JPS5839362B2 - 高電圧機器の感電防止装置 - Google Patents
高電圧機器の感電防止装置Info
- Publication number
- JPS5839362B2 JPS5839362B2 JP53008735A JP873578A JPS5839362B2 JP S5839362 B2 JPS5839362 B2 JP S5839362B2 JP 53008735 A JP53008735 A JP 53008735A JP 873578 A JP873578 A JP 873578A JP S5839362 B2 JPS5839362 B2 JP S5839362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- insulation
- electric shock
- secondary winding
- prevention device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F2038/003—High frequency transformer for microwave oven
Landscapes
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電子レンジのような高電圧電気機器の感電防止
装置に関するもので、その目的とするところは筐体のア
ースをおこたつた際の感電防止に対する信頼性を高める
ことにある。
装置に関するもので、その目的とするところは筐体のア
ースをおこたつた際の感電防止に対する信頼性を高める
ことにある。
電子レンジのような高電圧電気機器においては、特に筐
体のアースをおこたつた際にはその絶縁を厳重に行なわ
なければ感電事故が起きる恐れがある。
体のアースをおこたつた際にはその絶縁を厳重に行なわ
なければ感電事故が起きる恐れがある。
このため、例えば従来の電子レンジにおいては、第１図
に示すように筐体１と、この筐体１内に設けた昇圧トラ
ンス２の鉄心２ａとの間の絶縁抵抗値を高くしている。
に示すように筐体１と、この筐体１内に設けた昇圧トラ
ンス２の鉄心２ａとの間の絶縁抵抗値を高くしている。
つまり、昇圧トランス２の低圧側の一次巻線２ｂの絶縁
が劣化した際には鉄心２ａ、−次巻線２ｂ、タイムスイ
ッチ、電源スィッチ５、柱上トランス６、大地Ｉ、人体
３、筐体１、絶縁体Ａと閉回路が形成されるが、絶縁体
Ａの抵抗値が太きければ当然電流量は少なくなるので、
感電がおきにくくなるのである。
が劣化した際には鉄心２ａ、−次巻線２ｂ、タイムスイ
ッチ、電源スィッチ５、柱上トランス６、大地Ｉ、人体
３、筐体１、絶縁体Ａと閉回路が形成されるが、絶縁体
Ａの抵抗値が太きければ当然電流量は少なくなるので、
感電がおきにくくなるのである。
しかし、このような絶縁構造であれば次のような欠点が
あった。
あった。
つまり、この絶縁構造であれば昇圧トランス２の鉄心２
ａと一次巻線２ｂ、および鉄心２ａと二次巻線２Ｃとの
間の絶縁が劣化すると、その間に抵抗Ｒ１，Ｒ２が接続
されたのと等価な状態になるのである。
ａと一次巻線２ｂ、および鉄心２ａと二次巻線２Ｃとの
間の絶縁が劣化すると、その間に抵抗Ｒ１，Ｒ２が接続
されたのと等価な状態になるのである。
したがって、この状態で人体３が筐体１に触れると、抵
抗Ｒ２、鉄心２ａ、抵抗Ｒ１、タイムスイッチ４、電源
スィッチ５、柱上トランス６、大地１、人体３の閉回路
が形成され、この結果人体３に大電流が流れて感電死の
恐れもあった。
抗Ｒ２、鉄心２ａ、抵抗Ｒ１、タイムスイッチ４、電源
スィッチ５、柱上トランス６、大地１、人体３の閉回路
が形成され、この結果人体３に大電流が流れて感電死の
恐れもあった。
そこで本発明は昇圧トランスの一次巻線と鉄心間を二重
絶縁または強化絶縁し、二次巻線と一次巻線間の絶縁性
を二次巻線と鉄心間の絶縁性ｉり強くするとともに、上
記鉄心を筐体に短絡し、これによって上記従来の欠点を
解消しようとするものである。
