JPS583953Y2 - チエンテンシヨナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、構造が簡単で安価に製作できるように改善
したチェノテンショナに関する。

チェノは、使用によって伸びが生じて弛み、振動で騒音
を出すようになる。

これを防ぐため、チェノテンショナを設けて張りを調節
する。

チェノテンショナは、チェノの弛みに伴って、自動的に
前進し、常時張りを保つようにしたものもあるが、この
ものは、構成部品が多く、製作が面倒で高価になってい
る。

この考案は、かかる点に鑑み、構成部品が少く安価で、
操作も容易なように改善したもので、以下図面に示す本
考案の実施例について説明する。

軸孔１の一側に斜溝２を設けた腕片３を設け、斜溝２内
にバネ４によって食い込む方向に付勢してローラ５を挿
入し、腕片３を保持枠６の軸７に軸着し、ピン８で抜止
すを。

そして、コイル状に巻いたコイルバネ９を設け、該コイ
ルバネ９の一端を斜溝２内に挿入するようにして腕片３
に掛止め、他端を蓄勢して保持枠６に掛止める。

保持枠６は、ケース１０の所定位置に取着する。

ガイドレール１１は、軸１２でケース１０に揺動自在に
取着されて、チェ７１３に沿うようにしてあって、ガイ
ドレール１１の裏面に腕片３の先端を当接させる。

作用について説明する。

チェ７１３が伸びて弛むと、コイルバネ９の弾力で、腕
片３が回動して前進し、先端でガイドレール１１を押し
て、ガイドレール１１をチェ７１３に押付け、チェ７１
３を常に張った状態に保つ。

チェ７１３にトルクが加わって、ガイドレール１１を戻
そうとしても、腕片３の斜溝にローラ５が食い込んでい
るので、腕片３は戻り方向に動かない。

こうしてチェ７１３の張りが保たれる。チェ７１３の交
換のときは、コイルスプリング９の他端を保持枠６の掛
止から外して回すと（図で下方に）、一端がローラ５を
バネ４に抗して押し、斜溝２の食い込みから外すので、
腕片３は、戻り方向に回動できる。

以上説明したように、この考案は、軸孔の一側に斜溝を
設けた腕片を設け、斜溝内にバネによって食い込む方向
に付勢したローラを挿入して腕片の軸孔を保持枠の軸に
軸着し、コイルバネの一端を斜溝内に掛止め、他端を付
勢して保持枠に掛止め、チェ７に沿わせたガイドレール
の慮面に腕片の先端を当接させたので、チェ７の弛みに
応じて、ガイドレールを腕片で押し出すことができる。

そして、腕片、保持片、コイルバネ等部品点数が少く安
価にできる。

又、腕片のセットは、コイルバネの掛外しだけででき、
操作が簡単である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は第１図Ａ−Ａ矢面断面図である。 １・・・軸孔、２・・・斜溝、３・・・腕片、４・・・
バネ、５・・・ローラ、 ６・・・保持枠、 ７・・・軸、 ９・・・コイルバネ、 １・・・ガイ ドレール １３・・・チェノ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 軸孔の一側に斜溝を設けた腕片を設け、斜溝内にバネに
   よって食い込む方向に付勢したローラを挿入して腕片の
   軸孔を保持枠の軸に軸着し、コイルバネの一端を斜溝内
   に掛止め、他端を付勢して保持枠に掛止め、チェ７に沿
   わせたガイドレールの裏面に腕片の先端を当接させたこ
   とを特徴とするチェノテンショナ。