JPS5840784B2 - 文字読取修正方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、文字読取装置において判読不能な文字像を順
次画像スタックバッファーに蓄えると共に、それと並行
して蓄積された文字像を表示器に表示し修正するように
した文字読取修正力式に関する。

従来より文字読取装置は光学的な走査手段により記録媒
体である帳票上の文字像を走査し、得られた黒白信号を
光電変換手段、量子化手段を介し論理“１“、′Ｏ“信
号として画像スタックバッファーに貯える。

通常この画像スタックバッファーは帳票１行分の文字像
を収容できる容量があり、帳票りから読取られた文字像
は論理“１“、′Ｏ〃の形で１行分蓄えられる。

次にこの画像スタックバッファーに蓄えられた文字像は
識別処理により判別され、その文字像を意味しているコ
ード情報に変換され出力ファイルに蓄積される。

ところが識別処理の段階で判別か不能となるその文字像
は画像スタックバッファーより直接表示器に表示される
。

オペレータは常に表示器を監視しており判別不能文字像
か表示されるとキーボードの打鍵により、その文字像の
意味しているコード情報を入力し、これを出力ファイル
に蓄える。

このような処理操作をして１行分の文字像のコード情報
を出力ファイルに蓄え、次の行の文字像を画像スタック
バッファーに入力、蓄積する。

従って判別不能文字像がある場合にはオペレータの介入
により１行分の全ての判別不能文字像を修正し、゛画像
スタックバッファーに蓄積された１行分の文字像のコー
ド情報が出力ファイルに蓄えられるまで帳票上の次の行
の文字像を取込めない。

また仮に判読不能状態のコード情報を含んだ形で１行分
出力し、次行の文字像の読取を行おうとすると行間にま
たがる編集及びチェックが行えすくする。

このためオペレータの介入時、装置は一時的に読取停止
状態になるというパフォーマンス低下を招く。

更にこの結果としてオペレータは装置による呼出しに対
し、即座に処理を行う必要があるため、常に装置に対峙
していなければならない。

本発明は、従来装置のこれらの欠点を無くすことを目的
とし、この目的を記録媒体上の文字を読取る光学的走査
手段と、該光学的走査手段が読取った文字像を記憶する
画像バッファメモリと、該画像バッファメモリに記憶さ
れた文字像の識別を行なう識別手段と、該識別手段の識
別結果を収納する収納手段と、該識別手段が判別不能な
文字の文字像と該文字像の記録媒体上での位置情報を収
納する画像スタックバッファーと、該画像スタックバッ
ファーの判別不能文字像収納の有無を検知する検知手段
と、該判別不能な文字像を表示する表示手段と、該表示
手段に表示された文字像を訂正する訂正手段と、該訂正
手段からの訂正情報と該位置情報とにより該収納手段の
収納している識別結果を修正する修正手段とを備え、該
画像バッファメモリに記憶された文字像の識別を行なう
と同時に、文字像の識別時に逐次現れる判別不能な文字
像と位置情報とを画像スタックバッファーに順次格納さ
せると共に、該検知手段による検知により該表示手段に
読取不能文字像を表示して該訂正手段により訂正するよ
うにして達成する。

以下図面に従い本発明を詳細に述べる。

図において１は帳票、２は文字読取装置、３は表示器、
４はキーボード、２１は光学的走査手段、２２は光電変
換手段、２３は量子化手段、２４は行画像バッファメモ
リ、２５は文字読取処理手段、２６は画像スタックバッ
ファー、２７は出力ファイル、２８は編集用処理手段を
示している。

文字読取装置２に載置された帳票１は逐次光学的走査手
段２１の位置にもたらされ１行の文字像が読取られる。

読取った帳票からの文字像は光電変換手段２２、量子化
手段２３を通して量子化し文字像の黒領域部分を論理“
１“の集合として、文字像以外の白領域部分を論理“０
“の集合として行画像バッファメモリ２４に貯える。

行画像バッファメモリ２４に貯えられた１行分の文字像
は逐次次段の文字読取手段２５に入力される。

ここでは文字の特徴、あるいはパターンマツチングによ
りその文字像の意味している文字を識別し、対応のコー
ド情報を出力する。

これら出力されたコード情報は出力ファイル２７に蓄え
る。

今文字読取手段２５にて識別し得ない文字像が現われる
とその文字像と、その文字像が存在する帳票シーケンス
・ナンバー及び帳票内の行位置、行内の桁位置情報と共
に画像スタックバッファー２６に記録する。

記録すると同時に管理テーブルの内容を更新し、次の判
別不能文字像の入来に対処する。

それと共に判別不能文字像を表わすコードを含んだ帳票
１行分の出力結果については無編集のフラグ及び判別不
能文字像の個数を出力結果に付し編集処理を行わないま
ま出力ファイル２７に出力する。

そして帳票の次の行の読取を行う。但し、画像スタック
バッファー２６か満杯になった際にはオペレータの介入
があるまで装置を保持状態とする。

一方編集用処理手段２８は文字読取処理手段２５の動作
と別個に画像スタックバッファー２６を常に監視し空で
ないことがわかると待行列の古い順より判別不能の文字
像を表示器に表示する。

オペレータの介入がありキーボード４の打鍵が行われる
と表示文字像に付してあった帳票シーケンス・ナンバー
の索引データにより帳票出力結果を出力ファイル２７よ
り読込みバッファに読み込み、行位置、桁位置情報に定
められた位置のコードと打鍵により入力されたコードと
を置換する。

当該帳票に関して判別不能の文字像が無くなるまで打鍵
によるコード変換を行い、全て判別不能文字像が無くな
ったことにより編集処理を行い、出力ファイル中の帳票
出力結果を読込みバッファ内の編集結果と置換する。

更に同帳票において読取判別不能文字像が生じても前と
同様の処理を繰り返すことにより修正かできる。

以上述べたごとく、本発明によればオペレータ介入によ
るパフォーマンス低下を防げるし、オペレータは装置に
常に待期していなくてもよい。

【図面の簡単な説明】

図は本発明のブロック構成図を示している。 図において、２６が画像スタックバッファー、２８が画
像スタックバッファー２６の入力状態を監視するととも
にキーボードからのコード情報を判別不能文字像のコー
ドと置換し編集する編集処理装置を示している。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 記録媒体上の文字を読取る光学的走査手段と、該光
   学的走査手段が読取った文字像を記憶する画像バッファ
   メモリと、該画像バッファメモリに記憶された文字像の
   識別を行なう識別手段と、該識別手段の識別結果を収納
   する収納手段と、該識別手段が判別不能な文字の文字像
   と該文字像の記録媒体上での位置情報を収納する画像ス
   タックバッファーと、該画像スタックバッファーの判別
   不能文字像収納の有無を検知する検知手段と、該判別不
   能な文字像を表示する表示手段と、該表示手段に表示さ
   れた文字像を訂正する訂正手段と、該訂正手段からの訂
   正情報と該位置情報とにより該収納手段の収納している
   識別結果を修正する修正手段とを備え、該画像バッファ
   メモリに記憶された文字像の識別を行なうと同時に、文
   字像の識別時に逐次現れる判別不能な文字像と位置情報
   とを画像スタックバッファーに順次格納させると共に、
   該検知手段による検知により該表示手段に読取不能文字
   像を表示して該訂正手段により訂正するようにしたこと
   を特徴とする文字読取修正力式。