JPS5840722B2 - 接眼レンズの位置決め装置 - Google Patents

接眼レンズの位置決め装置

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JPS5840722B2
JPS5840722B2 JP54025788A JP2578879A JPS5840722B2 JP S5840722 B2 JPS5840722 B2 JP S5840722B2 JP 54025788 A JP54025788 A JP 54025788A JP 2578879 A JP2578879 A JP 2578879A JP S5840722 B2 JPS5840722 B2 JP S5840722B2
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JP
Japan
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photographing
cam
eyepiece
positioning
interlocking
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JP54025788A
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哲丸 窪田
和正 松尾
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、接眼レンズの位置決め装置、更に詳しくは
、接眼部にカメラ等の撮影装置を適時装着して、予め観
察した被写体の撮影を行なうようにした内視鏡等におけ
る接眼レンズの位置決め装置に関する。
周知のように、空胴または管路の内壁、例えば生体腔内
の壁面等を外部から観察するのに使用する、像伝送に光
学繊維束を用いた内視鏡においては、その接眼部に配設
される接眼レンズが光軸方向に移動自在になっていて、
同レンズの視度を観察者の眼に合った所望の視度に調節
することができるようになっている。
また、上記接眼レンズは、カメラ等の撮影装置を接眼部
に装着して観察像の写真撮影を行なう際には、撮影レン
ズまたはその一部として使用されるようになっている。
一般に、観察者の眼に合った視度が得られる接眼レンズ
の位置と、撮影装置に適した接眼レンズの撮影位置とは
異なっており、観察時に良好な観察像が得られたとして
も、そのときの接眼レンズの位置のままで写真撮影を行
なったのでは、焦点の合った良好な画像を得ることはで
きない。
従って、撮影時には観察用に視度調節された接眼レンズ
の位置を、撮影に適した所定の位置に移動させるように
しなければならないが、このために用いられるのが接眼
レンズの位置決め装置である。
従来、上記接眼レンズの位置決め装置には、撮影装置の
内視鏡接眼部への装着操作に連動して、接眼レンズを所
定の撮影位置に移動するようにしたものがあり、この種
の装置としては既に種々のものが提供されている。
例えば、撮影装置の装着操作により、ピンを押圧して摺
動させ、同ピンの摺動に連動して接眼レンズな視度調節
用カムの影響を受けない位置まで移動させるようにした
装置(特公昭47 44489号公報参照)、撮影装置の装着操作により、
カム筒を回動させ、視度調節ピンを、視度調節用カムの
影響を受けない位置まで移動させて接眼レンズを撮影位
置に移動させるようにした装置(特公昭45−2767
7号公報参照)や、撮影装置の装着操作によりカム筒を
回動させ、視度調節ピンを視度調節用カムに連設された
撮影位置決め用カムまで移動させ、上記視度調節ピンに
一体となった接眼レンズを撮影位置に移動させるように
した装置(特公昭52−20263号公報、実公昭52
−23977号公報参照)等が提供されている。
しかし、上記ピンあるいはカム筒を押圧あるいは回動す
るようにして接眼レンズな視度調節用カムの影響を受け
ない位置まで移動させるようにした装置におち・では、
接眼レンズの視度調節範囲内に同レンズの撮影位置を設
けることができないという大きな制約がある。
