JPH0529401Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0529401Y2 JPH0529401Y2 JP1985144536U JP14453685U JPH0529401Y2 JP H0529401 Y2 JPH0529401 Y2 JP H0529401Y2 JP 1985144536 U JP1985144536 U JP 1985144536U JP 14453685 U JP14453685 U JP 14453685U JP H0529401 Y2 JPH0529401 Y2 JP H0529401Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiving member
- support rod
- wheel body
- spring
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、ベルトやチエーン等の巻掛け伝動具
に接当する輪体を、この輪体に連設の支持ロツド
周りに套嵌させたコイルスプリングの弾性力を介
して前記巻掛け伝動具を緊張する方向に移動付勢
してなる自動テンシヨン装置に関し、詳しくは前
記輪体の戻り止め構造に関する。
に接当する輪体を、この輪体に連設の支持ロツド
周りに套嵌させたコイルスプリングの弾性力を介
して前記巻掛け伝動具を緊張する方向に移動付勢
してなる自動テンシヨン装置に関し、詳しくは前
記輪体の戻り止め構造に関する。
従来、輪体の戻りを規制するに、前記輪体に連
設の支持ロツドに、ラチエツト爪に咬み合うラツ
クを設けて、ラチエツト機構により輪体の戻りを
規制する手段、又は、特開昭54−117866号公報に
示される如く、輪体に連設の支持ロツドにコイル
スプリングを外嵌して、そのスプリングの受け部
材をケースに対して揺動自在に連結して、前記ス
プリングにより支持ロツドに対して斜めに付勢さ
れる受け部材の孔のエツジをロツドに喰い込ませ
て輪体の戻りを規制する手段がある。
設の支持ロツドに、ラチエツト爪に咬み合うラツ
クを設けて、ラチエツト機構により輪体の戻りを
規制する手段、又は、特開昭54−117866号公報に
示される如く、輪体に連設の支持ロツドにコイル
スプリングを外嵌して、そのスプリングの受け部
材をケースに対して揺動自在に連結して、前記ス
プリングにより支持ロツドに対して斜めに付勢さ
れる受け部材の孔のエツジをロツドに喰い込ませ
て輪体の戻りを規制する手段がある。
ラチエツト機構を用いて輪体の戻りを規制する
構造のものでは、ラツクのピツチが大きい為、ガ
タが大きく、又、ラチエツト機構という輪体戻り
止め専用の部品を必要とし、コストが高くつくと
いう欠点があり、又、スプリングの受け部材を支
持ロツドに喰い込ませる構造のものでは、輪体の
振動で、喰い込みがスベリ易く、良好な輪体戻り
止め作用が発揮されにくいという欠点があつた。
構造のものでは、ラツクのピツチが大きい為、ガ
タが大きく、又、ラチエツト機構という輪体戻り
止め専用の部品を必要とし、コストが高くつくと
いう欠点があり、又、スプリングの受け部材を支
持ロツドに喰い込ませる構造のものでは、輪体の
振動で、喰い込みがスベリ易く、良好な輪体戻り
止め作用が発揮されにくいという欠点があつた。
本考案は、特別な輪体戻り止め装置を用いずと
も、輪体の戻り止めを確実、良好に行わすことを
目的とする。
も、輪体の戻り止めを確実、良好に行わすことを
目的とする。
上記目的を達成する為の本考案の特徴構成は、
前記コイルスプリングの両端受け部材のうち、ケ
ース側の受け部材を、ケースに対して揺動自在に
連結するとともに、前記支持ロツドの外周面に
は、前記ケース側のスプリング受け部材に対する
係合用のねじを刻設した点にある。
前記コイルスプリングの両端受け部材のうち、ケ
ース側の受け部材を、ケースに対して揺動自在に
連結するとともに、前記支持ロツドの外周面に
は、前記ケース側のスプリング受け部材に対する
係合用のねじを刻設した点にある。
コイルスプリングを輪体に連設の支持ロツドに
装着すると、ケース側のスプリング受け部材が、
コイルスプリングによつて付勢される輪体の付勢
方向と反対方向に揺動し、前記受け部材の孔のエ
ツジが支持ロツドのねじ部に喰い込み勝手に接当
して前記受け部材が位置固定され、その状態で前
記輪体を付勢し、巻掛け伝動具が弛むとスプリン
グの付勢力で輪体が移動して巻掛け伝動具を緊張
する。
装着すると、ケース側のスプリング受け部材が、
コイルスプリングによつて付勢される輪体の付勢
方向と反対方向に揺動し、前記受け部材の孔のエ
