JP2000249204A - チェーンガイド - Google Patents
チェーンガイドInfo
- Publication number
- JP2000249204A JP2000249204A JP11055053A JP5505399A JP2000249204A JP 2000249204 A JP2000249204 A JP 2000249204A JP 11055053 A JP11055053 A JP 11055053A JP 5505399 A JP5505399 A JP 5505399A JP 2000249204 A JP2000249204 A JP 2000249204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- collar
- guide
- chain guide
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/18—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チェーンガイドの取り付け時に、簡単な操作
でチェーンの張り過ぎ及び緩み過ぎを防止できる機能を
有するチェーンガイドを提供することを目的とする。 【解決手段】 チェーンに摺接し、長手方向の一端側が
支軸により躯体に枢着され、他端側が嵌合孔に遊嵌した
カラ−を躯体に固定することにより取り付けられるチェ
ーンガイドにおいて、その他端側に穿設された嵌合孔
に、少なくとも、チェーンガイドが前記支軸を支点とし
て揺動する方向に隙間を設けて前記カラーが遊嵌され、
該カラーが躯体に固定されることにより、チェーンガイ
ドは前記隙間分を揺動可能となり、チェーンの張り過ぎ
及び緩み過ぎが防止される。
でチェーンの張り過ぎ及び緩み過ぎを防止できる機能を
有するチェーンガイドを提供することを目的とする。 【解決手段】 チェーンに摺接し、長手方向の一端側が
支軸により躯体に枢着され、他端側が嵌合孔に遊嵌した
カラ−を躯体に固定することにより取り付けられるチェ
ーンガイドにおいて、その他端側に穿設された嵌合孔
に、少なくとも、チェーンガイドが前記支軸を支点とし
て揺動する方向に隙間を設けて前記カラーが遊嵌され、
該カラーが躯体に固定されることにより、チェーンガイ
ドは前記隙間分を揺動可能となり、チェーンの張り過ぎ
及び緩み過ぎが防止される。
Description
【0001】
【発明の属するの技術分野】本発明は、チェーンに摺接
し、チェーンをガイドするチェーンガイド、特にチェー
ンを組み付けたときのチェーン張り過ぎ及びチェーン緩
み過ぎを防止する機能を有するチェーンガイドに関す
る。
し、チェーンをガイドするチェーンガイド、特にチェー
ンを組み付けたときのチェーン張り過ぎ及びチェーン緩
み過ぎを防止する機能を有するチェーンガイドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのクランクシャフトの回
転をカムシャフトに伝達するために用いられているチェ
ーン41は、図5に示されているように、クランクシャ
フト42に固定された駆動スプロケット43とカムシャ
フト44に固定された従動スプロケット45との間に掛
け渡されている。そして、駆動スプロケット43と従動
スプロケット45との間には、チェーン41が走行中摺
動して、チェーン41の振れを防止するチェーンガイド
46が設けられている。
転をカムシャフトに伝達するために用いられているチェ
ーン41は、図5に示されているように、クランクシャ
フト42に固定された駆動スプロケット43とカムシャ
フト44に固定された従動スプロケット45との間に掛
け渡されている。そして、駆動スプロケット43と従動
スプロケット45との間には、チェーン41が走行中摺
動して、チェーン41の振れを防止するチェーンガイド
46が設けられている。
【0003】このチェーンガイド46は、チェーン41
に摺接するシューを備えている。そして、チェーンガイ
ド46の長手方向の一端側が、ボルト47でエンジン側
取り付け面に固定され、また他端側が、取付座48に形
成された長孔49を介してボルト50によりエンジン側
取り付け面に固定されている。
に摺接するシューを備えている。そして、チェーンガイ
ド46の長手方向の一端側が、ボルト47でエンジン側
取り付け面に固定され、また他端側が、取付座48に形
成された長孔49を介してボルト50によりエンジン側
取り付け面に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のチェーンガイド