また、上記カム筒を回動させて接眼レンズを撮影位置に
移動させるようにした装置においては、撮影装置を内視
鏡接眼部に対して回動させて装着するようにしすよげれ
ばならないので、装着操作が煩わしいという欠点がある
また、撮影装置に、撮影連動カム筒を回動させる連動手
段と係合する特別な溝や突起等を設けなげればならない
ので、専用カメラや専用アタッチメントを使用しなけれ
ばならず、このことが撮影装置の取り扱いをめんどうに
していると共に、内視鏡を汎用的に使用することを妨げ
ている。
本発明の目的は、上記従来の欠点を解消するために、接
眼レンズの撮影位置決め用カム孔を有する撮影位置決め
カム筒と、接眼レンズの視度調節用カム孔を有する視度
調節カム筒と、上記撮影位置決めカム筒に連結用弾性手
段を介して一体化するように偏倚された撮影連動筒と、
この撮影連動筒を回動させる連動手段とを設け、撮影装
置の内視鏡接眼部への嵌め合わせによる装着操作によっ
て、上記撮影装置の押込量の如何に拘らず、接眼レンズ
を視度調節範囲内の所定の撮影位置に位置させるように
した接眼レンズの位置決め装置を提供するにある。
本発明によれば、視度調節範囲内の所定の撮影位置に接
眼レンズを位置決めできると共に、撮影装置を内視鏡接
眼部へ嵌合するだけで撮影装置の装着が行なえるので、
撮影装置の取り扱い、装着操作等が極めて容易になる。
また、撮影装置に連動手段と係合する特別な溝、突起等
の係合部を設ける必要がないばかりか、接眼部へ嵌合さ
せるのに要する押込量が異なる種々の撮影装置を使用す
ることができるので、内視鏡の汎用性が高める。
さらに、撮影装置を装着し、接眼レンズを撮影位置に位
置決めした状態で視度調節環を操作しても、接眼レンズ
の位置が変移しないので、撮影が妨害されるようなこと
はない。
さらにまた、撮影が終了して撮影装置を取り外したとき
には、接眼レンズが撮影前に視度調節されていた位置に
自動的に復帰するので、再度視度調節を行なうことなし
に観察を続行することができる。
以下、図示の実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す接眼レンズの位置決
め装置を示している。
この装置1は、内視鏡の接眼部2の内部に組み込まれる
ように配設されており、その主要部は、接眼レンズ3が
支持された可動筒4と、この可動筒4を摺動および回動
自在に緊密に嵌合する固定筒5と、この固定筒5を緊密
に嵌合するように光軸方向に摺動自在に配設された視度
調節カム筒6と、この視度調節カム筒6を緊密に嵌合す
るように光軸に対して回動自在に配設された撮影位置決
めカム筒7と、この撮影位置決めカム筒7を緊密に嵌合
するように光軸に対して回動自在に配設された撮影連動
筒8と、上記可動筒4の外周面に植立された視度調節ピ
ン9と、上記視度調節カム筒6を光軸方向に移動させる
ための視度調節環10と、上記撮影連動筒8を撮影装置
の装着操作に連動して回動させるための連動手段11と
から構成されている。
上記固定筒5は、先端部(第1図において左方)に取付
用鍔部5aを有する円筒体で形成されておりこの鍔部5
aを内視鏡の操作部本体に固設された筒状の外装用枠体
12に嵌合させ、ビス13にて螺着されて固定されてい
る。
また、この固定筒5の後端部(第1図において右方)の
外周面にはねじ5bが刻設されており、このねじ5bに
、円筒状の接眼用枠体14の内周面に刻設されたねじ1
4aが螺合されて、上記枠体14が固定筒5に固定され
ている。
上記枠体14は、観察時に接眼枠の役目をすると共に、
写真撮影時には撮影装置を取り付けるための枠体を兼ね
るようになっている。
そして、この枠体14と上記固定筒5との間には、カバ
ーガラス15が挾み込まれて保持されている。
また、固定筒5の前部寄りには、光軸方向に沿った案内
用長孔5cが穿設されており、この長孔5c内には、後
述する視度調節カム筒6に固定された案内用ピン18が
嵌入されている。
さらに、固定筒5の後部寄りの外周面には、円周方向に
沿って案内溝5dが穿設されており、この溝5d内には
、後述する撮影位置決めカム筒7に形成された案内爪7
