JPS584168Y2 - 高周波コイル装置 - Google Patents

高周波コイル装置

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Publication number
JPS584168Y2
JPS584168Y2 JP1977164747U JP16474777U JPS584168Y2 JP S584168 Y2 JPS584168 Y2 JP S584168Y2 JP 1977164747 U JP1977164747 U JP 1977164747U JP 16474777 U JP16474777 U JP 16474777U JP S584168 Y2 JPS584168 Y2 JP S584168Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
bobbin
pot
shaped magnetic
adjusting
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977164747U
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English (en)
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JPS5488661U (ja
Inventor
弘文 園部
Original Assignee
株式会社光輪技研
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はAMラジオ受信機、FMラジオ受信機などに
用いられる高周波コイル装置に関する。
従来のこの種の高周波コイル装置においてはそのインダ
クタンス値を調整できるように絶縁基台の上に一対の支
持片を一体に立て、その一対の支持片の間に壷形磁気コ
アをその開放面側を基板側としてその周面に形成したね
じにより基板に対する距離を調整できるように保持し、
その壷形磁気コア内において基板上にボビンが取付けら
れ、そのボビン上にコイルが巻かれていた。
このような構造のため従来においては壷形磁気コアの外
側にこれを保持する支持片が設けられ、かつ壷形磁気コ
アの下側において絶縁基台が位置し、全体としての形状
が大きく、少なくとも壷形磁気コアよりも大きな構造と
ならざるを得なかった。
この考案の目的は形状が小さく壷形磁気コアと同一の大
きさの高周波コイル装置を提供することにある。
次にこの考案による高周波コイル装置の実施例を図面を
参照して説明しよう。
11は壷形磁気コアを示し、このコア11は底板12と
円筒の周壁13とより構成されている。
更にこの例においては底板12の中心において周壁13
の軸心位置に中心磁気コア14が一体に形成されている
壷形磁気コアの底板12には適当数、つまりこの高周波
コイルに必要とする端子数だけその対応位置に貫通孔1
5が形成されている。
壷形磁気コア11内にその軸心とほぼ同一軸心を持つボ
ビン16が収容される。
このボビン16にはその中心位置に貫通孔が形成され、
これに中心磁気コア14が挿通されている。
ボビン16の両端には下鍔17及び上鍔18がそれぞれ
一体に形成されている。
これ等鍔17.18間において巻線19かボビン16に
巻回される。
この巻線19のリード線が接続される端子ピン21は下
鍔17に保持されて貫通孔15を通じ外部に突出してい
る。
この例においては下鍔17に一体に絶縁材の凸部22が
形成され、その凸部22及び鍔17の外周側に縦方向の
案内溝23が連続して形成され、巻線19は第2図に示
すようにそのリード線部分が案内溝23を通じて端子ピ
ン21に巻付けられて接続される。
端子ピン21は凸部22の突出端に立てられてボビン1
6に保持される。
凸部22は底板12の貫通孔15内に挿入嵌合され、端
子ピン21は外部に突出する。
壷形磁気コア11の開放面側においてこれを塞ぐように
調整用磁気コア24が配される。
調整用磁気コア24はボビン16の軸心とほぼ平行に移
動できるようにボビン16に保持される。
例えばボビンの上鍔18の周縁部に一体にその上側に母
螺25を形成し、調整用磁気コア24の外周面にねじを
形成し、調整用磁気コア24を母螺25内にねじ込む。
調整用磁気コア24の外側の端面には調整用ドライバー
を係合する溝26が形成される。
中心磁気コア14と対向して調整用磁気コア24の内面
中心部に凹部27が形成され、中心用磁気コア14の端
部が凹部27内に位置される。
この母螺25の形成は例えば第2図に示すように上鍔1
8の上側においてこれを軸方向に延長するように軸の短
かい円筒部18 aを一体に形成し、その内周面に軸心
と平行した適当数の細い突条28が一体に形成され、調
整用磁気コア24の周面のねじにてその突条28にねじ
を切込むようにしても良い。
調整用磁気コア24は第3図Aに示すように中心磁気コ
ア14の端部が位置される貫通孔を有するリング状であ
っても良い。
或いは第3図Bに示すように磁気コア24と一体に中心
用磁気コア14が形成されており壷形磁気コア11の中
心用磁気コアは省略されても良い。
必要に応じて壷形磁気コア11の外側にその開放面側か
らシールドケース29が被せられる。
第4図に示すようにボビン16の下鍔17に凸部22を
一体に形成することなく、その下鍔17に直接端子ピン
