JPS5837821Y2 - 包装装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は仕切板を工夫し、幅の異なる２つの物品を一つ
の箱内に緩衝的に収容可能に構成した包装装置に関する
。

一般に幅の異なる２つの物品を一つの角箱内に収容する
場合には、幅の小さい物品の側部に空所が生じ、前記収
容した物品を保護するために緩衝材を詰めこむものが多
い。

第５図は照明器具の包装装置の例を示し、図中の１は角
箱、２は幅の大きな形状のガラスグローブ、３は幅の小
さな形状の器具本体、４は前記ガラスグローブ２と器具
本体３の収容部５，６を形成するための仕切板である。

このような構造においては器具本体３の収容部６は側部
に空所が生じ、したがってこの空所をうめるスポンジあ
るいは木綿、発泡スチロール等の緩衝体７を設けていた
ものである。

したがって、特別に緩衝体７を必要とすることから材料
上不利であり、また包装作業も手間がかかるなどの欠点
か゛ある。

本考案は上記従来の欠点を解消するものであり、以下そ
の詳細を図面を参照して説明する。

第１図および第２図において８は段ボールよりなる角箱
、９は幅の大きい形状のガラスグローブ、１０は幅の小
さい形状の照明器具本体である。

前記ガラスグローブ９は角箱８の内申とほは゛同じ横巾
をもち、角箱８内においてほは゛半分を占める大きさで
ある。

器具本体１０は横巾が角箱８の内申より小さく、角箱８
内に収めたとき、ガラスグローブ９と器具本体１０の幅
の差から側部に空所１１を生じる大きさである。

１２は帯状の段ボール板よりなる緩衝兼仕切板であり、
角箱８内に内接し、ガラスグローブ９の外周を囲む枠部
１２ ａと、この枠部１２ ａに連続し、器具本体１０
の前記ガラスグローブ９側の１辺を除く３辺を囲むコ字
状枠部１２ｂと、前記コ字状枠部１２ｂの一端に連続し
、このコ字状枠部１２ ｂの一端より折り返して空所１
１の対角線上にある斜状片１２ Ｃよりなっている。

なお角箱８は図示していないがフラップまたは犀を有す
る。

本考案の包装装置は上記のように構成され、緩衝兼仕切
板１２０枠部１２ ａが幅の大きい形状の物品で゛ある
ガ゛ラスグローブ９を囲んで゛このガ゛ラスグローブ９
を緩衝保護するとともに、その一辺Ａが角箱８内を仕切
り、また、コ字状枠部１２ｂは幅の小さい形状の物品で
ある器具本体１０を囲んで緩衝保護する。

さらに斜状片１２Ｃは空所１１部において対角線上に位
置し、前記コ字状枠部１２ ｂの空所１１側の端片Ｂの
外開きを阻止するとともに、空所１１内への緩衝材の詰
め込みを不要にする。

また前記斜状片１２ Ｃの折り返し部Ｃは鋭角をなし、
枠部１２ ａの仕切機能をもつ一辺Ａを支えしたがつて
、緩衝兼仕切板１２の角箱８内の内装状態を安定にし、
これにともないガラスグローブ９、器具本体１０の内装
状態を安定にするものである。

また本考案によれば一枚の帯状の緩衝兼仕切板のみでよ
いので、加工ならびに包装作業が容易にできるものであ
り、その実用的効果の大きいものである。

第３図は本考案の他の実施例を示し、このものはガラス
グローブ９を囲む枠部１２ ａの一部を二重構造とした
ものである。

また第４図は同じく本考案の他の実施例を示し、このも
のは器具本体１０を囲むコ字状枠部１２ ｂを角箱８の
内壁に沿わせて構成したものである。

なお前記実施例において角箱内に収容するものとして照
明器具につき説明したが、収容物品は照明器具に限られ
るも゛のではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の包装装置の平面図、第２図
は同緩衝兼仕切板の斜視図、第３図および第４図は本考
案の他の実施例の包装装置の平面図、第５図は従来の包
装装置の平面図である。 ８・・・・・・角箱、９・・・・・・ガラスグローブ、
１０・・・・・・器具本体、１１・・・・・・空所、１
２・・・・・・緩衝兼仕切板、１２ａ・・・・・・枠部
、１２ｂ・・・・・・コ字状枠部、１２ Ｃ・・・・・
・斜状片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 角箱内に幅の大きい形状の物品と、幅の小さい形状の物
   品を収納するものであって、前記角箱内に内接する帯状
   の緩衝兼仕切板を備え、前記緩衝兼仕切板は幅の大きい
   形状の物品を囲む枠部と、この枠部に連続し、幅の小さ
   い形状の部品の前記幅の大きい形状の物品側の１辺を除
   く３辺を囲むコ字状枠部と、前記コ字状枠部の端部より
   折り返えし、前記２つの物品の幅の差から生じた空所の
   対角線上に位置する斜状片よりなることを特徴とす小包
   装装置。