JPS5837178Y2 - パタ−ン信号発生器 - Google Patents

パタ−ン信号発生器

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JPS5837178Y2
JPS5837178Y2 JP9596876U JP9596876U JPS5837178Y2 JP S5837178 Y2 JPS5837178 Y2 JP S5837178Y2 JP 9596876 U JP9596876 U JP 9596876U JP 9596876 U JP9596876 U JP 9596876U JP S5837178 Y2 JPS5837178 Y2 JP S5837178Y2
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signal
clock pulse
generation circuit
circuit
integer multiple
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JP9596876U
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Inventor
恒夫 三門
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日本テレビジヨン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、クロックパルスを発生させるためのクロック
パルス発生回路と、このクロックパルスに基いて所定の
パターン画像を形成するためのテレビジョン信号を各水
平走査線毎に得るようにしたパターン信号発生回路とを
それぞれ具備するパターン信号発生器に関するものであ
る。
従来のこの種のパターン信号発生器においても、上述の
如く、クロックパルスを発生させるためのクロックパル
ス発生回路と、このクロックパルスに基いて各水平走査
線毎に所定パターンのテレビジョン信号を得るためのパ
ターン信号発生回路とがそれぞれ設けられている。
そして上記クロックパルス発生回路においては、例えば
、映像信号から分離されたカラーバースト信号或は水平
同期信号等のテレビジョンの基準周波数信号の整数倍の
周波数のクロックパルスが、内蔵の主発振器によって作
られるようになっている。
またこのクロックパルスを供給されるパターン信号発生
回路においては、このクロックパルスでもって水平走査
線を分割した場合のクロックアドレス信号と、各水平走
査線を指定するラインアドレス信号とがROM回路に供
給され、このROM回路から必要なパターン信号が得ら
れるようになっている。
なお上記クロックパルス発生回路は、所定周波数の発振
を連続的に行っている上記主発振器と、この主発振器の
発振周波数を基準周波数信号まで逓降するための計数回
路と、この計数回路の出力信号と基準周波数信号との位
相を比較する位相弁別器とを夫々備えている。
そしてこのようなAPC回路の位相弁別器の出力信号で
もって主発振器を制御してその周波数及び位相を固定し
、この結果安定なパターン画像を得るようにしている。
そしてこの場合、上述の如くカラーバースト信号を基準
周波数信号としてAPC回路に供給しているが、このカ
ラーバースト信号は映像信号中の各水平同期信号の後縁
に挿入されているので、位相弁別器には上記カラーバー
スト信号が各水平走査期間毎に間欠的に供給されること
になる。
従って主発振器は各水平走査期間毎に基準周波数信号に
強制同期させられる。
ところが、このようなりロックパルスを使用して作られ
たパターン信号に基くテストパターンの幅は、クロック
パルス周波数の整数倍のもの(すなわちテレビジョンの
基準周波数信号に対しても整数倍のもの)しか得ること
ができない。
従ってこのようなパターン信号では、例えば、テレビ受
像管の解像度を測定するためのテストパターン等の信号
としては不充分なものである。
このため上述のロックパルス用の主発振器とは別の局部
発振器をパターン信号発生器に複数個内蔵して設け、水
平周波数に同期したタイミングでこれらの発振及び停止
を繰り返して別系統のクロックパルスを作り、これらの
