JPS583936Y2 - 油圧クラッチ等の作動装置 - Google Patents

油圧クラッチ等の作動装置

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JPS583936Y2
JPS583936Y2 JP1976006205U JP620576U JPS583936Y2 JP S583936 Y2 JPS583936 Y2 JP S583936Y2 JP 1976006205 U JP1976006205 U JP 1976006205U JP 620576 U JP620576 U JP 620576U JP S583936 Y2 JPS583936 Y2 JP S583936Y2
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JP
Japan
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oil
hydraulic
pressure
valve
supply circuit
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JP1976006205U
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JPS5298051U (ja
Inventor
東智朗
富士崎康一郎
Original Assignee
株式会社神崎高級工機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、油圧クラッチないしその油圧作動筒等の油
圧機器に対する作動油の給排を制御する切換弁を挿入さ
れた給油回路に接続せる分岐回路に挿入されて上記給油
回路の油圧を設定する+717−フ弁型の調圧弁を備え
ている。
油圧クラッチ等の作動装置に、関するものである。
油圧クラッチ等の油圧機器を作動させるための高圧の作
動油を該クラッチ等に対し急激に作用させるときは、動
力伝導部材等の関連する部材に衝撃が加わり該部材の損
傷を来たすとか、油圧回路自体にも衝撃波が生じて各種
の悪影響が結果する等の支障がある。
この考案の目的とするところは、圧力設定用バネの強度
に応じた油圧でリリーフ動作して一次側の油圧、つ1り
前記給油回路の油圧を、上記した圧力設定用バネの強度
に応じた値のものに設定する、冒頭記載タイプの調圧弁
を備えた装置であって、油圧機器に対し作用せしめられ
る油圧を設定油圧にまで徐々に立上らせて前記の支障を
解消すると共に、作用上のタイムラグが無く、且つ、経
時的な油圧の立上り匂配を変更することも容易である、
油圧クラッチ等の新規な作動装置を、提供するにある。
図示の実施例について、この考案に係る油圧クラッチ等
の作動装置の構成を説明すると、第1図に示すように、
油タンク1から4個の多板式油圧クラッチ2,3,4.
5に至る、油圧ポンプ6を設けである給油回路Iに、油
圧クラッチ2−5に対する作動油の給油を制御する切換
弁8を挿入すると共に、この切換弁8の前段に訃いて給
油回路1より分岐する、油タンク1に通じる分岐回路9
を分岐させ、この分岐回路9に、給油回路7の油圧を設
定する+717−フ弁型の調圧弁10と、潤滑油圧を設
定するリリーフ弁型の調圧弁11とを、この順で直列に
挿入し、調圧弁10.11間よシ多板式油圧クラッチ2
−5の摩擦板部に至る潤滑油供給回路12を分岐してな
る、油圧クラッチ2−5の作動装置において、この考案
は、次のように実施されている。
すなわち、第2図に示すように、前記調圧弁10ば、図
示の場合にはアルミニウム合金等からその内部に適宜の
油路を形成して一体的に鋳造されたブロック13内に配
してあり、この調圧弁10ば、該ブロック13内に形成
された嵌合部に圧入嵌合して固定された鋼製筒状体でも
ってその弁ケース14.15を形成されていて、弁ケー
ス14内には弁体16を摺動自在に嵌挿してあって、弱
い圧縮バネ17により後退方向に移動附勢されているこ
の弁体16は、前記給油回路7に連通させである油通路
9aと弁ケース14に形成された入口ポート19と、弁
体16に形成された油穴20とを介して、該弁体16の
背後に作用せしめられる給油回路7の油圧により第2図
に鎖線図示の位置1で前進せしめられると、弁ケース1
4に形成された出口ポート21を該弁体16の小径部外
周を介して入口ボート19に連通させて、該出口ボート
21よシ油をリリーフさせるものに構成されており、こ
の出口ボート21ば、ブロック13内の油通路9bを介
して前記潤滑油圧設定用調圧弁11方向に連通せしめで
あるが、調圧弁10には、前記給油回路7の油圧を漸次
高めるための、次のような機構が組込lれている。
すなわち、弁ケース15内には制御ピストン23を摺動
自在に嵌挿してあり、この制御ピストン23に前記圧縮
バネ17の先端を受けさせると共に該制御ピストン23
と前記弁ケース14間に強い圧縮バネ24を介装して、
制御ピストン23の前進により該両圧縮バネ17,24