ツジが支持ロツドのねじ部に喰い込み勝手に接当
して前記受け部材が位置固定され、その状態で前
記輪体を付勢し、巻掛け伝動具が弛むとスプリン
グの付勢力で輪体が移動して巻掛け伝動具を緊張
する。
そして、輪体に戻り方向の力、つまり、巻掛け
伝動具弛み方向の力が作用した場合には、前記ケ
ース側のスプリング受けが、ケースに対する連結
点まわりで揺動する作用力を受けるので、前記ス
プリング受け部材の孔のエツジが支持ロツドのね
じ部に喰い込みスプリング受け部材に対して支持
ロツドがスライドすることを規制する。
伝動具弛み方向の力が作用した場合には、前記ケ
ース側のスプリング受けが、ケースに対する連結
点まわりで揺動する作用力を受けるので、前記ス
プリング受け部材の孔のエツジが支持ロツドのね
じ部に喰い込みスプリング受け部材に対して支持
ロツドがスライドすることを規制する。
ケース側のスプリング受け部材を、ケースに対
して回動自在に連結することで、ガタの少ない無
段階の輪体戻り止め構造が得られたものであり、
構造の簡素化、並びにコストの低減化をはかれる
に至つた。
して回動自在に連結することで、ガタの少ない無
段階の輪体戻り止め構造が得られたものであり、
構造の簡素化、並びにコストの低減化をはかれる
に至つた。
しかも、支持ロツドにはねじ部を刻設してある
から、スプリング受け部材の喰い込みが確実とな
り、喰い込み部でのスリツプを抑制して良好な輪
体戻り止め作用が発揮される。
から、スプリング受け部材の喰い込みが確実とな
り、喰い込み部でのスリツプを抑制して良好な輪
体戻り止め作用が発揮される。
以下、本考案の実施例を、農用バインダの茎稈
引起し装置の自動テンシヨン装置を例にとつて説
明する。
引起し装置の自動テンシヨン装置を例にとつて説
明する。
1は、倒伏茎稈を引起す茎稈引起し装置であつ
て、上部の駆動輪体2と下部の従動輪体3とにわ
たつて巻掛け伝動具としてのチエーン4が巻回さ
れている。
て、上部の駆動輪体2と下部の従動輪体3とにわ
たつて巻掛け伝動具としてのチエーン4が巻回さ
れている。
前記チエーン4には、周方向適当間隔置きに茎
稈を引起す起伏自在な引起し爪5が設けられ、搬
送経路Aに沿つたガイドレール6によつて引起し
爪5が起立状態に維持せしめられ、搬送経路の終
端に到ると接当具7との接当によつてケース内に
格納されるべく構成されている。
稈を引起す起伏自在な引起し爪5が設けられ、搬
送経路Aに沿つたガイドレール6によつて引起し
爪5が起立状態に維持せしめられ、搬送経路の終
端に到ると接当具7との接当によつてケース内に
格納されるべく構成されている。
そして、前記従動輪体3がテンシヨン輪体とし
て構成されているものであつて、輪体3Aに連設
の支持ロツド8にコイルスプリング9が套嵌さ
れ、ケース側のスプリング受け部材10Aを反力
点としてスプリングの付勢力を支持ロツド8に固
定のスプリング受け部材10Bに伝達して、従動
輪体3を付勢すべく構成してある。
て構成されているものであつて、輪体3Aに連設
の支持ロツド8にコイルスプリング9が套嵌さ
れ、ケース側のスプリング受け部材10Aを反力
点としてスプリングの付勢力を支持ロツド8に固
定のスプリング受け部材10Bに伝達して、従動
輪体3を付勢すべく構成してある。
前記ケース側のスプリング受け部材10Aは、
側面視L型に形成され、その折り曲げ脚部10
a,10aがガイドレール6に固着の板体6Aに
係止されて、スプリング9の付勢力にて支持ロツ
ド8に対して斜めの状態で固定されるべく構成さ
れている。
側面視L型に形成され、その折り曲げ脚部10
a,10aがガイドレール6に固着の板体6Aに
係止されて、スプリング9の付勢力にて支持ロツ
ド8に対して斜めの状態で固定されるべく構成さ
れている。
前記輪体3Aは、その支軸3Bがケース1Aの
長孔1a,1aに沿つてスライド可能に支持され
ていて、輪体3Aの回り止めがはかられ、また、
スプリング受け部材10Aの傾斜で、スプリング
9の付勢力により支軸3Bが長孔1a,1aの片
側の側面に強く圧接されることがないように、前
記支軸3Bは、前記スプリング9による支持ロツ
ド8のこじれに対向する状態でケース1A背面に
設けられた揺動アーム11に固定して設けられて
いる。
長孔1a,1aに沿つてスライド可能に支持され
ていて、輪体3Aの回り止めがはかられ、また、
スプリング受け部材10Aの傾斜で、スプリング
9の付勢力により支軸3Bが長孔1a,1aの片
側の側面に強く圧接されることがないように、前
記支軸3Bは、前記スプリング9による支持ロツ
ド8のこじれに対向する状態でケース1A背面に
設けられた揺動アーム11に固定して設けられて
いる。
また、前記支持ロツド8の外周面には、スプリ
