JPS5839953B2 - ヒシヨクセイシ−トオ セキソウセル ヘキソウザイ - Google Patents

ヒシヨクセイシ−トオ セキソウセル ヘキソウザイ

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JPS5839953B2
JPS5839953B2 JP3881274A JP3881274A JPS5839953B2 JP S5839953 B2 JPS5839953 B2 JP S5839953B2 JP 3881274 A JP3881274 A JP 3881274A JP 3881274 A JP3881274 A JP 3881274A JP S5839953 B2 JPS5839953 B2 JP S5839953B2
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fiber nonwoven
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清美 吉田
祥吾 松田
朋良 背尾
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維不織布と紙からなる壁装材に関するも
のである。
より詳しくは、本発明はポリアミド系長繊維もしくはポ
リアミドを構成成分として含む長繊維よりなる不織布の
表層部を切削、研削、摩耗その他の手段により処理して
得たる非織性シートに紙を接合してなる新規な壁装材に
関するものである。
壁装材として従来、天然繊維、再生繊維、合成繊維又は
それらの混用品からなる織物や、ポリ塩化ビニルを主体
とするシートや、あるいは紙等が種々の加工を施されて
実用されている。
最近、不織布工業の発展に伴い、壁装材の分野に対して
も種々応用が試みられているが合同満足すべきものは完
成されていない。
長繊維不織布の中でも、ポリアミド系長繊維のスパンボ
ンド法による不織布は、良好な染色性、捺染発色性、接
着性、十分なる強度、織物に似た感触、軽量性その他の
特徴を有しており壁装材として好ましい素材であると期
待されて来たが、加工々捏上いくつかの問題を内蔵して
おりこれらを解決しないま\壁装材として実用するとき
には種々の困難を伴う。
一般に上記壁装材の加工は、スパンボンド法による長繊
維不織布を裏紙と接合する第1工程と、かくして得た接
合体の不織布側に捺染を施す第2工程と、捺染を終った
後、壁面に貼付は施工する第3工程の三つに大別される
が、ポリアミド系長繊維不織布、又はポリアミドを構成
々分として含む長繊維不織布を使用すると、第1工程に
おいては接着の不均一と表面不斉が発生し、第2工程に
おいては柄範囲の限定が不可避であり、又、第3工程に
おいてはフクレ、剥離などの現象が発生することが指適
されている。
従来これらの問題点に対しては、もちろん各種の検討が
加えられており、たとえば前述の第1工程の問題には、
接着剤、接着条件、裏紙、有機溶媒系接着剤など、第2
工程の問題点には、捺染機種別の効果、捺染の型式、糊
剤、染顔料、各種操作条件など、第3工程については、
施工用の接着糊剤、乾燥条件、裏紙などの諸因子に関し
、それぞれ単独もしくはそれら相互の関連において解決
への努力が払われたが、性能面、作業性および経済性の
全ての点において満足すべき結果は得られていない。
前記の如き状況に鑑み、本発明者等はポリアミド系長繊
維不織布又はポリアミドを構成4分とする長繊維不織布
と紙の接合体からなる壁装材の性能向上について鋭意研
究を進めた結果、該不織布の表層部に後述する特殊な機
械的処理を施すことにより全く予期せざる効果を発見し
、従来技術による製品に比し格段に優れた性能を有する
壁装材の提供が可能となり、本発明を光取するに至った
本発明はポリアミド系長繊維不織布、又はポリアミドを
構成4分として含む長繊維不織布と裏紙とが接合してな
る壁装材において、該不織布の表層部を研削、切削、摩
耗その他の手段により引張強度保持率30〜90%、平
均表面切断指数が15以上になるよう予め処理した後、
裏紙を接着せしめてなることを特徴とする加工性および
実用性の優れた壁装材に関するものである。
すなわち、本発明の目的の一つは、ポリアミド系長繊維
