JPS5839191B2 - シ−ル推進工法において管体と孔壁の間に注入する潤滑摩擦減少剤 - Google Patents
シ−ル推進工法において管体と孔壁の間に注入する潤滑摩擦減少剤Info
- Publication number
- JPS5839191B2 JPS5839191B2 JP50042864A JP4286475A JPS5839191B2 JP S5839191 B2 JPS5839191 B2 JP S5839191B2 JP 50042864 A JP50042864 A JP 50042864A JP 4286475 A JP4286475 A JP 4286475A JP S5839191 B2 JPS5839191 B2 JP S5839191B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reducing agent
- friction reducing
- hole wall
- pipe body
- propulsion method
- Prior art date
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- Expired
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシールド推進工法において管体と孔壁の間に注
入する潤滑性摩擦減少剤に関するものである。
入する潤滑性摩擦減少剤に関するものである。
、随道の推進工法においてシールドの推進が長距離にな
るとその推進管体と孔壁との摩擦のため推進抵抗が増大
し、推進不可能となる場合がある。
るとその推進管体と孔壁との摩擦のため推進抵抗が増大
し、推進不可能となる場合がある。
そのため特公昭４８−１９０６号のように粘土−水系懸
濁液に有機質糊料、凝集剤、界面活性剤、鉱油などを加
えた潤滑性摩擦減少剤を管体と孔壁の間に注入する方法
が行なわれていた。
濁液に有機質糊料、凝集剤、界面活性剤、鉱油などを加
えた潤滑性摩擦減少剤を管体と孔壁の間に注入する方法
が行なわれていた。
しかしこの方法では、摩擦減少率は１０％弱にすぎず、
実際上大きな効果は期待できない。
実際上大きな効果は期待できない。
その理由はこの潤滑性摩擦減少剤は管体と孔壁の間に注
入された後たちまち地層内に吸収されてしまい摩擦減少
の長期効果保持が困難であったからである。
入された後たちまち地層内に吸収されてしまい摩擦減少
の長期効果保持が困難であったからである。
さらに、鉱油などを用えることも考えられるが、鉱油は
短時間のうちに地下水中に流動し、上記減摩効果は余り
期待できないだけでなく、井戸水などに対する環境公害
の一因ともなっている。
短時間のうちに地下水中に流動し、上記減摩効果は余り
期待できないだけでなく、井戸水などに対する環境公害
の一因ともなっている。
本発明はこのような従来技術の問題点を解決することを
目的とするものである。
目的とするものである。
以下本発明摩擦減少剤の構成およびその使用方法につい
て説明する。
て説明する。
（１）第１図において立坑１を掘削した後、横坑９を掘
進する。
進する。
横坑９の切羽はシールド２の刃ロアで掘進され、シール
ド２および管体３はバックコンクリート４に接当された
ジヤツキ５によって推進される。
ド２および管体３はバックコンクリート４に接当された
ジヤツキ５によって推進される。
シールド２および管体３には摩擦減少剤の注入される注
入孔６が適宜数穿設されている。
入孔６が適宜数穿設されている。
摩擦減少剤はチューブ８に連結されたポンプにより注入
孔６から孔壁９とシールド２および管体３の間に注入さ
れる。
孔６から孔壁９とシールド２および管体３の間に注入さ
れる。
そしてこのように形成された摩擦減少剤の膜１０はシー
ルド２管体３がジヤツキ５により推進されるとき、孔壁
９とシールド２および管体３の間の摩擦抵抗を減少する
作用をする。
ルド２管体３がジヤツキ５により推進されるとき、孔壁
９とシールド２および管体３の間の摩擦抵抗を減少する
作用をする。
（２）本発明は前記従来の摩擦減少剤を改良したもので
、その配合は次の通りである。
、その配合は次の通りである。
水 １０Ｍに対しリン片状黒
鉛 ３０〜４０ｋｇ界面活性剤
０．２〜０．３１有機質糊料 ０
．５〜０．６ｋｇ黒鉛はリン片状黒鉛を用いる。
鉛 ３０〜４０ｋｇ界面活性剤
０．２〜０．３１有機質糊料 ０
．５〜０．６ｋｇ黒鉛はリン片状黒鉛を用いる。
この理由はリン片状黒鉛は界面活性剤に附着し易い性状
を持つとともに、土壌の間隙に目詰まり状態になり易く
、膜１０の形成が容易だからである。
を持つとともに、土壌の間隙に目詰まり状態になり易く
、膜１０の形成が容易だからである。
換言すると、リン片状黒鉛自体摩擦減少剤としての機能
を果すとともに、上記組成の摩擦減少剤は主成分である
リン片状黒鉛が界面活性剤に附着し、有機質糊料で粘性
を与えられ、容易に膜状を呈し、管体と孔壁の間の摩擦
を効果的に減少する。
を果すとともに、上記組成の摩擦減少剤は主成分である
リン片状黒鉛が界面活性剤に附着し、有機質糊料で粘性
を与えられ、容易に膜状を呈し、管体と孔壁の間の摩擦
を効果的に減少する。
そして摩擦減少剤が容易に膜状となる結果、液状組成分
の地層への流動（逃げ）が非常に少なくなり、膜１０の
長時間保持を可能とする。
の地層への流動（逃げ）が非常に少なくなり、膜１０の
長時間保持を可能とする。
なおリン片状黒鉛は比較的粒度の大きい（１００〜２０
０メツシユ）ものを使用した方が上記目的を達成するの
に有利である。
０メツシユ）ものを使用した方が上記目的を達成するの
に有利である。
界面活性剤はリン片状黒鉛を水溶液に分散させる作用を
行い、たとえば硫化カリ石鹸などを用いる。
行い、たとえば硫化カリ石鹸などを用いる。
有機質糊料は増粘剤として用いるもので、リン片状黒鉛
の分離、あるいは沈澱を防止するとともに、孔壁９の地
盤に対する接着力を高めるために用いる。
の分離、あるいは沈澱を防止するとともに、孔壁９の地
盤に対する接着力を高めるために用いる。
また有機質糊料は摩擦減少剤の層１０を形成するための