ング受け部材との係合を良くする為のねじ8aが
刻設されている。
ング受け部材との係合を良くする為のねじ8aが
刻設されている。
上記実施例では、ケース側スプリング受け部材
10Aを、ケースに対して揺動自在に連結するに
当つて、ケース側のガイドレール6に対して係止
固定するものを例示したが、前記スプリング受け
部材10Aを軸を介して回動自在に連結しても良
きものであり、また、その軸をガイドレールに設
けることなく、直接ケースに固定しても良きもの
である。
10Aを、ケースに対して揺動自在に連結するに
当つて、ケース側のガイドレール6に対して係止
固定するものを例示したが、前記スプリング受け
部材10Aを軸を介して回動自在に連結しても良
きものであり、また、その軸をガイドレールに設
けることなく、直接ケースに固定しても良きもの
である。
図面は本考案に係る自動テンシヨン装置の実施
例を示し、第1図は要部の縦断正面図、第2図は
要部の側面図、第3図は第1図の−線矢視
図、第4図は引起し装置全体を示す縦断正面図で
ある。 3……巻掛け伝動具、3A……輪体、8……支
持ロツド、8a……ねじ、9……コイルスプリン
グ、10A,10B……スプリング受け部材。
例を示し、第1図は要部の縦断正面図、第2図は
要部の側面図、第3図は第1図の−線矢視
図、第4図は引起し装置全体を示す縦断正面図で
ある。 3……巻掛け伝動具、3A……輪体、8……支
持ロツド、8a……ねじ、9……コイルスプリン
グ、10A,10B……スプリング受け部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 巻掛け伝動具3に接当する輪体3Aを、この
輪体3Aに連設の支持ロツド8周りに套嵌させ
たコイルスプリング9の弾性力を介して前記巻
掛け伝動具3を緊張する方向に移動付勢してな
る自動テンシヨン装置において、前記コイルス
プリング9の両端受け部材10A,10Bのう
ち、ケース側の受け部材10Aを、ケースに対
して揺動自在に連結するとともに、前記支持ロ
ツド8の外周面には、前記ケース側のスプリン
グ受け部材10Aに対する係合用のねじ8aを
刻設してある自動テンシヨン装置。 2 前記ケース側のスプリング受け部材10A
は、ケース側の部材6に対して係止連結されて
なるものであることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項に記載の自動テンシヨン装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985144536U JPH0529401Y2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985144536U JPH0529401Y2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6252358U JPS6252358U (ja) | 1987-04-01 |
JPH0529401Y2 true JPH0529401Y2 (ja) | 1993-07-28 |
Family
ID=31055225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985144536U Expired - Lifetime JPH0529401Y2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529401Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54117866A (en) * | 1978-03-03 | 1979-09-12 | Kubota Ltd | Automatic tentioning device |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP1985144536U patent/JPH0529401Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54117866A (en) * | 1978-03-03 | 1979-09-12 | Kubota Ltd | Automatic tentioning device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6252358U (ja) | 1987-04-01 |
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