JPS5841378A - 電子時計のモジユ−ル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子時計のモジュール構造に関する。

電子時計の中で、電子光学表示装置を用いたデジタル時
計の占める割合が増加してきている。デジタル時計は、
多くの機能を付加することが容易であり、時計としての
時刻情報以外に、スト７プウオノテ、アラーム、メロデ
ィ、タイマー等の機能を付加した時計が発表されている
。若者に人気がある為、購買力や行動性を考慮すると、
安価で且つ、耐衝撃性に優れ、さらにデザインの多様化
が必要である。本発明は前記必要性に鑑みてなされたも
のである。第１図は発明を説明する為の図であり断面図
。電子光学表示装置を用いたデジタル時計を小型化する
為には、（時計のデザインに自由度をもたせるには、モ
ジ、−ルの小型化が必要である。）第１図の如く、電子
光学表示装置（１）（第１図では液晶表示装置で例示し
ているが、その他エレクトロクロミックやユレクトロル
ミネノセンス等を利用した表示装置がある。）と、集積
回路（２）、回路基板（３）、電池（４）を平面的に重
ねる構造になる。

第１図において、集積回路（２）は、回路基板（３）と
電子光学表示装置（１）の間に配置されているが、回路
基板（３）と電池の間に配置されても良い。しかし回路
基板を安価に製造する為には、配線パターンが片面の方
が有利であり、片面配線パターンの回路基板を使用する
と第１図の如き配置構造になる。

集積回路（２）は保護の為に樹脂封止されている。（７
）は樹脂流れを防止する回路封止枠である。電子光学表
示装置（１）と回路基板（３）との電気的接続は、セル
接続ゴム（５）（導電性ゴムと非導電コノ、を積層にし
たもの）により行われるが、集積回路（２）が電子光学
表示装置（１）と回路基板（３）の間にある構造ではセ
ル接続ゴム（５）を長くする必要がある。セル接続ゴム
（５）と電子光学表示装置（１）、セル接続ゴム（５）
と回路基板（３）の電気的接続は、セル接続ゴム（５）
を電子光学表示装置（１）と回路基板（３）で圧縮する
ことにより行われるが、セル接続ゴム（５）が長くなる
とセル接続ゴム（５）がたわんで倒れてし寸う為、一般
にはセル接続ゴム（５）の倒れ防止部材が必要となる。

第１図の構造では、電子光学表示装置支持枠（６）（以
下セル支持枠という）と一体形成された倒れ防止部（６
ａ）でセル接続ゴム（５）の倒れを防止している。

しかし、セル支持枠（６）に倒れ防止部（６ａ）を一体
形成すると、セル支持枠（６）を形成する金型形状が・
複雑になり、金型の価格が高くなる欠点があった。

特に（６ｂ）の様にフックのある形状では金型が複雑に
なる。又、セル接続ゴムＧ）を厚くすれば、セル接続ゴ
ム（５）の倒れは防止できるが、セル接続ゴム（５）の
圧縮力を大きくする必要があり、回路基板（３）や電子
光学表示装置（１）が変形（ゆがむ）したりして、モジ
ュールの薄型化に支障をきだしてしまう。

次に耐衝撃性の問題であるが、第１図の如き液晶表示装
置（１）は、上板（ｌａ）　（セル上板）、下板（１ｂ
）　（セル下板）、上偏光板（１ｃ）、下偏光板（Ｉｄ
）　、反射板（１ｅ）により構成されている。上板（１
ａ）、下板（１ｂ）は一般にガラスの薄板で形成され、
各板の表面には透明電極が形成されている。第１図から
判る様に表示装置（１）は、上板（１ａ）を、セル接続
ゴム（５）とセル支持枠（６）のフック部（６ｂ）だけ
で挾持しているので、大きな衝撃を受けると割れてしま
うことがあった。液晶表示装置（１）は周知の通り、上
板（１ａ）と下板（１ｂ）を適当な間隔（１０μｍ程度
）をあけて外周部でシールし、内部に液晶部材を充填し
たものであり、上板（１ａ）下板（１ｂ）を薄くすると
割れやすくなり薄型化が困難であった。本発明は前述の
欠点を解消する為のものであり′、本発明の目的は、モ
ジュールの薄型化、小型化を可能にすることにある。本
発明の他の目的はモジュールの耐衝撃性を向上すること
にある。本発明のさらに他の目的は、モジュールを安価
に製造することにある。

本発明の要旨は集積回路（２）の樹脂封止に使用してい
る回路封止枠（７）を有効に利用することにある。

即ち、従来、回路封止枠（７）は、集積回路の封止にの
み使用していたが、本発明では回路封止枠（７）を大き
くシ、電子光学表示装置の外周下面まで受けるように構
成し、さらに回路封止枠（７）の側面部でセル接続ゴム
（５）の倒れ防止も行うのである。第２図は本発明の一
実施例を示すモジュール構造であり断面図。第２図にお
いて第１図と同じ付号は同じ部材を示す。回路封止枠（
１７）には鍔部（１７ａ）を一体形成し、電子光学表示
装置（１）の下面外周まで受けるようにしである。さら
に鍔部（１７ａ）の外周上面には突起部（１７ｂ）を形
成して、光学表示装置（１）の動きを制限しであるが、
特別な場合を除けば、突起部（１７ｂ）は形成しなくと
も問題はない。第２図の実施例から判るように、回路封
止枠（１７）を大きくすることにより、回路封止枠（１
７）の側面部（１７ｃ）とセル接続ゴム（５）が近接す
るので、セル接続ゴム（５）の倒れ防止部材を設ける必
要がなくなる。

以上詳述したように、セル下板と回路封止枠の外形を概
略同一にし、平面的に重ねることにより、耐衝撃性を向
上することができ、電子光学表示装置の薄型化が計れる
為、時計としても薄型化が可能となる。又、回路封止枠
でセル接続ゴム倒れ防止部材を兼ねることにより、セル
支持枠（１６）の形状が簡単になり、部品価格を下げる
ことができる。

本発明は、電子時計において、耐衝撃性に優れ、且つ小
型化、薄型化ができ、さらに安価な製造が可能な、有効
な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は発明を説明する為の図であり断面図、第２図は
本発明の一実施例で断面図。 （１）電子光学表示装置　　（２）集積回路（３）回路
基板　　（４）電池　　（５）・セル接続ゴム（６）・
・セル支持枠　　（７）　、　（１７）　回路封止枠（
１７ａ）−回路封止枠の鍔部 特許出願人　　御代田精密株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、セル下板と回路封止枠の外形が概略同一で、平面的
   に重なることを特徴とする電子時削のモジコール構造。 ２、回路封止枠がセル接続ゴム倒れ防止部材を兼ねてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電子時
   計のモジュール構造。