不織布、又はポリアミドを構成々分として含む長繊維不
織布と裏紙とが接合してなる壁装材において、裏紙との
接着が均一で且、表面状態が正常なものを提供すること
にある。
本発明の他の目的は繊細にして緻密な柄をも自由に捺染
出来る前記の壁装材を提供することにある。
又、本発明の今一つの目的は壁面施工時にフクレや剥離
を生ぜず、高能率で施工作業が可能な壁装材を提供する
ことにある。
本発明の更に他の目的は、施工後、実用時の接触摩擦に
際して、ももけの発生し難い壁装材を提供することにあ
る。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明になる壁装材の構成要素の一つはポリアミド糸回
繊維不織布又は、ポリアミドを構成4分として含む長繊
維不織布であることは既に記した通りであるが、こ\で
云うポリアミド系とは具体的には、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン6−10、ナイロン12その他を意味
し、又、ポリアミドを構成々分として含むということは
、複合繊維、混合繊維、あるいは、混繊糸たるを問わず
、上記ポリアミド系物質が不織布を形成する長繊維の一
戊分として含まれておれば良く、相手成分としては特に
制限はないが、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリ4−メチルペンテン−1などのポリオ
レフィン系や、ポリエチレンテレフタレートを始めとす
るポリエステル系、あるいはポリ塩化ビニリデン系など
溶融紡糸可能な線状高分子化合物が好適に使用される他
、混繊糸の場合はさらに、ビスコースレーヨンや、キュ
プラレーヨンなどの再生セルロース繊維も含めて使用可
能である。
長繊維不織布は従来公知の製法のものを使用出来るが、
物性および経済性の双方から考えてスパンボンド法によ
って製造されたものが一般的に有利である。
この場合、ウェブの接合方法としては部分的熱圧着、接
着剤、繊維の溶剤もしくは膨潤剤(水又は水蒸気を含む
)による繊維表面処理層又は処理と同時に機械的圧着な
ど、あるいは、それらの組合せなどを適宜選択すること
が出来る。
長繊維不織布を構成するポリアミド系長繊維又はポリア
ミドを含む長繊維の平均繊度は0.5〜7.0デニール
のものが好適である。
0.5デニール以下では後述する表層部処理の際、強力
低下が著しく、且溶融紡糸の生産性の点からも不利であ
る。
7.0デニ一ル以上では後述する表層部処理の効果の現
れ方が小さくなり、さらに壁装材として必要な捺染にお
いて、繊細、且つ、精緻な柄を表現し難くなるほど本発
明の目的に必ずしも合致しなくなる。
本発明における長繊維不織布の目付は一般に20〜30
0.9/mが好適である。
2011/rrt以下では壁装材として必要な厚み感が
不足し風合的に問題になることがあり、又、壁面の凹凸
を陰蔽し難い場合もある。
30097m以上では経済性から不利になることがある
伺、上記の平均繊度と目付に関する数値はあくまで一般
的な目安であって、個々の場合により加工性、物性、経
済性に対する重点順位が異なり、従って、必ずしも前記
の数値に限定するものではない。
さて、本発明における長繊維不織布は裏紙と接合される
前に特殊な表層部処理を施される。
この表層部処理は該長繊維不織布の性状を大きく変化せ
しめ、本発明の最も重要な構成要件をなすものである。
この表層部処理とは、研削、切削、摩耗その他の手段に
より該不織布の表層部付近に存在する長繊維を切断乃至
は損傷せしめ、元来は長繊維のみにて構成されていた該
不織布を表層部のみ恰も短繊維化したかの如くなし、も
しくは、短繊維と損傷せる長繊維が混在するが如き状態
となすことである。
この表層部処理をおこなうことにより長繊維不織布は恰
も長繊維と短繊維とが混在したかの如き非織性シートと
なる。
本発明の最も重要な特徴は、上記の処理度として以下に
定義する平均表面切断指数が15以上で、かつ、引張強
度保持率が30〜90%の値を有する非織性シートを裏
紙と接合せしめる基材として適用する点にある。
平均表面切断指数が15以下で又、引張強度保持率が9
0%以上の場合は、所期の目的である効果が充分にあら