安定性を附与する機能を有する。
安定性を附与する機能を有する。
有機質糊料としてはカルボキシルメチル・セルローズ（
Ｃ，Ｍ、 Ｃ６）などを用いる。
Ｃ，Ｍ、 Ｃ６）などを用いる。
摩擦減少剤の注入量は管体３周囲に５〜１０％厚さの層
１０を形成できる程度とする。
１０を形成できる程度とする。
またシールド２および管体の先端に近いものの注入孔６
から摩擦減少剤を注入する。
から摩擦減少剤を注入する。
注入孔６の穿設位置は管体３の１本おきに上下に交互に
設けると摩擦減少剤の層１０が均一に形成できる。
設けると摩擦減少剤の層１０が均一に形成できる。
本発明の作用効果：
本発明摩擦減少剤は水１０Ｍに対し、３０〜４０ｋｇと
いう大量のリン片黒鉛を含有せしめたので、潤滑性能、
摩擦減少性能が太きいのみならず、摩擦減少剤中の液状
組成分の地層中への流動（逃げ）を防止するので、潤滑
性能、摩擦減少性能はより一層向上される。
いう大量のリン片黒鉛を含有せしめたので、潤滑性能、
摩擦減少性能が太きいのみならず、摩擦減少剤中の液状
組成分の地層中への流動（逃げ）を防止するので、潤滑
性能、摩擦減少性能はより一層向上される。
実施例
砂利層内に直径１３５０％、長さ２．４３ｍ、のヒユー
ム管を１２本敷設した時点で水１００１に対し、リン片
状黒鉛３３ｋｙ、硫化カリ石鹸０．２１、Ｃ，Ｍ、Ｃ，
０，５５ｋｇの摩擦減少剤を２１バツチ注入した結果、
第２図に示すようにジヤツキ圧力は３２０トンから１８
０トンに減少した。
ム管を１２本敷設した時点で水１００１に対し、リン片
状黒鉛３３ｋｙ、硫化カリ石鹸０．２１、Ｃ，Ｍ、Ｃ，
０，５５ｋｇの摩擦減少剤を２１バツチ注入した結果、
第２図に示すようにジヤツキ圧力は３２０トンから１８
０トンに減少した。
また注入前１管当りの抵抗が２０〜２５トンであったの
が、注入後は１５トン前後となり、摩擦抵抗は２５〜４
６％の減少を示した。
が、注入後は１５トン前後となり、摩擦抵抗は２５〜４
６％の減少を示した。
第１図は本発明摩擦減少剤を使用する装置の側断面図、
第２図は本発明による摩擦係数の減少する状態を示すグ
ラフである。 １・・・・・・立坑、２・・・・・・シールド、３・・
・・・・管体、４・・・・・・バックコンクリート、５
・・・・・・ジヤツキ、６・・・・・・注入孔、７・・
・・・・刃口、８・・・・・・チューブ、９・・・・・
・孔壁。
第２図は本発明による摩擦係数の減少する状態を示すグ
ラフである。 １・・・・・・立坑、２・・・・・・シールド、３・・
・・・・管体、４・・・・・・バックコンクリート、５
・・・・・・ジヤツキ、６・・・・・・注入孔、７・・
・・・・刃口、８・・・・・・チューブ、９・・・・・
・孔壁。
Claims (1)
- １ 潤滑液組成を水１００１に対し、３０〜４０ｋｇの
リン片状黒鉛、０２〜０．３１の界面活性剤、０．５〜
０．６ ｋｇの有機質糊料を配合した、ことを特徴とす
るシールド推進工法において管体と孔壁の間に注入する
潤滑摩擦減少剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50042864A JPS5839191B2 (ja) | 1975-04-10 | 1975-04-10 | シ−ル推進工法において管体と孔壁の間に注入する潤滑摩擦減少剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50042864A JPS5839191B2 (ja) | 1975-04-10 | 1975-04-10 | シ−ル推進工法において管体と孔壁の間に注入する潤滑摩擦減少剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51119114A JPS51119114A (en) | 1976-10-19 |
| JPS5839191B2 true JPS5839191B2 (ja) | 1983-08-27 |
Family
ID=12647887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50042864A Expired JPS5839191B2 (ja) | 1975-04-10 | 1975-04-10 | シ−ル推進工法において管体と孔壁の間に注入する潤滑摩擦減少剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5839191B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5628936A (en) * | 1979-08-10 | 1981-03-23 | Osaka Gas Co Ltd | Construction work method |
| JPS57207674A (en) * | 1981-06-17 | 1982-12-20 | Kajima Corp | Liquid for stabilizing wall surface |
| JPS6246075A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-27 | 日本鋼管株式会社 | 埋設撤去管の摩擦抵抗軽減方法 |
| JPS62117991A (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-29 | 大日本土木株式会社 | 泥水推進工法の滑材注入方法及び滑材注入装置 |
| CN107674664B (zh) * | 2017-10-19 | 2018-09-28 | 中国石油大学(华东) | 强化聚合物/二元/三元复合驱油体系的改性石墨颗粒体系及其制备和应用 |
-
1975
- 1975-04-10 JP JP50042864A patent/JPS5839191B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51119114A (en) | 1976-10-19 |
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