JPS5912289Y2 - 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 - Google Patents
建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5912289Y2 JPS5912289Y2 JP17997778U JP17997778U JPS5912289Y2 JP S5912289 Y2 JPS5912289 Y2 JP S5912289Y2 JP 17997778 U JP17997778 U JP 17997778U JP 17997778 U JP17997778 U JP 17997778U JP S5912289 Y2 JPS5912289 Y2 JP S5912289Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- pusher
- ring
- pin
- swinging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は建設機械の揺動接手部におけるシール装置の改
良に関する。
良に関する。
パワーショベル、およびその他建設機械においては、掘
削動作をするため、多くの揺動接手が使用されている。
削動作をするため、多くの揺動接手が使用されている。
揺動接手は、ピンとプッシュ間の遊嵌部を揺動、摺動す
ることにより或る。
ることにより或る。
揺動接手部は、土砂、泥水雰囲気にたえずさらされ、こ
れらの異物が摺動部のピン・プッシュ間に侵入し、摩耗
を助長させるため、浸入防止のため、シールを設けてい
る。
れらの異物が摺動部のピン・プッシュ間に侵入し、摩耗
を助長させるため、浸入防止のため、シールを設けてい
る。
従来の揺動接手は第1図に示す如く、掘削するパケット
1(全体形状図示せず。
1(全体形状図示せず。
)と、掘削伝達アーム2(形状図示せず)を連結、揺動
作動ができるように、アーム2と一体になったプッシュ
3と、パケット1のボス4間をピン5を通す。
作動ができるように、アーム2と一体になったプッシュ
3と、パケット1のボス4間をピン5を通す。
ピン5とプッシュ3は遊嵌されると共に、ピン5とボス
4に圧入一体化され、遊嵌部に、グリースなどの潤滑剤
をピン5の端部矢印方向より補給し、揺動部を形戒する
。
4に圧入一体化され、遊嵌部に、グリースなどの潤滑剤
をピン5の端部矢印方向より補給し、揺動部を形戒する
。
これらの揺動接手の周りには、土砂、泥水があり、これ
らの異物Aが隙間Bを通じて揺動、摺動部Cに浸入し、
摺動部の摩耗を助長させる。
らの異物Aが隙間Bを通じて揺動、摺動部Cに浸入し、
摺動部の摩耗を助長させる。
このため、異物浸入防止のため、図の如くゴムなどの弾
性体(エンドレス形状)6をボス4とプッシュ3のこう
配をもった角部Dに嵌入し、シールをさせている。
性体(エンドレス形状)6をボス4とプッシュ3のこう
配をもった角部Dに嵌入し、シールをさせている。
このシールはエンドレス形状のため、組立前には、プッ
シュ3の外周に引張り、拡げて預けておき(図中点線で
示す。
シュ3の外周に引張り、拡げて預けておき(図中点線で
示す。
)揺動接手部組立後、角部Dに嵌装させ、こう配部でシ
ール面を形或、シール作用をする。
ール面を形或、シール作用をする。
上記の従来の揺動接手部はシール面形を形或する\/形
の角部Dを設けるため角部の幅Eがどうしても大きくな
ること、および、シール6をプッシュ3の外周に預ける
ためのスペースが必要になることなど、コンパクト化が
要求される揺動接手部にしては難点がある。
の角部Dを設けるため角部の幅Eがどうしても大きくな
ること、および、シール6をプッシュ3の外周に預ける
ためのスペースが必要になることなど、コンパクト化が
要求される揺動接手部にしては難点がある。
そこで本考案は前記欠点を除去し、シール面形状を簡略
化し、性能はすぐれ及びメンテナンスが容易な建設機械
の揺動接手部におけるシール装置を提供することを目的
としたものであり、パワーショベル、ブルドーザなどの
建設機械の揺動接手部のみならず一搬機械の揺動接手に
も適用できる。
化し、性能はすぐれ及びメンテナンスが容易な建設機械
の揺動接手部におけるシール装置を提供することを目的
としたものであり、パワーショベル、ブルドーザなどの
