JPS5837634Y2 - 押出機の濾網受板 - Google Patents

押出機の濾網受板

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Publication number
JPS5837634Y2
JPS5837634Y2 JP6751080U JP6751080U JPS5837634Y2 JP S5837634 Y2 JPS5837634 Y2 JP S5837634Y2 JP 6751080 U JP6751080 U JP 6751080U JP 6751080 U JP6751080 U JP 6751080U JP S5837634 Y2 JPS5837634 Y2 JP S5837634Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving plate
net
net receiving
diameter
plate portion
Prior art date
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Expired
Application number
JP6751080U
Other languages
English (en)
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JPS56168328U (ja
Inventor
寛三郎 窪田
Original Assignee
株式会社日本製鋼所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本製鋼所 filed Critical 株式会社日本製鋼所
Priority to JP6751080U priority Critical patent/JPS5837634Y2/ja
Publication of JPS56168328U publication Critical patent/JPS56168328U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押出機の濾(ろ)網受板に関するものである。
一般に押出機においては、成形品中へ異物が混入するこ
とを防止するために濾過用の網、すなわち置網がシリン
ダ先端部に設けてあり、またこの置網だけでは強度が足
りないのでこれを補強するために置網受板が設けられて
いる。
従来の置網受板は、円板状のブロックに多数の軸方向貫
通穴を設けることによって構成されていた。
しかし、樹脂がこの貫通穴を通過する際に大きな抵抗を
受け、極めて大きな圧力損失を生じていた。
このために多くのエネルギーを消費し、かつ実稼働時間
を低下させていた。
一般に置網受板部における圧力損失は、貫通穴の長さに
比例し、貫通穴の直径の2.2乗及び貫通穴数の0.4
乗に反比例する。
従って、圧力損失を小さくするには、穴の直径を大きく
シ、穴の長さくすなわち、置網受板の厚さ)を小さくす
ればよい。
しかしながら、穴の直径を大きくすると、置網受板によ
って支持されない置網の面積が増大するので、強度上の
問題を生ずる。
従って、ある直径(例えば7 mm)以上の穴とするこ
とはできない。
また、置網受板の厚さを薄くすると、置網受板自体が樹
脂圧力に耐えられないことになり、やはり強度上問題で
ある。
従って、置網受板の厚さもある値以下に薄くすることは
できない。
従って、従来の置網受板では、ある値以下に圧力損失を
減少することができなかった。
従って、本考案は、置網受板における圧力損失を従来の
ものより大幅に減少させ、エネルギーの節約及び実稼働
時間の増大を図ることのできる置網受板を得ることを目
的とするものである。
以下、本考案を、その実施例を示す添付図面の第1〜3
図に基づいて説明する。
第1図に、シリンダ1とダイホルダ2との間に配置した
置網受板3を示す。
置網受板3は、重ね合わせた2個の円筒状置網受板部分
4及び5から或っており、左側の置網受板部分4の左端
面には置網6が配置されている。
置網受板部分4には、第2図に示すように多数の小径穴
7が設けられておリ、その小径穴7の置網受板部分5と
の合わせ面側の端部には円すい状の座ぐり8が設けであ
る。
置網受板部分5には、第3図に示すように多数の大径穴
9が設けられており、その大径穴9の置網受板部分4と
の合わせ面側の端部には円すい状の座ぐす10が設けで
ある。
なお、置網受板部分4及び5は、シリンダ1とダイホル
ダ2との間にはさみ込んで合わせ面で密着させるだけで
もよいが、合わせ面からの樹脂洩れを確実に防止したい
場合には、合わせ面外用を例えば電子ビーム溶接によっ
て溶接して一体としてもよい。
本考案による置網受板は次のように作用する。
シリンダ1内のスクリュ11が回転すると、溶融樹脂は
前進して置網6に到着し、これを通過する際に異物が除
去される。
その後、置網受板部分4の小径穴7及び置網受板部分5
の大径穴9を通過してダイホルダ2へと押し出される。
なお、小径穴7及び大径穴9のそれぞれ合わせ面側端部
には座ぐり8及び10が設けであるので、小径穴7から
大径穴9へ樹脂は流れやすくなっている。
この置網受板3によると、従来のものよりも圧力損失が
大幅に減少する。
なぜならば、置網受板部分4の小径穴7の直径は従来の