クロックパルスに基いてパターン信号を作る方法が考察
され得る。
このようなパターン信号によって作られたテストパター
ンは任意の幅にすることができ、従って目的に応じたテ
ストパターンを作ることが可能となる。
しかしながら、電源電圧の変動、周囲の温度変化、発振
器構成部品の定数の経時変化等によって局部発振器の発
振周波数が変動するため、テストパターンの画像の幅が
変化する。
この結果、定常的なテレビ受像管の解像度の測定ができ
なくなる等の問題が生ずる。
本考案は上述の問題点に鑑みて考案されたもので、クロ
ックパルスを発生させるためのクロックパルス発生回路
と、このクロックパルスに基いて所定のパターン画像を
形成するためのテレビジョン信号を水平走査線毎に得る
ようにしたパターン信号発生回路とをそれぞれ具備する
パターン信号発生器において、前記クロックパルス発生
回路が、(a)入力信号として供給させる基準周波数信
号(例えば、カラーバースト信号)の整数倍の第1のク
ロックパルスを発生スる第1のクロックパルス発生回路
、 (b)上記基準周波数信号の非整数倍の第2のクロック
パルスを発生する第2のクロックパルス発生回路、 をそれぞれ有し、この第2のクロックパルス発生回路が
、 (C)上記第1のクロックパルスに同期して上記水平走
査線毎に発振の開始及び停止を行い、この発振の間に上
記第2のクロックパルスを発生する発振器、 (d)上記第2のクロックパルスを計数して上記発振器
の発振区間中の所定位置における位置パルスを発生する
計数手段、 (e)上記第1のクロックパルスに同期し且つ上記位置
パルスの近傍において形成されたサンプリング信号に基
いて、上記サンプリング信号に対する上記位置パルスの
位相を検出する位相比較手段、 (f)この位相比較手段の出力信号に基いて上記発振器
の発振周波数を制御する制御手段、をそれぞれ有し、上
記パターン信号発生回路においてこれらの第1及び第2
のクロックパルスを選択的に用いて各水平走査線毎に上
記所定パターンのテレビジョン信号を得るようにしたも
のである。
このように構成することによって、基準周波数信号の整
数倍の第1のクロックパルスに応じたテレビジョン信号
と、基準周波数信号の非整数倍の第2のクロックパルス
に応じたテレビジョン信号とを選択的に得ることができ
る。
また第2のクロックパルスを発生する発振器の発振周波
数を各水平走査線毎に正確に固定することができ、従っ
て第2のクロックパルスを用いて得られるテレビジョン
信号によるパターン画像の位置及び幅が変動することが
ない。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案によるパターン信号発生器のブロック回
路図である。
パターン信号発生器は整数倍クロックパルス発生回路2
、同期信号発生回路3、タイミング信号発生回路4、非
整数倍クロックパルス発生回路5、パターン信号発生回
路6がら構成されている。
整数倍クロックパルス発生回路2は、例えば、カラーバ
ースト信号に位相が同期しかつ周波数が4逓倍された整
数倍クロックパルスを作るための回路である。
同期信号発生回路3は、上記整数倍クロックパルス発生
回路2の出力信号である整数倍クロックパルスを計数し
て水平周波数及び垂直周波数を作るための回路である。
タイミング信号発生回路4は、上記同期信号発生回路3
を構成しているカウンタの出力信号に基いて、水平駆動
信号、情夫信号等の同期信号や、後述の非整数倍クロッ
クパルス発生回路50局部発振器17の始動、停止を制
御する信号及びラインアドレス信号等の種々のタイミン
グ信号を形成するための回路である。
非整数倍クロックパルス発生回路5は、上記の整数倍ク
ロックパルスとは周波数及び位相が異なるクロックパル
スを作るための回路である。
パターン信号発生回路6は、これらの整数倍及び非整数
倍クロックパルスやラインアドレス信号に基いて、テレ
ビ受像管の解像度を測定するためのテストパターン信号
を形成するための回路である。
以下上記のパターン信号発生器1を構成している各部に
ついて説明する。
整数倍クロックパルス発生回路2は、バースト分離回路
7、位相比較器8.4 fsc発振器9.1/4カウン
タ10及び波形整形回路11から構成されている。
バースト分離回路7は、例えば、帯域増幅器11及びバ