aが嵌入されている。
また、固定筒5の中程の上面壁には、上記視度調節ピン
9の移動範囲より広い逃げ孔5eが穿設されており、円
孔5e内には、上記視度調節ピン9が挿通されている。
さらにまた、固定筒5の前部寄りの内がわには、固定部
材16によって、イメージガイド用の光学繊維束17の
出射がわ端部が、その出射端面17aを上記接眼レンズ
3に対向するように、固定されている。
上記視度調節カム筒6は、先端部に鍔部6aを有する円
筒体で形成されており、この鍔部6aには、上記視度調
節環10の回動々作を視度調節カム筒6の往復運動に変
換するための、円周方向に対して斜めに穿設されたカム
孔6b(第2図参照)と、上記固定筒5の案内用長孔5
cに嵌入する案内用ピン18とがそれぞれ設けられてい
る。
そして、上記視度調節カム筒6は、上記案内用ピン18
と案内用長孔5cとによって、光軸方向に沿ってだけ進
退し得るようになっている。
また、この視度調節カム筒6の後部寄りの上面壁には、
第2図に示すように、光軸方向の一辺を有するはg正三
角形の形状に穿設された視度調節用カム孔19が設けら
れており、このカム孔19内に上記視度調節ピン9が緩
く挿通されている。
上記カム孔19は、光軸方向のカム面19aと、このカ
ム面19aの左端および右端からカム面19aに対向す
る三角形の頂点に向けて形成された2つのカム面19b
および19cとの3つのカム面を有している。
上記撮影位置決めカム筒7は、その後端縁から相対向す
るように内方に向けて延び出した2つの案内爪7a(第
2図参照)を有する円筒体で形成されており、この案内
爪7aは、上記固定筒5の案内溝5d内に嵌入されてい
る。
そして、上記撮影位置決めカム筒7は、上記案内爪1a
と案内溝5dとによって、円周方向にだけ回動し得るよ
うになっている。
また、撮影位置決めカム筒7の前部寄りの上面壁には、
第2図に示すように、光軸方向の一辺を有するはg正三
角形の形状に穿設された撮影位置決め用カム孔20が設
けられており、このカム孔20内には、上記親度調節ピ
ン9の上部が嵌入している。
上記カム孔20は、光軸方向のカム面20aと、このカ
ム面20aの左端および右端からカム面20aに対向す
る三角形の頂点に向けて形成された2つのカム面20b
および20cとの3つのカム面を有している。
さらに、撮影位置決めカム筒7の右下部がわの外周面に
は、第3図に示すように、係止ピン21が植立されてお
り、同ピン21は、後述する撮影連動筒8の遊び孔8d
内に嵌入されている。
上記撮影連動筒8は、その後端縁から相対するように内
方に向けて延び出した、上方および下方の爪8aおよび
8b(第3図参照)を有する円筒体で形成されており、
上方の爪8aと上記固定筒5との間には、緊縮性の復動
用コイルばね22が、下方の爪8bと上記撮影位置決め
カム筒7との間には、緊縮性の連結用コイルばね23が
それぞれ掛は渡されている。
また、上記撮影連動筒8の右下部の壁面(第3図でみて
)には、円周方向に沿って遊び孔8dが穿設されており
、この孔8dと回礼に嵌入された係止ピン21とによっ
て、撮影連動筒8は円周方向にだげ回動し得るようにな
っている。
そして、上記連結用コイルばね23の緊縮弾力は、平生
は遊び孔8dの端面が係止ピン21に衝合することによ
って受けられており、これにより撮影位置決めカム筒7
と撮影連動筒8とは一体化されている。
また、上記復動用コイルばね22の緊縮弾力は、平生は
案内用ピン18が案内用長孔5cの側面に衝合すること
によって受けられている。
即ち、撮影位置決めカム筒7と撮影連動筒8とが一体化
されているので、第8図Aおよび第9図Aに示すように
、カム筒7に設けられたカム孔20のカム面20aが上
記初度調節ピン9に当接し、同ピンがカム孔19のカム
面19b。
19cに当接し、さらにカム孔19が設けられた視度調
節用カム筒6が案内用ピン18によって固定筒5に衝合
することで、コイルばね22の緊縮弾力は受けられる。
さらに、上記撮影連動筒8のシー 前端部の外周面の下面には、後述する従動杆29に植立
されたピン30が嵌入する長溝8cが穿設されている。
