JPH08121557A - テンショナ - Google Patents
テンショナInfo
- Publication number
- JPH08121557A JPH08121557A JP28300094A JP28300094A JPH08121557A JP H08121557 A JPH08121557 A JP H08121557A JP 28300094 A JP28300094 A JP 28300094A JP 28300094 A JP28300094 A JP 28300094A JP H08121557 A JPH08121557 A JP H08121557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tensioner
- locking member
- plunger
- housing
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転中の異音の発生を防止でき、係止部材の
摩耗，脱落を確実に防止できるテンショナを提供する。 【構成】 伸退自在なプランジャ１２をハウジング１１
内に有するテンショナ１０において、プランジャ１２に
係止ピン１８を、ハウジング１１に支軸１５をそれぞれ
設け、プランジャ１２の縮退位置において係止ピン１８
に係止し得る係止部材２０を支軸１５に回動自在に設け
るとともに、係止部材２０を、係止ピン１８との係合状
態が解除された係止解除位置に付勢するコイルばね１６
を設ける。
摩耗，脱落を確実に防止できるテンショナを提供する。 【構成】 伸退自在なプランジャ１２をハウジング１１
内に有するテンショナ１０において、プランジャ１２に
係止ピン１８を、ハウジング１１に支軸１５をそれぞれ
設け、プランジャ１２の縮退位置において係止ピン１８
に係止し得る係止部材２０を支軸１５に回動自在に設け
るとともに、係止部材２０を、係止ピン１８との係合状
態が解除された係止解除位置に付勢するコイルばね１６
を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに設けられた
チェーンやベルトに適正な緊張力を作用させるためのテ
ンショナに関し、詳細には、該テンショナの組付け前に
おいてプランジャを縮退位置に係止できる係止部材を備
えたテンショナに関する。
チェーンやベルトに適正な緊張力を作用させるためのテ
ンショナに関し、詳細には、該テンショナの組付け前に
おいてプランジャを縮退位置に係止できる係止部材を備
えたテンショナに関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンのトルク変動にともなうチェー
ンやベルトのばたつきを抑え、騒音や振動を減少させる
ために、テンショナが従来から用いられている。このテ
ンショナは、一般に、ハウジングと、該ハウジング内に
摺動自在に支持され、コイルばね等により常時突出方向
に付勢されたプランジャとから主として構成されてい
る。そして、テンショナの組付け後においては、プラン
ジャの先端は、チェーン，ベルトの緩み側に配置された
テンショナアームに圧接するようになっている。
ンやベルトのばたつきを抑え、騒音や振動を減少させる
ために、テンショナが従来から用いられている。このテ
ンショナは、一般に、ハウジングと、該ハウジング内に
摺動自在に支持され、コイルばね等により常時突出方向
に付勢されたプランジャとから主として構成されてい
る。そして、テンショナの組付け後においては、プラン
ジャの先端は、チェーン，ベルトの緩み側に配置された
テンショナアームに圧接するようになっている。
【０００３】また、テンショナのエンジンへの組付けを
容易にするために、組付け前に、プランジャを縮退状態
に保持しておくための係止部材が設けられたものも提案
されている。この係止部材は、一端がハウジングに回動
自在に支持され、他端が、プランジャに固定された係止
ピンに係脱自在に係止し得るようになっている。
容易にするために、組付け前に、プランジャを縮退状態
に保持しておくための係止部材が設けられたものも提案
されている。この係止部材は、一端がハウジングに回動
自在に支持され、他端が、プランジャに固定された係止
ピンに係脱自在に係止し得るようになっている。
【０００４】テンショナの組付けの際には、予めプラン
ジャを縮退させた状態で、係止部材をプランジャの係止
ピンに係止させ、プランジャを縮退状態に保持する。次
に、テンショナをエンジン内に組み付け、組付け完了
後、係止部材と係止ピンとの係止状態を解除する。この
とき、プランジャ先端はテンショナアームに圧接してい
る。
ジャを縮退させた状態で、係止部材をプランジャの係止
ピンに係止させ、プランジャを縮退状態に保持する。次
に、テンショナをエンジン内に組み付け、組付け完了
後、係止部材と係止ピンとの係止状態を解除する。この
とき、プランジャ先端はテンショナアームに圧接してい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造では、
