JP2000089298A - フィルター操作装置を有するレンズ鏡筒 - Google Patents

フィルター操作装置を有するレンズ鏡筒

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JP2000089298A
JP2000089298A JP10276429A JP27642998A JP2000089298A JP 2000089298 A JP2000089298 A JP 2000089298A JP 10276429 A JP10276429 A JP 10276429A JP 27642998 A JP27642998 A JP 27642998A JP 2000089298 A JP2000089298 A JP 2000089298A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差込式フィルターホルダーに取り付けたフィ
ルターを操作するフィルター操作部を有するレンズ鏡筒
で、フィルター操作部の操作性を向上させ、偏光フィル
ター等を取り付けて操作したときの操作の感触を改善す
る。 【構成】 レンズ鏡筒内に着脱自在に装着される差込式
フィルターホルダー20にフィルター板22が嵌め込ま
れたフィルター枠23を保持するフィルター保持リング
21を設け、フィルター保持リング21を回転自在と
し、フィルター保持リング21を連結ギヤ12を介し
て、回転させるフィルター操作リング11をレンズ鏡筒
の外周部に回転自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は望遠レンズの特に焦
点距離の長いレンズ及びF値の明るいレンズで採用され
ている後部差込式フィルター装置を有するレンズ鏡筒に
関し、更に詳しくは偏光フィルターを後部差込式フィル
ターとして使用することのできるフィルター操作装置を
有するレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの交換レンズにおいて、水面等の
反射光を除いて撮影するために偏光フィルターを使用す
る場合、偏光フィルターは反射光の偏光に合わせて装着
しなければならず、従来から知られている偏光フィルタ
ーの使用方法は、外部から回転させて使用するため、使
用するレンズの先端のアクセサリースクリューにねじ込
んで使用する構成で、レンズ全長が長大なものでもピン
ト合わせ機構が前群回転式の物でもレンズ先端のアクセ
サリースクリューに取り付けて、偏光フィルターを直接
回転させて使用していた。
【0003】フィルターの装着で望遠レンズのような大
口径レンズにおいては、実開昭58−159524号や
実開昭58−172921号(実公平3−42424)
等によって提案されているレンズ鏡筒に対して着脱自在
な差込式フィルターが使用されている。しかし、従来こ
の種の差込式フィルターにおいては、レンズ鏡筒にフィ
ルターを装着した状態で回転を必要とする前述の偏光フ
ィルターは使用できなかった。そのため一般には偏光フ
ィルターを使用するときは、従来と同様に一眼レフカメ
ラのファインダー像を観察しながら撮影者が自分の意図
した像を見つけだし使用するが、レンズの全長の長い望
遠レンズではファインダーを観察しながらでは、レンズ
先端まで手が届かない物や、ピント合わせが機構が前群
回転式の物ではピント合わせをするとフィルターも回転
してしまうため使用しにくかった。そこで、フィルター
枠に偏光フィルター板が保持され、フィルターホルダー
にフィルター枠が回転可能に支持され、フィルターホル
ダーに設けた操作部材とギヤ、ベルト、ローラー等の伝
達機構でフィルター枠を回転させる提案が実開昭59−
95328号、実開昭60−186430号、実開昭6
4−15208公報等によってされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
提案はフィルターホルダーにフィルターの操作部を設け
たり、レンズ鏡筒本体にフィルター操作部を設けている
が、いずれも操作部が小さく、操作部を小刻みに何回も
操作しないと目的の操作量が得られず、操作性が充分と
はいえなかった。また、レンズの先端に偏光フィルター
を取り付けて回転させて操作したときの操作感と感触が
異なるため偏光フィルターの回転量の調節が難しいとい
う問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】レンズ鏡筒内に着脱自在
に装着される差込式フィルターホルダーにフィルター板
が嵌め込まれたフィルター枠を保持するフィルター保持
部材を設け、該フィルター保持部材を回転自在とし、フ
ィルター保持部材を連結ギヤを介して、回転させるフィ
ルター操作リングをレンズ鏡筒の外周部に回転自在に設
けるとで解決した。また、連結ギヤを段ギヤにすること
でギヤ比の調整でフィルター操作リングの回転とフィル
ターの回転量の感触を調節できるようにした。
【0006】
【実施例】以下、本発明のレンズ鏡筒を図示の実施例に
より偏光フィルターを装着して説明する。図1は差込式
フィルターホルダーが装着されるレンズ鏡筒である。1
0がフィルター操作装置を有するレンズ鏡筒本体で11
がフィルター操作リング、20が差込式フィルターホル
ダーである。差込式フィルターホルダー20はレンズ鏡
筒本体10に設けた不図示の開口部に差し込まれること
により、レンズ鏡筒本体10に装着されている。
【0007】この差込式フィルターホルダー20は図2
A、Bの拡大正面図及びその断面図で示すように、偏光
フィルター板22を嵌め込んだフィルター枠23を回転
自在に支持するフィルター保持リング21で構成されて
いる。また、フィルター保持リング21の外周部には外
歯車21aが一体的に設けてある。