上記視度調節環10は、上記外装用枠体12を緊密に嵌
合するように配設されており、開環10の外周面から内
方に突出するように螺着されたビス24と一体の案内用
ピン24aと、上記外装用枠体12に円周方向に沿って
穿設された案内用長孔12aとによって、円周方向には
回動し得るが、光軸方向には進退しないJうになってい
る。
そして、上記案内用ピン24aの先端部は、上記視度調
節カム筒6に穿設されたカム孔6b内に嵌入されており
、視度調節環100回動操作によって、視度調節カム筒
6が光軸方向に進退するようになっている。
上記連動手段11は、撮影装置の装着時に同装置の一面
で押圧されて回動する連動杆25と、この連動杆25の
基部をビス26にて一端面に固着した回転軸27と、こ
の回転軸27の他端面にビス28にて基部を固着された
従動杆29と、この従動杆29の自由端部に植立された
ピン30とで構成されている。
上記回転軸27は、上記外装用枠体12に穿設された軸
受孔12bに挿通され、抜止用リング31によって抜は
止めされて回転自在になっており、上記連動杆25は枠
体12の外部に露呈され、従動杆29は枠体12の内部
に配設されている。
上記ピン30は、その上部が上記撮影連動筒8の長溝3
c内に嵌入しており、上記復動用コイルばね22による
撮影連動筒8の回動習性によって、このピン30が植立
された従動杆29および同行29と回転軸27を介して
一体化されている連動杆25にも回動習性が与えられて
いる。
この回動習性による連動杆25の更なる回動は、上記撮
影連動筒8の平生位置における同筒の静止によって阻止
されており、この位置で連動杆25は、第4図および第
6図にて二点鎖線で示すように、光軸方向(図において
左右方向)に対してはM45°をなすようにして静止し
ている。
以上のように、本実施例の接眼レンズの位置決め装置1
は構成されている。
次に、この位置決め装置10作用について述べる。
まず体腔内を観察するために視度調節を行なう場合には
、視度調節環10を回動操作して、視度調節カム筒6を
第8図Aにおいて矢印すで示す光軸方向に進退させる。
すると、第8図Aにおいて矢印aで示す円周方向に回動
を与えられた撮影位置決めカム筒7のカム面20aによ
って、視度調節カム筒6の2つのカム面19b、19c
に当接する頂点位置に位置せしめられていた視度調節ピ
ン9は、視度調節カム筒6の光軸方向の移動に伴って、
撮影位置決めカム筒Iのカム面20aによって規制され
ながら光軸方向に進退する。
よって、視度調節ピン9と一体の接眼レンズ3が光軸方
向に進退するので、観察者は鮮明な観察像が得られるよ
うに視度調節環10を調整して、自分の眼に合った視度
を得ることができる。
体腔内の所望とする部分を視野に収めた後に同部分の写
真撮影を行なう場合には、まず内視鏡の接眼部2に撮影
装置を嵌合するようにして装着する。
撮影装置が、第4図に示すように、その装置用の開口端
面40aから接眼部2との衝合面40bまでの距離11
が短い装置40であるときには、連動杆25は自由端部
が開口端面40aに押圧されて二点鎖線で示す平生の位
置から少し回動する。
また、撮影装置が、第6図に示すように、その装着用の
開口端面41aから接眼部2との衝合面41bまでの距
離12が長い装置41であるときには、連動杆25は、
同様にして二点鎖線で示す平生の位置から大きく回動す
る。
すると、撮影連動筒8は、まず、従動杆29のピン30
と長溝8cとにより、復動用コイルばね22の緊縮弾力
に抗して、第3図に示した位置から、矢印Cで示す方向
に、撮影位置決めカム筒7を一体化しながら回動し始め
る。
視度調節ピン9が、第8図Aに示すように、カム面20
aの右がわに視度調節されて位置されていた場合には、
視度調節ピン9は、一端、カム面20aによる規制を逃
れ、カム孔19と20との共通孔内で移動自在の状態に
なるが、撮影位置決めカム筒7の更なる回動に伴って、
撮影位置決め用カム孔20のカム面20bおよび20c
の両カニ面に当接して捕捉され、遂には視度調節カム孔
19のカム面19aに衝合する位置まで移動させられ、