建設機械の揺動接手部のみならず一搬機械の揺動接手に
も適用できる。
本考案の実施例を以下図面に従って詳細に説明する。
本考案に係る揺動接千部は第2図に示す如く、ピン5と
、ピン5を遊嵌した、アーム2と一体のプッシュ3と、
該プッシュ3を挾むようにピン5端部を圧入固定したパ
ケット1のボス4とにより構威され、プッシュ3とボス
4とは相対的に回動する。
、ピン5を遊嵌した、アーム2と一体のプッシュ3と、
該プッシュ3を挾むようにピン5端部を圧入固定したパ
ケット1のボス4とにより構威され、プッシュ3とボス
4とは相対的に回動する。
プッシュ3の端面部を2段にして段部3aを形威し、シ
ール面形状をL形状にする。
ール面形状をL形状にする。
この揺動接手組立前にプッシュに嵌装されたシールを第
3図に示すと、プッシュ3端面に設けた段部3aに弾性
体よりなるOリング状のシール7を段部3aの幅Fより
も突出させず、またプッシュ3の端面3bとの間に隙間
Gを保てる寸法をもって挿入する。
3図に示すと、プッシュ3端面に設けた段部3aに弾性
体よりなるOリング状のシール7を段部3aの幅Fより
も突出させず、またプッシュ3の端面3bとの間に隙間
Gを保てる寸法をもって挿入する。
これにより組込の邪魔にならないようにする。
揺動接手組立後のシールの作用状況を第4図に示すと、
揺動接手を組込んだ後、第5図、または第6図に示すよ
うな1ツ割れ、もしくは2ツ割れの樹脂、または金属よ
り或り、くさび状の勾配部8aおよび押え部8bを有し
たバンド8を、シール7に囲繞し、ボルト9により締め
つける。
揺動接手を組込んだ後、第5図、または第6図に示すよ
うな1ツ割れ、もしくは2ツ割れの樹脂、または金属よ
り或り、くさび状の勾配部8aおよび押え部8bを有し
たバンド8を、シール7に囲繞し、ボルト9により締め
つける。
この時勾配部8aはシール7とプッシュ端面3b間の隙
間Gに挿入する。
間Gに挿入する。
この勾配部8aが隙間Gに押し入ることにより、シール
7は、ボス端面4aであるフラット面に圧接され、この
部分でシール面を形或する。
7は、ボス端面4aであるフラット面に圧接され、この
部分でシール面を形或する。
次にその作用および効果を説明すると、従来のように、
シールをボス、およびプッシュ外周に預けることなく、
シール7をシール部、すなわち、プッシュ3の段部3a
に預けることにより、預けるスペースヲナくシ、最小限
のスペースでシール7をプッシュ3に預けられ、組込に
邪魔にならないように形成することができる。
シールをボス、およびプッシュ外周に預けることなく、
シール7をシール部、すなわち、プッシュ3の段部3a
に預けることにより、預けるスペースヲナくシ、最小限
のスペースでシール7をプッシュ3に預けられ、組込に
邪魔にならないように形成することができる。
また組立完了後1ツ割れ、もしくは2ツ割れのバンド8
をシール7に囲繞し、締め付けることにより、容易にシ
ール面を形或することができる。
をシール7に囲繞し、締め付けることにより、容易にシ
ール面を形或することができる。
バンド8はくさび状のこう配8aを設けており、これが
隙間Gに嵌入させることにより、くさび効果でシール7
を、フラット面4aに接圧でき、シールに有効な力を与
える。
隙間Gに嵌入させることにより、くさび効果でシール7
を、フラット面4aに接圧でき、シールに有効な力を与
える。
このように本考案によれば、パワーショベルおよびその
他の建設機械の揺動接手において、ピン・プッシュ間に
泥水が浸入しないシール装置として、プッシュの端面部
を二段にし、段部を設け、段部に段部より幅が小さい弾
性体よりなるOリング状のシールを挿入し、揺動接手の
組立完了後、剛体もしくは樹脂などより戒るーツ割れ、
またはニツ割れでくさび状の勾配部を有したバンドをシ
ールの外周より囲繞、締め付け、くさび作用により、シ
ールをボスのフラット面に接圧し、シール作用をさせる
ので、シール構造が簡単になり、シール性能はすぐれ、
しかもメンテナンスが容易である。
他の建設機械の揺動接手において、ピン・プッシュ間に
泥水が浸入しないシール装置として、プッシュの端面部
を二段にし、段部を設け、段部に段部より幅が小さい弾
性体よりなるOリング状のシールを挿入し、揺動接手の
組立完了後、剛体もしくは樹脂などより戒るーツ割れ、
またはニツ割れでくさび状の勾配部を有したバンドをシ