ースト増幅器12から戒っていて、バースト分離回路7
に供給されている外部からの映像信号からバースト信号
のみを分離するための回路である。
この外部からの映像信号は、受信アンテナで受信された
ものであってもよい。
上記映像信号は、帯域増幅器11にて信号中の色副搬送
波成分のみが増幅分離され、さらにバースト増幅器12
に供給される。
バースト増幅器12には、解像度を測定すべきテレビ受
像管の水平出カドランスからのパーストゲートパルスが
その制御端子に供給されていて、パーストゲートパルス
のある期間だけバースト増幅器12が動作するため、上
記色副搬送波成分からカラーバースト信号のみが分離さ
れる。
分離されたカラーバースト信号は位相比較器8に供給さ
れる。
4 fsc発振器9は例えば水晶発振器から構成されて
おり、周波数制御手段を具備いている。
そして4 fsc発振器9の発振周波数は色副搬送波の
周波数3.579545 MHzの4倍の周波数に設定
されている。
この4 fsc発振器9の出力信号は1/4カウンタ1
0に供給されて、そこで周波数が1/4に逓降される。
さらに1/4カウンタの出力信号は位相比較器8に供給
される。
位相比較器8はカラーバースト信号と上記1/4カウン
タ10の出力信号とを比較して、これらの位相差に応じ
た直流出力信号を出力する。
この位相比較器8の出力信号は4 fsc発振器9の周
波数制御端子に供給されている。
従って4 fsc発振器9の発振出力はカラーバースト
信号の4倍の周波数に正しく調節されかつその位相も正
確に同期したものとなる。
さらに4 fsc発振器9の出力信号は、波形整形回路
11にて矩形波に整形される。
このようにして整数倍クロックパルス(以下において4
fscクロツクパルスと記載する。
)が整数倍クロックパルス発生器2において形成される
この4fscクロツクパルスは同期信号発生回路3に供
給されて、そこで水平及び垂直同期信号が形成される。
同期信号発生回路3は水平同期用カウンタ13及び垂直
同期用カウンタ16から構成されている。
水平同期用カウンタ13は455進カウンタ14と2進
カウンタ15とから成り、上述の4 fscクロックパ
ルスが455進カウンタ14のクロック端子CPに供給
されている。
従ってこの455進カウンタ14においては4 fsc
クロックパルスの周波数が1/455に逓降される。
この結果455進カウンタ14の出力信号の周波数2f
、は31.46852 KHzとなる。
この出力信号の周波数2fHは次に2進カウンタ15の
クロック端子CPに供給され、そこで周波数がさらに1
/2に逓降される。
従って2進カウンタ15の出力信号の周波数foは15
.73426 KHzとなって水平周波数fHが形成さ
れる。
一方、455進カウンタ14の出力信号の周波数2fH
は垂直同期用カウンタ16のクロック端子CPにも供給
されている。
この垂直同期用カウンタ16は525進カウンタであっ
て、ここで上記出力信号2f、が11525に逓降され
る。
従って垂直同期用カウンタ16の出力信号の周波数は5
9.94Hzとなって垂直周波数fVが形成される。
このようにして同期信号発生器3においては、4fSC
クロツクパルスから水平同期信号fH及び垂直同期信号
fVが形成される。
次に同期信号発生回路3によって形成された水子局波数
fH及び垂直周波数fv並びに各カウンタ14,15.
16のその他の2進カウント出力はタイミング信号発生
回路4に供給される。
このタイミング信号発生回路4は、例えば、デコーダ回
路及びその他のタイミング用論理回路から或っていて、
これに供給される同期信号発生回路3からの各信号を組
合せて、適当なタイミングの水平駆動信号HD、垂直駆
動信号VD、消去信号等の同期信号及びパターン信号発
生回路6に必要な走査線を指定するためのラインアドレ
ス信号1等を形成する。
またこのタイミング信号発生回路4においては、次の非
整数倍クロックパルス発生器5の局部発振器17の始動
及び停止の動作を制御するための発振制御信号Cと、上
記局部発振器17の周波数を所定値に制御する位相弁別
器19に供給するためのサンプリングパルスSとが形成
される。
このような発振制御信号Cは、第3図に示すように、例
えば水平駆動信号HDに同期して高いレベルとなり、水