46は、その両端側がエンジン等の躯体側に固定される
際、その取付座49に、目盛りがついた位置調節用長孔
50が形成されている場合であっても、チェーンの張り
過ぎを防ぐ機構がないため、チェーンが張り過ぎないよ
うに固定する操作が困難であった。そこで、通常は、チ
ェーン組み付け時に緩みを回避するために、チェーンガ
イド46の取付座49をチェーン41側に押し込んだ状
態で、チェーンを緊張させてエンジン等の躯体に取り付
けていた。このためチェーンを張り過ぎた状態でチェー
ンガイドを取り付けてしまうことが往々にしてあった。
そうすると、張り過ぎた状態で取り付けられたチェーン
は、その駆動時にヒューという騒音を発生するという問
題点があった。また、あるいはその張り過ぎを防止する
ために、前記の目盛り等にて故意にガイド46を後退さ
せる場合もあったが、その後退を適正量行わないとチェ
ーンの緩み過ぎによるバタツキ騒音を発生するという問
題点があった。
46は、その両端側がエンジン等の躯体側に固定される
際、その取付座49に、目盛りがついた位置調節用長孔
50が形成されている場合であっても、チェーンの張り
過ぎを防ぐ機構がないため、チェーンが張り過ぎないよ
うに固定する操作が困難であった。そこで、通常は、チ
ェーン組み付け時に緩みを回避するために、チェーンガ
イド46の取付座49をチェーン41側に押し込んだ状
態で、チェーンを緊張させてエンジン等の躯体に取り付
けていた。このためチェーンを張り過ぎた状態でチェー
ンガイドを取り付けてしまうことが往々にしてあった。
そうすると、張り過ぎた状態で取り付けられたチェーン
は、その駆動時にヒューという騒音を発生するという問
題点があった。また、あるいはその張り過ぎを防止する
ために、前記の目盛り等にて故意にガイド46を後退さ
せる場合もあったが、その後退を適正量行わないとチェ
ーンの緩み過ぎによるバタツキ騒音を発生するという問
題点があった。
【0005】そこで、本発明は、前述したような課題を
解決し、チェーンガイドの取り付け時に、簡単な操作で
チェーンの張り過ぎ及び緩み過ぎを防止できる機能を有
するチェーンガイドを提供することを目的とする。
解決し、チェーンガイドの取り付け時に、簡単な操作で
チェーンの張り過ぎ及び緩み過ぎを防止できる機能を有
するチェーンガイドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、チェーンに摺接し、長手方向の一端側が
支軸により躯体に枢着され、他端側が嵌合孔に遊嵌した
カラ−を躯体に固定することにより取り付けられるチェ
ーンガイドにおいて、チェーンガイドの他端側に嵌合孔
を穿設し、該嵌合孔に、少なくともチェーンガイドが前
記支軸を支点として揺動する方向に隙間を設けて前記カ
ラーが遊嵌され、該カラーが躯体に固定されて前記隙間
分をチェーンガイドが揺動可能となっているチェーンガ
イド、という構成としたものである。
に、本発明は、チェーンに摺接し、長手方向の一端側が
支軸により躯体に枢着され、他端側が嵌合孔に遊嵌した
カラ−を躯体に固定することにより取り付けられるチェ
ーンガイドにおいて、チェーンガイドの他端側に嵌合孔
を穿設し、該嵌合孔に、少なくともチェーンガイドが前
記支軸を支点として揺動する方向に隙間を設けて前記カ
ラーが遊嵌され、該カラーが躯体に固定されて前記隙間
分をチェーンガイドが揺動可能となっているチェーンガ
イド、という構成としたものである。
【0007】
【作用】上記の構成からなるチェーンガイドは、他端側
に穿設した嵌合孔に、隙間を設けてカラ−が遊嵌されて
いるので、チェーンガイドをチェーン側に押し込んだ状
態で、カラーを躯体に固定すると、チェーンガイドは、
一端側の支軸を支点として、前記隙間分揺動可能とな
り、嵌合孔とカラーとの隙間分をチェーンガイドがチェ
ーンから離れる方向に揺動し、チェーンの張り過ぎが防
止される。また、この隙間量について、バタツキ騒音の
発生しない範囲に上限を設定することによって、またチ
ェーンの緩み過ぎを防止することもできる。
に穿設した嵌合孔に、隙間を設けてカラ−が遊嵌されて
いるので、チェーンガイドをチェーン側に押し込んだ状
態で、カラーを躯体に固定すると、チェーンガイドは、
一端側の支軸を支点として、前記隙間分揺動可能とな
り、嵌合孔とカラーとの隙間分をチェーンガイドがチェ
ーンから離れる方向に揺動し、チェーンの張り過ぎが防
止される。また、この隙間量について、バタツキ騒音の
発生しない範囲に上限を設定することによって、またチ
ェーンの緩み過ぎを防止することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ま
