605B2 (ja) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | 珪酸カルシウム水和物の２次粒子を１次粒子に分散させる方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56164010A JPS56164010A (en) | 1981-12-16 |
| JPS5844605B2 true JPS5844605B2 (ja) | 1983-10-04 |
Family
ID=13380375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55068670A Expired JPS5844605B2 (ja) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | 珪酸カルシウム水和物の２次粒子を１次粒子に分散させる方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5844605B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6214506U (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-28 |
-
1980
- 1980-05-22 JP JP55068670A patent/JPS5844605B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6214506U (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56164010A (en) | 1981-12-16 |
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