が圧縮されてそのバネ強度を増大されるようになすと共
に、前記油通路9aに連らなるブロック13内の油通路
25を、制御ピストン23の背後で上記弁ケース15の
開口端を閉塞する蓋板26内の室27に連通させて、該
室27に給油回路7の油圧を作用させ、さらに蓋板26
に絞シ油通路28を形成して室27よシ制御ピストン2
3の背後に給油回路7の油圧を作用させるようになすと
共に、制御ピストン23背後より室21、したがって給
油回路7方向に油を逃がすための、逆止弁29を挿入さ
れた油通路を蓋板26に形成しているのであって、以上
により、給油回路7より制御ピストン23の背後に絞シ
油通路28を介して徐々に作用せしめられる油圧により
該制御ピストン23が徐々に前進するに従い、調圧弁1
0の圧力設定用バネを構成する圧縮バネ17が1徐々に
そのバネ強度を増大せしめられて、調圧弁10のリリ7
フ動作圧力が徐々に高められ給油回路7の油圧が徐々に
高められるようになされているのである。
なお第1図において、30ば、油圧クラッチ2−5のク
ラッチハウジングを嵌着せる回転軸であって、前記潤滑
油供給回路12ば、図示のように、この回転軸30にそ
の軸線方向に沿い穿設された油穴より油圧クラッチ2−
5の摩擦板部へと導いである。
また図示の油圧クラッチ2−5は、これを選択的に作動
させることにより、上記回転軸30と平行に配された、
図示されていない原動軸に該回転軸30を連動連結する
ものに構成されていて、該原動軸側の駆動歯車と噛合う
歯車31−34が、回転軸30に遊嵌された関係で各油
圧クラッチ2−5に配設されて釦り、各油圧クラッチ2
−5の選択的な作動により各歯車31−34が選択的に
回転軸30に結合されるようになっているが、このよう
な構成は、この考案の要旨とするところと全く無関係で
あるので、より詳細な説明はこれを省略する9 次に作用について説明すると、この考案に係る作動装置
は、上記のように構成されているから、何れの油圧クラ
ッチ2−5内ないしその油圧作動筒からも作動油がドレ
ーンされている第1図に図示の切換弁8の中立位置Nか
ら、倒れかの作用位置F1.F2.F3またばRに該切
換弁8を切換え操作するときは、例えば作用位置F1に
切換弁8を切換えたときは、油圧クラッチ2内ないしそ
の油圧作動筒が給油回路7に連通せしめられて該クラッ
チ2への作動油の供給が行なわれると共に、油圧クラッ
チ3,4からは分岐回路9方向に、また油圧クラッチ5
からは直接に油タンク1方向に、それぞれ作動油がドレ
ーンされる状態が得られるものであるが、油圧クラッチ
2の作動状態への切換えは、次のような態様で行なわれ
るものである。
すなわち、上記のように切換弁8をF1重量計切換えて
油圧クラッチ2を給油回路7に連通させた場合、先ず弁
体16か弱い圧縮バネ17のバネ力に抗して第2図に鎖
線図示の17 リーフ位置1で前進し、潤滑油圧設定用
の調圧弁11方向へと作動油がIJ IJ−フされるこ
とから、切換弁8の切換え初期に訃いて油圧クラッチ2
に作用する油圧は、調圧弁11にて決定される低い油圧
P1であり、この低圧P1でもって油圧クラッチ2が初
期嵌入する。
次いで、絞シないし絞シ油通路28を介して調圧弁10
における制御ピストン28の背後に徐々に給油回路7の
油圧が作用することから、該制御ピストン23が圧縮バ
ネ24のバネ力に抗して徐々に前進せしめられて、調圧
弁10の圧力設定用バネ17を圧縮しそのバネ力を徐々
に増大させ、このため給油回路7の油圧、したがって油
圧クラッチ2への作用油圧Pば、上記の低油圧P1より
徐々に高められるに至る。
すなわち、油圧クラッチ2へと作用せしめられる給油回
路Iの油圧が圧力設定用バネ1Tのバネ力に応じた値と
なるのに対し、該バネ17のバネ力を徐々に増大させる
ことで、クラッチ2作動油圧を徐々に高めることとしで
ある。
この場合における時間的な油圧Pの上昇割合は、絞り油
通路28の断面積と圧縮バネ240強度を適宜に設定し
ておくことで、任意の割合になし得るものであり、な訃
絞り28を可変絞りとしておけば、後に変更調節し得る
ものである。
そして油圧クラッチ2に対せる作動油圧Pの漸次的な上
昇を伴ないなから制御ピストン23が除々に前進して、
第2図に鎖線図示の最前進位置に達すると、以後は作動
油圧Pの上昇が停止するから、制御ピストン23の上記
位置にて決定される油圧P2でもって、油圧クラッチ2
が完全作動状態をとりその状態に保持されるものである
この時間tに対する油圧P変動状態を模式的にグラフ化
したのが第3図であり、このように油圧クラッチ2への
作用油圧Pが切換弁8の作用位置F1への切換え時点か
ら徐々に高められて、成る一定の時間的遅れを伴なって
該油圧クラッチ2が完全嵌入せしめられるようになされ
ていることから、油圧クラッチ2の急激な作動に伴なう
動力伝導部材の損傷とか衝撃波の発生による支障とかが
、この考案の装置によれば、未然に防止されるのである
そして以上の事情は、切換弁8を何れかの作用位置Fl
、F2.F3!たばRに切換えて何れかの油圧クラッチ