21を埋込み、この端子ピン21に巻線19のリード線
を巻付は接続し、その状態でボビン16を壷形磁気コア
11内に収容し、その時端子ピンのリード線を巻付けた
部分は貫通孔15内に位置するようにし、その貫通孔1
5に対しては接着剤31を充填して互に固定するように
することもできる。
尚第1図において貫通孔15と凸部22との嵌合を容易
にするために貫通孔15は外側に行く程径が小さくなる
ようなテーパ状にすると良い。
ボビン16と壷形磁気コア11は接着剤にて互に固定す
れば良い。
上述したこの考案による高周波コイル装置によれば従来
の絶縁基台が省略され、壷形磁気コア11を保持する支
持片をコア11の外側に設ける必要がなく、全体として
の大きさは壷形磁気コア11の大きさと同一になり、従
来のものより著しく小型化になる。
更に壷形磁気コア11と調整用磁気コア24とによりほ
ぼ閉磁路が形成され、外部に対して磁束が漏れるおそれ
がなく、Qの高いコイルが得られ、インダクタンス値の
調整によるQの変動も小さい。
又このような構成でありながらインダクタンス値の調整
を端子ピンと反対側から調整することができる。
第4図に示した例においてはリード線の端子ピンへの接
続部分が外部に出てないため、配線基板等にこれを取付
ける場合、そのリード線の接続部分が配線基板に接触し
て座りが不安定になることなく安定に保持される。
第1図に示した実施例においては壷形磁気コア内にボビ
ン16を挿入した状態でリード線を端子ピンにハンダ付
けすることができ、その半田熱により凸部22を磁気コ
ア11に溶着させることができ、リード線の端子ピン2
1への接続及びボビン16の壷形磁気コア11への固定
を同時に行うことができる。
もつともその場合に限らずリード線を端子ピンに先に半
田付した後に、ボビンを磁気コアに接着或いは溶着固定
しても良い。
又ボビン16を磁気コア11内に収容した状態で端子ピ
ン21にリード線を半田付けする場合はその半田付けの
際の熱をボビン及び巻線に達するのを壷形磁気コア11
にて保護することができ、よってボビン16として安価
な熱可塑性樹脂を使用することができる。
上述において中心磁気コア14を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による高周波コイル装置の一例を示す
断面図、第2図はその分解斜視図、第3図は調整用磁気
コアの他の例を示す断面図、第4図はこの考案による高
周波コイル装置の他の例を示す断面図である。 11:壷形磁気コア、12:底板、13:周壁、15:
貫通孔、14:中心磁気コア、16:ボビン、19:巻
線、21:端子ピン、24:調整用磁気コア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板に複数の貫通孔が形成された壷形磁気コアと、その
    壷形磁気コア内に収容され、これとほぼ同一軸心を有す
    るボビンと、そのボビンに巻かれた巻線と、その巻線に
    接続され、上記ボビンに保持され、上記貫通孔から上記
    壷形磁気コアより外部に突出した端子ピンと、外周面に
    雄ねじが形成され、その」二端面に調整用溝が形成され
    、上記壷形磁気コアの開放面をほぼ塞ぐように配設され
    る調整用磁気コアと、上記ボビンの上鍔に連続して形成
    され、上記壷形磁気コアに対して上記調整用磁気コアの
    配設側端部近傍において上記調整用磁気コアの雄ねじと
    螺合し、上記壷形磁気コアの軸心とほぼ平行に移動自在
    に上記調整用磁気コアを上記ボビンに保持させるねじ手
    段とを具備する高周波コイル装置。
JP1977164747U 1977-12-07 1977-12-07 高周波コイル装置 Expired JPS584168Y2 (ja)

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JP1977164747U JPS584168Y2 (ja) 1977-12-07 1977-12-07 高周波コイル装置

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JPS5488661U JPS5488661U (ja) 1979-06-22
JPS584168Y2 true JPS584168Y2 (ja) 1983-01-24

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ID=29162565

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038847B2 (ja) * 1982-12-22 1985-09-03 株式会社日立製作所 電磁コイル部品
JPS59132610U (ja) * 1983-02-25 1984-09-05 東光株式会社 高周波コイル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS441187Y1 (ja) * 1965-03-22 1969-01-17

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JPS441187Y1 (ja) * 1965-03-22 1969-01-17

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