テンショナのエンジンへの組付け後、係止部材はその一
端がフリーの状態にあり、このため、エンジン運転中
に、エンジンの振動にともなって係止部材が振動し、あ
るいは揺動し、さらには旋回運動をする。この結果、エ
ンジン運転中に係止部材が他の部材と干渉して異音を発
生したり、また長時間の運転の後には、係止部材が摩耗
し、極端な場合には、係止部材がハウジングから脱落す
るおそれもある。
テンショナのエンジンへの組付け後、係止部材はその一
端がフリーの状態にあり、このため、エンジン運転中
に、エンジンの振動にともなって係止部材が振動し、あ
るいは揺動し、さらには旋回運動をする。この結果、エ
ンジン運転中に係止部材が他の部材と干渉して異音を発
生したり、また長時間の運転の後には、係止部材が摩耗
し、極端な場合には、係止部材がハウジングから脱落す
るおそれもある。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点を解消
すべくなされたもので、エンジン運転中の異音の発生を
防止でき、係止部材の摩耗，脱落を確実に防止できるテ
ンショナを提供することを目的とする。
すべくなされたもので、エンジン運転中の異音の発生を
防止でき、係止部材の摩耗，脱落を確実に防止できるテ
ンショナを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテンショナ
は、伸退自在なプランジャをハウジング内に有するテン
ショナにおいて、前記プランジャには係止ピンが、前記
ハウジングには支軸がそれぞれ設けられ、前記プランジ
ャの縮退位置において前記係止ピンに係止し得る係止部
材が前記支軸に回動自在に取り付けられるとともに、前
記係止部材を、前記係止ピンとの係止状態が解除された
係止解除位置に付勢する付勢手段が設けられていること
を特徴としている。
は、伸退自在なプランジャをハウジング内に有するテン
ショナにおいて、前記プランジャには係止ピンが、前記
ハウジングには支軸がそれぞれ設けられ、前記プランジ
ャの縮退位置において前記係止ピンに係止し得る係止部
材が前記支軸に回動自在に取り付けられるとともに、前
記係止部材を、前記係止ピンとの係止状態が解除された
係止解除位置に付勢する付勢手段が設けられていること
を特徴としている。
【０００８】請求項２の発明に係るテンショナは、請求
項１において、前記ハウジングには、前記係止解除位置
におかれた前記係止部材が係合し得る係合部が設けられ
ていることを特徴としている。
項１において、前記ハウジングには、前記係止解除位置
におかれた前記係止部材が係合し得る係合部が設けられ
ていることを特徴としている。
【０００９】
【作用】本発明に係るテンショナによれば、エンジンへ
の組付け前においては、係止部材がプランジャの係止ピ
ンに係止して、プランジャが縮退位置に保持される。そ
して、エンジンへの組付け完了後において、係止部材と
係止ピンとの係合状態が解除されると、付勢手段の付勢
力により、係止部材が係止解除位置におかれる。これに
より、エンジン運転中に係止部材を拘束して係止部材の
自由な動きを抑制でき、この結果、エンジン運転中の異
音の発生を防止でき、係止部材の摩耗，脱落を確実に防
止できる。
の組付け前においては、係止部材がプランジャの係止ピ
ンに係止して、プランジャが縮退位置に保持される。そ
して、エンジンへの組付け完了後において、係止部材と
係止ピンとの係合状態が解除されると、付勢手段の付勢
力により、係止部材が係止解除位置におかれる。これに
より、エンジン運転中に係止部材を拘束して係止部材の
自由な動きを抑制でき、この結果、エンジン運転中の異
音の発生を防止でき、係止部材の摩耗，脱落を確実に防
止できる。
【００１０】請求項２の発明に係るテンショナでは、係
止解除位置におかれた係止部材が係合し得る係合部がハ
ウジングに設けられるので、テンショナ組付け後は、係
止部材が係合部に係合するとともに、付勢手段の付勢力
により該係合状態が維持される。これにより、係止部材
の自由な動きをより確実に抑制でき、この結果、エンジ
ン運転中の異音の発生、および係止部材の摩耗，脱落を
より確実に防止できる。
止解除位置におかれた係止部材が係合し得る係合部がハ
ウジングに設けられるので、テンショナ組付け後は、係
止部材が係合部に係合するとともに、付勢手段の付勢力
により該係合状態が維持される。これにより、係止部材
の自由な動きをより確実に抑制でき、この結果、エンジ
ン運転中の異音の発生、および係止部材の摩耗，脱落を
より確実に防止できる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図１ないし図４は本発明の一実施例によるテ
ンショナを説明するための図であり、図１は本実施例が
採用されたエンジンのタイミングシステムの一例を示す
図、図２はエンジン組付け前のテンショナの正面図、図
３はその平面図、図４はエンジン組付け後のテンショナ
の平面図である。
