JPS5840226B2 - 給油所システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は給油所システムに関し、特に、たとえばガソ
リンスタンドなどにおいて、計量機からガソリンなどを
給油するとき、給油に関する情報を中央処理装置で処理
するような給油所システムに関する。

最近では、ガソリンスタンドなどにおいてＰＯＳ化が普
及している。

このようなＰＯＳ化されたガソリンスタンドにおいて、
ガソリンを給油する場合、予め客先コードなどが記録さ
れた磁気カードを顧客から受取り、この磁気カードをカ
ードリーダに挿入して客先コードなどを読取る。

そして、係員が複数の計量機のいずれかを操作して給油
する。

すると、その計量機からガソリンの種類や給油量などの
情報が事務所内に設置されている中央処理装置（以下、
ＣＰＵ）に与えられ、給油の終了と同時にプリンタから
伝票が発行される。

このように、ＰＯＳ化されたガソリンスタンドなどにお
いては、カードリーダに磁気カードを挿入し計量機から
給油するだけで、その他の人的な操作を一切必要とせず
に伝票が発行される。

以下、このように一連の動作が自動的に行われるのを連
動と称する。

しかしながら、たとえば顧客が磁気カードの持参を忘れ
た場合や、外部に設置されているカードリーダが故障し
た場合や、そのガソリンスタンドと契約していない顧客
に対して給油をする場合には、まず計量機からガソリン
を給油する。

この場合であっても、計量機から給油したガソリンの種
類やその給油量を表わす情報がＣＰＵに与えられる。

そして、給油を完了した後に、係員が所持している共通
カードを事務所内のＣＰＵに関連して設けられているカ
ードリーダに挿入し、かっＣＰＵに関連して設けられて
いるキーボードから客先コードや取引区分コードなどを
入力して伝票を発行させている。

以下、このように人的な操作によって一連の動作を行っ
て伝票を発行させるのを半連動と称する。

この場合、キーボードを操作するのは給油を完了した後
に行わなければならない。

この給油の完了したことを係員に知らせるために、複数
台の計量機のそれぞれに対応して複数の給油完了ランプ
を表示パネルに設ける必要があった。

ところが、このように複数の計量機のそれぞれに対応し
て給油完了表示ランプを設けると、表示ランプを多く必
要とすると共にその取付はスペースを広く必要とするた
め、表示パネルの形状が大形化しさらに各表示ランプの
配線が多くなって複雑化するという問題点があった。

そこで、この発明の主たる目的は、上述の問題点を解消
し得て、比較的簡単な構成で複数の計量機が給油の完了
したことを表示し得る給油所システムを提供することで
ある。

この発明は、要約すれば、計量機指定手段によって給油
の完了した計量機の番号を指定したことに応じて、複数
の計量機のいずれかが給油の完了したことを表示する１
つの表示器を表示させると共に、給油の完了している計
量機の番号を給油量を表示する数字表示器に兼用して表
示させるようにしたものである。

以下に、図面に示す実施例と共にこの発明をより具体的
に説明する。

第１図はこの発明の概略ブロック図である。

構成において、ＣＰＵ１はたとえばガソリンスタンドな
どの事務所内に設置され、このＣＰＵ１に関連してキー
ボード３（後述の第３図で具体的に説明する）と、カー
ドリーダ４と、プリンタ５と、メモリ６と、表示装置２
（後述の第２図で具体的に説明する）と、表示制御回路
１０とが設けられる。

前記メモリ６は表示バッファエリア６１を含む。

さらに、ＣＰＵ１の設置されている事務所から離れて外
付けのカードリーダ７とプリンタ８と複数台の計量機９
１ないし９ｎとが設置される。

この計量機９１ないし９ｎによってガソリンを給油した
とき、ガソリンの種類を表わす情報（たとえば無鉛１
、２ 、３、有鉛１，２・・・・・・）や給油量などが
ＣＰＵ１に与えられる。

