JPS5837956Y2 - 突出表示部を有する時計用表示板 - Google Patents

突出表示部を有する時計用表示板

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Publication number
JPS5837956Y2
JPS5837956Y2 JP8997779U JP8997779U JPS5837956Y2 JP S5837956 Y2 JPS5837956 Y2 JP S5837956Y2 JP 8997779 U JP8997779 U JP 8997779U JP 8997779 U JP8997779 U JP 8997779U JP S5837956 Y2 JPS5837956 Y2 JP S5837956Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protruding
conductive film
substrate
ink layer
plating
Prior art date
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Expired
Application number
JP8997779U
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English (en)
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JPS567760U (ja
Inventor
開保 石崎
勉 前島
Original Assignee
シチズン時計株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、前面に文字あるいはマークなどを突出させ
た突出表示部を有する時計用表示板に関するものである
時計用表示板、たとえば腕時計の文字板において、前面
に文字あるいはマークなどの突出表示部を厚メッキによ
って形成することが行われている。
しかしながら視覚的に良好な突出効果を得るためには、
突出表示部は基板の表面から少なくとも50μの高さを
有していることが必要である。
このように厚い層を通常のメッキ処理で形成するために
は、メッキにきわめて長時間を要して不経済であるばか
りでなく、金のような貴金属を使用する場合にはその材
料のコストも無視できない。
この考案の目的は、きわめて薄いノック層で厚肉のもの
と同等の突出効果が得られるような突出表示部を有する
時計用表示板を提供することである。
以下にこの考案の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は一般的な構造の腕時計の一部を示すもので、こ
の腕時計は、時計ケース1と、その内部に収容されたム
ーブメント2および文字板3を備えている。
時計ケース1は、胴4、裏蓋5および風防6で構成され
、この時計ケース1に対して、ムーブメント2が中枠7
および受リング8によって所定の位置に保持されている
また文字板3の前面の所定の個所には、第2図にその一
つを示す突出表示部9が形成されている。
突出表示部9は、文字板3の基板10の表面に設けられ
た三重の層、すなわちインク層11.導電膜12および
゛メック層13からなっている。
インク層11は、貴石、セラミックス、あるいは超硬合
金などからなる基板の表面に、所望の突出表示部9のパ
ターンにしたがって印刷によって設けられたもので、た
とえばエポキシ樹脂系のインクを用いて凹板で厚盛印刷
することによって形成することができる。
また導電膜12は、インク層11の表面と、インク層1
1が設けられていない基板10表面に連続して形成され
ている。
この導電膜12は、基板10およびインク層11の表面
を導電性にするだけであるので、きわめて薄いものでよ
く、その形成方法としては、蒸着、低温スパッタリング
、あるいは無電解メッキなどが適しているが、この例で
はニッケルの蒸着が用いられた。
また導電膜12上には、インク層11が存在しない部分
、すなわち突出表示部9を設けることを望まない部分に
おいてレジスト膜14が設けられている。
このレジスト膜14は、インク層11が設けられている
部分のみで導電膜12を露出させるためのもので、最上
層のメッキ層13は、レジスト膜14が設けられていな
い部分に形成される。
このような構成の突出表示部9を有する文字板3は、た
とえばつぎのような方法で容易に製造することができる
すなわち任意の材料からなる基板10の表面に、インク
層11および導電膜12を形成し、ついで突出表示部9
を形成しない部分にレジスト膜14を形成する。
レジスト膜14は、一般のフォトエツチングに適用され
ている技術にしたがって、まず導電膜12の全面に感光
剤を塗布し、インク層11が設けられている部分を除い
て感光させたのち、感光していない部分の感光剤を溶剤
で除去することによって容易に形成できる。
この状態で全体をメッキ液中に浸漬し、導電膜12を陰
極に接続して通常の電解メッキを行うことにより、導電
膜12が露出している部分のみにメッキ層13が形成さ
れる。
そしてレジスト膜14で覆われていない部分では、イン
ク層11の存在のために、導電膜12は基板10の表面
よりも高い位置にあるので、この部分に形成されたメッ
キ層13の表面は、基板10の表面からさらに高い位置
になり、メッキ層13自体の厚さが小さくても、充分に
高い突出表示部9が形成される。
第2図にはやや誇張して示されているが、導体膜12お
よびレジスト膜14の合計の厚さは約10〜20μに過
ぎないので、基板10の表面からメッキ層13の表面ま
での高さが約100μであるとすれば、突出表示部9の
見掛上の高さは80〜90μになり、これは良好な突出
効果を与えるうえで充分な値である。
またレジスト膜14および導電膜12は、その厚さが小
さければ透明である。
したがって突出表示部9以外の部分に存在するレジスI
〜膜14および導電膜12をあえて除去する必要はなく
、必要であればレジスト膜14だけを溶剤で除去すれば
よい。
しかし突出表示部9の突出効果を最大限に発揮させるこ
とを望む場合、あるいは基板10の表面の地肌の視覚を
尊重する場合などには、第3図に示すように、突出表示
部9以外の部分で導電膜12を除去してもよい。
この導電膜12の除去は、レジスト膜14を除去したの
ち、導電膜12は溶解するがメッキ層13は溶解しない
ような薬品を用いて容易に行うことが可能である。
たとえば導電膜12がニッケル、メッキ層13が金の場
合には、レジスト膜14を除去したのちに、硝酸を使っ
て導電膜12のみを溶解、除去することが可能である。
以上のようにこの考案によれば、基板の前面に形成され
る突出表示部は、インク層、導電膜およびメッキ層から
なっている。
このためインク層に充分な厚さを持たせておくことによ
り、その上に薄いメッキ層を形成するだけで、所望の厚
さのメッキ層を設けたのと同じ視覚的な突出効果が得ら
れる。
したがって突出表示部の厚さの全てをメッキ処理によっ
て形成する場合に比べて、メッキに必要な処理時間が短
かくてすむ。
またメッキ層を金のような高価な材料で形成する場合に
は、使用する材料が少ないため、コストの面で有利にな
る。
なお、上記の実施例では文字板についてだけ説明したが
、この考案は、見切板などの他の時計用表示板に適用し
た場合にも同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による表示板を備えた腕時
計の一部の縦断面図、第2図は同表示板の要部を拡大し
て示す縦断面図、第3図は他の実施例による表示板の部
分縦断面図である。 1・・・・・・時計ケース、2・・・・・・ムーブメン
ト、3・・・・・・文字板、5・・・・・・裏蓋、6・
・・・・・風防、9・・・・・・突出表示部、10・・
・・・・基板、11・・・・・・インク層、12・・・
・・・導体膜、13・・・・・・メッキ層、14・・・
・・・レジスト膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板の表面に形成される表示部に対応したパターンで上
    記基板の表面に設けられたインク層と、このインク層上
    に設けられた導電膜と、この導電膜上に設けられたノッ
    ク層とを備えていることを特徴とする突出表示部を有す
    る時計用表示板。
JP8997779U 1979-06-29 1979-06-29 突出表示部を有する時計用表示板 Expired JPS5837956Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8997779U JPS5837956Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 突出表示部を有する時計用表示板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8997779U JPS5837956Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 突出表示部を有する時計用表示板

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Publication Number Publication Date
JPS567760U JPS567760U (ja) 1981-01-23
JPS5837956Y2 true JPS5837956Y2 (ja) 1983-08-27

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ID=29323100

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JP8997779U Expired JPS5837956Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 突出表示部を有する時計用表示板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59144298U (ja) * 1983-03-17 1984-09-27 株式会社東芝 ドレン排出装置

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JPS567760U (ja) 1981-01-23

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