説明する。図１ないし図４は本発明の一実施例によるテ
ンショナを説明するための図であり、図１は本実施例が
採用されたエンジンのタイミングシステムの一例を示す
図、図２はエンジン組付け前のテンショナの正面図、図
３はその平面図、図４はエンジン組付け後のテンショナ
の平面図である。
【００１２】図１はＤＯＨＣエンジンのタイミングシス
テムを示しており、このタイミングシステム１は、クラ
ンクシャフト２上に固定されたドライブスプロケット３
と、二本のカムシャフト４，５にそれぞれ固定されたド
リブンスプロケット６，７と、各スプロケット間に巻き
掛けられたタイミングチェーン８とを備えている。な
お、矢印ａはクランクシャフト２の回転方向を示してい
る。
テムを示しており、このタイミングシステム１は、クラ
ンクシャフト２上に固定されたドライブスプロケット３
と、二本のカムシャフト４，５にそれぞれ固定されたド
リブンスプロケット６，７と、各スプロケット間に巻き
掛けられたタイミングチェーン８とを備えている。な
お、矢印ａはクランクシャフト２の回転方向を示してい
る。
【００１３】タイミングチェーン８の緩み側には、テン
ショナアーム９を介してタイミングチェーン８に押付力
を作用させるための油圧テンショナ１０が配置されてい
る。
ショナアーム９を介してタイミングチェーン８に押付力
を作用させるための油圧テンショナ１０が配置されてい
る。
【００１４】油圧テンショナ１０は、図２および図３に
示すように、ハウジング１１と、該ハウジングに摺動自
在に支持されたプランジャ１２とから主として構成され
ている。ハウジング１１の後端側には、油圧テンショナ
１０をエンジン内に組み付けるためのフランジ１１ａが
形成され、プランジャ１２の先端には、前記テンショナ
アーム９に当接し得る当接部１２ａが設けられている。
なお、図示していないが、ハウジング１１内には、プラ
ンジャ１２を常時突出方向に付勢するためのばねが収納
されている。
示すように、ハウジング１１と、該ハウジングに摺動自
在に支持されたプランジャ１２とから主として構成され
ている。ハウジング１１の後端側には、油圧テンショナ
１０をエンジン内に組み付けるためのフランジ１１ａが
形成され、プランジャ１２の先端には、前記テンショナ
アーム９に当接し得る当接部１２ａが設けられている。
なお、図示していないが、ハウジング１１内には、プラ
ンジャ１２を常時突出方向に付勢するためのばねが収納
されている。
【００１５】ハウジング１１には、支軸１５の下端が植
設されている。支軸１５には係止部材２０の一端が取り
付けられており、該係止部材２０は支軸１５の回りを回
動自在になっている。また支軸１５の回りにはコイルば
ね１６が装着されており、該コイルばねの一端はハウジ
ング１１に、他端は係止部材２０にそれぞれ固定されて
いる。この構成により、コイルばね１６のばね力によっ
て、係止部材２０は支軸１５の回りを常時反時計回り
（図３中左回り）に付勢されるようになっている。
設されている。支軸１５には係止部材２０の一端が取り
付けられており、該係止部材２０は支軸１５の回りを回
動自在になっている。また支軸１５の回りにはコイルば
ね１６が装着されており、該コイルばねの一端はハウジ
ング１１に、他端は係止部材２０にそれぞれ固定されて
いる。この構成により、コイルばね１６のばね力によっ
て、係止部材２０は支軸１５の回りを常時反時計回り
（図３中左回り）に付勢されるようになっている。
【００１６】係止部材２０の先端側には切欠き２０ａが
形成されている。一方、プランジャ１２には、係止ピン
１８の下端が植設されている。係止ピン１８は、プラン
ジャ１２が縮退状態にあるときに切欠き２０ａ内に係脱
自在に係止し得るようになっている（図２，図３参
照）。これにより、油圧テンショナ１０の組付け前にお
いて、プランジャ１２を縮退位置に保持することができ
る。
形成されている。一方、プランジャ１２には、係止ピン
１８の下端が植設されている。係止ピン１８は、プラン
ジャ１２が縮退状態にあるときに切欠き２０ａ内に係脱
自在に係止し得るようになっている（図２，図３参
照）。これにより、油圧テンショナ１０の組付け前にお
いて、プランジャ１２を縮退位置に保持することができ
る。
【００１７】また係止部材２０の先端には円弧状の先端
部２１が形成されている。ハウジング１１には、係止部
材２０の係止解除位置において、先端部２１が係合し得
る円弧状の係合凹部１９が形成されている（図４参
照）。
部２１が形成されている。ハウジング１１には、係止部
材２０の係止解除位置において、先端部２１が係合し得
る円弧状の係合凹部１９が形成されている（図４参
照）。
【００１８】次に、テンショナ１０のエンジンへの組付
け作業について説明する。まず、エンジンへの組付け前
においては、プランジャ１２を縮退位置においた状態
で、係止部材２０の切欠き２０ａ内に係止ピン１８を係
止させる（図２，図３参照）。
け作業について説明する。まず、エンジンへの組付け前
においては、プランジャ１２を縮退位置においた状態
