JPS583732Y2 - 自動車の操縦ハンドル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車の操縦ハンドルの改良に係り、内芯
縁を中心の鋼軸筒１に連結した鋼スポーク芯体２の外周
縁が、小径鋼管材を輪状に彎曲し、その対接縁端３□、
３□が溶着４された鋼管外周リム輪芯体５の内側周に溶
着され、その鋼スポーク芯体２と、鋼管外周リム輪芯体
５とを、合成樹脂或はゴム等の厚内被覆層６内に埋設し
て自動車の操縦ハンドル体ａが構成されていて、その鋼
管外周リム輪芯体５の両側対接縁端３．．３□の溶着４
部の内面７１，７□に磁性吸着ゴム体８１，８２が密嵌
挿されて成り、鋼管外周リム輪芯体５の強度を損うこと
なしに、製品の重量を軽減させると共に、その両側対接
縁端３０，３□が溶着時に生ずるバット溶接による溶塊
を磁性吸着ゴム体８に吸着させて、鋼管外周リム輪芯体
５への飛散侵入を有効且つ効果的に防止させ、走行時の
操縦に際して、溶塊の内部移動を防止して、騒音発生を
抑止させることを目的として、作用させるものである。

図面において、９は軸孔を示す。

従来、この種の自動車の操縦ハンドルにおける鋼管外周
リム輪芯体５′は、単にその両側対接縁端３′１，３′
２をバット溶着４′シて構成されていた。

６１は厚肉被覆層を示す。

従って、その溶着時に溶塊が内部へ飛散封入されること
になり、自動車走行時に、これが内部移動して、騒音の
発生を余儀なくされていた。

これに対して、この出願の考案によれば、内芯縁を中心
の鋼軸管１に連結した鋼スポーク芯体２の外周縁が、小
径鋼管材を輪状に彎曲し、その対接縁端３□、３□が溶
着４された鋼管外周リム輪芯体５の内側周に溶着され、
その鋼スポーク芯体２と、鋼管外周リム輪芯体５とを、
合成樹脂或はゴム等の厚肉被覆層６内に埋設して自動車
の操縦ハンドル体ａが構成されていて、その鋼管外周リ
ム輪芯体５の両側対接縁端３□、３□の溶着４部の内面
７□、７２に磁性吸着ゴム体８１，８２が溶嵌挿されて
いるので、鋼管外周リム輪芯体５の強度を損うことなし
に、製品の重量を軽減させると共に、その両側対接縁端
３１．３２が溶着時に生ずるバット溶接による溶塊を磁
性吸着ゴム体８に吸着させて、鋼管外周リム輪芯体５内
への飛散侵入を有効且つ効果的に防止させ、走行時の操
縦に際して、溶塊の内部移動を防止して、騒音発生を抑
止させることができて頗る有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の自動車の操縦ハンドルの一実施例
の正面図（要部切除）、第２図は第１図Ａ部拡大断面図
、第３図は第２図１−Ｉ線断面図、第４図は他の実施例
の一部断面図、第５図は第４図■−■線断面図、第６図
は従来構造の断面図、第Ｔ図は第６図１−ＩＩ線断面図
を示す。 図中、同一符号は同一部分または均等部分を示し、１は
鋼軸筒、２は鋼スポーク芯体、３□、３２は対接縁端、
４は溶着部、５は内側面、６は厚内被覆層、７１．７２
は溶着部４の内面、８１，８□は磁性吸着ゴム体を示す
。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）内芯縁を中心の鋼軸筒１に連結したスポーク芯体
   ２の外周縁が、小径鋼管材を輪状に彎曲し、その対接縁
   端３１．３２が溶着４された鋼管外周リム輪芯体５の内
   側周に溶着され、その鋼スポーク芯体２と、鋼管外周リ
   ム輪芯体５とを、合成樹脂或はゴム等の厚肉被覆層６内
   に埋設して自動車の操縦ハンドル体ａが構成されていて
   、その鋼管外周リム輪芯体５の両側対接縁端３□。 ３２の溶着４部の内面７１，７□に磁性吸着ゴム体８１
   ．８□が密嵌挿されて成る自動車の操縦ハンドル。
2. （２）前記磁性吸着ゴム体８１，８□として、フェライ
   ト等の磁性鉄粉を混在したゴム質が用いられ、その形状
   を円墳状に形成して成る実用新案登録請求の範囲記載の
   自動車のステアリングハンドル０
3. （３）前記磁性吸着ゴム体８１，８□の形状を円筒状に
   形成して成る実用新案登録請求の範囲記載の自動車のス
   テアリングハンドル。