れれず、平均表面切断指数が15以上でも引張強度保持
率が30%以下の場合は得られた壁装材は物性的に不充
分であるばかりでなく、加工途中においても屡々問題を
おこし好ましくない。
本発明において、平均表面切断指数とは、研削、切削、
もしくは摩耗その他の表層部処理を施した非職性シート
を10×10crILの大きさに切りとり、その中央部
に任意の4方向に折目をつけ、その折目上に存在する構
成長繊維の切断端を投影器にて観察し、11011tの
長さにわたってその数を数え、この操作を前述の4方向
について繰返しそれらの相加平均値により表わした数値
を云う。
か\る平均表面切断指数の評価方法は、前記の表層部処
理の程度と効果との相関性を定量的に表現するrこめに
本発明者らが独自に考案したものである。
又、本発明における引張強度保持率とは、長繊維不織布
の長さ方向の引張強度をショツパー型引張試験機により
、試料中2.5C77!、初荷重51、把握長10Cr
fL、引張速度15cIrL/分にて測定し、さらに、
表層部処理後の引張強度を上記と同様の条件にて測定し
、処理前の引張強度に対する処理後の引張強度の比を百
分率を以て表現した値を云つ0 か\る表層部処理の実施方法としては、長繊維不織布の
表面をエメリーペーパーや、やすりなどで摩擦するか、
鋭利な刃物で表層部の長繊維を切断損傷せしめるか、要
するに表層部の長繊維を何らかの方法で短繊維化せしめ
、もしくは短繊維と損傷せる長繊維が混在せる如き状態
にすればよいのであって、そのための方法は上記のもの
に何ら限定する必要はない。
実際的にはエメリーペーパーを巻きつけた回転ロールや
、表面をやすり状にした金属製回転ロールに該長繊維不
織布を接触せしめ、あるいは回転シェアリング・ロール
を用いることによって連続的にしかも有利に表層部処理
をおこなうことが可能である。
又、か\る表層部処理は片面だけでもよいし、場合によ
っては両面に対しておこなうことも差支えない。
要は用途によって要求される性能水準を勘案の上、適正
処理度を判断すればよい。
さらに該表層部処理は一般的には第1工程、すなわち裏
紙接合の前に実施するのが有利であるが、第1工程後、
もしくは第2工程後に実施することも差支えない。
たとえば、第3工程、すなわち壁面施工時のフクレ、剥
離の防止が主目的であるようなときは之に該当する。
上述のようにして得られた非職性シートは次に第1工程
に入り裏紙と接合される。
該非職性シートは之によって適度の腰と厚みと不透明感
を付与され、又、壁面施工時の接着性も向上するなど、
壁装材として要求される各種の性能を具備せしめられる
裏紙として使用される紙としては、たとえば目付が30
〜80g/−の洋紙が好適であるが、伺ら之に限定され
るものではなく、非職性シートと接合一体化して壁装材
としての性能を発揮するものであれば更に広範囲にわた
って選択、使用しても何ら差支えはない。
接合の方法としては接着剤を該非職性シートもしくは裏
紙の片面に塗布して後両者を合一し乾燥、熱処理等を施
すのが一般的である。
接着剤としては従来公知のものが使用可能で、たとえば
、ポリビニルアルコール、ポリ醋酸ビニル、ポリアクリ
ル酸エステル、醋酸ビニル・アクIJ/L/酸共重合体
、エポキシ系化合物、ポリウレタン系化合物、合成ゴム
ラテックス系その他、水溶系、水分散系、有機溶媒系を
問わず適用出来るが、一般的には水系のものが操業性、
安全性その他の観点から有利である。
装置としてはナイフコータ、ロールコータその他在来の
形式のものが使用出来る。
裏紙を接合された非職性シートは次に第2工程として捺
染を施される。
捺染は酸性染料、分散染料などの染料や、水分散型顔料
、有機溶媒分散型顔料などにより行われ、様式としては
ローラー捺染、手捺染、スクリン捺染、自動スクリン捺
染、ロータリ・スクリン捺染、転写捺染などが適用可能
であり、生産性、コスト、効果などを考慮すると一般的
には、ローラー捺染、自動スクリン捺染、ロークリ・ス
クリン捺染などにより水分散型顔料と固着剤を併用して
実施するのが有利である。
捺染は前記態様にて印捺後、乾燥、熱処理により顔料又
は染料を固着して終了する。
捺染が終ると次げ第3工程、すなわち、壁面への貼付は
施工の工程に入る。
この工程では接着剤として、たとえば澱粉糊、ポリビニ