平走査期間の任意のタイミングで整数倍の4 fscク
ロックパルスに同期して低レベルとなるような信号であ
る。
またサンプリング信号Sは非整数倍クロックパルスに基
いて形成されるテストパターンの画像の終端部分(右端
)における位置パルスとすることが出来、上述の発振制
御信号と同様に4 fscクロックパルスに同期して形
成することができる。
次に、これらの発振制御信号C及びサンプリング信号S
は、非整数倍のクロックパルス発生回路5に供給される
この非整数倍クロックパルス発生回路5は、局部発振器
17、位相信号形成回路18及び波形回路20から構成
されている。
局部発振器17は、例えば、その発振周波数を制御し得
る正弦波発振器であってよく、その発振出力は非整数倍
クロックパルスとしてパターン信号発生回路6で用いら
れる。
波形整形回路20は、局部発振器17の正弦波出力信号
を矩形波に波形整形するための回路であって、例えば所
定のスレッショールド電圧を有するインバータである。
位相信号形成回路18は非整数倍クロックパルスを所定
数計数することによって、このクロックパルスにより作
られるテストパターン画像の終端位置(或は画像の水平
方向の長さ)にほぼ対応した位置において位相信号を発
生するようになっている。
位相弁別器19は、上記の位相信号がサンプリング信号
に対してどのような位相にあるかを弁別するための回路
である。
そしてこの位相弁別器19の検出電圧(直流出力)は局
部発振器17に設けられた周波数制御手段に供給され、
これによって局部発振器17の発振周波数が制御される
この結果、非整数倍クロックパルスによって形成される
テストパターン画像の水平長さを適正値に制御して固定
することができる。
第2図は上記非整数倍クロックパルス発生回路5の具体
的な回路図である。
局部発振器17は、発振制御端子21及び周波数制御素
子22を有するコルピッツ発振器である。
インダクタンスL1に現われる発振電圧はコンデンサC
1,C2によって適当な値に分割されて、トランジスタ
Q1のベース−エミッタ間に正相で加えられる。
そしてこの正帰還電圧をトランジスタQ1が増幅し、こ
のために局部発振器17が発振を持続する。
LC共振回路を構成している電圧分割用コンデンサC2
と並列に可変容量ダイオード23がコンデンサC3を介
して接続されている。
この可変容量ダイオード23のカソード側は抵抗R1を
介して接地されている。
一方、このダイオードのアノード側はコンデンサC9を
介して交流的に接地されると共に、位相弁別器19から
の直流制御信号が周波数制御端子22を介して供給され
ている。
従って、直流制御信号の電圧に応じて可変容量ダイオー
ド23の容量値が変化する。
この結果、LC共振回路の固有周波数が変化するので、
局部発振器17の発振周波数が適正値に制御される。
なお抵抗R2とツェナーダイオード24とから戒る定電
圧回路は、ツェナーダイオード24のアノードからイン
ダクタンスL1を介してトランジスタQ1に適正なバイ
アス電流を流すためのものである。
またコンテ゛ンサC4は電圧平滑用である。
トランジスタQ1のエミッタ端子は抵抗R3を介して発
振制御用のトランジスタQ2のコレクタに接続されてい
る。
このトランジスタQ2のベース端子には、発振制御端子
21を介して正の発振制御信号Cが供給される。
発振制御信号Cが高いレベルの期間は、トランジスタQ
2が導通してトランジスタQ1のエミッタ電流が流れる
ため、局部発振器17が発振する。
そして発振制御信号Cが低レベルになると、トランジス
タQ2が非導通となるので、トランジスタQ1にバイア
ス電流が流れなくなつて発振は停止する。
局部発振器17の発振出力は、結合コンテ゛ンサC5を
介して波形整形回路20に供給され、そこで矩形波に整
形される。
この波形整形回路20の出力は非整数倍クロックパルス
としてパターン信号発生回路6に供給されると共に、位
相信号形成回路18にも供給される。
位相信号形成回路18はカウンタ25、デコーダ26及
びRSフリップフロップ27より構成されている。
カウンタ25は非整数倍クロックパルスを計数するため
のものである。
デコーダ26はカウンタ25の各2進計数化力をデコー
ドして、非整数倍クロックパルスを所定数計数した時点
に応じた位置パルスを形成する。
