JPS5842228Y2 - ステアリングホィ−ルのホ−ン装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ステアリングホイールのホーンスイッチの作
動装置に関する。

従来、ステアリングホイールのホーン装置は。

第１図に示すようにリム部ａにスポークｂを介してボス
部Ｃに連結され、このスポークｂおよびボス部ｃにホー
ンボタンｄを押圧自在に取付けてスイッチ作動装置を内
蔵している。

そしてこのスイッチ作動装置は、第２図に示すようにボ
スｅ、バブコアｆ、スポーク芯ｇからなるステアリング
ホイールＳのボス部Ｃの上方に固定された取付基台りに
係合筒ｉを突設し、この係合筒ｉにコイルスプリングｊ
を介装し、上方より係合筒ｉにホーンプレー）ｋの嵌合
孔ｐをコイルスプリングｊを圧縮しながら嵌合させ、抜
は止めのために押え板ｌを介してビスｍを係合筒ｉに螺
着している。

そしてこのホーンプレートｋにホーンボタンｎを連結シ
、コノホーンボタンｎを抑圧自在にしてホーン機構を構
成している。

しかしながら、この構造によると、ホーンプレー）ｋは
基台りに突設された複数の係合筒ｉにスプリングｊを介
して嵌合され、押え板ｌにより抜は止めされるため、ホ
ーン機構組立時にホーンプレー）ｋの嵌合孔ｐを係合筒
ｉに嵌合するとき嵌合しにくい。

すなわち第３図に示すようにスプリングｊによりホーン
プレー）ｋは係合筒ｉの上面より上方に押し上げられて
おり、水平方向に移動し易く、結局ホーンプレートにの
嵌合孔ｐを係合ｆｔＪｘに正確に嵌合するには第４図の
ようにホーンプレートｋを指で押える必要があり６組立
作業性が悪いものであった。

また、ホーンプレー）ｋの各嵌合孔ｐは嵌合筒ｉ外側を
上下動するが、第５′図のようにホーンプレー）ｋの抑
圧が一方に偏した場合、この一方の嵌合孔ｐが係合筒ｉ
外側に接触し、そのため抑圧操作に異物感を与えるとと
もに、第６図のように接触する嵌合孔９周縁が係合筒ｉ
の外側を削り取り、嵌合孔ｐと係合筒ｉの間の間隔が大
きくなり、長期間の使用によりガタが生じる欠点を有し
ている。

本考案は、このような点に鑑みなされたもので。

取付は基台に突設する係合筒の周囲に囲壁を突設すると
ともに、ホーンプレートの嵌合孔周縁の下面に案内筒を
突設し、これによりコイルスプリングの一端な囲壁によ
り位置決めするとともに、コイルスプリングの他端な案
内筒に嵌合するようにしかつこの案内筒な係合筒に嵌合
してホーンプレートの取付作業な容易にし、さらにホー
ンプレートを一方に偏して押圧しても、操作に異物感を
与えず、保合筒な削り取つでガタが生じるようなことも
ないようにしたものである。

次に１本考案の一実施例を図面について説明する。

ステアリングホイールＳは１例えば第１図に示すように
、リム部ａ、スポークｂおよびボス部Ｃが組立てられ、
このボス部Ｃ，スポークｂにホーンボタンｄが押圧自在
に取付けられ、このホーンボタンｄは第７図および第８
図に示すホーンスイッチ作動装置に取付けられている。

これらの図において、１は駆動軸に連結されるボスで、
このボス１にハブコア２が一体に延設され、このハブコ
ア２にスポーク芯３が埋設され。

このスポーク芯３は上記リム部ａに内装したリングに連
接されている。

また、４は取付基台で、この取付基台４は矩形板体の周
縁を皿状に折曲して形成され、この周縁に嵌合孔５を形
成する側壁６が合成樹脂にて上記リム部ａと一体に形成
されている。