第２図は第１図に含まれる表示装置２の具体的な外観図
である。

この表示装置２は売上表示ランプ２０１と、取消表示ラ
ンプ２０２と、出金表示ランプ２０３と、入金表示ラン
プ２０４と、半連動完表示ランプ２０５と、伝票切れ表
示ランプ２０６と、警報表示ランプ２０７と、発行表示
ランプ２０８と、区分表示ランプ２１１と、客先表示ラ
ンプ２１２と、商品表示ランプ２１３と、数量表示ラン
プ２１４と、金額表示ランプ２１５などを含む。

また、この表示装置２には、ガソリン類に予め定められ
た商品コードや給油量などの数値情報を表示する複数桁
の数字表示器２２０が設けられる。

第３図は第１図に含まれるキーボード３のキー配置図で
ある。

図において、計量機指定手段の一つである半連動完キー
３１は第２図に示す数字表示器２２０に、給油の完了し
た計量機の番号を表示させるための指令キーである。

商品キー３２は計量機９１ないし９ｎのそれぞれに対応
する無鉛１、無鉛２、無鉛３、有鉛１、有鉛２・・・・
・・などのキーと、ガソリン以外の商品たとえば灯油や
軽油やタイヤやオイルなどの商品を指定するキーとを含
む。

そして、それぞれのキーを操作することによって、それ
ぞれのガソリン類に予め定められている商品コードが入
力される。

テンキー３３は半連動時に客先コードや取引区分コード
を入力する。

発行キー３４はプリンタ５または８によって、給油した
ガソリンの種類や給油量や金額などを印字させて伝票を
発行させる。

設定キー３５はテンキー３３によって客先コードを入力
したり、あるいは商品キー３２を押圧したとき操作され
る。

なお、半連動キー３１とテンキー３３とによって計量機
指定手段を構成する。

第４図はこの発明の一実施例の動作を説明するためのキ
ー操作手順を説明するための図であり、第５図は半連動
完キー３１を操作したときの動作を示すフロー図であり
、第６図は商品キー３２を操作したときの動作を示すフ
ロー図である。

次に、第１図ないし第６図を参照してこの発明の一実施
例の具体的な動作について説明する。

まず顧客が磁気カードを提出して給油を要求したときに
は連動によって伝票が発行される。

すなわち、係員は顧客の磁気カードを外付けのカードリ
ーダ７に挿入する。

カードリーダ７は、その磁気カードから客先別コードや
取引区分コードを読取ってＣＰＵ１に与える。

そして、係員が計量機９１の給油ガン（図示せず）を操
作してたとえば無鉛１のガソリンを給油すると、計量機
９１から無鉛ｌを表わす情報とその給油量とがＣＰＵ１
に与えられる。

応じて、ＣＰＵ１は無鉛１のガソリンに対応する単価と
給油量とに基づいて金額を演算し、給油量や金額などを
プリンタ８に印字させ、伝票を発行させる。

次に、たとえば顧客が磁気カードを忘れて給油を要求し
た場合には半連動によって伝票が発行される。

すなわち、まず係員は計量機９１の給油ガンを操作して
無鉛１のガソリンを給油する。

このとき、前述の説明と同様にして無鉛１を表わす情報
と給油量とがＣＰＵ１に与えられる。

また、ＣＰＵ１はガソリンの販売中であることを表わす
ために売上表示ランプ２０１を点灯させると共に、区分
表示ランプ２１１を表示させる。

そして、係員が給油を完了して給油ガンを計量機９１に
戻すと、計量機９１から給油の完了したことを表わす信
号がＣＰＵ１に与えられる。

応じて、ＣＰＵ１は表示装置２０半連動完表示ランプ２
０５を点灯させる。

次に、係員が給油の完了した計量機の番号を知るために
半連動完キー３１を操作する。

応じて、ＣＰＵ１は第５図に示すルーチンの動作を実行
する。

すなわち、ＣＰＵ１は区分表示ランプ２１１が表示され
ているか否かを判別する。

これは区分を表わすフラグがセットされているか否かに
基づいて行う。

区分を表示中であれば、メモリ６に含まれる表示バッフ
ァエリア６１をクリアし、計量機９１ないし９ｎのうち
給油の完了している計量機の番号を表示バッファエリア
６１にストアする。