RSフリップフロップ27は、タイミング信号発生回路
4からの水平駆動信号HDでセットされ、デコーダ26
からの所定の位置パルスでリセットされる。
すなわち、局部発振器17の発振、開始以後、カウンタ
25が所定数の非整数倍クロックパルスを計数すると、
RSフリップフロップ27はリセットスる。
従って、RSフリップフロップ端子Qは水平同期信号に
同期して高レベルとなり、局部発振器17が発振して所
定数の非整数倍クロックパルスがカウンタ25で計数さ
れると低レベルに反転する。
この反転の位置は、非整数倍クロックパルスによって作
られるテストパターン画像の終端位置におけるサンプリ
ング信号に対する位相を表わしている。
RSフリップフロップ号は位相弁別器19に供給される
位相弁別器19はランプ電圧形成回路28、直流増幅器
29、サンプリング回路30及び増幅器31から構成さ
れている。
ランプ電圧形成回路28はトランジスタQ3,Q4及び
コンデンサC6を備えている。
コンテ゛ンサC6はトランジスタQ3のコレクタエミッ
タ間に接続されている。
トランジスタQ3のコレクタにはトランジスタQ4のコ
レクタが接続されている。
従ってトランジスタQ3が導通しているときは、コンテ
゛ンサC6の両端は短絡され、またトランジスタQ2が
非導通のときは、コンテ゛ンサC6はトランジスタQ4
を通じて充電される。
トランジスタQ4のベース端子はツェナーダイオード3
2及び抵抗R7によって所定電位に保たれているので、
そのエミッタ端子も常に一定電位に保たれる。
従ってエミッタ抵抗R8と可変抵抗VRとの直列回路の
両端の電圧は常に一定であるので、トランジスタQ4の
エミッタ電流は、そのコレクタ端子の電位が変化しても
常に一定であり、このためトランジスタQ3が非導通の
期間コンデンサC6は定電流で充電される。
従ってコンデンサC6の充電電圧は所定の傾斜を有する
ランプ電圧波形となる。
なお可変抵抗器VRはランプ電圧波形の傾斜を変えて、
位相弁別器19の感度を調節するためのものである。
ランプ電圧形成回路28の出力は直流増幅器29で電流
増幅される。
この直流増幅器29の出力はサンプリング回路30に供
給されている。
サンプリング回路30は接合形電界効果トランジスタ3
3(以下においてFETと記する。
)及びサンプル値保持用コンテ゛ンサC7を備えている
FET33のゲート端子には抵抗R,とコンデンサC8
の並列回路とをそれぞれ介してタイミング信号発生回路
4からのサンプリング信号Sが供給される。
サンプリング信号Sが供給されると、FET33が導通
するため、直流増幅器29の出力電圧は、FET33の
ソースドレインを通って保持用コンデンサC7に蓄積さ
れる。
この結果コンデンサC7の両端の電圧は、ランプ電圧波
形の傾斜部分をサンプリング信号Sでもってサンプリン
グした電圧となり、この電圧は非整数倍クロックパルス
を所定数計数した時点に応じた位置パルスとサンプリン
グ信号Sとの位相差に比例したものである。
コンテ゛ンサC7の端子電圧は増幅器31に供給されて
いる。
この増幅器31は高入力インピーダンス、低出力インピ
ーダンスのボルテージ・フォロワであって、インピーダ
ンス変換のために用いられている。
増幅器31の出力信号は局部発振器17への周波数制御
信号として、可変容量ダイオード23のアノード側に供
給される。
次に第2図に示す非整数倍クロックパルス発生器5の動
作を第3図に示す波形図に基いて説明する。
第3図は第1図及び第2図の各部の波形を示している。
先ず既述のように第1図の整数倍クロックパルス発生回
路2によって整数倍の4 fscクロックパルスが形成
される(第3図a)。
更にこの4 fscクロックパルスに基いて、同期信号
発生回路3とタイミング信号発生回路4とにおいて第3
図すに示すような水平駆動信号HD及び垂直駆動信号V
Dが形成される。
また同期信号発生回路3を構成している水平同期用カウ
ンタ13及び垂直同期用カウンタ16の各2進計数出力
信号に基いて、タイミング信号発生回路4において、第
3図Cに示す発振制御信号Cが形成される。
このような発振制御信号Cは、水平同駆動信号HDに同
期して高レベルとなり、また水平走査期間の任意の時点
の4 fscクロックパルスに同期して低レベルとなる
ような信号である。