カム面19a 、20b 、20cの3面によって位置
決めされて、第8図Bに示す撮影位置に保持される。
また、視度調節ピン9が、第9図Aに示すように、カム
面20aの左がわに視度調節されて位置されていた場合
には、上記カム面20aの右がわに位置されていた場合
と同様に、視度調節ピン9は、撮影位置決めカム筒7の
回動によって、撮影位置決め用カム孔20のカム面20
bおよび20cと、視度調節用カム孔19のカム面19
aとによって位置決めされて、第9図Bに示す撮影位置
に保持される。
上記視度調節ピン9の撮影位置は、その光軸方向の位置
が、撮影位置決め用カム孔2002つのカム面20bお
よび20cで決定され、かつこの両カム面20b、20
cが形成された撮影位置決めカム筒7が円周方向に回動
するだけで光軸方向には移動しないので、常に一定とな
る。
また、カム面19aが形成された視度調節カム筒6は光
軸方向に進退するだけなので、視度調節ピン9の円周方
向の位置も一定になる。
こり視度調節ピン9の撮影位置で、同ピンと一体化され
た接眼レンズ3が、写真撮影に好適な視度となるように
配設されており、このため接眼レンズ3も常に一定の撮
影位置に落ち着くことになる。
撮影連動筒8と一体化されて回動した撮影位置決めカム
筒7は、上述したようにカム面20bおよび20cが視
度調節ピン9に衝合してそれ以上の回動を阻止されるが
、撮影連動筒8は、撮影装置40,410押し込みによ
る連動杆25の更なる回動によって、復動用コイルばね
22および連結用コイルばね23の緊縮弾力に抗して、
更に回動される。
すると、第5図に示すように、係止ピン21と遊び孔8
dの端面とは離間し始め、撮影連動筒8は、撮影装置が
押込量の小さL・装置40である場合には、撮影位置決
めカム筒7が回動を停止した位置から小さく、また撮影
装置が押込量の大きい装置41である場合には、第7図
に示すように、撮影位置決めカム筒7が回動を停止した
位置から大きく、復動用コイルばね22および連結用コ
イルばね23の緊縮弾力に抗して回動されて止まる。
この位置で、上記2つのコイルばね22および23の緊
縮弾力は、撮影装置40゜41の端面40a、41aで
受げられている。
なお、接眼レンズ3が撮影位置に位置決めされた状態に
おいては、視度調節環10を回動操作したとしても、視
度調節カム筒6がカム面19aを視度調節ピン9に当接
させながら光軸方向に摺動するだけなので、視度調節ピ
ン9は移動せず、撮影装置による撮影が妨害されるよう
なことはない。
撮影が終了して撮影装置40,41を取り外した場合に
は、撮影装置40.41による位置の規制を逃れた連動
杆25が、初めは撮影連動筒8と共に、復動用コイルば
ね22および連結用コイルばね23の緊縮弾力によって
回動して、係止ピン21と遊び孔8dの端面とを衝合さ
せ、撮影連動筒8と撮影位置決めカム筒7とが一体化さ
れる。
続いて、一体化された撮影連動筒8と撮影位置決めカム
筒7とが、復動用コイルばね22の緊縮弾力によって更
に回動される。
すると、視度調節ピン9は、第8図Bあるいは第9図B
に示す位置から、一端はカム孔19と20との共通孔内
で移動自在の状態になり、カム面20aに当接するよう
になって同面で回動されながら、カム面19bあるいは
19cに当接し−て光軸方向に摺動させられ、遂には第
8図Aあるいは第9図Aに示す位置に復帰する。
この位置は、撮影中に視度調節環10の操作をしない限
り、視度調節用カム孔19の2つのカム面19b 、1
9cで決まる撮影前の視度調節位置と同じ位置になるの
で、観察者は再度視度調節を行なうことなく、続けて観
察を行なうことができる。
第10図は、本発明の他の実施例を示す接眼レンズの位
置決め装置の要部断面図である。
この装置51は、上記第1図に示した装置1に配設した
、連動杆25、従動杆29等からなる連動手段11に代
えて、外装用枠体12に支持され、光軸に対して垂直な
方向に摺動自在な連動杆52と、この連動杆52の一端
部が係合する撮影連動筒8に形成された段部8eとから
なる連動手段を用いるようにしたことを除いては、上記