ものと同様であるが、その長さは非常に短かくなってお
り、途中から大径穴9に連通しているからである。
しかも、置網受板3は十分な強度を有する。
なぜならば、置網受板部分5は強度上十分な厚さにして
も、その大径穴9の直径は大きいので圧力損失は極くわ
ずかだからである。
以下、本考案による置網受板の圧力損失と従来の濾網受
板の圧力損失とを計算によって比較してみる。
なお、計算を簡単にするために本考案による置網受板は
全長にわたり大径穴が設けであると仮定して計算する。
前述のように、圧力損失△Pは、穴の長さLに比例し、
穴径dの2.2乗及び穴数nの0.4乗に反比例するか
ら、比例定数をCとして、 添字1及び2をそれぞれ本考案による場合及び従来のも
のの場合とすると、 圧力損失比αは・ ここでn。
=コク1 n2=、??、 d、=qInI[1 a = 7 mm % L1=L2とした場合、従っ
て、本考案によって圧力損失は32%減少することがわ
かる(なお、これは前述の仮定をした場合の結果であっ
て、実際には本考案のものにも小径式部分があるのでこ
れよりもわずかに悪くなる。
)。以上の説明から、本考案によると、置網受板におけ
る圧力損失が減少し、エネルギーを節約することができ
ると共に実稼働時間が増大し、操業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による置網受板を示す断面図、第2図は
第1図に示す置網受板を構成する一方の置網受板部分の
合わせ面側を示す側面図、第3図は第1図に示す置網受
板を構成する他方の置網受板部分の合わせ面側を示す側
面図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・ダイホルダ、
3・・・・・・置網受板、4,5・・・・・・置網受板
部分、6・・・・・・置網、7・・・・・・小径穴、8
・・・・・・座ぐり、9・・・・・・大径穴、10・・
・・・・座ぐり、11・・・・・・スクリュ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.押出機の置網を補強する置網受板において、置網6
    に直接接触してこれを支持すると共に多数の軸方向貫通
    小径穴7を設けた第1の置網受板部分4と、上記小径穴
    7よりも直径の大きい多数の軸方向貫通大径穴9を設け
    た第2の置網受板部分5とを、その軸方向端面において
    密着させて構成したことを特徴とする置網受板3゜ 2、第1の置網受板部分4と第2の濾網受板部分5とを
    、合わせ面外用において密封溶接して一体とした実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の置網受板。 3、小径穴7及び大径穴9のそれぞれ合わせ面側端部に
    円すい状の座ぐり(8及び10)を設けた実用新案登録
    請求の範囲第1項又は2項記載の置網受板。 4、小径穴7の直径をほぼ7mmとし、大径穴9の直径
    をほぼ9mmとした実用新案登録請求の範囲第1,2又
    は3項に記載の置網受板。
JP6751080U 1980-05-19 1980-05-19 押出機の濾網受板 Expired JPS5837634Y2 (ja)

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JP6751080U JPS5837634Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 押出機の濾網受板

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JP6751080U JPS5837634Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 押出機の濾網受板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56168328U JPS56168328U (ja) 1981-12-12
JPS5837634Y2 true JPS5837634Y2 (ja) 1983-08-25

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ID=29661511

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JP6751080U Expired JPS5837634Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 押出機の濾網受板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6562504B2 (ja) * 2015-07-16 2019-08-21 日本スピンドル製造株式会社 ストレーニング機構及びそのストレーニング機構を備えたスクリュー押出機

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Publication number Publication date
JPS56168328U (ja) 1981-12-12

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