ず実施例に基づき図1〜図4を参照して説明する。前記
従来技術同様に、チェーン1は、クランクシャフト2に
固定された駆動スプロケット3と、カムシャフト4に固
定された従動スプロケット5とに掛け渡され、チェーン
1を摺動して案内するように、チェーンガイド6が設け
られる。
ず実施例に基づき図1〜図4を参照して説明する。前記
従来技術同様に、チェーン1は、クランクシャフト2に
固定された駆動スプロケット3と、カムシャフト4に固
定された従動スプロケット5とに掛け渡され、チェーン
1を摺動して案内するように、チェーンガイド6が設け
られる。
【0009】チェーンガイド6は、チェーン1に摺接す
るシューと該シューが取り付けられるプレートベースと
からなる。図1,図2に示すように、チェーンガイド6
の長手方向の一端側は、ショルダーボルトからなる支軸
7により、エンジン側の取り付け面8Aに枢着され、チ
ェーンガイド6は、該支軸7を支点に揺動可能に取り付
けられる。
るシューと該シューが取り付けられるプレートベースと
からなる。図1,図2に示すように、チェーンガイド6
の長手方向の一端側は、ショルダーボルトからなる支軸
7により、エンジン側の取り付け面8Aに枢着され、チ
ェーンガイド6は、該支軸7を支点に揺動可能に取り付
けられる。
【0010】また、チェーンガイド6の他端側は、少な
くともチェーンガイド6が揺動自在になるように、エン
ジン側取り付け面8Bに取り付けられる。すなわち、こ
の他端側には、図1、図3で取り付けボルトが図示を省
略して示されるように、カラー10が遊嵌される嵌合孔
11を穿設してあり、この嵌合孔11に、チェーンガイ
ド6が前記支軸7を支点として揺動可能な方向に、隙間
12を残してカラー10が遊嵌される。
くともチェーンガイド6が揺動自在になるように、エン
ジン側取り付け面8Bに取り付けられる。すなわち、こ
の他端側には、図1、図3で取り付けボルトが図示を省
略して示されるように、カラー10が遊嵌される嵌合孔
11を穿設してあり、この嵌合孔11に、チェーンガイ
ド6が前記支軸7を支点として揺動可能な方向に、隙間
12を残してカラー10が遊嵌される。
【0011】そして、このカラー10には、長孔10A
が形成してあり、この長孔10Aに挿入されたボルト1
3により、カラー10は、エンジン側取り付け面8Bに
固定される。このように、カラー10がエンジン側取り
付け面8Bに固定されることにより、チェーンガイド6
の他端側はエンジン側に取り付けられる。
が形成してあり、この長孔10Aに挿入されたボルト1
3により、カラー10は、エンジン側取り付け面8Bに
固定される。このように、カラー10がエンジン側取り
付け面8Bに固定されることにより、チェーンガイド6
の他端側はエンジン側に取り付けられる。
【0012】この場合、チェーンガイド6は、一端側が
支軸7によりエンジン側に枢着して取り付けられている
ので、他端側がエンジン側に取り付けたカラー10から
抜け出てしまうことはない。なお、カラー10として
は、他端側が抜けにくいように鍔付きのものを用いても
よい。
支軸7によりエンジン側に枢着して取り付けられている
ので、他端側がエンジン側に取り付けたカラー10から
抜け出てしまうことはない。なお、カラー10として
は、他端側が抜けにくいように鍔付きのものを用いても
よい。
【0013】以下、チェーンガイド6の取り付け手順に
ついて述べる。チェーンガイド6の一端側を支軸7によ
りエンジン側の取り付け面8Aに枢着する。次いで、チ
ェーンガイド6の他端側に穿設した嵌合孔11にカラー
10を嵌入し、ボルト13をカラー10の長孔10Aに
挿入してエンジン側に止める。
ついて述べる。チェーンガイド6の一端側を支軸7によ
りエンジン側の取り付け面8Aに枢着する。次いで、チ
ェーンガイド6の他端側に穿設した嵌合孔11にカラー
10を嵌入し、ボルト13をカラー10の長孔10Aに
挿入してエンジン側に止める。
【0014】ここで、チェーンガイド6の他端側をチェ
ーン1に向かって矢印F方向(図1、図4参照。)に押
し込むと、ボルト13に沿って長孔10A、カラー10
が移動し、それと同時にチェーン1側に嵌合孔11とカ
ラー10との間に隙間14が形成される。この状態で、
ボルト13を締め付けて、エンジン側取り付け面8Bに
カラー10を固定すると、図4に示されるように、隙間
14を形成してカラー10は固定される。
ーン1に向かって矢印F方向(図1、図4参照。)に押
し込むと、ボルト13に沿って長孔10A、カラー10
が移動し、それと同時にチェーン1側に嵌合孔11とカ
ラー10との間に隙間14が形成される。この状態で、
ボルト13を締め付けて、エンジン側取り付け面8Bに