装置1と全く同様の構成を有するので、対応部材には同
一符号を付してその説明を省略する。
上記連動杆52は、その上部に抜止用突起52aを、ま
たその下端部にフック状の係合部52bをそれぞれ有す
るように形成されており、その上端面が撮影連動筒8の
段部8eに衝合し、その下部が外装用枠体12の右下側
壁(第10図において)に穿設された配置孔12cに、
上記抜止用突起52aによって抜は止めされながら、下
方に向けて突出するように配設されている。
そして、この連動杆52は、上記撮影連動筒8が回動さ
れていない平生の位置にあるときには、その上端面が段
部8eに、抜止用突起52aが配置孔12cの近傍にそ
れぞれ衝合して挾さまれガタつかないようになっている
上記装置51が配設された接眼部2を、第11図に示す
ように、装着用開口部53aの内周面がテーパー面53
bとなった撮影装置53に嵌め合わせると、連動杆52
の係合部52bがテーパー面53bに当接して、連動杆
52が上方に挙上される。
すると、撮影連動筒8が円周方向に回動されるので、第
1図に示した装置1と全く同様にして、接眼レンズ3の
位置決めが行なわれる。
この際、撮影連動筒8と撮影位置決め筒7との間に、連
結用コイルばね23、係止ピン21および遊び孔8dか
もなる遊び機構が形成されているので、撮影装置53の
押込量、テーパー面53bの角度等に無関係に、接眼レ
ンズ3は一定位置に位置決めされる。
また、撮影装置53を取り外すと、やはり装置1と同様
にして、撮影連動筒8および撮影位置決めカム筒7は、
コイルばね22および23の緊縮弾力によって平生の位
置に戻り、これにともない接眼レンズ3が撮影前の視度
調節位置に戻ると共に、連動杆52も降下して抜止用突
起52aで抜は止された位置で静止する。
第12図は、本発明の更に他の実施例を示す接眼レンズ
の位置決め装置の断面図である。
この装置61は、上記第1図に示した装置1に配設した
、回動する連動杆25を含む連動手段11に代えて、光
軸方向に摺動自在な連動杆62と、撮影連動筒8に設け
たカム孔8fとからなる連動手段を用いるようにしたこ
とを除いては、上記装置1と全(同様の構成を有するの
で、対応部材には同一符号を付してその説明を省略する
上記連動杆62は、接眼用枠体14に光軸方向に沿って
穿設された貫通孔14b内に摺動自在に挿通されており
、その先端部に下方に向けて垂下されて形成された嵌入
片62aを有し、この嵌入片62aは、第13図に示す
ように、撮影連動筒8の、円周方向に対して傾きを有す
るように穿設されたカム孔8f内に嵌入されている。
また、連動杆62の後端部は、同枠体の背面に突出する
ように八つてL・る。
上記装置61の接眼用枠体14に撮影装置な装着すると
、連動杆62は撮影装置の一面で押圧されて、光軸方向
に移動する。
この連動杆62の移動により、嵌入片62aはカム孔8
fを介して撮影連動筒8を復動用コイルばね22の緊縮
弾力に抗して、円周方向に回動させる。
このため、弾力的に一体の撮影位置決め筒7も円周方向
に回動して、上記第1図に示した装置1と全く同様にし
て、接眼レンズ3の位置決めが行なわれる。
この際、撮影連動筒8と撮影位置決め筒Iとの間に、連
結用コイルばね23、係止ピン21および遊び孔8cか
らなる遊び機構が形成されているので、撮影装置の押込
量、端面形状等に関係なく、接眼レンズ3が一定位置に
位置決めされる。
また、撮影を終了して撮影装置を取り外すと、やはり装
置1の場合と同様にして、撮影連動筒8および撮影位置
決めカム筒7が、コイルばね22および23の緊縮弾力
によって平生の位置に戻り、接眼レンズ3は撮影前の視
度調節位置に復帰する。
以上述べたように、本発明によれば、内視鏡の接眼部へ
の押込量が異なる撮影装置であっても、単に嵌め込むと
いう簡単な操作だけでこれを装着し得ると共に、この操
作に連動して視度調節範囲内の撮影位置に接眼レンズを
自動的に位置させることができるので、明細書冒頭に述
べた従来の欠点を解消した使用上甚だ便利な接眼レンズ
の位置決め装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図+−3本発明の一実施例を示す内視鏡の接眼レン
