JPS5840849Y2

JPS5840849Y2 - 脱穀選別装置の伝動構造

Info

Publication number: JPS5840849Y2
Application number: JP7544778U
Authority: JP
Inventors: 宰伊藤; 正資吉富; 伸六中島; 茂藤田; 正明末鶴
Original assignee: 株式会社クボタ
Priority date: 1978-06-01
Filing date: 1978-06-01
Publication date: 1983-09-14
Also published as: JPS54177361U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、選別部の唐箕駆動軸、一番物排出用コンベヤ
駆動軸、二番物排出揚送用コンベヤ駆動軸及び揺動選別
板駆動軸並びに、−香物揚送コンベヤ駆動軸及び脱穀部
のフィードチェーン駆動軸を、一本の原動側軸によって
伝動ベルトを介して駆動すべく構成した脱穀選別装置の
伝動構造に関し、従来は、二番物排出揚送用コンベヤ駆
動軸が各装置の駆動軸の中で一番太く低い位置に設けら
れているために、原動側軸よりベルト伝動により入力し
て、この軸をカウンター軸として脱穀装置の各駆動軸に
夫々ベルト伝動していた。

しかし、二番スクリューはワラ等が最も詰１りやすいた
めにトラブル発生の多い箇所でもあり、トラブル発生に
基づいて、池の装置全体に悪影響を及ぼし作業能率が低
下する問題があると共に、ベルト伝動をカウンター軸か
ら各装置へ一本づつ架は渡すためにテンションプーリー
の数も多くならざるを得なかった。

そこで、ベルト伝動のしかたを工夫することで作業能率
を高め、前述の多数本の軸夫々に駆動力を伝達させるた
めに必要とするベルト緊張用プーリの数を極力減少させ
て、構成の簡素化を図ることを目的とする。

以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する。

クローラ走行装置１を装着した機体の前部に、植立殻稈
を引起し刈取り、そして搬送する刈取部２を設け、機体
中央部に、フィードチェーン３との協働により脱穀並び
に選別処理するとともに脱穀物を袋詰め部に搬送する脱
穀選別部４を搭載し、機体後部に脱穀排ワラを細断する
カッタ６を搭載してコンバインを構成しである。

前記脱穀選ｆｆ１ｍ４は、第２図に示すように、扱歯を
有する扱胴７を内装した扱室並びに処理胴８を内装した
処理室の下方に、機体前後力向に揺動可能に構成した揺
動選別板９、風選装置ｌＯを設け、更に下方には、脱穀
一番物排出用スクリユーコンベヤＩＩ及び枝付籾等の二
香物排出スクリューコンベヤ１２を設け、前記扱室及び
処理室からの脱穀処理物を揺動選別、風選別すべく構成
し、このように選別された籾を脱穀−香物として脱穀選
別部４外に排出搬送し、これらを揚送スクリューコンベ
ヤ１３により袋詰め部に搬送すべく構成しである。

脱穀二香物排出スクリューコンベヤ１２により脱穀２番
物を搬出するとともにこのコンベヤ軸１４により駆動さ
れるスロワ−１５により前記脱穀二番物を処理室に向け
て搬送して再処理すべく構成しである。

脱穀選別部４の駆動伝動系を説明する。

第３図に示すように、エンジン１６出力を、脱穀選別部
４の横−側力から他側力に向う中間軸を脱穀選別部に対
する原動側軸１７として、この軸１７と前記揺動選別板
９の駆動軸１８を前記フィードチェーン３側において、
第３伝動ベルＨ９により連動連結し、フィードチェーン
３とは反対側に訃いて、前記揺動選別板駆動軸１８、前
記風選装置１０の唐箕駆動軸２０及び前記−香物揚送ス
クリユーコンベヤ１３の駆動軸３７を、それら３者にわ
たって巻回の第２伝動ベルト２２により連動連結し、更
に、フィードチェーン３側に釦いて、前記揺動選別板駆
動軸１８、前記一番物排出用スクリユーコンベヤ駆動軸
２１、前記二香物排出５揚送用スクリューコンベヤ駆動
軸１４及び前記フィードチェーン駆動軸２３を、それら
４者にわたって巻回の第３伝動ベルト２４により連動連
結し、前記第１ないし第３伝動ベルＨ９，２２゜２４の
夫々に対して、バネにより揺動付勢したテンションプー
リ２５・・・・・・を付設しである。

フィードチェーン駆動雌２３とフィードチェーン入力軸
３５とは減速機を介して連動連結しである。

更に、前記フィードチェーン３の駆動軸２３と脱穀排ワ
ラ細断カッタ６の駆動軸２７とに第４伝動ベルト２８を
巻回して、１個のテンションプーリ２９により、このベ
ルト２８を緊張させである。

又、第５図に示すように、原動側軸１７にベベルギヤ機
構を介して連動連結した伝動軸３６、扱胴駆動軸３０及
び処理胴駆動軸３１との３者に第５伝動ベルト３２を巻
回して、このベルト３２を２個のテンションプーリ３３
．３３により緊張すべくしである。