ルアルコール水溶液、ポリ醋酸ビニルの水中分散型エマ
ルジョン、あるいはそれらの混合系その他、もっばら水
系のものが使用されるのが通例であり、これら接着剤を
壁面に塗布して後、前記壁装材の裏紙側から貼付けるか
、もしくは、壁装材の裏紙側に接着剤を塗布して後、壁
面に貼付け、自然乾燥せしめ以上を以て全工程を終了す
る。
同、前記の説明は捺染を施す場合について述べたもので
あるが、之以外に、無地染もしくは顔料と固着剤でパデ
ィングにより全面着色することも可能であり、この場合
は無地染もしくは全面着色をして後、裏紙結合をおこな
う。
又、その土に更に捺染を施すことももちろん差支えない
さて、上述の如く平均表面切断指数15以上で、かつ、
引張強度保持率が30〜90%になるよう研削、切削、
摩耗その他の手段により表層部を処理したポリアミド系
長繊維不織布もしくは、ポリアミドを構成々分として含
む長繊維不織布を使用した前記壁装材はその加工々程お
よび実用時に種種の優れた特徴を示すことが認められた
すなわち、裏紙との接合工程において従来、浅層部処理
せざる長繊維不織布を用いた場合はタテ皺、折れ皺、さ
ゾ波状皺が頻発し接合不十分の箇所が屡々発生し、その
対策として特殊の裏紙、特定の接着剤を使用したり、張
力制御装置を設置する必要があったが、之らは当然コス
トの上昇を招くのみならず作業が煩雑になり不利であつ
rう驚くべきことには、本発明の浅層部処理せる長繊維
不織布を使用すると上述のトラブルは殆ど全く発生せず
、簡単な装置で各種の裏紙や各種の接着剤が自由に使用
可能となり、コスト的にも作業性の面でも従来【比し著
しく有利となった。
又、捺染において従来は前述せる各種の皺発生の影響で
柄の範囲が限定され、たとえば、細編模様では縞の歪み
や巾不揃いを生じ、型際のシャープさが損われfこり、
複雑な型合せが困難であり、従って用途的にも甚だ制限
されているのが実状であったが、浅層部処理せる長繊維
不織布と裏紙との接合体の場合は上述せる捺染工程上の
問題は全く解消し繊細な柄でも複雑にして緻密な型合せ
を要する柄でも自由に表現出来るようになり、しかも色
調に深みが出るといった利点も加わり、用途を著しく拡
大することが出来るようになった。
さらに、壁面への貼付は施工において従来はフクレ、す
なわち部分的剥離が発生し、直径数α〜十数はの水ぶく
れ状浮上りとなったり、あるいは端部の垂れ下りを生ず
るなど外観品位のみならず壁装材としての機能を損う如
き現象が屡々見られたが、全く驚くべきことには本発明
になる壁装材を使用しfこときはこのような問題点は完
全に又は殆ど発生せず、施工の作業性向上ならびに商品
価値の向上は顕著なものがある。
同、本発明の壁装材は表面摩擦を繰返しても、ももけが
殆ど発生せずこの点に於ても優れた特性を示すものであ
る。
か\る効果があられれる機構については含湿量の変化に
伴う収縮もしくは伸張の応力が緩和されることに依ると
推定されるが詳細は必ずしも明確ではない。
従来、繊維材料に対して、エメリーペーパーによる研摩
処理を行うことは、所謂スェード加工として公知である
が、このスェード加工の目的は云うまでもなく繊維材料
の風合改良である。
一方、本発明では類似の処理を行うが、その目的は裏紙
接合時の皺の解消、捺染性の向上、および施工性の改善
であり、前記スェード加工とは全く異質の効果を奏する
ものと云わなければならない。
このことは、本発明の浅層部処理がエメリーペーパー処
理によらずとも、切傷処理によっても可能であることか
ら、従来のスェード加工と本発明における浅層部処理が
全く異質のものであることが立証される。
尚、本発明になる複合材料は単に壁装材のみならず天井
張り、ドア表装、家具類の表装、本の装置、ブックバイ
ンダーその他各種の分野において使用することが出来る
以下に実験例および美施例を記すが、実験例1〜4は本
発明における長繊維不織布の浅層部処理の実例を示し、
又、実施例は前記の各実験例において得られた非職性シ
ートより、本発明の壁装材を加工し施工する実例を示す
尚、本発明の壁装材が有する優れた効果に関しては、第
1表に集約して記載した。
実験例−1 平均繊度1.5デニールのナイロン−66長繊維よりな
り、印圧部面積比が30%の非連続点状熱圧着によりウ
