JPS5842522Y2 - 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 - Google Patents
建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5842522Y2 JPS5842522Y2 JP1193379U JP1193379U JPS5842522Y2 JP S5842522 Y2 JPS5842522 Y2 JP S5842522Y2 JP 1193379 U JP1193379 U JP 1193379U JP 1193379 U JP1193379 U JP 1193379U JP S5842522 Y2 JPS5842522 Y2 JP S5842522Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- boss
- pin
- swinging
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は建設機械の揺動接手部におけるシール装置の改
良に関するものである。
良に関するものである。
パワーショベル及びその他建設機械においては、掘削動
作をするため、多くの揺動接手が使用されている。
作をするため、多くの揺動接手が使用されている。
揺動接手は、ピンとブツシュ間の遊嵌部を揺動、摺動す
ることにより戊る。
ることにより戊る。
揺動接手部は、土砂、泥水雰囲気にたえずさらされ、こ
れらの異物が摺動部のピン・ブツシュ間に侵入し、摩耗
を助長させるため、侵入防止のため、シールを設けてい
る。
れらの異物が摺動部のピン・ブツシュ間に侵入し、摩耗
を助長させるため、侵入防止のため、シールを設けてい
る。
本シール機構についての改良策を述べるものである。
従来の揺動接手は第1図に示す如く、掘削するパケット
1(形状図示せず。
1(形状図示せず。
)と、掘削伝達アーム2(形状図示せず。
)を連結、揺動作動ができるように、アーム2と一体に
なったブツシュ3と、パケット1のボス4間をピン5を
通す。
なったブツシュ3と、パケット1のボス4間をピン5を
通す。
ピン5とブツシュ3は遊嵌されると共に、ピン5とボス
4は圧入一体化され、遊嵌部に、グリースなどの潤滑剤
をピン5の矢印方向より、補給し、揺動部を形成する。
4は圧入一体化され、遊嵌部に、グリースなどの潤滑剤
をピン5の矢印方向より、補給し、揺動部を形成する。
これらの揺動接手の周りには、土砂、泥水があり、これ
らの異物が隙間Aを通じて揺動、摺動部Bに侵入し、摺
動部の摩耗を助長させる。
らの異物が隙間Aを通じて揺動、摺動部Bに侵入し、摺
動部の摩耗を助長させる。
このため、異物侵入防止のため、図の如く、ゴムなどの
弾性体(エンドレス形状)6をボス4とブツシュ3のこ
う配をもった角部Cに嵌入し、シールをさせている。
弾性体(エンドレス形状)6をボス4とブツシュ3のこ
う配をもった角部Cに嵌入し、シールをさせている。
このシールはエンドレス形状のため、組立前には、ブツ
シュ3の外周に引張り、拡げ引けておき、(図中点線で
示す。
シュ3の外周に引張り、拡げ引けておき、(図中点線で
示す。
)揺動接手部組立後、角部Cに嵌装させ、勾配部でシー
ル面を形成シール作用をする。
ル面を形成シール作用をする。
上記の従来の揺動接手部はシール面形を形成するV型の
角部Cを設けるため角部の幅Hがどうしても大きくなる
こと、および、シール6をブツシュ3の外周に預けるた
めのスペースが必要になることなど、コンパクト化を要
求される揺動接手部にしては、難点がある。
角部Cを設けるため角部の幅Hがどうしても大きくなる
こと、および、シール6をブツシュ3の外周に預けるた
めのスペースが必要になることなど、コンパクト化を要
求される揺動接手部にしては、難点がある。
そこで本考案は前記欠点を除去し、シール面形を改良し
てメンテナンスが容易で、且つシール性能がすぐれた建
設機械の揺動接手部におけるシール装置を提供すること
を目的としたものであり、パワーショベル、ブルドーザ
などの建設機械のみならず、揺動接手を有する一般機械
にも適用可能である。
てメンテナンスが容易で、且つシール性能がすぐれた建
設機械の揺動接手部におけるシール装置を提供すること
を目的としたものであり、パワーショベル、ブルドーザ
などの建設機械のみならず、揺動接手を有する一般機械
にも適用可能である。
本考案の実施例を以下図面に従って詳細に説明する。
第2図は本装置のシール面形状断面図を示し、第2図に
おいて5はピン、3はピン5を遊嵌したブツシュ、4は
該ブツシュ3を挾むように前記ピン5端部に圧入したボ
スであり、該ボス4はパケット1に一体形成され、ブツ
シュ3はアーム2端に設ける。
おいて5はピン、3はピン5を遊嵌したブツシュ、4は
該ブツシュ3を挾むように前記ピン5端部に圧入したボ
スであり、該ボス4はパケット1に一体形成され、ブツ
シュ3はアーム2端に設ける。
そしてブッシュ3端面部は、図示したように面取りし、
その底面3aがテーパー状、つまりボス4方向に傾斜形
成した環状溝3bを設ける。
その底面3aがテーパー状、つまりボス4方向に傾斜形
成した環状溝3bを設ける。
そしてボス4の端面壁部3Cに、テーパ状底面3aに隣
接する環状ポケツ)3dを設ける。
接する環状ポケツ)3dを設ける。
第3図に本実施例の揺動接手組立前であるシールの組立
状況を示し、第4図に組立後のシールの作用状況を示す
。
状況を示し、第4図に組立後のシールの作用状況を示す
。
揺動接手組込前は、ブツシュ3の環状ポケット3dに、
弾性体でなるOリング状のシール部材7を外れないよう
に収容する。
