JPS5838574Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JPS5838574Y2
JPS5838574Y2 JP13290579U JP13290579U JPS5838574Y2 JP S5838574 Y2 JPS5838574 Y2 JP S5838574Y2 JP 13290579 U JP13290579 U JP 13290579U JP 13290579 U JP13290579 U JP 13290579U JP S5838574 Y2 JPS5838574 Y2 JP S5838574Y2
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JP
Japan
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insulating substrate
resin
hollow space
air
resistance path
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JP13290579U
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English (en)
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JPS5651305U (ja
Inventor
美鶴 江田
捷夫 池田
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は絶縁基板表面に設けられた抵抗路上を摺動子が
摺動する可変抵抗器に関する。
従来から多く用いられている可変抵抗器はアルミナ等の
絶縁基板上にスクリーン印刷及び焼成等により所望形状
例えば馬蹄型に形成された抵抗路に摺動子が回転し乍ら
摺動し入・出力用導電端子間にその回転角に応じた抵抗
値を得るものである。
従って、摺動子が摺動する部分に就いてはその摺動を妨
げないように中空空間を形成する必要がある。
一方、可変抵抗器等の電子部品は電子機器に組み込まれ
る場合に限らず小型化並びに低廉価が望まれる。
上記小型化を図る為に絶縁基板のサイズを縮小し入・出
力用導電端子を近接配置せしめたものが現存するが、高
電圧部品として例えばテレビジョン受像機に於いて約6
〜IIKVの高電圧が印加されるフォーカス抵抗器に適
用した場合上記各導電端子間にコロナ放電が発生し絶縁
破壊を招く恐れがある。
その為に従来から上記導電端子間を絶縁性の樹脂でモー
ルドする方法が採られているが、先にも述べた如く摺動
子が摺動する部分には中空空間を形成する必要があるの
で、上記樹脂をモールドする際に発生する樹脂が硬化す
る以前に中空空間へ流入する危惧に対して何らかの工夫
を巧じなげればならない。
例えば第1図A並びにBに示す如く、抵抗路1を有する
絶縁基板2を蓋体3と中空空間4を形成せしめて対向配
置し、その中空空間4の外側に沿って上記絶縁基板2と
蓋体3との間に、(Al oリングやゴムシート等の弾
性バッキング5を介在せしめたり、(B)接着剤6を塗
布し予めその両者を密封結合した後樹脂7を注入せしめ
モールドするものが提案されている。
尚、図中摺動子等は直接説明に関与しない為に省略され
ている。
然し乍ら、上記A、Bの如く弾性バッキング5若しくは
接着剤6を用いた可変抵抗器に於いても下記の様な欠点
が存在する。
(〜:部品点数の増加並びに絶縁・耐熱等の関係から高
価な材料を必要とし、小型化にしたにも拘らず結果的に
コストアップを招くばかりか、作業性が悪い。
(B):接着剤6の材料費及び該接着剤6を塗布する作
業工程の増大、作業の煩雑さ等によりコストアップとな
る。
更に、上記接着剤6が中空空間4に流れ込み漏洩電流の
増加、コロナ放電開始電圧の低下等の特性の劣化を誘発
する。
本考案可変抵抗器は斯る点に鑑みて為されたもので、以
下に第2図以降の図面を参照しつつ詳述する。
第2図は本考案可変抵抗器の分解正面図で、第3図はそ
の完成品のA−A’線断面図である。
同図に於いて、10はアルミナ等の絶縁材料から成る絶
縁基板で、該基板10の一表面には抵抗路11と複数の
導電端子121,12□t123t124とが設けられ
ている。
上記抵抗路11は例えばルテニウム・イリジウム等の貴
金属とガラスとを主成分とするペースト状のサーメット
抵抗材料を上記導電端子121,12□、123,12
4を形成後、スクリーン印刷法にて所望形状に塗布し焼
成することにより製造される。
本実施例に於いて該抵抗路11は高電圧側の導電端子1