【0008】一方、図3はレンズ鏡筒本体10に設けら
れたフィルター操作リング11付近を示す鏡筒断面図
で、11がフィルター操作リング、12が連結ギヤであ
る。連結ギヤ12の外周には外歯車12aが設けられ、
フィルター操作リング11の内周に設けられた内歯車1
1aと歯合しており、図4の断面図に示すように連結ギ
ヤ軸12bによってフィルターホルダー押え13に回転
自在に取り付けられている。これにより、フィルター操
作リング11を回転操作することによって内歯車11a
に歯合した連結ギヤ12が連結ギヤ軸12bを中心に回
転する。この連結ギヤ12の回転により連結ギヤ12に
噛み合っているフィルター保持リング21の外歯車21
aが作動し、これによりフィルター保持リング21が回
転し、フィルター枠23に嵌め込まれた偏光フィルター
板22が回転し、偏光フィルターの作用を果たす。
【0009】図5は前述の連結ギヤ12を段ギヤで構成
した連結ギヤを示す連結ギヤ付近の断面図である。50
が段ギヤで構成した連結ギヤで第1外歯車51と第2外
歯車52を有している。第1外歯車51はフィルター操
作リング11に設けた内歯車11aと噛み合い、第2外
歯車52はフィルター保持リング21に設けた外歯車2
1aと噛み合い、フィルター操作リング11の回転を連
結ギヤ50を介してフィルター保持リング21に伝達す
る。この連結ギヤ50に設けた第1外歯車51と第2外
歯車52のギヤ比を調節することによりフィルター操作
リング11の回転量とフィルター保持リングの回転量を
調節でき、フィルター操作の操作感触を設定できる。
【0010】次に、以上のように構成された、フィルタ
ー操作部材を有するレンズ鏡筒の動作について説明す
る。
【0011】先ず、図2に示す差込式フィルターホルダ
ー20のフィルター保持リング21に偏光フィルターを
ねじ込む。この時、フィルター保持リング21は回転自
在であるのでフィルター保持リング21に設けたローレ
ット面21bを押さえて偏光フィルターをねじ込む。次
に、図1の状態に差込式フィルターホルダー20をレン
ズ鏡筒本体10に装着する。そして、偏光フィルター板
22をフィルター枠23を介して回転させるには、レン
ズ鏡筒本体10の外周部に設けたフィルター操作リング
11を回転すれば良い。フィルター操作リング11を回
転すると図3に示すように連結ギヤ12が回転し、連結
ギヤ12に歯合したフィルター保持リング21が回転
し、フィルター保持リング21にねじ込まれたフィルタ
ー枠23が回転し、偏光フィルター板22を回転させる
ことができる。これにより、水面等の反射光を除いて
(または、反射光を意図的に多くして)撮影するために
偏光フィルター板22を反射光の偏光に合わせることが
できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
レンズ鏡筒に差し込まれることによって装着されるフィ
ルターを保持する保持部材がフィルターホルダーに回転
自在に保持されるようにし、レンズ鏡筒外周部に操作部
材を設け、さらに操作部材の伝達手段を設けたのでフィ
ルターホルダーを差し込んだ状態でフィルターを外部に
装着したときの感触で回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】差込式フィルターホルダーが装着されるレンズ
鏡筒である。
【図2】図1に示す差込式フィルターホルダーの拡大正
面図及びその断面図である。
【図3】フィルター操作リング付近を示す鏡筒断面図で
ある。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】段ギヤで構成した連結ギヤ付近を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 レンズ鏡筒本体 11 フィルター操作リング 11a 内歯車 12 連結ギヤ 12a 外歯車 12b 連結ギヤ軸 13 フィルターホルダー押え 20 差込式フィルターホルダー 21 フィルター保持リング 21a 外歯車 21b ローレット面 22 偏光フィルター板 23 フィルター枠 50 連結ギヤ 51 第1外歯車 52 第2外歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒内に着脱自在に装着される差
    込式フィルターホルダーを操作する操作手段を有するレ
    ンズ鏡筒において、該差込式フィルターホルダーにフィ
    ルター板が嵌め込まれたフィルター枠を回転自在に保持
    するフィルター保持部材を設けるとともに、該フィルタ
    ー保持部材を連結ギヤを介して、回転させるフィルター
    操作リングを鏡筒外周部に回転自在に設けたことを特徴
    とするフィルター操作装置を有するレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 レンズ鏡筒内に着脱自在に装着される差
    込式フィルターホルダーを操作する操作手段を有するレ
    ンズ鏡筒において、該差込式フィルターホルダーにフィ
    ルター板が嵌め込まれたフィルター枠を回転自在に保持
    するフィルター保持部材と鏡筒外周部に設けたフィルタ
    ー操作リングを連結する連結ギヤを段ギヤで構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフィルター操作装置を
    有するレンズ鏡筒。
JP27642998A 1998-09-14 1998-09-14 フィルター操作装置を有するレンズ鏡筒 Expired - Lifetime JP4149049B2 (ja)

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