JPS5840353B2 - 縦流炭酸ガスレ−ザ発振器 - Google Patents
縦流炭酸ガスレ−ザ発振器Info
- Publication number
- JPS5840353B2 JPS5840353B2 JP13774181A JP13774181A JPS5840353B2 JP S5840353 B2 JPS5840353 B2 JP S5840353B2 JP 13774181 A JP13774181 A JP 13774181A JP 13774181 A JP13774181 A JP 13774181A JP S5840353 B2 JPS5840353 B2 JP S5840353B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- tube
- gas
- carbon dioxide
- inner tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/02—Constructional details
- H01S3/03—Constructional details of gas laser discharge tubes
- H01S3/038—Electrodes, e.g. special shape, configuration or composition
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lasers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は続流炭酸ガスレーザー発振器に関し、特に高速
で循環するレーザーガスが共振器内の放電領域を通過す
る際に、乱流を発生させ安定した放電を得ることを目的
とする。
で循環するレーザーガスが共振器内の放電領域を通過す
る際に、乱流を発生させ安定した放電を得ることを目的
とする。
第1図は従来のレーザ発振器の概略図である。
ガス給入部11から入ってきたレーザーガスは間隙12
から共振器内の放電領域13に入って、ピン状の陽極1
4と円筒状陰極15間で放電してガス排出部16から共
振器外へと出ていく。
から共振器内の放電領域13に入って、ピン状の陽極1
4と円筒状陰極15間で放電してガス排出部16から共
振器外へと出ていく。
この構成は、ガス給入部11と間隙12によってガス流
に乱流を発生させ放電の安定化をねらったものであるが
、陽極14はピン状であり、更に共振器外に存在するた
めに陽極14と陰極15間の放電で、レーザー発振に寄
与しない無効な放電領域が存在する。
に乱流を発生させ放電の安定化をねらったものであるが
、陽極14はピン状であり、更に共振器外に存在するた
めに陽極14と陰極15間の放電で、レーザー発振に寄
与しない無効な放電領域が存在する。
すなわちこの構成では陽極14がピン状であるために陰
極15付近でレーザー管17内いっばいに広がっていた
グロー放電は、高速で循環するレーザーガスによって吹
き飛ばされることとあいまって、ピン状の陽極14に近
づくにつれて細くなっていき、第1図に点線で示したよ
うになる。
極15付近でレーザー管17内いっばいに広がっていた
グロー放電は、高速で循環するレーザーガスによって吹
き飛ばされることとあいまって、ピン状の陽極14に近
づくにつれて細くなっていき、第1図に点線で示したよ
うになる。
レーザー出力の増大化を図るには放電体積を増やすとい
うことが一つの大きな要因となるのであるが、ピン状の
陽極電極14を用いることによって、レーザー管内に放
電しない領域が生ずるとその分だけ出力の低下はまぬが
れ得ない。
うことが一つの大きな要因となるのであるが、ピン状の
陽極電極14を用いることによって、レーザー管内に放
電しない領域が生ずるとその分だけ出力の低下はまぬが
れ得ない。
本発明は上記した電極間での無効放電領域を無くそうと
するものであり、陽極として円筒電極を用いて、レーザ
ーガスの共振器への給入部とレーザー管を二重管構造と
したものであり、円筒電極の開口径と、円筒長とを最適
に選ぶことにより発振効率及び単位放電長当りのレーザ
ー出力を飛躍的に増大させることができるようにしたも
のである。
するものであり、陽極として円筒電極を用いて、レーザ
ーガスの共振器への給入部とレーザー管を二重管構造と
したものであり、円筒電極の開口径と、円筒長とを最適
に選ぶことにより発振効率及び単位放電長当りのレーザ
ー出力を飛躍的に増大させることができるようにしたも
のである。
第2図は本発明の一実施例における続流炭酸ガスレーザ
ー発振器の共振器部の構成の概略を示したものである。
ー発振器の共振器部の構成の概略を示したものである。
丁字形のガラス管21によって導ひかれたレーザーガス
は外管24と内管22からなる二重管構造のレーザー管
の内管22に衝突して最初の乱流を発生し、外管24と
内管22の間を内管22の外側に沿って流れる。
は外管24と内管22からなる二重管構造のレーザー管
の内管22に衝突して最初の乱流を発生し、外管24と
内管22の間を内管22の外側に沿って流れる。
レーザー管の外管24と内管22とで形成される間隙は
、レーザー管の端部で閉塞されており、そのため陽極2
3を通過したレーザーガスは更に乱流を発生し、内管2
2の電極23の近傍に設けられた開孔部20よりレーザ