2,3.またば5を作動させる、何れの場合においても
同様であるが、逆に倒れかの作用位置F l 、F 2
t F 3 ’jたばRから中立位置Nに切換弁8を
切換えて戻した場合にば、図示の実施例に係る作動位置
においては、前記絞り28を挿入せる回路に並列させて
、給油回路7方向のみへの油の流通を許容する逆止弁2
9を挿入された回路を設けていることから、調圧弁10
における制御ピストン23の背後から急速に油がドレー
ンされることとなって、調圧弁10の中立復帰が極く迅
速に行なわれるものであり、図示の装置は、油圧クラッ
チの上記のような緩衝的な作動状態への切換えを達成す
るものでありながら、中立復帰が遅れるといった、他の
支障を生じないものである。
以上のように、この考案の油圧クラッチ等の作動装置は
、油圧クラッチ等の油圧作動機器2,3゜4.5に対す
る作動油の給排を制御する切換弁8を挿入された給油回
路1に接続せる分岐回路9に挿入されて上記給油回路7
の油圧を設定するす+7−フ弁型の調圧弁10の弁ケー
ス14.iS内に、該調圧弁10における圧力設定用バ
ネ17の先端を受けその進退により該圧力設定用バネ1
7の強度を変更する制御ピストン23を配設L1この制
御ピストン23の背後に前記給油回路Iの油圧を、該制
御ピストン23の背後で上記弁ケース14゜150開口
端を閉塞する蓋板26に設けた絞り油通路28を介して
、作用させるように構成されたものであって、次のよう
な効果を奏する。
■ 切換弁8の変位操作後に、絞り油通路28を介して
の徐々の油圧作用で、制御ピストン23が徐々に前進せ
しめられて圧力設定用バネ17の強度が徐々に高められ
るから、設定油圧に1での油圧の立上りが徐々となって
、油圧クラッチ等の油圧機器に関連せしめられた伝導部
材等の損傷とか油圧回路内における衝撃波の発生による
支障とかが、未然に防止される。
@制御ピストン23背後で弁ケース開口端を閉塞する蓋
板26に絞り油通路28を設けであることから、該絞り
油通路28を貫流する油が直ちに制御ピストン23背後
に作用することとなって、給油回路7から制御ピストン
背後に至る接続回路の途中にこの種の絞りを設ける場合
のように絞シと制御ピストンとの間の回路を、該絞シを
徐々に貫流する油がうずめる時間だけ調圧弁機構の作用
が遅延されるといった作用上のタイムラグが無い。
■、弁ケースの蓋板26に絞り油通路28を設けである
ことから、必要に応じ、該絞り油通路26の絞り断面積
を、蓋板26の交換ないし変更によって変更し、もって
経時的ら油圧の立上り勾配を変更することを、容易に行
なえ、また目詰1りし易い絞り油通路21m”rの点検
、保守も蓋板26の取外しで容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図、ばこの考案の一実施例を示す油圧回路図、第2
図はその要部の部材の断面図、第3図は作用を示すグラ
フである。 2.3,4.5・・・油圧フランチ、7・・・給油回路
、8・・・切換弁、9・・・分岐回路、10・・−調圧
弁、17・・・圧縮バネ、23・・・制御ピストン、2
8・・・絞シ油通路、29・・・逆止弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 油圧クラッチ等の油圧機器に対する作動油の給排を制御
    する切換弁を挿入された給油回路に接続せる分岐回路に
    挿入されて上記給油回路の油圧を設定するリリーフ弁型
    の調圧弁の弁ケース内に、該調圧弁にかける圧力設定用
    バネの先端を受けその進退によシ該圧力設定用バネの強
    度を変更する制御ピストンを配設し、この制御ピストン
    の背後に前記給油回路の油圧を、該制御ピストンの背後
    で上記弁ケースの開口端を閉塞する蓋板に設けた絞シ油
    通路を介して、作用させるように構成したことを特徴と
    してなる。 油圧クラッチ等の作動装置。
JP1976006205U 1976-01-22 1976-01-22 油圧クラッチ等の作動装置 Expired JPS583936Y2 (ja)

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JPS5298051U JPS5298051U (ja) 1977-07-23
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4833304A (ja) * 1971-09-02 1973-05-09

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JPS5528917Y2 (ja) * 1973-05-08 1980-07-10

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JPS4833304A (ja) * 1971-09-02 1973-05-09

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