JPS5919586Y2 - スポツト溶接用電極 - Google Patents
スポツト溶接用電極Info
- Publication number
- JPS5919586Y2 JPS5919586Y2 JP17631378U JP17631378U JPS5919586Y2 JP S5919586 Y2 JPS5919586 Y2 JP S5919586Y2 JP 17631378 U JP17631378 U JP 17631378U JP 17631378 U JP17631378 U JP 17631378U JP S5919586 Y2 JPS5919586 Y2 JP S5919586Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- welding
- spot welding
- contact surface
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Resistance Welding (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスポット溶接用電極に関するものである。
現在一般に用いられているスポット溶接用電極は第1図
に示すように電極1の先端が先細りになるよう形成され
、母材への接触部2の面積を非常に小さく構成している
のが普通である(例えば実公昭49−13779号公報
参照)。
に示すように電極1の先端が先細りになるよう形成され
、母材への接触部2の面積を非常に小さく構成している
のが普通である(例えば実公昭49−13779号公報
参照)。
このように母材接触部2の面積を小さく構成した従来の
ものでは溶接後の圧痕が大きくなり、更にわずかの溶接
電流大により溶接中にパリが発生する等の不具合がある
。
ものでは溶接後の圧痕が大きくなり、更にわずかの溶接
電流大により溶接中にパリが発生する等の不具合がある
。
このような溶接後の圧痕やパリ発生等の不具合を解消す
るためのには母材接触部の面積を大きくすればよいこと
が知られているが、母材接触部面積を大きくすると電流
効率が低下し、ナゲツト形成が不安定となり溶接剥がれ
が生ずる等の問題が発生し、そのために溶接電流、通電
時間或は電極加圧力等の溶接条件をアップさせてやらな
ければならない等の不具合が生じる。
るためのには母材接触部の面積を大きくすればよいこと
が知られているが、母材接触部面積を大きくすると電流
効率が低下し、ナゲツト形成が不安定となり溶接剥がれ
が生ずる等の問題が発生し、そのために溶接電流、通電
時間或は電極加圧力等の溶接条件をアップさせてやらな
ければならない等の不具合が生じる。
本考案は上記のような溶接条件のアップなしに圧痕やパ
リの出ないスポット溶接用電極を提供することを目的と
するもので゛ある。
リの出ないスポット溶接用電極を提供することを目的と
するもので゛ある。
即ち本考案では第2図に示すように電極1の先端を従来
のようにつぼめることなくはパ電極本体と同径の円筒状
に構成することにより溶接母材への接触面2の面積を大
に構成すると共に、該接触面2の近傍の電極1外周面に
、近較的狭い巾dの環状溝3を設けたものである。
のようにつぼめることなくはパ電極本体と同径の円筒状
に構成することにより溶接母材への接触面2の面積を大
に構成すると共に、該接触面2の近傍の電極1外周面に
、近較的狭い巾dの環状溝3を設けたものである。
接触部2の面積を大きくした場合電流効率が低下し種々
の不具合が生ずることは前述した通りであるが、その原
因は電極先端部のマス(かたまり)が大きくなり熱がこ
もって、この熱により抵抗値が大となり、これにより電
流効果が落ちるものと考えられる。
の不具合が生ずることは前述した通りであるが、その原
因は電極先端部のマス(かたまり)が大きくなり熱がこ
もって、この熱により抵抗値が大となり、これにより電
流効果が落ちるものと考えられる。
そこで本考案のように環状の溝3を設けることにより、
電極1先端のマスは該溝3によって分断された状態とな
り熱のこもりが低減されると共に、外気に接する放熱面
積は大巾に増大し、抵抗値増大による電流効果低下はは
パ完全に防止されると共に該環状の溝3により接触面2
の近傍に形成される小径のくびれ部によって接触面2の
電流密度の大幅な低下は防止され得るもので、本考案者
による本考案構成のテストピース試験において第1図の
従来構成のものと全く同じ溶接条件で圧痕やパリ等がつ
かず且つ溶接剥がれ等の生じない溶接結果が得られるこ
とが確認できた。
電極1先端のマスは該溝3によって分断された状態とな
り熱のこもりが低減されると共に、外気に接する放熱面
積は大巾に増大し、抵抗値増大による電流効果低下はは
パ完全に防止されると共に該環状の溝3により接触面2
の近傍に形成される小径のくびれ部によって接触面2の
電流密度の大幅な低下は防止され得るもので、本考案者
による本考案構成のテストピース試験において第1図の
従来構成のものと全く同じ溶接条件で圧痕やパリ等がつ
かず且つ溶接剥がれ等の生じない溶接結果が得られるこ
とが確認できた。
溝3の巾dは比較的狭く構成することが望ましく、又溝
3の深さhは電極の強度上問題を生じない範囲で適宜設
定すれば良い。
3の深さhは電極の強度上問題を生じない範囲で適宜設
定すれば良い。
以上のように本考案によれば極めて簡単なる構成におい
て、圧痕やパリが生じることなく、且つ機能良好なるス
ポット溶接用電極を得ることができるもので、例えば自
動車車体の溶接等に使用した場合極めて効果的なるもの
である。
て、圧痕やパリが生じることなく、且つ機能良好なるス
ポット溶接用電極を得ることができるもので、例えば自
動車車体の溶接等に使用した場合極めて効果的なるもの
である。
第1図イ5口は従来のスポット溶接用電極の先端部形状
の一半断面を以て示す側面図及び正面図、第2図イ9口
は本考案の実施例を示す側面図(一半断面)及び正面図
である。 1・・・・・・電極、2・・・・・・溶接母材への接触
面、3・・・・・・環状溝。
の一半断面を以て示す側面図及び正面図、第2図イ9口
は本考案の実施例を示す側面図(一半断面)及び正面図
である。 1・・・・・・電極、2・・・・・・溶接母材への接触
面、3・・・・・・環状溝。
Claims (1)
- 電極の溶接母材への接触面の面積を電極本体の断面積と
ほぼ同じに構成すると共に、該接触面近傍の電極本体外
周面に全周にわたり電極先端部の熱のこもりを低減する
環状の溝を形成したことを特徴とするスポット溶接用電
極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17631378U JPS5919586Y2 (ja) | 1978-12-22 | 1978-12-22 | スポツト溶接用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17631378U JPS5919586Y2 (ja) | 1978-12-22 | 1978-12-22 | スポツト溶接用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5592490U JPS5592490U (ja) | 1980-06-26 |
JPS5919586Y2 true JPS5919586Y2 (ja) | 1984-06-06 |
Family
ID=29184723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17631378U Expired JPS5919586Y2 (ja) | 1978-12-22 | 1978-12-22 | スポツト溶接用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919586Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013175825A1 (ja) * | 2012-05-21 | 2013-11-28 | トヨタ車体株式会社 | スポット溶接ガンのティーチング用チップ |
-
1978
- 1978-12-22 JP JP17631378U patent/JPS5919586Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013175825A1 (ja) * | 2012-05-21 | 2013-11-28 | トヨタ車体株式会社 | スポット溶接ガンのティーチング用チップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5592490U (ja) | 1980-06-26 |
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