ー管内に流れ込む。
、レーザー管の端部で閉塞されており、そのため陽極2
3を通過したレーザーガスは更に乱流を発生し、内管2
2の電極23の近傍に設けられた開孔部20よりレーザ
ー管内に流れ込む。
すなわち、レーザー管は、外管24と内管22の二重管
構造をしておりガス流の風上が開いており風下は閉じて
いるため、外管24と内管22の間を通って流れてきた
レーザーガスは、いったんレーザー管の外管24と内管
22の間にはいっていくが押しもどされて、内管22に
設けられた開孔部20から共振器中央部へと入っていく
ことになり、レーザーガスの流れは種々の方向の成分が
発生して乱流となる。
構造をしておりガス流の風上が開いており風下は閉じて
いるため、外管24と内管22の間を通って流れてきた
レーザーガスは、いったんレーザー管の外管24と内管
22の間にはいっていくが押しもどされて、内管22に
設けられた開孔部20から共振器中央部へと入っていく
ことになり、レーザーガスの流れは種々の方向の成分が
発生して乱流となる。
この場合開孔部20は少なくともその一部が陽極23に
対向するように設ける必要がある。
対向するように設ける必要がある。
レーザー管は二つの径の異なるパイレックス管(外管2
4と内管22)の一端を溶着し、他端は内管22に設け
られた開孔部20により開いた状態となっている。
4と内管22)の一端を溶着し、他端は内管22に設け
られた開孔部20により開いた状態となっている。
このようなレーザー管を、開いている方をガス流の風上
に、閉じている方を風下にして使用することにより、レ
ーザーガスは、レーザー管中央部に入っていくときに乱
流となる。
に、閉じている方を風下にして使用することにより、レ
ーザーガスは、レーザー管中央部に入っていくときに乱
流となる。
乱流となったレーザーガスはレーザー管内を通過する際
、種々の速度成分を持っているため、レーザー管の断面
における速度分布は平らになる。
、種々の速度成分を持っているため、レーザー管の断面
における速度分布は平らになる。
従って、レーザー管内のグロー放電は、特定な方向へ流
されてかたよるということがなくなる。
されてかたよるということがなくなる。
このとき円筒状の陽極23と陰極25の間でのグロー放
電は高速なガス流に押し流されながらも、狭い領域にか
たよることがなく、レーザー管24の中管の内側でまん
べんなく広がる。
電は高速なガス流に押し流されながらも、狭い領域にか
たよることがなく、レーザー管24の中管の内側でまん
べんなく広がる。
放電の終ったレーザーガスはすみやかに排出部26より
共振器外に取り去られる。
共振器外に取り去られる。
レーザー光は全反射鏡27と部分反射鏡28の間で共振
し、部分反射鏡28側から取り出される。
し、部分反射鏡28側から取り出される。
第2図の実施例では左右対称の構造になっているが、左
右対称でない構造でも同様の効果がある。
右対称でない構造でも同様の効果がある。
またいずれか片側だけでも十分に機能する。
一般にレーザー出力Pはレーザー媒質のパラメーターに
対して次式で与えられる。
対して次式で与えられる。
P=ηcaoIsV
ここで、ηCはレーザー出力の取り出し効率、α0は不
飽和利得、■sは飽和パラメーター、■は放電体積であ
る。
飽和利得、■sは飽和パラメーター、■は放電体積であ
る。
従って、レーザー出力の増大化を計るためにはこれらの
パラメーターひとつひとつを大きくしていく工夫が必要
となる。
パラメーターひとつひとつを大きくしていく工夫が必要
となる。
本発明では、放電体積■と、飽和パラメーターIsに着
目し、高出力化をはかったものである。
目し、高出力化をはかったものである。
本実施例のような高速循環型レーザーでは、飽和パラメ
ーターIsはガス流速Vfに比例して増大するので、高
出力を得るにはガス流速を大きくする必要がある。
ーターIsはガス流速Vfに比例して増大するので、高
出力を得るにはガス流速を大きくする必要がある。
本実施例では、円筒電極23を共振器内に設置し、円筒
径を適宜選択することによりガス流速すなわち飽和パラ
メータIsを直接制御するようにしている。
径を適宜選択することによりガス流速すなわち飽和パラ
メータIsを直接制御するようにしている。
このように本発明では、電極構造を円筒にし、更に二重
管構造のレーザー管と組み合せて乱流を発生させること
によってレーザー管内の放電体積の増大をはかつている
。
管構造のレーザー管と組み合せて乱流を発生させること
によってレーザー管内の放電体積の増大をはかつている
。
第4図は本発明の実施例を示す系統図である。
レーザーガスを高速で循環するための送風機31から送
り出されたレーザーガスは熱交換器32によって圧縮熱
を取られて共振器34に入っていく。
り出されたレーザーガスは熱交換器32によって圧縮熱
を取られて共振器34に入っていく。
共振器34から出ていったレーザーガスは放電によって
上昇した温度を熱交換器33によって冷却され、送風機
31へと循環される。
上昇した温度を熱交換器33によって冷却され、送風機
31へと循環される。
本発明のレーザー発振器において、レーザー管の外径が
80關内径が55關、長さが500mm、ガス圧が30
’l’orr、1放電長当りの放電々流220mAの時
、最大出力は1050Wと従来の10倍近い高出力が得
られた。
80關内径が55關、長さが500mm、ガス圧が30