23から低電圧側の導電端子124に至り、後述する摺
動子が夫々摺動する馬蹄型の第1・第2の摺動抵抗部分
VR1,vR2及びそれ等の両端に接続された蛇行型の
第1・第2・第3の固定抵抗部分R1゜R2,R3とか
ら構成されている。
13..13□は両槽動抵抗部分vR1、VH2の中心
に配置された第1・第2の集電極で、該集電極13、。
13□は第1・第2の導電端子120,12゜と連りこ
れ等導電端子12□ t 122,123.124と同
時にスクリーン印刷により形成される。
141゜14゜は夫々の摺動抵抗部分VR1,VR2上
を集電極13□、13□を中心として回転し乍ら摺動す
る第1・第2の摺動子、150,15□は該摺動子14
0,14□の夫々を回転せしめる第1・第2の回転軸で
ある。
16は絶縁性樹脂から戊る蓋体で、該蓋体16には絶縁
基板10の対向側に少くとも上記抵抗路11の第1・第
2の摺動抵抗部分VR1,VR2を囲繞する城郭11と
、該城郭17の外側に沿った空気溝18と、上記回転軸
150,152を挿通せしめる貫通孔190,19□と
、摺動子141,14□が固定された摺動面15、’、
15゜ を収容する略円型の断部20、。
20゜と、絶縁基板10を該蓋体16内に位置決めする
突起2L21,21と、が一体に形成されている。
22は上記蓋体16内に絶縁基板10の一表面を対向配
置した状態でこの両者を接着固定するエポキシ系等の絶
縁性かつ熱硬化性の樹脂で、該樹脂22による接着固定
は第1・第2の摺動抵抗部分VR1,VR2を覆う中空
空間23へ樹脂22の流入を招くことなく行なわれる。
本考案の主たる特徴点がここに存在するので後で詳細に
説明する。
24,24・・・は各導電端子121j122t123
.124と電気的に連り絶縁基板10の一表面から逆方
向に植立した端子ピンで、樹脂22から植立した部分に
は該ピン24.24・・・間の絶縁を更に図る為に袴2
5,25・・・が被せられている。
次に本考案の特徴である弾性バッキング5や接着剤6を
用いないにも拘らず中空空間23に樹脂22が流入しな
い原理を第4図を用いて説明する。
先ず蓋体16と絶縁基板10の抵抗路11等が形成され
た一表面とを対向せしめ、蓋体16の突起21.21.
21を絶縁基板10の位置決め孔26.26.26に挿
通し該突起2L21,21の先端を溶融して両者の位置
決め並びに予備接着を行なう。
この様に蓋体16と絶縁基板10とを対向配置せしめる
と城郭17は第2図の絶縁基板10上の破線の部分と当
接し摺動抵抗部分VR1゜VH2側に密閉された中空空
間23を形成すると共に、その外側に全ての導電端子1
20,12゜。
123.124を配置する。
この時、城郭1γの外側に沿って設けられている空気溝
18にも僅かに空気が滞留する。
上記空気溝18の側面18、。18゜の高さは城郭18
、側の方が外側の方に比べ高く設定せしめられており、
該空気溝18の外側の蓋体16と絶縁基板10との間に
は僅かな間隙δが形成せしめられている。
この間隙δが重要な役割を果す。
即ち、この蓋体16と絶縁基板10とを対向配置した状
態で、樹脂22を注入すると、該樹脂22は絶縁基板1
0を覆うようにして全体に拡がる。
その樹脂22は絶縁基板10の側面から間隙δ及び空気
溝18方向へも拡がるが、空気溝18に空気が滞留して
いること、該樹脂22がある程度の粘度を有しているこ
と、及び間隙δが微小であること等が作用して空気溝1
8への流入は中断される。
この時空気溝18の空気は幾らか圧縮されている。
次に上記樹脂22を熱硬化させる為に熱を加えると、該
樹脂22は一担粘度を低下せしめ中断していた空気溝1
8への流入を開始しようとするが、上記加熱によって該
空気溝18並び城郭17を隔てて隣接した中空空間23
の空気も膨張するので、却って樹脂22の界面は両者の
平衡がとれるまで後退する。
この状態で加熱を継続すると樹脂22は硬化し絶縁基板
10を蓋体16に装着固定せしめると同時に、城郭1γ
及び空気溝18より外側に配置された全ての導電端子1
20,12゜、123124間に絶縁処理を施したこと
になる。
この様に樹脂22の中空空間23への流入は先ず、空気
溝18の滞留空気・樹脂22自身の粘度及び微小な間隙
δによって中断され、硬化時の加熱による中空空間23
及び空気溝18の空気の膨張によって防止される。
従って、加熱を停止しても樹脂22は硬化してしまって
いるので、中空空間23へ流入する危惧はない上にこの
中空空間23は完全に外気と遮断された状態となる。
次に本考案の主要部の一具体的実施例を示すと、粘度2
0000’〜25000センチ・ポアズの樹脂22を用
いる場合、絶縁基板10と蓋体16との微小間隙δを3
0〜50ミクロン程度に空気溝180幅及び深さを0.