絶縁または強化絶縁し、二次巻線と一次巻線間の絶縁性
を二次巻線と鉄心間の絶縁性ｉり強くするとともに、上
記鉄心を筐体に短絡し、これによって上記従来の欠点を
解消しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
る。
第２図、第３図において、８は高電圧電気機器、例えば
電子レンジの筐体で、この筐体８の内部には昇圧トラン
ス９が設けられている。
電子レンジの筐体で、この筐体８の内部には昇圧トラン
ス９が設けられている。
この昇圧トランス９の一次巻線９ａと鉄心９ｂとの絶縁
は、２枚の絶縁体１０．１１と一枚の金属板１２を用い
た２重絶縁構造になっている。
は、２枚の絶縁体１０．１１と一枚の金属板１２を用い
た２重絶縁構造になっている。
これに対して、二次巻線９ｃと鉄心９ｂとの絶縁は、１
枚の絶縁体１３を用いているだけである。
枚の絶縁体１３を用いているだけである。
したがって、次巻線９ａと鉄心９ｂとの絶縁抵抗値は、
二次巻線９ｃと鉄心９ｂとの絶縁抵抗値より高くされた
状態になっている。
二次巻線９ｃと鉄心９ｂとの絶縁抵抗値より高くされた
状態になっている。
そして、この状態において鉄心９ｂは筐体８に短絡され
た状態になっている。
た状態になっている。
第４図は上述の状態を示す電気回路であり、同図におい
て、１４はタイムスイッチ、１５は安全スイッチ、１６
は柱上トランス、１Ｔは大地、１８はマグネトロンであ
る。
て、１４はタイムスイッチ、１５は安全スイッチ、１６
は柱上トランス、１Ｔは大地、１８はマグネトロンであ
る。
そして上述のごとく−次巻線９ａと鉄心９ｂと絶縁抵抗
値は上述のごとく二次巻線９Ｃと鉄心９ｂとの絶縁抵抗
値より高くしている。
値は上述のごとく二次巻線９Ｃと鉄心９ｂとの絶縁抵抗
値より高くしている。
上記のごとき構成であるので、二次巻線９ｃと鉄心９ｂ
の絶縁の方が劣化しやすく、この絶縁が劣化すると第４
図に示すようにこの間に抵抗Ｒ３が接続されたのと等価
な状態になり、この結果抵抗Ｒ３、鉄心９ｂ、二次巻線
９Ｃの閉回路が形成されることになる。
の絶縁の方が劣化しやすく、この絶縁が劣化すると第４
図に示すようにこの間に抵抗Ｒ３が接続されたのと等価
な状態になり、この結果抵抗Ｒ３、鉄心９ｂ、二次巻線
９Ｃの閉回路が形成されることになる。
このため、筐体８に人体１９が触れても従来のようにこ
の人体１９に大電流が流れることがなく、したがって感
電死の恐れはなくなる。
の人体１９に大電流が流れることがなく、したがって感
電死の恐れはなくなる。
なお、上記実施例では昇圧トランスの一次巻線９ａと鉄
心９ｂの間の絶縁を２重絶縁構造にした例を説明したが
、絶縁体１０または１１の内厚を厚くする等の工夫によ
って一重絶縁構造にしても良い。
心９ｂの間の絶縁を２重絶縁構造にした例を説明したが
、絶縁体１０または１１の内厚を厚くする等の工夫によ
って一重絶縁構造にしても良い。
さらに第４図の二次巻線９ｃと一次巻線９ａ間の絶縁抵
抗Ｒ４が存在する場合、前記抵抗Ｒｊより抵抗Ｒ４の方
が絶縁抵抗が少さい場合は、第１図のように高圧電流が
人体に流れ危険である。
抗Ｒ４が存在する場合、前記抵抗Ｒｊより抵抗Ｒ４の方
が絶縁抵抗が少さい場合は、第１図のように高圧電流が
人体に流れ危険である。
ところが抵抗Ｒ８より抵抗Ｒ４の方を抵抗値をはるかに
大きく、すなわち絶縁を大きく、（Ｒ３は一枚の絶縁体
１３だけの劣化で生ずる抵抗＜Ｒ４は三枚の絶縁体１３
，１１．１０の劣化で生ずる抵ン 抗）しておけば、抵抗Ｒ４に流れる電流はきわめて少な
く感電の危険はない。
大きく、すなわち絶縁を大きく、（Ｒ３は一枚の絶縁体
１３だけの劣化で生ずる抵抗＜Ｒ４は三枚の絶縁体１３
，１１．１０の劣化で生ずる抵ン 抗）しておけば、抵抗Ｒ４に流れる電流はきわめて少な
く感電の危険はない。
本発明では第３図の構造上からも抵抗Ｒ４の方がはるか
に大きいことがわかる。
に大きいことがわかる。
以上説明したように本発明の感電防止装置は昇圧トラン
スの一次巻線と鉄心間を二重絶縁または強化絶縁し、二
次巻線と一次巻線間の絶縁性を二次巻線と鉄心間の絶縁
