JPS5840625Y2 - 火災検知装置のような盤製品 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば火災検知装置のような盤の前面に表示部
および操作部を露呈して配設する盤製品に関するもので
、その目的とするところは、扉面よりの落ち込み深さの
異なる表示部と操作部との扉えの取付を構造簡単で取付
作業を容易に行い得る盤製品を提供しようとするもので
ある。

以下図面を参照して本考案をその一実施例につき説明す
ると、１は外箱、２は外箱１に装着される扉、３は扉２
の中央部に設けられた開口部で、この開口部３は扉と一
体にしぼり加工によりその側壁４を設けることにより形
成されるもので、その側壁４開放端縁５と６とはその扉
表面よりの深さを異にせしめである。

７は側壁４の開放端縁５に設けた引掛爪、８は側壁４の
開放端縁６に設けた引掛爪、９は表示板で、この表示板
９は前記開放端縁５に当接して装着されるもので、引掛
爪７の挿通する係合孔１０が穿たれている。

１１は操作板で、この操作板１１は開放端縁６に当接し
て装着されるもので、引掛爪８の挿通する係合孔１２が
穿たれている。

１３．１４は表示板９の上下端縁に折曲して設けた折込
枠、１５．１６は操作板１１の上下端縁に折曲して設け
た折込枠、１７は引掛爪７或いは８の係止孔１８と止め
ネジ１９の挿通孔２０を穿った止め金具、２１は表示板
９および操作板１１の各係合孔１０および係合孔１２の
側部に穿った止めネジ１９の螺合孔である。

２２は表示板９に装着された表示ランプ、２３は操作板
１１に取付けられたスイッチ、２４は操作板１１に装着
されたスイッチ２３の作動を報知する報知ランプである
。

本考案は上述の構成よりなるもので、先づスイッチ２３
と報知ランプ２４を装着した操作板１１を、これに穿っ
た係合孔１２に引掛爪８を挿通することにより扉２の開
放端縁６に当接して装着し、次いで表示ランプ２２を装
着した表示板９を、これに穿った係合孔１０に引掛爪７
を挿通することにより開放端縁５に当接して装着し、各
引掛爪７，８を係止孔１８に挿通することにより止め金
具１７を引掛爪７，８に係合し、この止め金具１７の挿
通孔２０に挿通した止めネジ１９を表示板９および操作
板１１の螺合孔２１に螺入することにより表示板９およ
び操作板１１を扉２の段差を有する開放端縁５゜６に装
着することが出来るものである。

尚、上述の説明においては表示板９と操作板１１とを夫
々個別に扉２の開放端縁５，６に係止したが、この開放
端縁５および６の段差はあらかじめ判明しているので、
表示板９と操作板１１とを前記の開放端縁５，６の段差
分だけずらせて表示板９の下方の折込枠１４と操作板１
１の上方の折込枠１５とを固着せしめておけば、これら
を一体として扉２の開放端縁５，６に一挙に装着するこ
とが出来ると共に、止め金具１７も上方の引掛爪７と下
方の引掛爪８のみに係止すれば表示板９と操作板１１と
は容易に確実に扉２の開放端縁５，６に装着することが
出来るもので゛ある。

従来のこの種盤製品としては、例えば第４図および第５
図に示すように表示板９の装着窓２５と操作板１１の装
着窓２６とを扉２に穿ち、これら装着窓２５および２６
の周縁内側に止め枠２７．２８をスポット溶接或いはネ
ジ止めし、この止め枠２７，２８に表示板９および操作
板１１をスポット溶接或いはネジ止めしてなるものであ
る。

又、他の一例としては第６図および第７図に示すように
、装着窓２５を扉２に設け、この装着窓２５の周縁内側
に止め枠２７をスポット溶接或いはネジ止めし、これに
表示板９をスポット溶接或いはネジ止めし、この表示板
９に穿った装着窓２６の周縁内側に止め枠２８をスポッ
ト溶接或いはネジ止めし、この止め枠２８に操作板１１
をスポット溶接或いはネジ止めしてなるものである。

これら上述の構成よりなる盤製品は何れも扉の表面にス
ポット溶接の痕、或いはネジ頭が現われるので扉の体裁
が悪い上に、その取付作業が煩雑で時間的に多大な浪費
をする欠点を有していた。

しかるに本考案においては、扉２にしぼり加工によって
開口部３を形威し、開口部３の側壁４の開放端縁５およ
び６に段差を有せしめ、それらに引掛爪７および８を突
設し、表示板９および操作板１１に設けた折込枠１４と
１５とを段差を持たせて接着し、上記表示板９および操
作板１１に穿った保合孔１０．１２に前記引掛爪７，８
を嵌挿せしめて、扉２の開放端縁５，６に表示板９と操
作板１１とを装着し、引掛爪７，８に止め金具１７を係
合して、この止め金具１７を表示板９と操作板１１に螺
着することにより、表示板９と操作板１１とを扉２に確
実に装着することが出来るもので、このようにすれば扉
２の表面に表示板９と操作板１１の取付用螺子などが現
われることがないので体裁が良く、又その取付作業が極
めて簡単で、単時間に行い得る効果を有するものである
。

本考案はこれらの点において実用上有効便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本考案に関するもので、第１図は盤
製品の斜視図、第２図は扉部の縦断面図、第３図は扉部
の要部の分解斜視図、第４図乃至第７図は従来の盤製品
に関するもので、第４図は一例の斜視図、第５図はその
扉部の縦断面図、第６図は他の一例の斜視図、第７図は
その扉部の縦断面図である。 １・・・・・・外箱、２・・・・・・扉、３・・開開口
部、４・・凹側壁、５゜６・・・・・・開放端縁、７，
８・・曲引掛爪、９・・旧表示板、１１・・・・・・操
作板、１０．１２・・間係合孔、１３，１４，１５．１
６・・曲折込枠、１７・・・・・・止め金具、１８・・
間係止孔、１９・・曲止めネジ、２０・・・・・・挿通
孔、２１・・曲螺合孔、２２・・曲表示ランプ、２３・
・・・・・スイッチ、２４・・曲報知ランプ、２５゜２
６・・・・・・装着窓、２７．２８・・曲止め枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外箱１に取付けられる扉２に、しぼり加工によって段差
   をもつ開放端縁５および６を有する側壁４を形成し、開
   放端縁５には引掛爪７を、又開放端縁６には引掛爪８を
   夫々突設し、引掛爪７を挿通する係合孔１０を穿った表
   示板９と引掛爪８を挿通する係合孔１２を穿った操作板
   １１とを、それらに設けた折込枠１４と折込枠１５を段
   差をもたせて接合することにより一体化し、これらを引
   掛爪７゜８に係合し止め金具１７により扉２の開放端縁
   ５，６に装着することを特徴とする火災検知装置のよう
   な盤製品。