で、係止部材２０の切欠き２０ａ内に係止ピン１８を係
止させる（図２，図３参照）。
【００１９】このとき、係止部材２０には、係止解除位
置側に付勢するコイルばね１６のばね力が作用している
が、係止部材２０が係止する切欠き２０ａが鋭角に形成
されているので、係止ピン１８が切欠き２０ａ内から外
れる方向の分力は作用していない。この結果、テンショ
ナ１０の運搬中に振動等が作用しても、係止ピン１８が
切欠き２０ａ内から外れにくくなっている。
置側に付勢するコイルばね１６のばね力が作用している
が、係止部材２０が係止する切欠き２０ａが鋭角に形成
されているので、係止ピン１８が切欠き２０ａ内から外
れる方向の分力は作用していない。この結果、テンショ
ナ１０の運搬中に振動等が作用しても、係止ピン１８が
切欠き２０ａ内から外れにくくなっている。
【００２０】次に、テンショナ１０をエンジン側壁に形
成された凹部内に入れ、フランジ１１ａを該側壁にボル
ト締めすることにより、テンショナ１０のエンジンへの
組付けを行う。組付け完了時、プランジャ先端の当接部
１２ａがテンショナアーム９に当接して、プランジャ１
２が若干量縮退することにより、係止ピン１８が係止部
材２０の切欠き２０ａ内から外れる。この結果、コイル
ばね１６のばね力により、係止部材２０が回動して係止
解除位置におかれる（図４参照）。
成された凹部内に入れ、フランジ１１ａを該側壁にボル
ト締めすることにより、テンショナ１０のエンジンへの
組付けを行う。組付け完了時、プランジャ先端の当接部
１２ａがテンショナアーム９に当接して、プランジャ１
２が若干量縮退することにより、係止ピン１８が係止部
材２０の切欠き２０ａ内から外れる。この結果、コイル
ばね１６のばね力により、係止部材２０が回動して係止
解除位置におかれる（図４参照）。
【００２１】これにより、エンジン運転中に係止部材２
０を拘束して係止部材２０の自由な動きを抑制でき、こ
の結果、エンジン運転中に、係止部材２０と他部品との
干渉に起因する異音の発生を防止でき、係止部材２０の
摩耗，脱落を確実に防止できる。
０を拘束して係止部材２０の自由な動きを抑制でき、こ
の結果、エンジン運転中に、係止部材２０と他部品との
干渉に起因する異音の発生を防止でき、係止部材２０の
摩耗，脱落を確実に防止できる。
【００２２】しかも、この場合には、係止解除位置にお
かれた係止部材２０の円弧状先端部２１が、ハウジング
１１の係合凹部１９内に係合しており、コイルばね１６
のばね力により該係合状態が維持されている。これによ
り、係止部材２０の自由な動きをより確実に抑制でき、
この結果、エンジン運転中の異音の発生、および係止部
材２０の摩耗，脱落をより確実に防止できる。
かれた係止部材２０の円弧状先端部２１が、ハウジング
１１の係合凹部１９内に係合しており、コイルばね１６
のばね力により該係合状態が維持されている。これによ
り、係止部材２０の自由な動きをより確実に抑制でき、
この結果、エンジン運転中の異音の発生、および係止部
材２０の摩耗，脱落をより確実に防止できる。
【００２３】また、係止解除位置におかれた係止部材２
０がハウジング１１の側壁に沿いつつ静止するので、エ
ンジン運転中の他の部品との干渉を心配する必要がなく
なり、レイアウト上の自由度が増すことになる。
０がハウジング１１の側壁に沿いつつ静止するので、エ
ンジン運転中の他の部品との干渉を心配する必要がなく
なり、レイアウト上の自由度が増すことになる。
【００２４】なお、前記実施例では、係止部材２０の先
端部２１が係合するハウジング１１の係合部として、係
合凹部１９を設けた例を示したが、本発明の適用はこれ
に限定されず、これとは逆に、ハウジング１１側に係合
凸部を設け、該係合凸部に係合する係合凹部を係止部材
２０側に設けるようにしてよい。
端部２１が係合するハウジング１１の係合部として、係
合凹部１９を設けた例を示したが、本発明の適用はこれ
に限定されず、これとは逆に、ハウジング１１側に係合
凸部を設け、該係合凸部に係合する係合凹部を係止部材
２０側に設けるようにしてよい。
【００２５】
【発明の効果】以上のように本発明に係るテンショナで
は、係止部材を係止解除位置に付勢する付勢手段が設け
られるので、該付勢手段の付勢力により、係止部材を係
止解除位置に保持でき、これにより、エンジン運転中に
異音の発生を防止でき、係止部材の摩耗，脱落を確実に
防止できる効果がある。
は、係止部材を係止解除位置に付勢する付勢手段が設け
られるので、該付勢手段の付勢力により、係止部材を係
止解除位置に保持でき、これにより、エンジン運転中に
異音の発生を防止でき、係止部材の摩耗，脱落を確実に
防止できる効果がある。
【図１】本発明の一実施例によるテンショナが採用され
たエンジンのタイミングシステムの一例を示す図。
たエンジンのタイミングシステムの一例を示す図。
【図２】エンジン組付け前のテンショナの正面図。
【図３】エンジン組付け前のテンショナの平面図。
【図４】エンジン組付け後のテンショナの平面図。