性より強くするとともに上記鉄心を筐体に短絡したもの
である。
スの一次巻線と鉄心間を二重絶縁または強化絶縁し、二
次巻線と一次巻線間の絶縁性を二次巻線と鉄心間の絶縁
性より強くするとともに上記鉄心を筐体に短絡したもの
である。
このため、筐体に人体が触れても、この人体には上述の
ごとく大電流が流れることはなく、したがってその信頼
性は非常に高く、またその構成はきわめて簡単であって
安価に製作できる等、大なる効果を有するものである。
ごとく大電流が流れることはなく、したがってその信頼
性は非常に高く、またその構成はきわめて簡単であって
安価に製作できる等、大なる効果を有するものである。
第１図は従来の高電圧機器の感電防止装置の電気回路図
、第２図は本発明の一実施例にかかる感電防止装置の要
部斜視図、第３図は第２図■−曲線の切断断面図、第４
図は同装置の電気回路図である。 ８・・・・・・筐体、９・・・・・・昇圧トランス、９
ａ・・・・・・−次巻線、９ｂ・・・・・・鉄心、９Ｃ
・・・・・・二次巻線、１０゜１１・・・・・・絶縁体
、１２・・・・・・金属板、１３・・・・・・絶縁体。
、第２図は本発明の一実施例にかかる感電防止装置の要
部斜視図、第３図は第２図■−曲線の切断断面図、第４
図は同装置の電気回路図である。 ８・・・・・・筐体、９・・・・・・昇圧トランス、９
ａ・・・・・・−次巻線、９ｂ・・・・・・鉄心、９Ｃ
・・・・・・二次巻線、１０゜１１・・・・・・絶縁体
、１２・・・・・・金属板、１３・・・・・・絶縁体。
Claims (1)
- １ 筐体内に昇圧トランスを設け、この昇圧トランスの
一次巻線と鉄心間を二重絶縁または強化絶縁し、二次巻
線と前記−次巻線間の絶縁性を前記二次巻線と鉄心間の
絶縁性より強くするとともに、前記鉄心を前記筐体に短
絡したことを特徴とする高電圧機器の感電防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53008735A JPS5839362B2 (ja) | 1978-01-27 | 1978-01-27 | 高電圧機器の感電防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53008735A JPS5839362B2 (ja) | 1978-01-27 | 1978-01-27 | 高電圧機器の感電防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54102516A JPS54102516A (en) | 1979-08-13 |
| JPS5839362B2 true JPS5839362B2 (ja) | 1983-08-30 |
Family
ID=11701201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53008735A Expired JPS5839362B2 (ja) | 1978-01-27 | 1978-01-27 | 高電圧機器の感電防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5839362B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH034600Y2 (ja) * | 1985-02-06 | 1991-02-06 |
-
1978
- 1978-01-27 JP JP53008735A patent/JPS5839362B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH034600Y2 (ja) * | 1985-02-06 | 1991-02-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54102516A (en) | 1979-08-13 |
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