カラー10を固定すると、図4に示されるように、隙間
14を形成してカラー10は固定される。
【0015】次いで、チェーン1に向かっての押し込み
を解除する。そうすると、チェーン1の緊張により、チ
ェーンガイド6は、隙間14の分だけ一端側の支軸7を
支点として戻り揺動し、チェーンの張り過ぎが防止され
る。それと同時に、チェーンガイド6は、隙間14の分
以上は戻らないから、チェーン1の緩み過ぎも防止され
る。
を解除する。そうすると、チェーン1の緊張により、チ
ェーンガイド6は、隙間14の分だけ一端側の支軸7を
支点として戻り揺動し、チェーンの張り過ぎが防止され
る。それと同時に、チェーンガイド6は、隙間14の分
以上は戻らないから、チェーン1の緩み過ぎも防止され
る。
【0016】以上のように、チェーンガイドの他端側に
穿設された嵌合孔に遊嵌されたカラーにより、運転時に
は、取り付け時に形成された隙間の分だけチェーンガイ
ドを揺動させることができるので、チェーンに過剰な張
力がかからないようにすることができる。また、カラー
には長孔が設けられているので、取り付け位置を調節す
ることができると共に、使用中においてチェーンが伸び
た時は、カラーに設けた長孔により、前記取り付け時と
同様な操作でチェーンの張り具合を調整することができ
る。
穿設された嵌合孔に遊嵌されたカラーにより、運転時に
は、取り付け時に形成された隙間の分だけチェーンガイ
ドを揺動させることができるので、チェーンに過剰な張
力がかからないようにすることができる。また、カラー
には長孔が設けられているので、取り付け位置を調節す
ることができると共に、使用中においてチェーンが伸び
た時は、カラーに設けた長孔により、前記取り付け時と
同様な操作でチェーンの張り具合を調整することができ
る。
【0017】以上、実施例として、エンジンに取り付け
られるチェーンドライブレイアウトとして、その対向側
にテンショナのないものについて説明したが、対向側に
例えば油圧式テンショナが設けられているものにも、適
用されるものである。また、このチェーンガイドが適用
される対称は、エンジンに限らず、チェーンを使用する
伝動装置のチェーンドライブが取り付けられる躯体であ
ればよい。
られるチェーンドライブレイアウトとして、その対向側
にテンショナのないものについて説明したが、対向側に
例えば油圧式テンショナが設けられているものにも、適
用されるものである。また、このチェーンガイドが適用
される対称は、エンジンに限らず、チェーンを使用する
伝動装置のチェーンドライブが取り付けられる躯体であ
ればよい。
【0018】また、カラー10は、金属製、プラスチッ
ク製、ゴム製のものでよく、特に弾性のあるプラスチッ
ク製、ゴム製等の弾性部材とした場合は、カラー10を
固定したときに形成される隙間14の分と弾性部材の弾
性変形分とを揺動規定量とすることができると共に、そ
の取り付け部における緩衝効果を得ることができる。
ク製、ゴム製のものでよく、特に弾性のあるプラスチッ
ク製、ゴム製等の弾性部材とした場合は、カラー10を
固定したときに形成される隙間14の分と弾性部材の弾
性変形分とを揺動規定量とすることができると共に、そ
の取り付け部における緩衝効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のチェー
ンガイドは、その長手方向の一端側が支軸により躯体に
枢着され、他端側が嵌合孔に隙間を設けて遊嵌したカラ
−を躯体に固定することにより取り付けられるので、他
端側を押圧した状態で、躯体にカラーを固定するという
簡単な操作だけで、チェーンの張り過ぎを防止できると
同時に、その緩み量を適正にすることができる。すなわ
ち、チェーンガイド他端側をチェーン方向に押し込んだ
状態で、カラーを躯体に固定することにより、カラーの
固定時に形成される隙間分をチェーンガイドが戻り揺動
し、チェーンの張り過ぎを防止することができる。その
結果、運転中、チェーン張り過ぎ時に生じるチェーンの
打音及びヒューという騒音等の低減、それと同時にチェ
ーンの緩み過ぎ時に生じるチェーンのバタツキ騒音の低
減を図ることができる。
ンガイドは、その長手方向の一端側が支軸により躯体に
枢着され、他端側が嵌合孔に隙間を設けて遊嵌したカラ
−を躯体に固定することにより取り付けられるので、他
端側を押圧した状態で、躯体にカラーを固定するという
簡単な操作だけで、チェーンの張り過ぎを防止できると
同時に、その緩み量を適正にすることができる。すなわ
ち、チェーンガイド他端側をチェーン方向に押し込んだ
状態で、カラーを躯体に固定することにより、カラーの
固定時に形成される隙間分をチェーンガイドが戻り揺動
