JPS5842140B2 - 左官用セメント組成物 - Google Patents

左官用セメント組成物

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JPS5842140B2
JPS5842140B2 JP4418376A JP4418376A JPS5842140B2 JP S5842140 B2 JPS5842140 B2 JP S5842140B2 JP 4418376 A JP4418376 A JP 4418376A JP 4418376 A JP4418376 A JP 4418376A JP S5842140 B2 JPS5842140 B2 JP S5842140B2
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JP
Japan
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parts
mortar
cement
plastering
cement composition
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Expired
Application number
JP4418376A
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English (en)
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JPS52127920A (en
Inventor
昭利 海崎
靖雄 高柳
一弘 白井
隆夫 保科
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は左官用セメント組成物に関するものである。
先に、本出願人は、ポルトランドセメント、非晶質シリ
カ、セメント膨張材、ポリビニールアルコール(以下P
VAという)および石膏を用いた左官用モルタル材につ
いて提案した。
(特願昭49−125158) しかし、このモルタル材は石膏ボードの上に塗・つたと
き、つぎ目の部分にひび割れが入ることがあり、この改
良が望まれていた。
本発明はこのような欠点を改良した左官用セメント組成
物を提供しようとするものである。
本発明はポルトランド系セメント100部、非晶質シリ
カ5〜150部、セメント膨張材5〜50部、PVA0
.05〜2部および石膏が10部を超え700部までか
らなる左官用セメント組成物である。
本発明における非晶質シリカの割合は、ポルトランド系
セメント100部に対し5〜150部であればよいが、
好ましくは10〜70部である。
これ以外の範囲では作業性が悪くなり、モルタルを平滑
にできなかったり、硬化モルタルの防水性ならびに強度
発現が悪くなったり、さらにはひび割れの現象がおこり
やすくなる。
本発明で用いられる非晶質シリカは、フェロシリコン等
の含シリコン合金あるいは金属シリコン製造時に副産す
るSiO2を主成分としたダストが使用できる。
このシリカはSiO2成分として80饅以上含有し、粒
径は0.1μ程度の微粉末であり、しかも非晶質であり
活性が大きいので好ましい。
その他珪藻土、酸性白土等も使用できる。
セメント膨張材の割合は、ポルトランド系セメント10
0部に対し5〜50部あればよいが、好ましくは8〜3
0部である。
5部未満ではひび割れ防止効果はなく、また50部を超
えてもそれほどの効果は期待できず、かえって膨張破壊
、強度低下を起す原因となる。
本発明に用いられるセメント膨張材としては、例えば電
気化学工業製商品名「デンカC8Ajの如きカルシウム
・スルホ・アルミネート系はもちろんのこと、生石灰、
酸化マグネシウムおよびその他一般に使われている公知
のセメント膨張材が使用できる。
これらのセメント膨張材の添加量は種類および量により
異なるが、セメント組成物として無収縮となるかあるい
はやや膨張となるように配合する必要がある。
PVAの割合はポルトランド系セメント100部に対し
て0.05〜2部であればよいが、好ましくは0.4〜
1゜5部である。
0.05未満では空気連行性が低下し著しく作業性を悪
くシ、下地への接着性も悪くなる。
また、2部をこえると接着性は上するが、作業性が低下
し乾燥速度も遅くなったりするなど不都合がおこる。
PVAは冷水可溶の部分ケン化物の粉状物をそのまN使
用できるが、好ましくは重合度1700以上でケン化度
85饅以上の部分ケン化物であり、これには電気化学工
業製商品名「デンカポバールB+17SJおよび「デン
カポバールB−2O8」が好適である。
石膏の割合はポルトランド系セメント100部に対し1
0部を超え700部までゾあり、さらに100部をこえ
600部がよいが、最も好ましくは200〜500部で
ある。
10部以下ではモルタルの速硬化性が充分でなく、特に
下地が石膏ポードのモルタル仕上りにおいて、つぎ目の
部分にひび割れが起こる。
また、700部をこえるとモルタルの硬度速度が石膏単
独と同じ位早くなり好ましくない。
本発明に使用される石膏としてはCaSO4゜Ca5O
・上 4 。
H2O,CaSO4・2H20の形態、いずれも使用で
きるが好ましくは適当に硬化速度を調整した半水石膏が
好ましい。
ここでいう硬化速度を調整した半水石膏とは、少量の適
当な遅延剤、例えばクエン酸およびクエン酸塩、ゼラチ
ン、ペプトン、ヘキサメタリン酸塩を極少量添加した半
水石膏をいう。