１０ 油圧テンショナ １１ ハウジング １２ プランジャ １５ 支軸 １６ コイルばね（付勢手段） １８ 係止ピン １９ 係合凹部（係合部） ２０ 係止部材
Claims (2)
- 【請求項１】 伸退自在なプランジャをハウジング内に
有するテンショナにおいて、 前記プランジャには係止ピンが、前記ハウジングには支
軸がそれぞれ設けられ、 前記プランジャの縮退位置において前記係止ピンに係止
し得る係止部材が前記支軸に回動自在に取り付けられる
とともに、 前記係止部材を、前記係止ピンとの係止状態が解除され
た係止解除位置に付勢する付勢手段が設けられている、
ことを特徴とするテンショナ。 - 【請求項２】 前記ハウジングには、前記係止解除位置
におかれた前記係止部材が係合し得る係合部が設けられ
ている、ことを特徴とする請求項１に記載のテンショ
ナ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28300094A JPH08121557A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | テンショナ |
| US08/524,205 US5601505A (en) | 1994-09-12 | 1995-09-08 | Hydraulic tensioner |
| DE19533725A DE19533725A1 (de) | 1994-09-12 | 1995-09-12 | Hydraulischer Kettenspanner |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28300094A JPH08121557A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | テンショナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121557A true JPH08121557A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17659925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28300094A Pending JPH08121557A (ja) | 1994-09-12 | 1994-10-21 | テンショナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08121557A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6435992B2 (en) * | 1999-11-30 | 2002-08-20 | Tsubakimoto Chain Co. | Tensioner with plunger stopper pin |
| GB2390660A (en) * | 2002-07-12 | 2004-01-14 | Tsubakimoto Chain Co | Ratchet type tensioner having plunger stop |
| US7063634B2 (en) | 2002-12-27 | 2006-06-20 | Tsubakimoto Chain Co. | Chain tension-imparting device |
| EP1279863A3 (en) * | 2001-07-23 | 2007-08-01 | Tsubakimoto Chain Co. | Tensioner with projection-preventing hook |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP28300094A patent/JPH08121557A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6435992B2 (en) * | 1999-11-30 | 2002-08-20 | Tsubakimoto Chain Co. | Tensioner with plunger stopper pin |
| EP1279863A3 (en) * | 2001-07-23 | 2007-08-01 | Tsubakimoto Chain Co. | Tensioner with projection-preventing hook |
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| GB2390660B (en) * | 2002-07-12 | 2005-06-22 | Tsubakimoto Chain Co | Ratchet type tensioner having plunger stop |
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