既述のように、この発振制御信号Cが高レベルの間だけ
局部発振器17が発振する。
すなわち、水平駆動信号HDに同期して局部発振器17
の発振が開始され、例えば、水平駆動信号から数えてi
番目の4 fscクロックパルスに相当する水平走査線
上の一地点で発振が停止される。
局部発振器17の発振出力は第3図dに示す如くとなる
この局部発振器17の正弦波発振出力は波形整形回路2
0において矩形波に整形されるので、第3図eに示すよ
うな非整数倍クロックパルスが形成される。
この非整数倍クロックパルス周波数を固定するために、
先ず非整数倍クロックパルスをカウンタ25でもって所
定数計数すると、テ゛コーダ26から第3図gに示すよ
うな位置パルスgが得られるようにしている。
この所定数は、例えば、非整数倍クロックパルスに基い
て形成されるテストパターン画像の終端(右端)部分の
サンプリング信号Sよりも1クロック分だけ短くなるよ
うに設定する。
このようにすることによって、テストパターン画像の終
端部分のサンプリングパルスSが、位相弁別器19のラ
ンプ電圧形成回路28によるランプ波形のほぼ中央部分
に位置することとなる。
なおRSフリップフロップは水平駆動信号HDでセット
され、上記の位置パルスgでリセットするから、その出
力信号は第3図りのようになる。
次に位相弁別器19におけるランプ電圧形成回路28の
トランジスタQ3は、RSフリップフロップ27の出力
信号りが高レベルの間導通して、コンテ゛ンサC6の両
端を短絡する。
そしてカウンタ25が非整数倍クロックパルスを所定数
計数してRSフリップフロップの出力が低レベルに反転
すると、トランジスタQ3は非導通となる。
この結果、既述のようにコンテ゛ンサC6が定電流で充
電されるので、第3図kに示すようなランプ電圧波形が
形成される。
このランプ電圧波形には直流増幅器2つによって電流増
幅されてサンプリング回路30に供給される。
次に、非整数倍クロックパルスに基いて作られるテスト
パターン画像の終端部分におけるサンプリング信号Sが
タイミング信号発生回路4から発生する。
このようなサンプリング信号は第3図Sに示す如く整数
倍の4 fscクロックパルスに同期したものである。
このサンプリング信号SをFET3Qのゲートに加える
と、サンプリング信号の位置におけるランプ電圧波形の
電圧がコンデンサC7に蓄積される。
このコンテ゛ンサC7の電圧は、非整数倍クロックパル
スを所定数計数した位置パルスgとサンプリング信号S
との位相差に比例する直流電圧となる。
そしてコンデンサC7の電圧は、増幅器31によるボル
テージ・フォロワ段を介して局部発振器17の可変容量
ダイオード23に帰還される。
今、局部発振器17の発振周波数が、電源電圧の変動、
周囲温度の変化、発振構成部品の定数の経時変化等によ
って増加したとすると、非整数倍クロックパルスeを所
定数計数した時点で生ずる位置パルスgが第3図gの点
線のように右方向にずれる。
このため、RSフリップフロップランプ電圧波形にも第
3図り及びkの点線のように右にずれる。
この結果、コンデンサC7のサンプリング電圧は減少す
るので、局部発振器17の可変容量ダイオード23のバ
イアス電圧が減少し、このためこのダイオードの容量値
が増加する。
この可変容量ダイオード23は、コイルビッツ発振器の
LC共振回路のコンテ゛ンサC2に並列に接地されてい
るので、このLC共振回路の容量が全体として増加し、
このために発振周波数は減少する。
この結果、発振周波数は設定値に戻って安定する。
なお局部発振器17の発振周波数が減少した場合も、同
様にして、予め設定した周波数で発振が安定するように
、位相弁別器19が動作する。
このようにして、非整数倍クロックパルスを計数した位
置パルスgの位相を固定することができる。
換言すると、局部発振器17が水平駆動信号HDに同期
して発振を開始する時点と、同じく整数倍の4 fsc
クロックパルスから作られるサンプリング信号Sの時点
との間の非整数倍クロックパルスのパルス数が所定数に
なるように、局部発振器17の発振が固定(Phase
lock)される。
このようにして非整数倍クロックパルス発生回路5によ
って作られた非整数倍クロックパルスは、整数倍のクロ
ックパルスと共にパターン信号発生回路6に供給される