そして、給油の完了している計量機の番号たとえば１，
３，５，６．９を数字表示器２２０に表示させる。

そして、係員はデータ処理を開始するために共通カード
を事務所内のカードリーダ４に挿入する。

そして、テンキー３３を操作して客先コードたとえば「
ｏ Ｏ３５７１Ｊを入力する。

応じて、ＣＰＵ１は客先表示ランプ２１２を表示させる
。

このとき、区分表示ランプ２１１は消灯される。

客先コードを入力した後設定キー３５を操作し、計量機
９１から給油した無鉛１のガソリンに対応する商品キー
３２を操作する。

応じて、ＣＰＵ１は客先表示ランプ２１２を消灯した後
、商品表示ランプ２１３を点灯させる。

同時に、第６図に示す商品キー操作のルーチンに基づく
動作を実行する。

すなわち、ＣＰＵ１は計量機９１に対応する無鉛１の商
品キー３２が操作されたか否かを判別し、対応の商品キ
ーが操作されていなければ表示バッファエリアをクリア
する。

対応の商品キーであれば計量機９１の給油が完了してい
るか否かを判別する。

給油が完了していれば表示バッファエリアをクリアした
後、計量機９１０番号たとえば「０１」と給油量たとえ
ば「２３．６」を表示バッファエリア６１にストアする
。

そして、その計量様番号と給油量とを数示表示器２２０
に表示させる。

係員が商品キー３２を操作した後設定キー３５を操作す
ると、ＣＰＵ１は前記給油量と無鉛１のガソリンの単価
とを乗算して金額を演算する。

さらに、発行キー３４を操作すると、ＣＰＵ１は発行表
示ランプ２０８を点灯すると共に、給油したガソリンの
種類すなわち無鉛１と給油量２３．６７と金額とをプリ
ンタ５で印字して伝票を発行させる。

なお、計量機９１によって無鉛１のガソリンを給油した
にもかかわらずたとえば有鉛１のガソリンに対応する商
品キー３２が操作された場合には、表示バッファエリア
６１をクリアした後、有鉛１に対応する商品コードを表
示バッファエリア６１にストアさせてその商品コードを
数字表示器２２０に表示させる。

以上のように、この発明によれば、複数台の計量機のい
ずれかから給油を完了したとき、１つの表示器を点灯さ
せると共に、計量様指定手段により給油した計量機を指
定することによって、その計量機の番号を数字表示器に
表示するようにしているため、複数台の計量機のそれぞ
れに対応して給油の完了したことを表わす複数の表示ラ
ンプを設ける必要がなくなる。

したがって、表示パネルの表示ランプを少なくすること
ができかつしたがって表示パネルの形状を小さくするこ
とができる。

しかも、表示ランプを少なくしたことによって配線など
も簡略化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。 第２図は第１図の表示装置を示す外観図である。 第３図は第１図に含まれるキーボードのキー配置図であ
る。 第４図はこの発明の一実施例の動作を説明するためのキ
ー操作手順を示す図である。 第５図は半連動完キーを操作したときの動作を示すフロ
ー図である。 第６図は商品キーを操作したときの動作を示すフロー図
である。 図において、１は中央処理装置、２は表示装置、２０５
は半連動完表示ランプ、２２０は数字表示器、３はキー
ボード、３１は半連動完キー、４゜７はカードリーグ、
５，８はプリンタ、６はメモリ、６１は表示バッファエ
リア、９１ないし９ｎは計量機を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ それぞれに予め固有の番号が定められた複数の計量
   機を備え、各計量機で給油した給油量を入力して給油に
   関する情報を中央処理装置で処理する給油所システムに
   おいて、 前記複数の計量機のいずれかが給油の完了したことを表
   示するための１つの給油完了表示器、給油した油に予め
   定められている商品コードや給油量を表示するための数
   字表示器、および給油の完了した計量機の番号を指定す
   る計量機指定手段を備え、 前記複数の計量機のうちのいずれかが給油を完了しかつ
   前記計量機指定手段が操作されたことに応じて、前記表
   示器を点灯させるとともに前記給油の完了している計量
   機の番号を前記数字表示器に表示するようにしたことを
   特徴とする給油所システム。