ェブを固定されてなる。
目付70g/−の不織布を、エメリーペーパーを巻きつ
け表面線速度4107FL/分にて回転するロールに接
触せしめ、24rrL/分の速度で通過せしめた。
この表層部により、前記のナイロン−6長繊維不織布は
片側表層部が、短繊維と損傷せる長繊維とが混在せる状
態の非職性シートとなった。
実験例−2 平均繊度1.8デニールのナイロン−66長繊維よりな
り、印圧部面積比が27%の非連続点状熱圧着によりウ
ェブを固定されてなる。
目付100g/mの不織布を、表面がやすり状で表面線
速度145rrL/分にて回転する硬質鋼製ロールに接
触せしめ、3277L/分の速度で通過せしめた。
か\る表層部処理により、片側表層部が、短繊維と損傷
せる長繊維の混在した状態の非職性シートを得fこ0 実験例−3 平均繊度4デニールで、重量比1:1のナイロン−6お
よびポリプロピレンの鞘芯型複合長繊維(鞘部がナイロ
ン−6)よりなり、印圧部面積比が32%の斜線状熱圧
着によりウェブを固定してなる、目付120g/mの不
織布を、1.5間の間隔で切傷刃を平行に並べて植えこ
んだ切傷櫛と、回転硬質ゴム製ロールの間に通して表層
部処理をおこなった。
か5る処理によって、片側表層部が、短繊維と損傷せる
長繊維の混在した状態の非職性シートを得た。
実験例−4 平均繊度3.5デニールで、重量比1:1のナイロン−
66およびポリエチレンテレフタレートの鞘芯型複合長
繊維(鞘部がナイロン−66)よりなり、印圧部面積比
が24%の非連続点状熱圧着によりウェブを固定してな
る。
目付15og/mの不織布を、実験例−1に記載したの
と同様の装置および条件にて、表面および裏面を各々1
回づつ表層部処理した。
かSる処理によって、両面表層部が短繊維と損傷せる長
繊維の混在しrコ状態の非職性シートを得た。
実施例 上記の各実験例において得だ非職性シートおよび、比較
例として表層部処理せざる長繊維不織布を用い、下記の
工程に対して壁装材の加工および施工をおこなった。
裏紙接合: 目付4297 mの洋紙に接着剤として、ヘキスドア6
0H(西独へキスト社製、アクリル酸エステルのエマル
ジョン)90部、水10部よりなる接着液をロールコー
タ−により約100.?/m塗布し、直ちに前記非職性
シート又は長繊維不織布を合着し、次に表面温度110
℃のドラム乾燥機に接触せしめて約90秒間乾燥し、接
合して、積層体を得た。
捺染: 前記積層体の非職性シート又は長繊維不織布側に捺染用
色糊として、ニューラフチミンブルー(犬日精化工業製
、水分散性顔料)5部、ポリゾール5−5(昭和高分子
化学製、ポリ醋酸ビニル・エマルジョン)25部、ヘキ
スドア60H15部、スミテックス・レジンM−3(住
友化学製、メチルメチロールメラミン)5部、スミテッ
クス・アクセラレータACX(住友化学製、有機アミン
塩酸塩水溶l)0.5部、水30部よりなる液を用い、
ローラー捺染機によりタテ方向に巾1.5mmの多数の
縞模様が約5cIrL間隔に並んだ柄を印捺し、常法通
り乾燥、熱処理し、壁装材を得た。
施工: 壁面貼付は用糊として、ポリゾールS−540部、10
%澱粉糊25部、水35部よりなる混合族を前記壁装材
の裏紙側に、約1009/mf塗布し、モルタル張の壁
面に均一に貼付け、室温にて自然乾燥せしめた。
上記の各工程を通じ、裏紙接合時の皺発生、捺染時の柄
ゆがみや巾不同、施工時のフクレ発生などの状況を観察
した結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリアミド系長繊維、もしくは、ポリアミドを構成
    々分として含む長繊維よりなる不織布の表層部を平均表
    面切断指数15以上で、かつ、引張強度保持率30〜9
    0%になるよう、切削、研削、摩耗その他の手段により
    切断ないし損傷処理して得た非織性シートと紙とが接合
    してなることを特徴とする、非織性シートを積層せる壁
    装材。
JP3881274A 1974-04-08 1974-04-08 ヒシヨクセイシ−トオ セキソウセル ヘキソウザイ Expired JPS5839953B2 (ja)

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