し、チェーンの張り過ぎを防止することができる。その
結果、運転中、チェーン張り過ぎ時に生じるチェーンの
打音及びヒューという騒音等の低減、それと同時にチェ
ーンの緩み過ぎ時に生じるチェーンのバタツキ騒音の低
減を図ることができる。
【0020】また、カラーを弾性部材で形成した場合
は、チェーンガイドは、カラー固定時における嵌合孔と
の隙間分と弾性部材の弾性変形分とが揺動可能となるの
で、その干渉効果により、嵌合孔とカラーとの間の隙間
をそれほど大きくしなくとも、充分に揺動可能となり、
また、他端側取り付け部における緩衝効果を得ることで
きる。
は、チェーンガイドは、カラー固定時における嵌合孔と
の隙間分と弾性部材の弾性変形分とが揺動可能となるの
で、その干渉効果により、嵌合孔とカラーとの間の隙間
をそれほど大きくしなくとも、充分に揺動可能となり、
また、他端側取り付け部における緩衝効果を得ることで
きる。
【図1】 本発明実施例のチェーンガイドの使用態様を
示す全体正面図である。
示す全体正面図である。
【図2】 チェーンガイドの取り付け状態を示す側面図
である。
である。
【図3】 カラーの遊嵌状態を示し、図1のA−A断面
図である。
図である。
【図4】 カラーを固定したときの断面図である。
【図5】 従来のチェーンガイドの使用態様を示す全体
正面図である。
正面図である。
1 チェーン 2 クランク
シャフト 3 駆動スプロケット 4 カムシャ
フト 5 従動スプロケット 6 チェーン
ガイド 7 支軸 8A,8B エンジン
側取り付け面 10 カラー 10A カラーに
形成された長孔 11 嵌合孔 12 隙間 13 ボルト 14 隙間
シャフト 3 駆動スプロケット 4 カムシャ
フト 5 従動スプロケット 6 チェーン
ガイド 7 支軸 8A,8B エンジン
側取り付け面 10 カラー 10A カラーに
形成された長孔 11 嵌合孔 12 隙間 13 ボルト 14 隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 チェーンに摺接し、長手方向の一端側が
支軸により躯体に枢着され、他端側が嵌合孔に遊嵌した
カラ−を躯体に固定することにより取り付けられるチェ
ーンガイドにおいて、 チェーンガイドの他端側に嵌合孔を穿設し、該嵌合孔
に、少なくともチェーンガイドが前記支軸を支点として
揺動する方向に隙間を設けて前記カラーが遊嵌され、該
カラーが躯体に固定されて前記隙間分をチェーンガイド
が揺動可能となっていることを特徴とするチェーンガイ
ド。 - 【請求項2】 カラーを弾性部材で形成することによ
り、チェーンガイドは、前記隙間分と弾性部材の弾性変
形分とが揺動可能となっていることを特徴とする請求項
1記載のチェーンガイド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05505399A JP3286259B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | チェーンガイド |
DE10010124A DE10010124B4 (de) | 1999-03-03 | 2000-03-03 | Kettenführung |
US09/517,896 US6312353B1 (en) | 1999-03-03 | 2000-03-03 | Chain guide |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05505399A JP3286259B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | チェーンガイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000249204A true JP2000249204A (ja) | 2000-09-12 |
JP3286259B2 JP3286259B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=12987950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05505399A Expired - Fee Related JP3286259B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | チェーンガイド |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6312353B1 (ja) |