その他市販の石膏プラスターも十分使用できる。
以上よりなる本発明セメント組成物を左官モルタル材と
した場合、PVAが空気連行剤として作用し、しかもこ
の気泡を独立気泡の均整分散の形に維持すべくPVAI
こよる粘性増加によって気泡の浮上逃散を防止し、さら
にモルタル中の遊離水の分離浮上や底部の水の減少によ
る流動性悪化を防ぐ保水性の付与にも役立って鏝すべり
鏝切れなどの作業性を良好にするばかりでなく、下地面
への接着性を良好にし熱伝導率の低下、結露防止、防音
効果も期待できる。
非晶質シリカも空気連行性を有し、また微粉末であるた
め本発明を優位に進行させるようなモルタルの粒度分布
を構成し、しかも球状であることも相まってベアリング
効果をもたらし、その結果良好な作業性を有するモルタ
ルを得ることができる。
加えて高活性であるためにセメントの余剰カルシウム分
との中和反応が早く完結し、セメント系モルタル材によ
く見られる白華現象あるいはエフロレッセンス等の現象
を防止し、塗工面をきれいに仕上げ、ち密なモルタルを
形成して防水性ならびに強度増進に寄与する。
セメント膨張材はそれ自身の膨張性によって施工の初期
から長期にわたるモルタルの収縮によるひび割れ防止に
寄与する。
また石膏はモルタル表面の仕上り性を損う事なく速硬化
性の効果があると同時にひび割れ防止に寄与し、併せて
適切な配合をすることによって非晶質シリカによる硬化
性、防水性、強度増加発現性を助長する。
本発明のセメント組成物は特願昭49−125158号
と成分が同じであるが、石膏を大量に用いる点が異なり
、その結果左官材の作業性、下地への接着性、仕上り性
、防水性が改良された。
さらには通常下地がラスポードの場合、モルタル自体の
保水性が良過ぎたり、硬化が遅すぎたりすれば、ラスポ
ード自体が、モルタル材の余剰水分を吸水し乾燥時に変
形し、・つぎ目の部分にひび割れを生ずるが、本発明の
セメント組成物によるとモルタル材自体の粒度構成が適
当となり、減水効果をもたらして余剰の水分が少なくな
・つてポードの吸水をおさえるため、・つぎ目の部分の
ひび割れをなくすることができる。
また、モルタル自体の強度も増大するので、モルタル材
として多くの特長をかねそなえた左官用モルタル材とし
て使用可能とな・つた。
なお、本発明セメント組成物を用いてモルタルを混練す
るにあたり1、スサや有機・無機の各種繊維を混入する
ことは一向に差支えない。
次に、本発明セメント組成物を下地用ラスポード面に塗
工した場合の結果を実施例にて説明する。
なお、本明細書中の部および俤は倒れも重量基準で示し
た。
実施例 第1表に示すような配合割合(部)からなるセメント組
成物を下地用ラスポードに塗工した。
その物性の測定結果を第2表に示す。
実験番号2〜8は本発明例である。
なお、モルタル材と砂沈は1対2重量比とし、水量はフ
ロー値150mmとなるように配合した。
また、物性測定方法および良否の判定基準は次の通りに
行なった。
(1)作業性 ◎ コテすベリ、コテ切れが極めてよい 0 11 11 が良い ×〃〃 が悪い (2)表面状態 ◎ 極めて滑らかで美しい ○ 滑らかで美しい △ 普通である × 凹凸、ひび割れが目立つ (3)下地への接着性 ◎ 特に良好である ○ 良好である △ 普通である × 悪い (4)ひび割れ ◎ 亀裂発生なし × ひび割れが入る (5)防水性 JIS A 1401に規定の透水試験方法に準する◎
浸水は全く認められない ○ 大体良好である △ 普通である × 透水が完全に認められる (6)硬化速度 ここでいう硬化とは水引きによるl′シまり1の状態で
あり、塗工後50分でI+シまり1を認めたものを適度
とする ◎ 左官用モルタルとして適度の速さである(45分〜
50分) ○ 左官用モルタルとして普通の速さである(60分前
後) △ 左官用モルタルとしてや\遅い(60分以上) × 左官用モルタルとして早すぎる(30分以下) (7)圧縮強度 JIS R5201に準じて測定

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポルトランドセメント100重量部、非晶質シリカ
    5〜150重量部、セメント膨張材5〜50重量部、ポ
    リビニールアルコール0.05〜2重量部および石膏が
    10重量部を超え700重量部までからなる左官用セメ
    ント組成物。
JP4418376A 1976-04-20 1976-04-20 左官用セメント組成物 Expired JPS5842140B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4418376A JPS5842140B2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 左官用セメント組成物

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JPS52127920A JPS52127920A (en) 1977-10-27
JPS5842140B2 true JPS5842140B2 (ja) 1983-09-17

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CN110128087A (zh) * 2019-05-21 2019-08-16 李同生 一种特种水泥板制作工艺

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