このパターン信号発生回路6は続出し専用メモリー(R
OM)であってよく、タイミング信号発生回路4からの
ラインアドレス信号、水平、垂直駆動信号及び上述のク
ロックパルスに基いてパターン信号が形成される。
以上本考案を実施例に基いて説明したが、考案の技術的
思想に基いて種々の変形が可能である。
例えば、上記の非整数倍クロックパルスを形成するため
の局部発振器を複数個設けて、夫々に上記実施例におけ
る位相信号形成回路18、位相弁別器19及び波形整形
回路20を設けることも可能である。
この場合、様々なスケールのテストパターン画像を作る
ことができる。
また整数弁クロックパルス発生器における局部発振器、
位相弁別器等は実施例以外の方式のものも使用可能であ
る。
例えば局部発振器は水晶発振器等でもよく、位相弁別器
はテ゛ジタル型の位相比較回路であってよい。
本考案は上述の如く、パターン信号発生器において、所
定の基準信号の整数倍の第1のクロックパルスの発生回
路と、上記基準周波数信号の非整数倍の第2のクロック
パルス発生回路とを設けた。
故に整数倍の第1のクロックパルスに応じたテレビジョ
ン信号と、非整数倍の第2のクロックパルスに応じたテ
レビジョン信号とを選択的に得ることが出来、従って目
的に応じた種々のパターンのテレビジョン信号を得るこ
とができる。
また第2のクロックパルスを形成する発振器の発振の水
平走査線毎に開始及び停止させ、また発振周波数(位相
)を第1のクロックパルスに位相同期させて固定するよ
うに構成したので、従って電源電圧の変動、周囲温度の
変化、発振器構成部品の定数の経時変化等によって発振
器の周波数が変動してパターン画像の幅が変化すること
がなく、従って正確なパターン画像を得ることができる
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案によるパターン信号発生器のブロック回
路図、第2図は第1図に示す非整数倍クロックパルス発
生回路の回路図、第3図は第1図及び第2図における各
部の波形を示す波形図である。 なお図面に用いられている符号において、2は整数倍ク
ロックパルス発生回路、3は同期信号発生回路、4はタ
イミング信号発生回路、5は非整数倍クロックパルス発
生回路、6はパターン信号発生回路、17は局部発振器
、18は位相信号形成回路、19は位相弁別器、23は
可変容量ダイオードである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クロックパルスを発生させるためのクロックパルス発生
    回路と、このクロックパルスに基いて所定のパターン画
    像を形成するためのテレビジョン信号を水平走査線毎に
    得るようにしたパターン信号発生回路とをそれぞれ具備
    するパターン信号発生器において、前記クロックパルス
    発生回路が、(a)入力信号として供給される基準周波
    数信号の整数倍の第1のクロックパルスを発生する第1
    のクロックパルス発生回路、 (b)上記基準周波数信号の非整数倍の第2のクロック
    パルスを発生する第2のクロックパルス発生回路、 をそれぞれ有し、この第2のクロックパルス発生回路が
    、 (C)上記第1のクロックパルスに同期して上記水平走
    査線毎に発振の開始及び停止を行い、この発振の間に上
    記第2のクロックパルスを発生する発振器、 (d)上記第2のクロックパルスを計数して一上記発振
    器の発振区間中の所定位置における位置パルスを発生す
    る計数手段、 (e)、上記第1のクロックパルスに同期し且つ上記位
    置パルスの近傍において形成されたサンプリング信号に
    基いて、上記サンプリング信号に対する上記位置パルス
    の位相を検出する位相比較手段、(f)この位相比較手
    段の出力信号に基いて上記発振器の発振周波数を制御す
    る制御手段、をそれぞれ有し、上記パターン信号発生回
    路においてこれらの第1及び第2のクロックパルスを選
    択的に用いて各水平走査線毎に上記所定パターンのテレ
    ビジョン信号を得るようにしたパターン信号発生器。
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