また、基台４の底部４ａは上記ボス１．ハブコア２およ
びスポーク芯３からなる芯材の上方にビス７で固定され
、一方これらのボス１．ハブコア２およびスポーク芯３
の下方にはこれらを覆って裏カバー８が設けられ、この
裏カバー８は中央部がボス１に固着されているとともに
１周縁が上方に折曲延設されている。

また、上記取付基台４の底部内側には、四隅に位置して
上面開口の係合筒９が立設され、この係合筒９内周には
取付孔としてのねじ部１０が形成されているとと、もに
、この係合筒９の周囲には囲壁１１が係合筒９と同心円
状に位置して突設されている。

また、１２はホーンプレートで、このホーンプレート１
２は、平板体で形成され、上記係合＠９に対向して貫通
する嵌合孔１３が形成され、この嵌合孔１３の下面周縁
には案内筒１４が突設され。

この案内筒１４は上記係合筒９とわずかの間隙な介して
上下動自在に形成されでいる。

さらにこのホーンプレート１２の中央には貫通孔１５が
形成されているとともに、中央−側下部が上記ボス１に
固定された端子１６に接離自在に位置し、中地側には端
子１７がビス１８にて固着され、この端子１７は可撓性
導電材１９を介してスリップリング２０に接続されてい
る。

また。

２１はコイルスプリングで、このコイルスプリング２１
は一端が上記案内筒１４外側に嵌着され、他端が上記係
合筒９外側と囲壁１１内側に嵌合され、この状態でホー
ンプレート１２は各係合筒９のやや上方に突出して位置
している。

そしてこのホーンプレート１２にビス挿通孔２２な有す
る押え板２３が上面に当接され、この押え板２３はビス
２４の螺入により係合筒９端面に当接され、この状態で
ホーンプレート１２はコイルスプリング２１を圧縮し、
自らは固定する。

また、２５は上記第１図のホーンボタンｄに対応し、こ
のホーンボタン２５は嵌合孔５の側壁６内側に上下動自
在に嵌合され、下面両端に突設した取付突部２６，２６
にコ字形連結金具２７が固着され、この連結金具２７は
上記ホーンプレート１２に固着され、ホーンボタン２５
の抑圧によりホーンプレート１２はコイルスプリング２
１の弾力に抗して下降する。

そして、ホーンプレート１２を取付基台４に取付けるに
は、コイルスプリング２１の下端をそれぞれ係合筒９と
囲壁１１の間に装着し、上端が係合筒９のやや上方に位
置するようにし、さらにこれらそれぞれのコイルスプリ
ング２１の上端にホーンプレート１２０案内筒１４の外
側が嵌合し。

かつこの案内＠１４の内側が係合筒９に嵌合するヨウに
ホーンプレート１２を位置させ、このホーンプレート１
２をそれぞれのコイルスプリング２１上に載置する。

この状態では案内筒１４は係合筒９に嵌合され、第１０
図に示すように案内筒１４と保合＠９は重なりｅがある
から、ホーンプレート１２は位置決めされている。

そして押え板２３をホーンプレート１２に当てがい、ビ
ス２４を押え板２３の挿入孔２２を介して係合筒９のね
じ部１０に螺合すれば、ホーンプレート１２はスプリン
グ２１０弾力に抗して係合筒９に嵌合したまま下方に押
圧され、上方への抜けを抑制される。

また、コイルスプリング２１は上端および下端が位置決
めされているからホーンプレート１２の抑圧によりこの
ホーンプレート１２が上下動しても。

コイルスプリング２１の位置が移動せず、コイルスプリ
ング２１が係合筒９に接触して操作に異物感を与えるよ
うなことはない。

また、案内節１４と係合筒９が接触しても１面接触とな
り、接触面積が大きいから、係合筒９の外側が削り取ら
れるなどのことはなく、シたがってホーンプレート１２
のくり返しの上下動によっても案内筒１４と係合筒９の
嵌合にガタが生じることはない。