以上要するに、本考案は、冒頭に記した脱穀選別装置の
伝動機構にむいて、原動側軸ＩＴと前記揺動選別板駆動
軸１８を第１伝動ベルト１９により連動連結し、前記揺
動選別板駆動軸１８、前記唐箕駆動軸２０及び削記一番
吻揚送コンベヤ駆動軸３７を、それら３者にわたって巻
回の第２伝動ベルト２２により連動連結し、前記揺動選
別板駆動軸１８、前記一番物排出用コンベヤ駆動軸２１
、前記二香物排出、揚送用コンベヤ駆動軸１４及び前記
フィードチェーン駆動軸２３を、それら４者にわたって
巻回の第３伝動ベルト２４により連動連結し、前記第１
ないし第３伝動ベルト１９゜２２．２４の夫々に対して
１個づつテンションプーリ２５・・・・・・を付設しで
ある事を特徴とする。

つ捷り、揺動選別板駆動軸１８は比較的高い位置にはあ
るけれども、機体前後力向のほぼ中央にあるために、カ
ウンター軸として使用するには便利であり、その揺動選
別板駆動軸１８に原動側軸１７から入力し７てカウンタ
ー軸として使用しながら、この軸１８から一方では唐箕
駆動軸２０及び−香物揚送コンベヤ駆動軸３７へ伝動す
る第２伝動ベルト２２をかけ渡し、他力では、一番物排
出用コンベヤ駆動軸２１、二番物排出揚送用コンベヤ駆
動軸１４及びフィードチェーン駆動軸２３へ伝動する第
３伝動ベルト２４を連動連結することで、２番スクリュ
ーにワラ等が詰１ってその駆動軸１４の回転が止１つで
も、少くとも唐箕１０と揺動選別板９及び−香物揚送コ
ンベヤ１３には直接影響がないために、脱穀装置内の穀
粒は選別と排出がなされ、トラブル解消後の再スタート
に対し即座に作業できる態勢を作るもので、作業能率の
低下を生じさせず、また、第３伝動ベルトにより駆動伝
達される一番物排出用スクリユーコンベヤ１１及びフィ
ードチェーン３は前記二番物誹出スクリューコンベヤ１
２のトラブルに基づいた悪影響を受けてもさほど問題に
ならないもので、前述の様にベルト伝動する各装置をグ
ループ分けして第２伝動ベル）２２及び第３伝動ベルト
２４により夫々伝動しであるために、作業能率の向上を
達成するに至った。

そして更に、多数本の回転軸を駆動するのに、上述のよ
うな組合わせでベルト掛けすると、本来の軸配置に適合
して、３本の伝動ベルト夫々に１個づつ、合計３個のテ
ンションプーリを付設するだけで、全ての軸に十分な駆
動力を伝達させられ、従来に比してテンションプーリの
数を半減できた。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る脱穀選別装置の伝動構造の実施例を
示し、第１図はコンバイン全体の側面図、第２図は脱穀
選別装置の概略側面図、第３図は伝動系を示す概略平面
図、第４図は伝動系を示す要部側面図、第５図は伝動系
を示す要部正面図である。１４・・・二香物排出、揚送用コンベヤ軸、１７・・・
原動側軸、１８・・・揺動選別板駆動軸、１９・・・第
１伝動ベルト、２０・・・唐箕駆動軸、２１・・・−香
物排出用コンベヤ駆動軸、２２・・・第２伝動ベルト、
２３・・・フィードチェーン駆動軸、２４・・・第３伝
動ベルト、２５．２９．３３・・・テンションプーリ、
２８・・・第４伝動ベルト、３０・・・扱胴駆動軸、３
１・・・処理胴駆動軸、３２・・・第５伝動ベルト、３
７・・・−香物揚送用コンベヤ駆動軸。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

選別部の唐箕駆動軸２０、一番物排出用コンベヤ駆動軸
２１、二番物排出揚送用コンベヤ駆動軸１４及び揺動選
別板駆動軸１８、並びに、−香物揚送コンベヤ駆動軸３
７及び脱穀部のフィードチェーン駆動軸２３を、一本の
原動側軸１７によって伝動ベルトを介して駆動すべく構
成した脱穀選別装置の伝動構造であって、前記原動側軸
１７と前記揺動選別板駆動軸１８を第１伝動ベルＨ９に
より連動連結し、前記揺動選別板駆動軸１８、前記唐箕
駆動軸２０及び前記−香物揚送コンベア駆動軸３７を、
それら３者にわたって巻回の第２伝動ベルト２２により
連動連結し、前記揺動選別板駆動軸１８、前記一番物排
出用コンベヤ駆動軸２１、前記二番物排出揚送用コンベ
ヤ駆動軸１４及び前記フィードチェーン駆動軸２３を、
それら４者にわたって巻回の第３伝動ベルト２４により
連動連結し、前記第１ないし第３伝動ベルト１９゜２２
．２４の夫々に対して１個づつテンションプーリ２５・
・・・・・を付設しである事を特徴とする脱穀選別装置
の伝動構造。