ズの位置決め装置の縦断面図、第2図は、上記第1図に
示した位置決め装置の、視度調節カム筒および撮影位置
決めカム筒の斜視図、第3図は、上記第1図に示した位
置決め装置の横断面図、第4図および第5図は、上記第
1図に示した位置決め装置に、装着時の押込量の少ない
撮影装置を取り付けたときの作動態様を示す下面図およ
び横断面図、第6図および第7図は、上記第1図に示し
た位置決め装置に、装着時の押込量の大きい撮影装置を
取り付けたときの作動態様を示す下面図および横断面図
、第8図A、Bおよび第9図A。 Bは、上記第1図に示した位置決め装置の要部作動図、
第10図は、本発明の他の実施例を示す接眼レンズの位
置決め装置の横断面図、第11図は、上記第10図に示
した位置決め装置に撮影装置を取り付けた状態を示す側
面図、第12図は、本発明の更に他の実施例を示す接眼
レンズの位置決め装置の縦断面図、第13図は、上記第
12図に示した位置決め装置の撮影連動筒の斜視図であ
る。 1.51,61・・・・・・接眼レンズの位置決め装置
、3・・・・・・接眼レンズ、4・・・・・・可動筒、
6・・・・・・視度調節カム筒、7・・・・・・撮影位
置決めカム筒、8・・・・・・撮影連動筒、8d・・・
・・・遊び孔、9・・・・・・視度調節ピン、11・・
・・・・連動手段、19・・・・・・視度調節用カム孔
、20・・・・・・撮影位置決め用カム孔、21・・・
・・・係止ピン、22・・・・・・復動用コイルばね、
23・・・、・・・連結用コイルばね(連結用弾性手段
)、25,52゜62・・・・・・連動杆、40,4L
53・・・・・・撮影装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 接眼レンズを撮影位置に位置させるための撮影位置
    決め用カム孔を有し、光軸の周りに一定角回動するよう
    になされた撮影位置決めカム筒と、上記接眼レンズを所
    望の視度が得られる位置に位置させるための視度調節用
    カム孔を有し、光軸方向に摺動自在になされた視度調節
    カム筒と、上記撮影位置決め用カム孔と上記視度調節用
    カム孔とにそれぞれ緩く嵌入されると共に、上記両カム
    孔に挾持されることによって位置決めされる視度調節ピ
    ンが固植された、上記接眼レンズを支持する可動筒と、 上記撮影位置決めカム筒に連結用弾性手段を介シテ一体
    化するように偏倚されていて、この撮影位置決めカム筒
    の一定角の回動の後も上記連結用弾性手段に抗して回動
    するようになされた撮影連動筒と、 撮影装置の装着操作により、この撮影装置本体で押圧さ
    れて、上記撮影連動筒を回動させる連動手段と、 を具備することを特徴とする接眼レンズの位置決め装置
JP54025788A 1979-03-05 1979-03-05 接眼レンズの位置決め装置 Expired JPS5840722B2 (ja)

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JP54025788A JPS5840722B2 (ja) 1979-03-05 1979-03-05 接眼レンズの位置決め装置
US06/124,457 US4351587A (en) 1979-03-05 1980-02-25 Apparatus for positioning eyepiece of endoscope
DE19803008502 DE3008502A1 (de) 1979-03-05 1980-03-05 Vorrichtung zum verstellen des okulars eines endoskopes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60107827U (ja) * 1983-12-16 1985-07-22 平井 規夫 老眼鏡

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