JPS5861980A

JPS5861980A - 負圧式ブ−スタにおけるリンフオ−スの固定方法

Info

Publication number: JPS5861980A
Application number: JP56161866A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Tsubouchi; 薫坪内; Michiji Nishii; 理治西井; Jiyunichi Mita; 三多　淳一; Tetsuo Fukatsu; 深津　鉄雄; Koichi Kamio; 神尾　功一
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1981-10-09
Filing date: 1981-10-09
Publication date: 1983-04-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は負圧式ブースタにおけるリンフオースの固定方
法に関するものである。

軽量化負圧式ブースタのボディに取付ボルトを取付ける
には、リンフオース（補強板）を介してボルトヲ取付け
、ボディ、リンフオース及びボルトの三者をプロジェク
ション溶接により同時に溶接し、その後ボルトの周囲（
２個所）をスポット溶接するのが普にである。プロジェ
クション溶接は、リンフオースとボルト頭部の接面、リ
ンフオースとボルト頭部の接面、リンフオースとボディ
の接面にリング状の突起を設けておき、王者を加圧しな
がら電流を流すと前記突起が溶けてその部分をシール密
着させる溶接法である。

ところが軽量化負圧式ブースタのボディの板厚は約ｌ　
ａｍと薄いため、前記従来構造において耐圧試験を行な
うと、ボルト頭部周囲のボディに亀裂が生じて破損が生
じる虞れがある。

第１図は従来提案されているリンフオースの固定方法を
示す断面図で、頭部（１α）の座面内周部に軸部（ＩＣ
）と同心のリング状の突起（ｌｈ）を設けた取肘用ポル
ト（１）の軸部（ＩＣ）を、片面に電気絶縁層（２）を
形成したリンフオース（３）の孔（３ａ）（！：　ホテ
ィ（４）の孔（４α）とに挿入し、取付用ボルト（１）
の突起（１ｂ）をボディ（４）の内面に接触させた状態
で、取付用ボルト（１）とボ、ディ（４）とをプロジェ
クション溶接する方法である。

しかしながらこの方法は、取付用ボルト（１）とボディ
（３）とをプロジェクション溶接する工程と、この工程
以前にリン７オース（３）の片面に電気絶縁層（２）を
形成する工程が必要であるため、工数が多くなるという
問題があった。

本発明は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、リンフオースからボディ側にリング状の突起を設
け、ボディ側を平坦とすることにより、簡単な工程で確
実な溶接を確保することができる負圧式ブースタにおけ
るリンフオースの固定方法を提供せんとするものである
。

以下本発明の実施例を図面について説明すると、第２図
は本発明の方法を適用したブレーキブースタの側断面図
であり、（５）はプレス加工により形成された金属製の
ブレーキブースタのボディで、金属製の取付用ボルト（
６）が、リンフオース（力を介して溶接により取付けら
れている。（８）はボディ（５）と共にブレーキブース
タのケーシングを構成する反対面側のボディで、ボディ
（５Ｊ　（８）で構成するブレーキブースタの室内は、
合成樹脂製パワーピストン（９）と、ダイヤフラム（１
０１によって常時負圧の定圧室（１１）と変圧室（１湯
とに分割されている。

変圧室θ２はブツシュロッド０３）により開閉作動する
コントロールパルプＱ４）を介して、定圧室（１１）又
は大気に選択的に連通させられる。またボディ（８）は
取付ボルト０９によって図示しない車体に固定される。

一方前記取付用ボルト（６）は図示しないマスクシリン
ダに結合され、同マスクシリンダの図示しないピストン
は、パワーピストン（９）によりブツシュロッドＯｅを
介して作動されるようになっている。

第３図は第２図のリンフオース取付部の詳細断面図で、
リンフオース（７）はプロジェクション溶接により、鍛
造で形成された取付用ボルト（６）の頭部（６α）と溶
接されると同時に、リン７オース（７）とボディ（５）
を溶接することにより、三者は一体に固定される。なお
、第８図はプロジェクション溶接をする直前の状態を示
す。

第８図に示す如くプロジェクション溶接をする以前には
、取付用ボルト（６）の頭部（６α）の座面には、軸部
（６ｂ）と同心のリング状突起（６ｃ）が存在し、ボデ
ィ（５）の内面は平坦になっている。またリンフオース
（力のボディ側の前記リング状突起（６ｃ）の外側には
、取付用ボルト（６）の挿通孔（７ｂ）と同心のリング
状の突起（７α）が設けられて、ボディ（５）内面の平
坦面に当接している。