7mm・1.3mmに夫々設定せしめ、該樹脂22を蓋
体16に注入後100〜110度で4時間程度加熱し樹
脂22を熱硬化せしめて可変抵抗器を完成させた。
この可変抵抗器を切断し中空空間23を調べた結果、該
中空空間23への樹脂22の流入は一切認められなかっ
た。
また、コロナ放電を調べたところAC電圧に於いて15
〜16KVの高電圧を印加しても上記コロナ放電は発生
せず高耐圧特性を示した。
斯る構造の本考案可変抵抗器の等節回路を示すと第5図
のようになる。
この実施例に特に抵抗路11に摺動抵抗部分vR1,v
R2が2つ形成され2個の可変出力が得られる可変抵抗
器が示されており、例えばテレビジョン受像機に於いて
高電圧を取り扱うフォーカス抵抗器並びにスクリーン抵
抗器として用いれば有益である。
本考案可変抵抗器は以上の説明から明らかな如く、摺動
子が摺動する摺動抵抗部分を少くとも有する抵抗路と複
数の導電端子とを一表面に設けた絶縁基板を、少くとも
上記摺動抵抗部分を囲繞する城郭と当接せしめて蓋体に
対向配置し、摺動抵抗部分に中空空間を形成した状態で
蓋体に熱硬化性の樹脂を注入しその後加熱して樹脂を硬
化せしめ絶縁基板を蓋体に接着固定すると共に、上記樹
脂の中空空間への流入を上記加熱による中空空間及び城
郭の外側に沿って設けられた空気溝の空気の膨張によっ
て該樹脂の界面と平衡状態を維持しその間に樹脂を硬化
せしめて防止しているので、Oリング等の弾性バッキン
グや接着剤を使用する必要はな(従来の欠点であった部
品点数・作業工程の増大並びに作業の煩雑さ、更には特
性の劣化を招く等の危惧を解消することができ、高品質
にも拘らず装置のコストダウンを図ることができる。
尚、以上の説明に於いて抵抗路は第1・第2の摺動抵抗
部分並びに第1〜第3の固定抵抗部分とから構成されて
いたが、本考案は抵抗路として1個の摺動抵抗部分を含
んでおれば伺れのタイプの可変抵抗器であっても構わな
いことは自明である。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは従来の可変抵抗器の断面図、第2図は本
考案可変抵抗器の分解正面図、第3図は第2図の完成品
に於けるA−A’線断面図、第4図はその要部の拡大断
面図、第5図はその等価回路図で、10は絶縁基板、1
1は抵抗路、12、。 123.124は導電端子、141 t 142は摺動
子、16は蓋体、17は城郭、18は空気溝、22は樹
脂、23は中空空間、VRl、VH2は摺動抵抗部分、
R1,R2,R3は固定抵抗部分を、夫々示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少くとも摺動子が摺動する摺動抵抗部分を有する抵抗路
    と該抵抗路と連る複数の導電端子とが一表面が形成され
    た絶縁基板と、該絶縁基板の対向側に形成され少くとも
    上記抵抗路の摺動抵抗部分を囲繞する城郭と該城郭に沿
    ってその外側に設けられた空気溝とを有する蓋体と、該
    蓋体と絶縁基板とを対向配置した状態でこの両者を接着
    固定する熱硬化性の樹脂と、から戊り、上記接着固定は
    蓋体の城郭及び空気溝に絶縁基板の抵抗路側を対向配置
    し上記摺動抵抗部分に中空空間を形成すると共に、樹脂
    を加熱し上記中空空間及び空気溝の空気を膨張せしめこ
    の空気の膨張により上記樹脂の中空空間への流入を防止
    した状態で硬化せしめることによって為されたことを特
    徴とする可変抵抗器。
JP13290579U 1979-09-25 1979-09-25 可変抵抗器 Expired JPS5838574Y2 (ja)

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JPS5651305U JPS5651305U (ja) 1981-05-07
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JP2536918Y2 (ja) * 1990-12-26 1997-05-28 松下電器産業株式会社 電子部品

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