本考案によれば、ステアリングホイールのボスの上端に
固定された取付基台よりコイルスプリングを介装した係
合筒を突設し、この係合筒にホーンボタンを支持したホ
ーンプレートの嵌合孔が嵌合され、前記ホーンプレート
が前記コイルスプリングで上下動自在に支持されるとと
もに、前記係合筒の上端に螺着されたビスで抜は止めさ
れているホーン装置において、前記ホーンプレートの嵌
合孔の周囲に前記係合筒とコイルスプリング間に嵌挿さ
れる案内筒を突設し、前記取付台の係合筒の周囲に前記
コイルスプリングの基部を囲繞した囲壁を突設したから
１組立に際してホーンプレートな取付基台の係合筒に嵌
合させる場合に案内筒を係合筒に嵌合させることにより
、ホーンプレートがコイルスプリングによって係合筒よ
り上方に押し上げられて嵌合孔が係合筒より浮上った場
合も嵌合孔の周囲より突出した案内筒が係合筒に嵌合さ
れているからホーンプレートが水平方向に移動すること
がなく、シたがって次のビスの取付等の組立作業を容易
にすることができる。

また、ホーンボタンの動作に際してホーンプレートの嵌
合孔は係合筒に嵌合された案内筒に案内されて係合筒の
外周を軸方向と平行に上下動するため、ホーンプレート
が傾斜して動作することがなく、傾斜したホーンプレー
トと係合筒の接触により操作感が悪くなったり、ホーン
プレートによって係合筒が削られてガタが生じるような
ことがない。

さらに、取付基台には係合筒に介装したコイルスプリン
グの基部を囲繞した囲壁を突設したから、コイルスプリ
ングは囲壁によって位置決めされ、上方から係合筒に嵌
挿される案内筒の嵌挿の邪魔になることがなく、案内筒
を係合筒とコイルスプリング間に挿入することができ、
前述の案内筒の案内効果を一層確実にすることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はステアリングホールの平面図、第２図はその従
来のスイッチの作動装置を示す第１図Ａ−Ａ線縦断面図
、第３図および第４図はそのホーンプレートの取付状態
を示す一部の縦断面図、第５図はそのホーンプレートの
作動状態を示す縦断面図、第６図はそのホー／プレート
の作動の影響を示す一部拡大縦断面図、第７図は本考案
装置の一実施例の第１図Ａ−Ａ線に相当する縦断面図。 第８図はそのＢ−Ｂ線に相当する縦断面図、第９図Ａは
この実施例のホーンプレートの平面図、第９図Ｂはその
縦断面図、第１０図はそのホーンプレートの保合筒との
嵌合状態な示す縦断面図、第１１図はそのホーンプレー
トの作動状態を示す縦断面図、第１２図はそのホーンプ
レートの作動の影響を示す二部拡大縦断面図である。 Ｓ・・・・・・ステアリングホイール、１・・・・・・
ボス、４・・・・・・取付基台、９・・・・・・係合筒
、１１・・・・・・囲壁。 １２・・・・・・ホーンプレート、１３・・・・・・嵌
合孔、１４・・・・・・案内筒、２１・・・・・・コイ
ルスプリング、２４・・・・・・ビス ２５・・・・・
・ホーンボタン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ステアリングホイールのボスの上端に固定された取付基
   台よりコイルスプリングを介装した係合筒を突設し、こ
   の係合筒にホーンボタンを支持したポーンプレートの嵌
   合孔が嵌合され、前記ホーンプレートが前記コイルスプ
   リングで上下動自在に支持されるとともに前記係合筒の
   上端に螺着されたビスで抜は止めされているホーン装置
   において、前記ホーンプレートの嵌合孔の周囲に前記係
   合筒とコイルスプリング間に嵌挿される案内筒を突設し
   、前記取付基台の係合筒の周囲に前記コイルスプリング
   の基部を囲繞した囲壁を突設したことを特徴とするステ
   アリングホイールのホーン装置。