JP (1) | JP3286259B2 (ja) |
DE (1) | DE10010124B4 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007085237A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Mazda Motor Corp | エンジンの前部構造 |
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US7056246B2 (en) | 2003-10-24 | 2006-06-06 | Borgwarner Inc. | Compliant chain guide with multiple joints |
US20050227800A1 (en) * | 2004-04-09 | 2005-10-13 | Borgwarner Inc. | Arch-loaded guide bracket design |
WO2006029534A1 (en) * | 2004-09-16 | 2006-03-23 | Cvtech R & D Inc. | Noise damper for a driven pulley of a continuously variable transmission |
US7479077B2 (en) * | 2005-06-28 | 2009-01-20 | Borgwarner Inc. | Pivoting mechanical tensioner with compliant blade spring |
US7641577B2 (en) * | 2005-06-28 | 2010-01-05 | Borgwarner Inc. | Mechanical chain tensioner with compliant blade spring |
DE102005033015A1 (de) * | 2005-07-15 | 2007-01-18 | Schaeffler Kg | Kettenspannvorrichtung |
ATE447124T1 (de) * | 2005-07-29 | 2009-11-15 | Dayco Europe Srl | Schuhspanner für einen synchronriemenantrieb zur verwendung mit öl |
DE102005036206A1 (de) * | 2005-08-02 | 2007-02-08 | Schaeffler Kg | Zugmittelantrieb |
DE102008020161B4 (de) * | 2008-04-22 | 2019-09-12 | Iwis Motorsysteme Gmbh & Co. Kg | Spannvorrichtung mit verschiebbarer Spannschiene |
US8308588B2 (en) * | 2009-04-28 | 2012-11-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Timing chain pivoting guide having a rubber spring element |
JP5513576B2 (ja) * | 2012-09-26 | 2014-06-04 | 富士重工業株式会社 | チェーンテンショナレバー |
FR3013074A3 (fr) * | 2013-11-13 | 2015-05-15 | Renault Sa | Moteur comportant un guide de chaine de distribution compensateur d'usure |
JP6627443B2 (ja) * | 2015-11-12 | 2020-01-08 | いすゞ自動車株式会社 | カム軸駆動装置 |
US10557531B2 (en) * | 2016-06-29 | 2020-02-11 | GM Global Technology Operations LLC | Idler assembly |
JP7260749B2 (ja) * | 2019-02-12 | 2023-04-19 | 株式会社椿本チエイン | チェーンガイド |
JP7448811B2 (ja) * | 2020-05-25 | 2024-03-13 | 株式会社椿本チエイン | チェーンガイド |
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