弾性体でなるOリング状のシール部材7を外れないよう
に収容する。
この状態で、揺動接手を組込み完了後、シール部材7を
環状ポケット3dより引っ張り出し、ブツシュ3の勾配
部であるテーパー状底面3a及びボス4のフラット端面
4aに接圧させ、シールを行なう。
環状ポケット3dより引っ張り出し、ブツシュ3の勾配
部であるテーパー状底面3a及びボス4のフラット端面
4aに接圧させ、シールを行なう。
このように構成された本実施例の作用及び効果を説明す
ると、従来のようにシールをボス及びブツシュの外周に
預けることなく、ブツシュ3に環状ポケット3dを設け
ることにより、ここにシール部材であるOリング7を預
は収容することができる。
ると、従来のようにシールをボス及びブツシュの外周に
預けることなく、ブツシュ3に環状ポケット3dを設け
ることにより、ここにシール部材であるOリング7を預
は収容することができる。
従って、預けるスペースを特に設ける必要がなく、組込
に邪魔にならないようにシールを置いておくことができ
る。
に邪魔にならないようにシールを置いておくことができ
る。
さらにブツシュ3に勾配部3aを設けることにより、こ
の勾配部3aとボス4のフラツト面4a間にシールを装
置、シール面を形成させ、勾配部3aによりフラット面
4aへの接圧を大きくすることができる。
の勾配部3aとボス4のフラツト面4a間にシールを装
置、シール面を形成させ、勾配部3aによりフラット面
4aへの接圧を大きくすることができる。
本考案によれば建設機械の揺動接手部において、ブツシ
ュ端面部を面取りしてテーパー状底面を有した環状溝を
形成し、かつそのテーパー状底面に隣接して環状ポケッ
ト部を形成し、揺動接手組込前はOリングを環状ポケッ
ト部に収容し、組立後テーパー状底面とボス端面間にO
リングを嵌装するようにしたことにより、揺動接手部ス
ペースがコンパクトになり揺動接手組込が容易となる。
ュ端面部を面取りしてテーパー状底面を有した環状溝を
形成し、かつそのテーパー状底面に隣接して環状ポケッ
ト部を形成し、揺動接手組込前はOリングを環状ポケッ
ト部に収容し、組立後テーパー状底面とボス端面間にO
リングを嵌装するようにしたことにより、揺動接手部ス
ペースがコンパクトになり揺動接手組込が容易となる。
また組込後Oリングは充分なシール作用を発揮する。
第1図は従来の建設機械の揺動接手部におけるシール装
置の縦断面図、第2図は本考案の揺動接手部構造を示す
縦断面図、第3図は本考案であるシール装置の揺動接手
組込前の要部断面図、第4図は組込後の要部断面図であ
る。 1・・・・・・パケット、2・・・・・・アーム、3・
・・・・・ブツシュ、3a・・・・・・テーパー状底面
、3b・・・・・・環状溝、3C・・・・・・端部壁面
、3d・・・・・・環状ポケット、4・・・・・・ボス
、4a・・・・・・フラット端面、5・・・・・・ピン
、7・・・・・・Oリング。
置の縦断面図、第2図は本考案の揺動接手部構造を示す
縦断面図、第3図は本考案であるシール装置の揺動接手
組込前の要部断面図、第4図は組込後の要部断面図であ
る。 1・・・・・・パケット、2・・・・・・アーム、3・
・・・・・ブツシュ、3a・・・・・・テーパー状底面
、3b・・・・・・環状溝、3C・・・・・・端部壁面
、3d・・・・・・環状ポケット、4・・・・・・ボス
、4a・・・・・・フラット端面、5・・・・・・ピン
、7・・・・・・Oリング。
Claims (1)
- ピンと、ピンを遊嵌したブツシュと、該ブツシュを挾む
ように前記ピン端部を圧入固定したボスとよりなる建設
機械の揺動接手部においてブツシュ端面部を面取りし、
その底面をテーパー状とした環状溝を形成し、該環状溝
の端面壁部に前記テーパ状底面に隣接する環状ポケット
を形成し、該環状ポケットにOリングを収容し揺動接手
組立後Oリングを引き出し、テーパ状底面とボスのフラ
ット面間に嵌装したことを特徴とする建設機械の揺動接
手部におけるシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1193379U JPS5842522Y2 (ja) | 1979-02-01 | 1979-02-01 | 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1193379U JPS5842522Y2 (ja) | 1979-02-01 | 1979-02-01 | 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55113764U JPS55113764U (ja) | 1980-08-11 |
JPS5842522Y2 true JPS5842522Y2 (ja) | 1983-09-27 |
Family
ID=28827268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1193379U Expired JPS5842522Y2 (ja) | 1979-02-01 | 1979-02-01 | 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5842522Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-01 JP JP1193379U patent/JPS5842522Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55113764U (ja) | 1980-08-11 |
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