’l’orr、1放電長当りの放電々流220mAの時
、最大出力は1050Wと従来の10倍近い高出力が得
られた。
以上説明したように、本発明はレーザーガス導入部に内
管を挿入し、円筒電極と組合せレーザー管は基土が開い
ている二重管構造とするとともに電極として円筒電極を
用いることによって放電を安定化することができ、レー
ザー出力を飛躍的に増大させる利点を有する。
管を挿入し、円筒電極と組合せレーザー管は基土が開い
ている二重管構造とするとともに電極として円筒電極を
用いることによって放電を安定化することができ、レー
ザー出力を飛躍的に増大させる利点を有する。
第1図は従来のレーザー共振器の構成を示す概略図、第
2図は本発明の一実施例におけるレーザー共振器の構成
を示す概略図、第3図は同発振器全体の構成を示す概略
図である。 20・・・・・・開孔部、21・・・・・・レーザーガ
ス給入部、22・・・・・・内管、23・・・・・・円
筒状陽極、24・・・・・・外管、25・・・・・・円
筒状陰極、26・・・・・・ガス排出部、27・・・・
・・全反射鏡、28・・・・・・部分反射鏡、31・・
・・・・送風機、32・・・・・・熱交換器、33・・
・・・・熱交換器、34・・・・・・共振器。
2図は本発明の一実施例におけるレーザー共振器の構成
を示す概略図、第3図は同発振器全体の構成を示す概略
図である。 20・・・・・・開孔部、21・・・・・・レーザーガ
ス給入部、22・・・・・・内管、23・・・・・・円
筒状陽極、24・・・・・・外管、25・・・・・・円
筒状陰極、26・・・・・・ガス排出部、27・・・・
・・全反射鏡、28・・・・・・部分反射鏡、31・・
・・・・送風機、32・・・・・・熱交換器、33・・
・・・・熱交換器、34・・・・・・共振器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外管と内管とからなる二重管構造のレーザ管と、前
記レーザ管の一端に設けられたガス給入部と、前記レー
ザ管の他端に設けられたガス排出部と、円筒状の陽極と
、円筒状の陰極とを具備し、前記ガス給入部は二重管構
造を有し、ガス流が内管と接触することにより乱流を生
じるごとく構成され、前記レーザ管外管と内管とで包囲
される領域はレーザガス排出部側で閉塞され、その閉塞
部の近傍に前記陰極が形成され、陰極とガス給入部との
間に前記陽極電極が設けられており、ざらにレーザ管内
管の前記陽極電極の近傍に開孔部が設けられていること
を特徴とする続流炭酸ガスレーザ発振器。 2 レーザ発振器がレーザガス給入部を共通として左右
対称に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の続流炭酸ガスレーザ発振器。 3 レーザ管内管に設けられた開孔部が、少なくともそ
の一部が陽極に対向するように設けられていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の続流
炭酸ガスレーザ発振器。 4 ガス給入部が、レーザ管外管にT字状に接続された
ガラス管からなることを特徴とする特許請求の範囲第1
項または第2項記載の続流炭酸ガスレーザ発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13774181A JPS5840353B2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 縦流炭酸ガスレ−ザ発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13774181A JPS5840353B2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 縦流炭酸ガスレ−ザ発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5840876A JPS5840876A (ja) | 1983-03-09 |
JPS5840353B2 true JPS5840353B2 (ja) | 1983-09-05 |
Family
ID=15205740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13774181A Expired JPS5840353B2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 縦流炭酸ガスレ−ザ発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840353B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03295386A (ja) * | 1990-04-12 | 1991-12-26 | Sharp Corp | カラーテレビジョン受像機 |
-
1981
- 1981-09-03 JP JP13774181A patent/JPS5840353B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5840876A (ja) | 1983-03-09 |
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