さて第８図の状態において、図示しない上下の電極で、
ボディ（５）、リン７オース（力、取付用ボルト（６）
の頭部（６α）を挟着加圧して電極間に大電流を流すと
、リング状突起（６ｃ）とリンフオース（力の接触部、
リンフオース（７）のリング、状突起（７ａ）とボディ
（５）の接触部が溶けて、取付用ボルト（６）の頭部（
６α）とリンフオース（力がプロジェクション溶接され
ると同時に、ボディ（５）とリンフオース（力がプロジ
ェクション溶接される。なお、取付用ボルト（６）が複
数本あるため、プロジェクション溶接をする個所も複数
となるが、この複数個所を同時に溶接してもよく、また
１個所毎に行なってもよい。

また第４図は第８図と異なる本発明の実施例を示し、ボ
ルト頭部（６α）のリング状突起（６Ｃ）と、リンフオ
ース（７）のリング状突起（７ａ）を同一径のリング状
に形感した場合であるが、作用効果において差異はない
。

以下更に本発明を下記具体例により詳述する。

実施例材質ボ　デ　イ　（５）：ＪＩＳの５ＰＣＥ各部寸法ｔ、：１．ｏ關ｔ２　　　　：　　２−０朋ｔ、　　　　：　　８．Ｏｍｍん、：０．５間Ａ、：０．９龍０ θ　　　　　　：９０ｄ！＝１４ＩＩ！ｍｄ２：　　　ｌ−８ｆｆｉｌ＋ｄ３　　　　：１７ｍ惰溶接条件電　　　　　流　：　　　８２０００Ａ通ｉ１１　　時
間：　　１０パルス（１パルスは０．３３秒）加　　圧
　　力　：　　　７５０ｋｇ前記の材質、寸法、溶接条件により製造した場合の溶接
状況は、リンフオース（７）とボディ（５）の肉厚比が
大きいにも拘らず完全な溶着となり、第２図の如きブレ
ーキブースタの９インチサイズのものは、３００Ｊｃｇ
の出力負荷を繰返えし付与する耐久テストにおいて、繰
返えし回数が２００万回に達しても異常は同等発生せず
、好結果が得られた。

ここでボディ側にリング状の突起を設け、リンフオース
側を平坦面にした場合には、グロジエクション溶接の際
該突起が熱を受けて変形すると同時に、熱がリンフオー
ス側に逃げ、リンフオースが溶けないにも拘らず前記ボ
ディ側の突起がつぶ本発明はリンフオースからボディ側
にリンク状の突起を設け、ボディ側を平坦としたので、
グロジエクション溶接の除熱を受けてもボディは全く変
形せず、リンフオースの突起が溶けることにより完全な
溶接が達成できる。なお、第８図におけるリンフオース
（７）のリング状突起（７α）は、ボルト頭部側からプ
レスにより突出成形される。また第４図におけるリンフ
オースの突起（７α）は、切削加工によるか、冷鍛造で
突出成形する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のリンフオースのプロジェクション溶接に
より固定状態にする場合を説明する断面図、第２図は本
発明の方法を実施したブレーキブースタの側断面図、第
８図は第２図におけるリンフオース取付部の溶接前の状
態を示す詳細断面図、第４図は第８図と異なる実施例の
溶接前の状態を示す断面図である。図の主要部分の説明

Claims

【特許請求の範囲】

プレス加工により形成された金属製ボディと、該ボディ
内に位置する頭部及びボディ外へ突出する軸部を有し、
かつ一部が鍛造で形成された金属製取付用ボルトと、該
ボルトの頭部座面と前記ボディの内面間に介在する金属
製のリンフオースとを備え、これらをプロジェクション
溶接により一体に固定するに当り、前記取付用ボルト頭
部の鍛造工程で頭部座面に軸部と同心のリング状の突起
を形成すると共に、前記リンフオースのボディ側に前記
ボルトの挿通孔と同心のリング状突起を設け、前記ボデ
ィ、リンフオース及び取付用ボルトを組付けた状態でプ
ロジェクション溶接により、これら王者を固定すること
を特徴と丈る負圧式ブースタにおけるリンフオースの固
定方法。