ールの外周より囲繞、締め付け、くさび作用により、シ
ールをボスのフラット面に接圧し、シール作用をさせる
ので、シール構造が簡単になり、シール性能はすぐれ、
しかもメンテナンスが容易である。
また本シール装置は組立容易で、その価格も安い。
第1図は従来の揺動接手部における縦断面図、第2図は
本考案の実施例を示し、シール組込前の縦断面図、第3
図は第2図III部のシール組立時の要部断面図、第4
図は本揺動接手部におけるシール組立後であるシール作
用状況を示す要部断面図、第5図は本考案に使用するバ
ンドの一例を示す第4図■一V線断面図、第6図はバン
ドの例を示し、2つ割れバンドを示す断面図である。 1・・・・・・パケット、2・・・・・・アーム、3・
・・・・・プッシュ、3a・・・・・・段部、3b・・
・・・・端面、4・・・・・・ボス、4a・・・・・・
フラット面、5・・・・・・ピン、6・・・・・・弾性
体、7・・・・・・Oリング状シール、8・・・・・・
バンド、8a・・・・・・勾配部、8b・・・・・・押
え部。 A・・・・・・異物、B・・・・・・隙間、C・・・・
・・揺動、摺動部、D・・・・・・角部、E・・・・・
・角部幅、F・・・・・・段部幅、G・・・・・・隙間
。
本考案の実施例を示し、シール組込前の縦断面図、第3
図は第2図III部のシール組立時の要部断面図、第4
図は本揺動接手部におけるシール組立後であるシール作
用状況を示す要部断面図、第5図は本考案に使用するバ
ンドの一例を示す第4図■一V線断面図、第6図はバン
ドの例を示し、2つ割れバンドを示す断面図である。 1・・・・・・パケット、2・・・・・・アーム、3・
・・・・・プッシュ、3a・・・・・・段部、3b・・
・・・・端面、4・・・・・・ボス、4a・・・・・・
フラット面、5・・・・・・ピン、6・・・・・・弾性
体、7・・・・・・Oリング状シール、8・・・・・・
バンド、8a・・・・・・勾配部、8b・・・・・・押
え部。 A・・・・・・異物、B・・・・・・隙間、C・・・・
・・揺動、摺動部、D・・・・・・角部、E・・・・・
・角部幅、F・・・・・・段部幅、G・・・・・・隙間
。
Claims (1)
- ピンと、ピンを遊嵌したプッシュと、該プッシュを挾む
ように前記ピン端部を圧入固定したボスとよりなる建設
機械の揺動接手部において、プッシュ端面部に段部を形
或し、該段部にその段部幅より小さい幅のOリングを挿
入し、該Oリングに楔状勾配部を有し、かつ割れ部に締
付手段を有したバンドを、その勾配部がOリングに接す
るよう囲繞し、締付手段によりバンドを締付けし、楔作
用によりOリングをボスのフラット面に接圧し、シール
を行うことを特徴とする建設機械の揺動接手部における
シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17997778U JPS5912289Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17997778U JPS5912289Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5596965U JPS5596965U (ja) | 1980-07-05 |
JPS5912289Y2 true JPS5912289Y2 (ja) | 1984-04-13 |
Family
ID=29191651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17997778U Expired JPS5912289Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 建設機械の揺動接手部におけるシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912289Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-27 JP JP17997778U patent/JPS5912289Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5596965U (ja) | 1980-07-05 |
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